2013年11月20日

『鏡の国の殺人 前篇』(貴志祐介著、角川書店刊『小説野性時代 2013年12月号 vol.121』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『鏡の国の殺人 前篇』(貴志祐介著、角川書店刊『小説野性時代 2013年12月号 vol.121』掲載)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<感想>

ドラマ化もされた「防犯探偵シリーズ」。
その2013年11月時点での最新作です。

『鏡の国の殺人』は『小説野性時代 2013年12月号 vol.121』に掲載された短編で、前後篇となっています。
今回はその前篇。
ドラマ化も予定されています。

貴志祐介先生新作短編『鏡の国の殺人』が11月発売の『小説野生時代』(角川書店刊)に掲載予定とのこと!!

なお、『小説野性時代 2013年12月号 vol.121』では、歴代「山田風太郎賞」受賞者による特別短編が特集されており、『悪の教典』にて「第1回山田風太郎賞」貴志先生が発表した作品が本作となっています。

『悪の教典』(貴志祐介著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

内容的には「美術館長・平松殺害の容疑をかけられた榎本が如何に謎を解き、自身の無実を証明するか」といったもの。
ちなみに前後篇と言うことで凄く良い所で「後篇に続く」となってます。

どうやら、犯人消失のポイントは「カメラの位置」と「鏡の迷図」か。
「鏡の迷図」に用いられた鏡により、その名の通りカメラに映らないルートが存在していたものと思われます。
となると、真犯人は「鏡の迷図」を寄贈した制作者・稲庭透か。

……あっ、稲庭の名前自体に透明人間の「透」の字が含まれてるじゃないか!!
これは決まりだなぁ……完全に見えない犯人パターンのようです。

となると、これは映像化すると凄そう。
物凄く映えそう。
正直、期待するしかないじゃないか!!

と言うワケで「2014年1月号掲載予定の後篇」と「ドラマ版」に注目せよ!!

<ネタバレあらすじ>

榎本はソレを見るなり、自身が罠に嵌められたことに気付いた―――。

此処はとある美術館。
一見、何処にも侵入経路が存在しない其処へと天窓を破壊し侵入した榎本。
マスクを被ると人目につかないように目的地へ向かった。
そして、其処にソレが転がっていたのである。
美術館館長・平松の遺体が!!
平松は何者かにより殺害されていた……。

翌日、平松館長殺害が報じられた。
これを目にした青砥は榎本を思い出す。
すると、当の本人から連絡が!!

榎本によれば平松館長殺害の容疑が彼にかかっており、濡れ衣を晴らしたいので協力して欲しいらしい。
実は、榎本は平松に頼まれ美術館の防犯テストをしていたのだと言う。
だが、美術館の厳重な警備が仇となって榎本以外に容疑者が居ないのだそうだ。

果たして本当に防犯テストだったのかどうか……。
榎本らしからぬ派手な侵入方法に、平松と組んで美術品の盗難事件を演出しようとしたのではないか―――と疑惑を抱く青砥。
とはいえ、榎本が殺害をするとは思えない。
結局、協力することに。

容疑者となっている為に動けない榎本に代わり現場を訪れた青砥。
榎本から教えられていた唯一容疑者ではないと思われる平松館長の秘書・鈴木繁子に事情を問う。

繁子によれば、平松が殺害された部屋へ向かうルートには隠しカメラが仕掛けられていた。
これにマスクを被った人物が1人映っていたと言う。
他に、部屋を訪れた人物は居ないらしい。

部屋へ向かうルートについて詳しく訪ねる青砥。
何でも、稲庭透作「鏡の迷図(メイズ)」を抜けた先にあるのだそうだ。
「鏡の迷図」はその名の通り、複数の鏡によって作られた作品であった。
だが、「鏡の迷図」を撮影していた防犯カメラはマスクの怪人物以外の誰の影も録画していない―――『鏡の国の殺人 後篇』へ続く。

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【その他】
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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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