2013年11月04日

「最強少女さゆり」第3話「さゆりとアルバムと私」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第3話「さゆりとアルバムと私」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
さゆり(彩百合):謎の少女。4歳ながらとてつもない怪力を誇る。
権藤:さゆりの祖父。普通の人。
バニー・ラビット:宇宙警察の刑事。
リコス:バニーが追う逃亡犯。
源さん:さゆりの体当たりを受け止めることが出来る地球人。愛の力は偉大だ。
駐在さん:最近赴任してきたばかりの若い警官。1話でさゆりの三輪車に撥ねられトラウマに。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

宇宙刑事であるバニー・ラビットは凶悪犯リコスを追って地球に飛来。
あと一息というところまで追いつめるが、現地の少女・さゆりにリコスともどものされてしまう。
こうして、さゆりの家に保護(囚われた)されることに。
仲間に救助を依頼するが助けは未だにやって来ない。
さゆりを通じ、何時の間にやら凶悪犯のリコスが善良になりつつあるなど、想定外な要素を抱え過ぎた彼女の明日はどっちだ(嘘)!?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

地球降下以来、さゆりに翻弄されっぱなしのバニーとリコス。
今日も今日とて、バニーが庭の木に引っ掛かっている。
さゆりに投げ飛ばされたようだ。

当のさゆりと言えば、気持ち良さそうに寝入っている。
リコスは逸早く回復すると、さゆりの祖父である権藤と会話していた。

「あんた、苦労したんだろうなぁ……」
現在の己の環境から、しみじみ洩らすリコス。
権藤は無言でコクコクと頷く。
さらに会話の流れから、さゆりの歩みを撮影したアルバムを眺めることに。

最初に貼られているのは、4年前の権藤。
今と同じ人物とは思えないほどに若々しい姿である。

「嘘だろ……」ショックを受けるリコス。
たった4年で此処まで老け込んだのか……どれだけ苦労したのか寒気を覚えることに。

其処へ復活したバニーが現れる。
バニーもまたリコス同様の衝撃を覚える。

その隣のページには若かりし日の源さんの姿もあった。
こちらは今のマッチョ体型が嘘のようにガリガリだ。
鍛えたと言うのは嘘ではないようだ。

いよいよ、さゆりである。
さゆりは生まれた時から、人並み外れていた。
その泣き声は産院の窓ガラスをすべて割り、同室内の人々を吹き飛ばした。

次いで、ハイハイする頃には世話をする権藤が引きずり回されるようになっていた。

さゆりと源さんが初遭遇し、源さんが地面に埋まったのもこの頃だ。
暫く源さんの姿が消え、再びアルバム上に現れる頃には今のマッチョになっていた。

そして、誰が与えたのか、さゆりのトレードマーク・金属バットを持ち出すことに。
次いで、ヘルメットと三輪車。
どの写真でもさゆりは満面の笑顔である。

そして、4歳のさゆりの写真でアルバムは終わった。
さゆりの名前は本来、彩百合と書くらしいことを知るバニーとリコス。

バニーはふと、さゆりの両親の所在を聞くが権藤は黙って首を横に振るのであった。

翌日、同情したバニーがさゆりに両親について励ますと……。
さゆりは両親共に健在であることを明かす。
だが、今は入院中らしい。

「あいつ、騙したなぁ!!」
権藤を思い浮かべバニーは憤る―――4話に続く。

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて短期集中連載が開始された福田やすひろ先生の作品。
狙いとしては「さゆりを中心とし、人並み外れた怪力がありながら周囲の人々に保護される4歳児を描くハートフルコメディ」かな。
雑誌を読んでいて、目を惹かれたので読んでみました。

今回はその3話目。
1話目に比べると勢いが落ちたけど、2話目よりは盛り返した印象。
前回、個人的な好みの範疇から外れた理由を2つほど上げましたが、今回もこの理由に該当していたものの、なかなかに感じられました。
コレはコレでアリなのかもしれない……この勢いで続けて欲しいなぁ。

それにしても、アルバムのコメントが奮っていましたね。
あれ、権藤がコメント入れたのかな。

それと彩百合の両親が謎ですね。
入院中とのことですが、何か理由があるのでしょうか。
このあたりが明かされるのかどうかも気になりますね。
次回にも注目!!

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめてみましたが、残念ながらその面白さを伝えきれていませんね。
やっぱり、本作を直接読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や「実は私は」など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「最強少女さゆり」第1話「さゆりと宇宙人」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第2話「さゆりとチャンバラ」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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