月曜ゴールデン「遺品整理人 谷崎藍子4〜身代わりの花〜夫は妻を愛し、妻は夫を憎んだ…夫婦を引き裂いた事件の鍵は近江八幡に！？死を招く運命の再会と消えた遺品の謎」（1月20日放送）ネタバレ批評（レビュー）

月曜ゴールデン「遺品整理人 谷崎藍子4〜身代わりの花〜夫は妻を愛し、妻は夫を憎んだ…夫婦を引き裂いた事件の鍵は近江八幡に！？死を招く運命の再会と消えた遺品の謎」（1月20日放送）ネタバレ批評（レビュー）です！！

＜あらすじ＞

テレビなどのコメンテーターとして知られる、弁護士の中森伸也（宮川一朗太）が自宅で殺害された。警察は、強盗と怨恨の両面から捜査を進める。
進展のないまま1か月が経過した頃、遺品整理会社・青い鳥社の社長・栗山スミ子（加賀まりこ）は、ベテラン社員の谷崎藍子（高畑淳子）と新入社員の西条裕太（藤山扇治郎）をあるアパートに派遣した。故人は２週間前に心臓発作を起こし、この部屋で孤独死した丸岡純一（モト冬樹）だ。
部屋を整理しながら、藍子には次々と疑問が浮かぶ。
残された衣服には丸岡の名前とは違うイニシャル「ＴＫ」が付いていた。また薬箱にあるはずの心臓発作時に飲む薬が見当たらない。さらに女性の衣装が数点残っていたが、丸岡が女と一緒に暮らしていた形跡はなかった。そして床には琵琶湖畔特産のパールのイヤリングが片方だけ落ちていた。
遺品を精査していくうちに、藍子は丸岡が女装倶楽部の常連だったこと、そして殺された中森弁護士に強い関心があったことがわかり、旧知の三田村刑事（矢崎滋）にこれらの事実を伝える。さらに、中森の殺害現場で丸岡の指紋が多数検出されたことが判明し、丸岡が中森を殺害した疑惑が強くなった。
三田村によると、丸岡は小久保隆（モト冬樹）という本名で、証券ディーラーとして活躍していたが、5年前に株が大暴落した後、失踪していたという。
藍子は遺品を渡すために小久保の妻・敏江（岸本加世子）に会いに行く。しかし敏江は、小久保とは失踪後は会っておらず、遺品はすべて処分して欲しいと語る。敏江が華道の先生であることを知った藍子は、インターネット上で敏江のことを検索。するとパールのイヤリングをつけている敏江の画像を発見する。そのイヤリングは小久保の部屋に落ちていたのと同じものと思われ、2人は最近会っていたのではないかと藍子は不審に思う。
さらに、中森が所有していた高価な信楽焼の花瓶の情報を小久保が収集していたこと、小久保に縁のある人物の法要が、近江八幡の寺院で行われていたことを知る。イヤリング、花瓶、そして寺院。それらをヒントにして藍子は近江八幡へ向かい、寺院の住職・峰岸康生（石丸謙二郎）や陶芸家・江藤竜山（篠田三郎）を訪ね歩く。美しい琵琶湖畔で、若き日の小久保隆（奥村秀人）と敏江（小野明日香）夫婦が育んでいた、ささやかな幸せと驚きの顛末とは･･･？
現地で知った事実を胸に秘め、藍子は再び敏江を訪ねるが･･･。

（月曜ゴールデン公式ＨＰより）

では、続きから（一部、重複アリ）……。

テレビでも人気のコメンテーターとして知られる弁護士・中森伸也。
その中森宅に1人の男が訪れた。
男は中森に「花瓶を譲ってくれ」と頼み込む。
これに「200万円は用意出来た？」と聞き返す中森。
花瓶は現代の名陶作家・江藤の作、鑑定番組により200万円の値が付いていた。

男の表情が切羽詰まったものに変わった。
男は中森に必死に懇願し始めた。
だが、中森は応じない。
やがて、男と中森は揉み合いになり……中森が死亡した。
男は中森宅から花瓶を盗み出すと、一目散に逃げ出した。

事件から1ヶ月が経過した。
遺品整理会社・青い鳥社のベテラン社員である谷崎藍子は2週間前に心臓発作で急死した丸岡純一の遺品整理を担当することとなった。
この丸岡こそが中森を殺害した男なのだが、もちろん藍子が気付く筈もない。

だが、部屋を整理していた藍子は奇妙な点に気付いた。
まず、残された衣服に丸岡とは違うイニシャル「ＴＫ」が付いていたのだ。
さらに、丸岡にとって命綱であった筈のニトログリセリンが消えていた。
他にも、女性の衣装が数点残っていたが、女性が生活している様子はない。
最後に、床には琵琶湖畔特産の淡水真珠のイヤリングが片方だけ落ちていた。

丸岡の遺品から「倶楽部ウォーリー」のメンバーズカードが発見。
どうにも気になった藍子が調べたところ、「倶楽部ウォーリー」は女装倶楽部であった。
丸岡はこの会員だったらしい。
さらに、丸岡が収集していた雑誌記事から、中森について調べていたらしいことも分かる。

この事実を藍子から知らされた三田村刑事。
丸岡について調べたところ、中森殺害現場から指紋が検出。
中森殺害犯と判明した。

三田村によれば、丸岡は偽名。
本名は小久保隆、元証券マンだそうだ。
だが、リーマンショックで失敗し顧客から追われていたらしい。
遺族に遺品を渡すべく藍子は小久保の妻・敏江のもとへ。

その頃、敏江はあの夜のことを思い浮かべていた。
あの夜、敏江は小久保の部屋を訪れた。
暫くぶりの夫婦水入らず、昔話に花を咲かせたのだが……。

突然、小久保が胸を押さえて苦しみ出した。
持病の発作である。
敏江はニトログリセリンを取り出そうと襖を開けて凍り付いた。
其処にある物を発見したからだ。
敏江は苦しむ小久保をその場に置くと、逃げ去った。

小久保のことを思い出す度に、その最期の表情を思い浮かべる敏江。
其処に藍子がやって来る。

当然、敏江に受け入れられる筈がない。
敏江は小久保とは全く会っていないことを伝え、藍子は追い返されることに。

だが、これが藍子の疑念を招くこととなった。
藍子は敏江が華道風月流の幹部であったことを突き止め、1ヶ月ほど前の写真にあの淡水真珠のイヤリングを着けた敏江を発見したのだ。
つまり、敏江が小久保と会っていないとの言葉は嘘だったことになる。

何故、敏江が嘘を吐いたか。
其処には隠すべき何かがあるからである。
疑惑を抱いた藍子は更に小久保について調べ始める。

藍子は小久保が集めていた中森の雑誌記事にある花瓶が写り込んでいることに気付く。
さらに、中森も「倶楽部ウォーリー」の常連だったことが明らかに。
しかも、「倶楽部ウォーリー」の客用ロッカーから小久保の遺した荷物が発見される。
其処には、小久保百合なる人物の年忌法要についてのメモがあった。
場所は近江八幡の寺院のようだ。

花瓶は信楽焼、寺院は近江八幡、淡水真珠は琵琶湖だ。
ヒントは滋賀県にある。

藍子は滋賀県へ向かう。
まずは寺院の住職・峰岸康生に話を聞く藍子。
峰岸によれば、百合とは小久保夫妻の1人娘。
1歳で急死してしまったらしい。
峰岸は小久保が2ヶ月ほど間に訪ねて来たことを明かし、その際に預けられた手紙を藍子に託す。

続いて、信楽に花瓶の製作者である江藤竜山を訪問した藍子。

江藤は小久保夫妻について覚えていた。
当時、江藤は駆け出しの陶芸家で無名であった。
野心に燃えていた江藤は自身の作品が少しでも人の目に触れるよう辻で販売を行っていたそうだ。

それから数日、毎日通ってくる女性が居た。
女性は江藤に声をかけるでもなく静かに1日中、花瓶を眺めていたのだそうだ。
この女性こそ、敏江であった。
当時、敏江は娘の百合を亡くしたばかり。
精神の均衡を崩し、花瓶に百合の姿を見出していた。
小久保はそんな敏江を見かねて、花瓶を購入して行ったのである。

中森宅から奪われた花瓶は何処に消えたのか？
疑問を抱く藍子に、江藤は花瓶の在処を知っていると口にする。
其処には驚くべき事実が秘められていた。

さらに三田村刑事からもある情報を教えられた藍子は敏江のもとへ向かう。
藍子は敏江に伝えなければならないことがあったのだ。
小久保の手紙、花瓶……そして、小久保の決意を。

小久保との関わりを否定する敏江。
だが、イヤリングについて指摘され、藍子の主張の正しさを認めざる得なくなる。
敏江はあの夜の出来事について語り出す。

あの夜、敏江は小久保の部屋を訪れた。
暫くぶりの夫婦水入らず、昔話に花を咲かせたのだが……。

突然、小久保が胸を押さえて苦しみ出した。
持病の発作である。
敏江はニトログリセリンを取り出そうと襖を開けて凍り付いた。

其処には「女性用の衣装」があった。
これにショックを受けた敏江はその場を逃げ去ったのだ。
そして、小久保は命を落とした。

藍子は「女性用の衣装」の本当の意味を敏江に教える。
小久保は花瓶を手に入れる為に中森を調べ、これに近付くべく女装倶楽部に入会したのだ。
すべては敏江の為に花瓶―――いや、百合を取り戻す為の行動であった。

だが、そんな小久保の行動は無意味であった。
本物の花瓶は江藤が所持していたのである。
数年前、市場で花瓶を発見し小久保夫妻の為に買い戻していたのだそうだ。

そう、中森の花瓶は真っ赤な偽物。
鑑定自体がインチキだったのだ。
小久保は偽物の為に殺人にまで手を染めてしまったのだ。

藍子は敏江に小久保が峰岸に遺した手紙を渡す。
これを受け取った敏江は「私が殺した」と泣き出す。
そんな敏江に藍子はある事実を伝える。
これを聞いた敏江は放心した。

2ヶ月前、敏江は偶然にも小久保と病院で再会した。
そして、小久保が丸岡を名乗っていること、その住所や患っている病気について知った。

一方、小久保はテレビで中森が花瓶を鑑定番組に出品する光景を目撃。
花瓶には200万円の値が付き、小久保はこれが想い出の花瓶だと思い込んだ。

小久保は花瓶を取り戻すべく中森に近付いた。
その為に中森が加入していた女装倶楽部に自身も入会した。
そして、中森から花瓶を買い取ろうとして金額が足りず、これを殺害することとなってしまったのである。

敏江は目を瞑った。
たちまち、あの夜が訪れた。

小久保の病状を知った敏江はその自宅を訪ねた。
小久保は思わぬ再会を心から喜び、偽物とも知らず花瓶を敏江に手渡した。

旧交を温めた2人。
敏江は百合を慰めるべく小久保と墓参りの約束をした。

その直後、小久保は発作を起こし倒れ込んだ。
敏江は驚きつつ、ニトログリセリンを取ろうと襖を開けた。

そして、其処に女物の服を見つけた。
敏江は小久保が女性と一緒に暮らしていると思い込んでしまった。

敏江は小久保を愛し続けていた。
それゆえに彼の裏切りを許せなかったのだ。
それが誤解であるとも知らずに。

敏江はニトログリセリンを小久保宅から持ち去ってしまった。
小久保は敏江を引き留めようとするように宙空へと手を伸ばすと……そのまま動かなくなった。

再び現在、気付けば藍子は何時の間にか去っていた。
真実を告げられた敏江は小久保との想い出を振り返る。

大学で擦れ違った初めての出会い。
学生運動を通じ、育んだ愛情。
両親の反対を押し切り駆け落ちしたこと。
百合を妊娠、出産。
そして……その百合を喪ったこと。

敏江は毎日、百合について考え続けた。
そんな敏江を見かねた小久保は「百合は初めから居なかった」と叫んだ。
そして、百合がこの世に生を受けた証である写真などを焼却した。
敏江は泣き叫びながら、小久保に縋りつきこれを止めようとした。
それでも、小久保は止まらなかった。

これが小久保と敏江の仲を決定的に引き裂くこととなった。

その後、敏江は江藤の花瓶に出会った。
花瓶を百合と呼ぶ敏江。
小久保は敏江の為に花瓶を入手した。

だが、2人の溝は埋まらなかった。
同じ屋根の下に暮らしながら、会話の無い日々が続く。

やがて、小久保は証券マンの仕事、敏江は華道に専念することに。
2人の溝は広がって行った。

リーマンショックにより、小久保は仕事に失敗し追われる身となった。
敏江との溝は深まるばかり。

そして、遂に小久保と敏江は共に逃げざるを得なくなった。
だが、2人は共に行動しなかった。
思い思いに別の生活を営むこととなったのだ。

敏江は小久保のこれまでの生活に想いを馳せると、掌中の手紙に目を落とした。
小久保からの手紙には、当時の小久保の心境が綴られていた。

小久保は百合のことを思い泣き続ける敏江が見ていられなかった。
其処で敏江が泣き続ける原因を取り除こうと写真を焼却したのだ。
だが、小久保にもたった1枚だけ燃やせない写真があった。
手紙の中で、小久保は「これだけは燃やせなかったんだ」と繰り返していた。

そして、同封されていたのは敏江が百合を抱き上げる写真。
其処には幸せそうな微笑みを浮かべる敏江が写っていた。

敏江の目に涙が溢れた。
写真がかすれて見えなくなった。

さらに思い出されるのは藍子の言葉。
小久保の遺体は1錠だけニトログリセリンを握りしめていたのだそうである。
小久保はそれを飲めば助かることを知りつつ、飲まなかったのだ。
其処にはどんな想いが秘められていたのだろうか。

敏江は最期に目にした小久保の顔を思い出した。
小久保の唇は「すまなかった」と言葉を刻んでいた。

敏江は慟哭した―――エンド。

＜感想＞

「遺品整理人 谷崎藍子」シリーズ4作目。
前回は2012年11月6日の放送なので、実に1年2ヶ月ぶりのシリーズ新作です。
第3弾は過去にネタバレ批評（レビュー）してますね。
興味のある方は過去記事リンクよりどうぞ！！

では、ドラマの感想から。

小久保と敏江、花瓶と愛人―――2人の勘違いが共に悲劇に繋がりました。
もっと早くに互いに互いの胸の内を語り合っていれば、悲劇は回避出来たのでしょうね。
こうなると、巻き込まれた形の中森は完全に被害者だなぁ……。

そして、小久保は敏江に最期を看取って貰おうとしたのではないでしょうか。
おそらく、数年ぶりに敏江と出会い和解出来たその想いを抱き、この世を去ろうとしたのでしょう。
だから、ニトログリセリンを服用しなかった。

ただ、本当に敏江を想うならば、想い出の中の彼女ではなく現在の敏江を大切にすべきでした。
例え、一時は誤解されてもニトログリセリンで命を繋ぎ止めて、誤解を解くよう努力すべきだった。
少なくとも、もっと2人で話し合うべき機会を逃さないよう必死になるべきだった。
この辺り、行き違いが辛いですね。

それと小久保は敏江に百合を忘れるよう迫った筈なのに、花瓶を手に入れたのは何故だろう。
やっぱり、小久保自身も百合の想い出を欲していたということなのでしょうか。
此の点でも、2人は話し合う場を作るべきだったんだなぁ……。

敢えて登場人物を絞り、厳選したキャラを深めて行く手法は今回も奏功していました。
ただ、全体的に前回に比べ、今回は視聴者を泣かせよう、泣かせようとの演出が先立って些か過剰だった気もします。
その意味でなかなかに心を揺さぶられましたが、演出が物語に勝り、前回ほど物語の力で引っ張る強さでは無かったかも。
とはいえ、これはこれでなかなかの物であったと思います。
もちろん、シリーズ次回にも期待出来そうですね！！

◆関連過去記事
・月曜ゴールデン「遺品整理人 谷崎藍子3〜48年目の証人〜復讐の鬼となった男の完全犯罪！事件の鍵は阪神巨人戦！？遺品が語る兄弟の哀しい宿命と甦る封印された記憶とは」（11月5日放送）ネタバレ批評（レビュー）

＜キャスト＞

谷崎藍子：高畑淳子
○
小久保敏江：岸本加世子
小久保 隆：モト冬樹
中森伸也：宮川一朗太
西条裕太：藤山扇治郎
○
江藤竜山：篠田三郎
○
峰岸康生：石丸謙二郎
三田村刑事：矢崎 滋
○
栗山スミ子：加賀まりこ　ほか

（公式ＨＰより、敬称略）

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Comments

私はすっかり脚本家の方の思う壺に
はまってしまい、若い頃からの回想シーンあたりから最後は涙、涙の鼻水ものでした。
このシリーズは大好きなので、もっと頻繁に
やってくれるとありがたいです。

Posted by T at 2014年01月22日 11:07

Re：Tさん

こんばんわ！！
管理人の“俺”です(^O^)／！！

実は……管理人も感想上では冷静な素振りを見せていますが泣いてたりします。
お恥ずかしながら、同じく思う壺にはまった口と言えそうです。

それだけに、ネタバレあらすじも些か熱いものになってます。
このドラマは本当に視聴者の涙腺を攻めて来るんだよなぁ……。

と言うワケで、もちろん管理人も、このシリーズがクオリティを保ちつつ1年に1度と言わず半年に1度くらい放送されたらなぁ……と思ってたりします(^O^)／！！

Posted by 俺 at 2014年01月23日 23:27

こんばんは。

学生運動、かけおち結婚、子供の不幸…あの回想シーンは団塊世代の涙腺を直撃でした。

涙でラストの社長さんが新聞記事を見るシーンが全く見えなかった・・・。敏江さんは罪に問われたのでしょうか？

この前にシリーズ２の再放送をやってましたが、２も３も４も泣かせるシリーズです。

Posted by あおによし at 2014年01月26日 20:58

Re：あおによしさん

こんばんわ！！
管理人の“俺”です(^O^)／！！

小久保夫妻の過去が回想されるシーンはなかなかの涙腺破壊力がありましたね。
管理人はあの流れから繋がる敏江の慟哭で泣かされました。

実は、ネタバレあらすじに記載した以降のシーン（敏江の慟哭以降）については、感情が揺さぶられていて集中して視聴出来ていなかったりします。
なので、あらすじも其処までです。
個人的には、あのシーン以降は各視聴者の想像に委ねられたものと思っています。

ただ、劇中にて新聞記事になった以上、事件として報じられた可能性が高いかもしれません。
小久保と敏江、2人の行き違いから生じた結末、切ないです……。

このシリーズはクオリティがなかなかに高いシリーズなので、次回も期待出来そうです(^O^)／！！

Posted by 俺 at 2014年01月27日 01:11