「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来た!!
記念すべき第1弾は雪の山荘での殺人事件!?
【「雪鬼伝説殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。
相馬真紀:金田一と美雪を誘った張本人だが、現地には居ない……筈。
影平文芽:イメージガール候補の1人。
月見里光:有名ネット掲示板「うぇぶすれっど」CEO。イケメン。
黒木守:月見里の秘書。地元出身らしい。雪鬼にも詳しい。
鯖木海人:ゲストモニターの1人。
雲沢夏樹:ゲストモニターの1人。
椿原紅湖:ゲストモニターの1人。スキー部所属。
鷹山翼:ゲストモニターの1人。プロスキーヤー。
斧寺空美:ゲストモニターの1人。
柊森一郎:ゲストモニターの1人。スキー部所属。
<2話あらすじ>
・前回のあらすじはこちら。
「雪鬼伝説殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
ゲストモニターたちも到着しイベントが開始された。
まずはそれぞれの自己紹介である。
まずは、イベント主催者にしてCEOである月見里。
鯖木らによれば、かなりの浮名を流すプレイボーイで泣かされた女性は数多く居るらしい。
次いで、月見里の秘書・黒木。
今回のイベントでは月見里に次ぐ責任者だそうだ。
そして、イメージガール候補の1人・影平。
ちなみに、実はイメージガール候補は24人居るらしい。
どうやら、イメージガールへの道のりは長そうである。
次は、鷹山。
プロスキーヤーでコンサルタントのような仕事も行っているようだ。
続いて、鯖木。
パソコンが趣味の無職。
ちなみに「うぇぶすれっど」についてもいろいろと詳しい様子。
さらに、斧寺。
実は明智警視の出身大学の後輩でスキー部所属の椿原。
同じく関西の雄と呼ばれた大学の学生でスキー部所属の柊。
最後に、スキー初心者を名乗る雲沢夏樹。
これですべてである。
自己紹介を終えたのも束の間、どうにも険悪な雰囲気が漂う面々。
金田一はバイトとしての職務をこなしつつ、不穏な空気を感じ取る。
黒木によれば、今回のメンバーは「情報発信力」を基準に選ばれた面々だそう。
つまり、それぞれに発言力のある面子のようだ。
この話を聞いていた鯖木だが、ハッカーにより任意のメンバーに変えられたとの噂を聞いたと明かす。
どうやら、何者かの手が加えられ「うえぶすれっど」側の本来予定したメンバーと異なっている可能性があるらしい……。
一方、50年前の雪鬼伝説についても明かされる。
雪鬼なる大量殺人犯が村人たちを大量虐殺したらしい。
生き残ったのはただ1人、当時16歳の少女だったそうだ。
ぞっとする内容に背筋を凍らせるメンバー。
そんな中、山荘外が吹雪いて来た。
主催者とバイト以外のゲストモニターたちはそれぞれのコテージへ引き上げる。
黒木はコテージへ引き揚げたモニターたちとインターフォン越しに会話し問題がないことを確認。
こうして、その日のイベントは終わりを告げた。
ちなみに、月見里と黒木は山荘で寝泊まりするそうだ。
ところが、その深夜―――雲沢夏樹のコテージで悲鳴が上がる。
一体、何が起こったのか!?―――3話へ続く。
<感想&推理>
「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
記念すべき第1弾は雪の山荘での殺人事件です!!
どうやら、第1の被害者は雲沢夏樹になりそうな様子。
ただ、早合点は禁物。
3話にてどのようにして遺体が発見されるかによって、今後の展開が占えそうか。
例えば、雲沢と思われつつも首無し死体だったり身許が判然としない場合には、「悲恋湖殺人事件」同様に現場に居ない筈の相馬真紀を身代わりとした入替りの可能性もあるし……。
ただ、だとすると2話ラストの夏樹の驚愕が誰に向けての演技だったのかが不明となってしまう。
これがある限り、夏樹犯人説には壁が立ち塞がるなぁ……。
個人的には真紀による「バールストン先攻法」を疑ってたりしますが……まだ分からないな。
では、2話から今後のポイントになりそうな点はこちら。
・スキーの腕の上手い下手再び。
・月見里はプレイボーイ、泣かされた女性は数知れず(動機に繋がる?)。
・ゲストモニターはハッカーにより任意のメンバーが選ばれた可能性あり(情報発信力のあるメンバー?)。
・50年前の雪鬼伝説、生存者は16歳の少女のみ。
・黒木が使用したインターフォン(録音機能付きのようでトリックの匂い……)。
まず、スキーの上手い下手。
今回ではっきりしたことは鷹山、椿原、柊の3人はスキー経験者、雲沢夏樹は初心者であること。
ただ、当の雲沢夏樹自身が第1の被害者になりそうで、これが今後どう繋がるかが気にかかる。
もしも、真紀と入替った場合には、夏樹の自己申告が嘘であったことになるけど……。
次に、月見里の浮名。
彼に捨てられ自殺した女性の遺族の復讐とかが動機として浮かんだり。
ただ、これも分からない。
とりあえず、気に留めておくぐらいか。
そして、ゲストモニターの選出がハッカーによる任意である可能性が明かされたことで、犯人が標的をピックアップしつつ召集した可能性が高まった。
こうなると、俄然、ミッシングリンクが気にかかるな。
黒木によれば、情報発信力のあるメンバーを選んだようですが……。
もしも、情報発信力のあるメンバーとの触れ込みに誤りが無ければ、これこそ動機に繋がる可能性もあるか。
例えば、ネットハラスメントにより誰かが死に追い込まれたとか。
でもって、レッドへリングっぽい雪鬼伝説。
50年前の事件で大量殺人らしいので、それをなぞらえるであろう今回も3人以上は被害者が出そう。
ちなみに、事件の生存者の少女は66歳になる筈だが……世代的には参加者の誰かの祖母になるのか!?
そして、2話でもっとも注目したいのがコレ。
黒木が用いた各コテージとの連絡を司るインターフォン。
個人的に黒木を疑っていることもあって、物凄く作為的な香りがする。
おそらく録音機能や接続先を予め工作することで、アリバイ工作に用いられることは間違いない。
例えば、1のボタンを押し1のコテージに連絡を入れたつもりが、設定を変更されており実は3のコテージに繋がった……とかのトリックは大いにありそう。
で、忘れてはならないのは1話での気にかかる点。
・相馬真紀の存在(バールストン先攻法?)。
・凍り付いたスキーボード(トリックに利用?)。
この2点も何らかの形で関係して来そうだし注目!!
さらに、1話で述べたスキーウェアを用いての人物錯誤トリックはあるのかも気にかかるところ。
さて、此処で2話時点での犯人予想。
個人的にはさらに黒木が怪しい印象。
いろいろ仕込めそうだし……何より名前に「黒」が含まれているだけに「奴がクロ」に違いない!!
そして、他にも候補を挙げるとすれば真紀と夏樹も怪しい。
「獄門塾殺人事件」のドラマ化に合せて漫画が連載されているので、あの事件と同じく共犯も有り得るとすれば真紀。
一方、「悲恋湖」をモチーフとすれば夏樹が疑わしい。
ただ、既に述べているけど、それぞれに壁があって……真紀の場合は「出題方法が煩雑になりそう」、夏樹の場合は「2話ラストの驚愕が誰に向けての芝居なのかが不明」。
いずれも無理に納得出来ないほどでもないのだが……。
果たして、管理人の予想は当たっているのか!?
次回に期待!!
ちなみにドラマ版の情報に続き、まさかの「高遠少年の事件簿」もありますね。
こちらも期待!!
・【朗報】スペシャルドラマ版「金田一少年の事件簿」制作発表さる!!
◆「雪鬼伝説殺人事件」関連過去記事
・「雪鬼伝説殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
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◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。
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