2013年11月02日

「サイレーン」第25話「潜入」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第25話「潜入」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
里見偲:男性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の猪熊と恋人同士。
猪熊夕貴:女性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の里見と恋人同士。
橘カラ:女性マネージャー急性アルコール中毒死(実は他殺?)の犯人?猪熊に興味を持つ。
渡:猪熊の寮の向かいに住む。カラを家に置くこととなった。
月本:美容整形外科医。カラと乃花を担当した。
乃花:カラの元同僚。不倫の恋に生きていたがカラに殺害される。
千歳:生活安全課所属。

・前回までのあらすじはこちら。
「サイレーン」第24話「後悔」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

猪熊の正義感に執着を示すカラ。
猪熊のような正義感を手に入れたいカラは、悪人を裁ていくと決意する。
果たして、カラの考える「裁き」とは!?

一方、里見は月本が消えた高級マンションを調べていた。
生活安全課に所属する千歳に頼み込み、情報を入手することに。

千歳によれば、会員制の高級売春クラブらしい。
会員の紹介が無ければ利用できないと聞いた里見は、千歳の情報源から紹介して貰えるよう依頼する。

利用者層がセレブに限られるとあって、普段とは異なりブランドものの服を用意する里見。
そんな里見のもとへ、通り魔事件以来、久しぶりに猪熊が訪ねて来た。

自身の弱さを責め、ランニングにて身体を鍛える猪熊。
不安を覚えた里見はこれに同行し、カラに近付かないように伝える。
黙って頷く猪熊だが……。

その翌日、千歳の伝手の紹介で里見がクラブに潜入。
クラブの支配人らしい壮年の男は、まるで執事のような恭しさで里見に接する。

女性の好みを伝えたところ、シングル、ダブルいずれかを問われる里見。
ベッドのサイズかと不審に思いつつも、単純にダブルと応じることに。

すると、里見担当として現れたのは双子の姉妹であった
1対1で内情を聞き出そうと考えていただけに唖然とする里見―――26話に続く。

<感想>

「週刊モーニング」では『レンアイ漫画家』や『シマシマ』、『はるか17』などで知られる山崎紗也夏先生の新連載です。
『レンアイ漫画家』は設定と展開が面白くて読みました。

そんな「サイレーン」、内容は刑事もの……しかも男女バディもので、「警視庁機動捜査隊(キソウ)」を取り上げた作品となりました。
設定に「キソウ」を採用している点が珍しいですね。
ドラマでも「キソウ」がメインになった作品は「警視庁機動捜査隊216」くらいか。

月曜ゴールデン「警視庁機動捜査隊216V 命の値段 知らされなかった誘拐事件が生んだ最悪の偶然!?命か金か?選択を迫られた家族の運命と犯人を繋ぐ社会の暗闇!」(12月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

その第25話。
ちなみにコミックス1巻が2013年9月20日に発売されています、こちらも注目!!
興味のある方はアマゾンさんのリンクよりどうぞ!!

サブタイトルは「潜入」。
そのものずばり里見の潜入捜査を示していますね。
1対1で上手く情報を引き出そうと考えていたところに2人登場では里見でなくとも焦るでしょう。
この事態を里見は如何に切り抜けるのか?

一方、里見からカラに近付かないよう釘を刺された猪熊。
しかし、逆効果でしょうねぇ。
おそらく、止まらないでしょう。

そして、正義感を得るべく「悪人に裁き」を与えることを決めたカラ。
カラの裁きはすなわち殺人なんだろうなぁ。

さて、此処でまとめ。

目標である捜査一課へひた走る猪熊。
そんな猪熊をターゲットとしてロックオンしたカラ。
そんなカラをターゲットとしてロックオンした里見。
追う者と追われる者の構図が明らかになりつつあるようです。

そして、今のカラが整形により手に入れた顔であることが判明。
過去を捨てようとしていたらしいことと併せても、事件の匂い。
やはり、薬局店息子殺人事件に関連ありか。

カラはその名の通り、中身の無い虚ろな「空」。
それゆえに、自身に欠ける物を補おうと求めている。
以前から予測している通り「カラは自身に無い物を持っている対象を特定すると、これに近付き相手を殺害することで、自身に欠けた物を相手から奪う」で正しいようです。

キャバクラの女性マネージャーを殺害し「その垢抜けた佇まい」を奪い、綺麗になった。
タクシー運転手は「自身は選ばれた」と語っていたが「その選ばれた存在であること」を彼を殺害することで奪ったものと思われます。
だとすると、これまでにも同様の犯行を重ねているのが当然。
里見が過去に遭遇した「薬局店息子殺人事件」を皮切りに変貌したものと思われますね。
カラの闇は想像以上に深そうだ。

止められるのは里見と猪熊のカップルのみかも。
これに渡が意外な活躍を示しそうな予感。
果たして、如何なる結末を迎えるのか……26話に期待!!

ちなみに、山崎先生と言えば『七瀬ふたたび』のコミカライズでも知られる方です。

「七瀬ふたたび」(筒井康隆著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆関連過去記事
「サイレーン」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)第1話から20話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「サイレーン」第21話「正義感の源」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第22話「人質志願」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第23話「人質志願A」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第24話「後悔」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

遂に発売。「サイレーン(1) (モーニングKC)」です!!
サイレーン(1) (モーニングKC)





「レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)」です!!
レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)





【関連する記事】
posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。