2013年11月29日

「雪鬼伝説殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「雪鬼伝説殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来た!!
記念すべき第1弾は雪の山荘での殺人事件!?


【「雪鬼伝説殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

相馬真紀:金田一と美雪を誘った張本人だが、現地には居ない……筈。
影平文芽:イメージガール候補の1人。
月見里光:有名ネット掲示板「うぇぶすれっど」CEO。イケメン。
黒木守:月見里の秘書。地元出身らしい。雪鬼にも詳しい。
鯖木海人:ゲストモニターの1人。
雲沢夏樹:ゲストモニターの1人。
椿原紅湖:ゲストモニターの1人。
鷹山翼:ゲストモニターの1人。プロスキーヤー。
斧寺空美:ゲストモニターの1人。
柊森一郎:ゲストモニターの1人。スキーが上手そうな人。

<1話あらすじ>

金田一と美雪は同級生の相馬真紀からあるお願いを受ける。
有名ネット掲示板「うぇぶすれっど」が開発中のスキーリゾート「スノーゴブリン」のイメージガール候補を美雪に引き受けてくれないかと言うのだ。
本来ならば、真紀が引き受けるところなのだが足を骨折してしまった為に代役を探しているらしい。
其処で美雪に白羽の矢が立ったのだ。

美雪はこれを快く引き受ける。
一方、金田一は「うぇぶすれっど」CEOがイケメンと聞き「もしも、美雪がよろめいたら」と焦りを募らせる。
こうして、金田一もバイトとして参加することに。

向かった先は雪鬼ヶ岳にある「スノーゴブリンリゾート」。
開発中の其処は辺鄙ながらも山荘を完備していた。

早速、スタッフ間の顔合わせが行われることに。

まずは、「うぇぶすれっど」CEOの月美里光。
確かにイケメンである。
金田一は嫉妬心を剥き出しにする。

次に月美里の秘書・黒木守。
さらに、美雪とイメージガールを争うことになるもう1人の候補・影平文芽。

そして、会員権プレゼントを目的に集ったゲストモニターが6名。
鯖木海人、雲沢夏樹、椿原紅湖、鷹山翼、斧寺空美、柊森一郎である。

この面子で山荘に泊まり込むことになったのだが―――2話へ続く。

<感想&推理>

「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
記念すべき第1弾は雪の山荘での殺人事件です!!

では、1話から今後のポイントになりそうな点はこちら。

・相馬真紀(本当に最初だけの登場なのか?)。
・凍り付いたスキーボード(トリックに利用?)。
・スキーの腕の上手い下手(トリックに利用?)。
・ゲストモニター間のミッシングリンク(名前に意味がありそうだが)。

まず、相馬真紀。
「スノーゴブリンリゾート」は外界から遮断された僻地と思わせて、スキーを使えば外界と行き来可能な様子。
さらに、仮に外界から完全に隔絶されているとしても事前に忍び込むことは出来る筈。
真紀が雪鬼として犯行に及ぶ余地は大いにある。
そもそも参加していないということで網から逃げたように思える点が「バールストン先攻法」を思わせるし……。

でもって、金田一が何故かやたらにスキーの腕の上手い下手を気にかけている。
どうもトリックに関わって来そうな予感。

個人的にはこれらとスキーウェアを着込むことにより人物が判別出来ないであろうことを加え、次のようなトリックを予想したい。

犯人は真紀ともう1人の人物(黒木あたりか)。
そもそも参加していないと思わせておいて、共犯者の手引きで隠れて参加していた真紀。
途中、共犯者のスキーウェアを着込むことでその人物に成り済まし(スキーの腕が関連)、共犯者のアリバイを確保。
次いで、スキーの上手い誰かを殺害しスキーウェアを着込むことでその人物に成り済まし(スキーの腕が関連)生存を強調、またも共犯者のアリバイを確保。
こうして、共犯者と連携することでアリバイを確保するが、最終的に共犯者に殺害され顔などを潰され身元不明の死体として発見される(犯人当てだと単独犯の必要があるので、この場合は読者が指摘するべきは共犯者の方)。
共犯者自身はスキーの腕が下手な人物であれば「その人はスキーが下手だから、成り済ましが出来ないよ!!」が発動しアリバイがより手堅くなる。

みたいな感じで予想してみる。
でも、これよくよく考えると真紀抜きでも成立するな。
とりあえず条件としては、スキーの上手い人物と下手な人物の組み合わせであれば理想的。
特に黒木ならば主催者側として幾らでも工作可能。
なので、黒木中心で最終的には殺害するつもりの誰かを利用すれば、スキーウェアの件で成り済ましは幾らでも出来る。
むしろ、その方が自然か。

とりあえず、真紀と黒木の2人に注意しておくべきではなかろうか。
なので、現時点での容疑者は黒木と真紀。
その視点で読み進めて行くつもりだったりします。

他には、凍り付いたスキーボードが印象的に描写されていました。
何か意味がありそう!?
例えば、氷で作ったスキーボードが凶器になるとか。

そして、ゲストモニター。
明らかに何らかの目的を持って招かれている筈。
ミッシングリンクは重要となるだろう。
関連して、ゲストモニターの名に空、森、山など自然物が多いのが気になる。
それと、「小野寺」ではなく「斧寺」とわざわざ表記した「斧寺空美」も気にかかる。
斧寺については姓名合わせて4文字にする必要があるのか?

名前と言えば、影平、月美里、雲沢と「月の影、雲の影」を思い起こさせるのも印象的だ。
意味があるのかな?

初回はあくまで顔見せ的な面もあり、こんなところか。
次回に期待!!

ちなみにドラマ版の情報もありますね。
こちらも期待!!

【朗報】スペシャルドラマ版「金田一少年の事件簿」制作発表さる!!

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