2013年12月13日

「実は私は」第44話「料理教室へ行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第44話「料理教室へ行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第44話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「オレンジ」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の妹:朝陽の家族。22話、28話に登場。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

学園祭が近付くある日、紅本明里を衝撃が襲った。
明里へ他クラスの女子生徒が催し物についての意見を尋ねて来たのだ(ちなみに明里のクラスはケーキ喫茶だ)。
そのクラスでは小料理屋を催しとして行うらしく、メニューの小料理の参考意見を聞きに来たらしい。

これに、明里は教える意見を持たなかった。
何故なら、彼女は料理が苦手だったからである。
その場は女生徒たちを引き下がらせた明里だったが、その影で彼女たちが口にしていた言葉を聞いてしまう。

「独身だから料理に詳しいと思って、訊いたのに〜〜〜がっかり」
「料理出来ないんだろね〜〜〜」
「だから、独身なんだよ〜〜〜きゃははは」

これに一念発起した明里はある決意を固める。
だが、この一連の光景を茜に目撃されていたのである……。

数日後、「初心者歓迎!!手崎料理学校」の前に明里が立っていた。
ある決意とは、料理を勉強しようとしたことであった。
もちろん、茜には秘密である。

早速、料理学校の門を潜る明里。
すると、待っていたのは―――講師の手崎と茜の大群であった。
明里は茜の罠に嵌ったことに気付いた。

回れ右しようとするが、そんな明里に教え子が声をかける。
渚だ。

何でも、茜から明里が料理を勉強しようとしていることを教えられ自分も参加を望んだらしい。
初心者なんで不安だったんです、先生と一緒で安心しました―――教え子からそう告げられてしまっては教師としては退ける筈もない。

(あとで殺す……)
茜への殺意を募らせつつ、早速料理修業が開始されることに。

そんな課題料理はケーキ。
料理なのにケーキぃ?
戸惑う明里だが、渚は素直に調理を始めてしまう。

教え子が挑んでいるのだ。
自分が退ける筈もない。

明里も取りかかろうとして、ソレを目にした明里は驚愕した。
早くも、渚がケーキを完成させたのだ。
しかも、恐ろしく完成度の高い豪勢なケーキを。
到底、初心者の作とは思えない出来である。

(初心者と言ったのは嘘か!?)
信頼していた教え子に裏切られたと動揺する明里。
だが、渚はやはり私などはひよっこ、こんな物しか出来ないと反省しているではないか。

(それがひよっこレベルならば、ほとんどの人が生まれて来てすらいませんから!!)
ツッコミを入れつつ、ヤバイ、こいつも敵だ……明里は意図しない敵が身近に居たことに気付いた。

その間にも渚お手製のケーキは茜の口へ。
一口食べた茜は何やら料理評論家のようなことを口走りつつ、感動。
「結婚してくれ」と渚に求婚まで行う。

一方、渚は食感に問題があったな……と勝手に反省会を開いているではないか!!
しかも、その直後には次なるケーキを完成させていた。
次は食感に配慮しミルフィーユである。

これを口に運んだ茜。
サクサク……ともかくサクサク……と只管サクサクとしか言わない。
そして、結婚指輪を手に渚に跪いている。

それほど出来が良いらしい。
ところが、渚は安易に食感を追求したのは誤りだったとまたも反省を。
次いで、第3弾を送り出す。
これを食べた茜は「ペットにしてくれ!!」と渚に求める。

こうして、茜が感動。
渚が反省を繰り広げる中、半ば諦めつつも明里がようやく第1作を完成させた。

「これで勝負だ!!」
勢いよく茜に提示するのだが……。

「もう満腹」
茜は渚のケーキで満腹になっていたのであった。

これを聞いた明里がキレた。
明里は手にしたケーキを茜の顔面に投げつける。
もはや、その場は阿鼻叫喚だ。

一方、未だ自身作のケーキに満足できない渚は明里のケーキにそっと手を伸ばす。
そして、気付いた……そのケーキがただただ甘いことに。
確かに、テクニックも何もない。
だが、食べる人である茜のことを思って作られたことは分かる……そんなケーキであった。

渚はこのとき、気付いた。
食べ物は食べる相手の事を想って作る物だ、と。
すなわち、食べて欲しい相手の事を想って作る物。

渚にとって食べて欲しい相手とは……朝陽である。
渚は朝陽と葉子との関係に決着をつけることを決めた。

そして、学園祭当日。
正門前には、覚悟を決める渚の姿があった―――45話に続く。

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、4巻も発売。ちなみに表紙は茜ですよ!!
そして、本作かなり面白い!!

その44話。
いよいよ近づく決戦の日―――その日とは学園祭。
早くもその当日になってしまいました。

朝陽は葉子に、渚は朝陽に、それぞれ告白しようとしている様子。
みかんの告白から始まり、関係性に次々と決着がつけられている印象か。
次回こそは確実に見逃せない回になりそう。

いずれにしろ、一区切り付きかねない物語の大きなターニングポイント。
もしかすると、そのまま怒涛のラストに繋がりかねないかも……。
渚の告白、朝陽の告白は、それくらい重要なエピソードとなりそうです。
見逃すなかれ!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス4巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂に続き、茜のようです。
予想通り。
こうなると、5巻は凛、6巻は明里かな?
みかんは後半の切り札か。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第40話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

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