2014年01月24日

「実は私は」第48話「口説こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第48話「口説こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第48話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「オレンジ」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、さらに幼馴染のみかんも加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

後夜祭にて告白前にフラれてしまうとの、よもやの大惨敗を喫した朝陽。
その傷は深かった。

一方、この機を逃すまいと考える人物が居た。
誰あろう、朝陽の幼馴染・みかんである。
みかんは傷心の朝陽を色仕掛けで籠絡し、既成事実を以てモノにしようと企んでいた。
これを知った「眼鏡に宿る良心」こと「フクちゃん」は「断固阻止」を訴えるが……。

話は数十分前に遡る。

みかんはフラれた朝陽を励ますべく黒峰家を訪れようとしていた。
フクちゃんもこれは承認、それこそが朝陽とみかんを結び付ける道に繋がる筈と応援していた。
と・こ・ろ・が、此処で意外な事実が判明する。

黒峰家前にて、朝陽の妹・鳴と出会ったみかん。
鳴によれば、両親は外出中、自身も外出するので朝陽以外に誰も居なくなるらしい。
当の朝陽は後夜祭以降、再起不能の落ち込みぶり。
心配した鳴はみかんに戸締りの依頼を行う。

と、これを耳にしたみかんの目が輝いた。
フクちゃんの制止を振り切り、慌てたように帰宅するみかん。
鏡の前に立つと普段は行わない化粧を開始。
さらに、衣服にまで気を遣い始めた。

らしからぬみかんに驚くフクちゃん。
一方、あれよあれよと言ううちに、みかんはファッショナブルに変身していた。
準備を整えたみかんは黒峰家へと戻る。

そして、自身の野心をフクちゃんに明かしたのた。
そうして、冒頭のシーンに繋がるのである。

みかんは戦闘態勢にあった。
「外道クイーン」の本質は「恋する乙女」の大胆な行動力へと変換されていたのだ。

朝陽の部屋へと突入するみかん。
自身の来訪に慌てる朝陽の姿に、みかんは朝陽が自分を異性として認識していると確認する。
こうなれば、計画を実行に移すのみ。
みかんは彼女の語った「大胆な色仕掛け」を開始する。
フクちゃんは阻止するべく、思わぬ展開を呼び込むが……。

直後に、フクちゃんは大いに戸惑うことになる。
みかんは彼女なりの色仕掛けを行っていた。
みかんなりの色仕掛け、それは朝陽の頭に手を置き頭を撫でて慰めることにあった。

(どう!?体温を肌で直接、感じるでしょう!!)
朝陽の奮起を期待するみかん。

一方、フクちゃんは「これならば自分は特に何もしなくても良かったなぁ……」とみかんを疑ったことを後悔していた。

其処へ、遅ればせながらフクちゃんの効果が発動。
現れたのは、出かけた筈の鳴である。
どうやら、スマホを忘れ取りに戻ったらしい。

みかんは慌てたように手を引っ込める。
彼女にとって、かなり大胆な親愛の表現だったようである。

「初心なんだなぁ……」と察したフクちゃんは「今度は邪魔はしない」と宣言するのだが……。

これを聞いたみかんは色仕掛けの第2段階へ。
何を思ったか、いきなり上着を脱ぎ始めた。

思わぬ行動に、驚きつつ顔を背ける朝日。
一方、みかん本人の顔も真っ赤だ。

これにはフクちゃんも大慌て。
「なんでそんなに極端なんですか!!」とツッコミを入れつつ、思わぬ展開を呼び込む。

現れたのは嶋。
「熟女ものの出物が見つかったんだ」
傷心の朝陽を慰めようと彼なりに気を回しているらしい。

「なっ……」
突然の闖入者に驚いたみかんは「戸締りしてなかったぁ」と後悔しつつ服を着込む。
次いで、嶋は屋根から外へと放り投げられた。
ちなみに、朝陽とみかんが居る部屋は2階にある。
憐れ、嶋は悲鳴を上げることもなく消えて行った。

さて、気を取り直して攻勢を再開と思いきや……。
今度は岡とさくらが現れる。
彼らも嶋同様に朝陽を慰めるつもりだったらしい。

だが、先客の姿を認めるなり互いの顔を見合う2人。

「普段は化粧もしてないのに、化粧ねぇ……」
「ああ、なるほど。じゃぁ、帰るわ」
事態の意味を察した岡は、さくらと共にニヤつきながら部屋を出ようとするが……。

これまた心中を見抜かれたみかんの逆鱗に触れ、嶋同様に屋根流しの刑に処されてしまう。
岡とさくらは華麗に黒峰家の屋根を消えて行く。

遂に朝陽と2人きりになったみかん。
もはや時間はかけないとばかりに朝陽に気持ちを伝え、キスを迫るのだが……。

朝陽も異性に興味のある年頃の男子。
これには弱い。
だが、朝陽はそれでも「フラれても白神が忘れられないんだ」と拒否の言葉を口にする。

これを聞いたみかんは朝陽の真剣な想いを汲んだ。
唇ではなく、その額にそっと口づけしたみかん。
「告白もしてないのに、フラれたと思うのは早合点かもよ」と朝陽と葉子を知る立場だからこその助言を行うのであった。

数分後、みかんの姿は黒峰家の門前にあった。
目の前には屋根を流れた岡、さくら、嶋の姿。
俯せのまま物言わぬ嶋を除き、岡とさくらが再びニヤける。
その視線の先を追うみかんは、彼らの意図するところを察することに。

其処からは朝陽の部屋は丸見えだったのだ。
カーテンを閉めていなかったのである。

「ふ〜〜〜ん、額にキスねぇ」
岡の声に、みかんの羞恥が限界を超えた。
この後、どうなるかは読者のご想像にお委ねするしかない―――49話に続く。

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、5巻も発売予定。ちなみに表紙はフクちゃんとみかんですよ!!
そして、本作かなり面白い!!

その48話。

なんといっても、恋する乙女モードに突入したみかんがメイン。
まさに「みかんの逆襲」と呼んで差支えないだろう。
「外道クイーン」の力を別のベクトルに向ければ此処までの破壊力になるとは……。
これ、もっと早期にこの方面に発展してれば朝陽を逃さずに済んだんじゃね。

しかも、あの状態でも朝陽の恋を応援するみかん。
健気だなぁ……あれで読者の好感度メーターがグイグイ上がる音を聞いた気がする。
次回以降もみかんの行動に注目。

一方、岡とさくらは嶋よりも後に来たのだから、その屍を乗り越えたワケなのかな。
だったら、嶋を助けてやれよ……憐れ、嶋よ。
それと、カーテンが開けっ放しで表通りから丸見えだったってことは、ひょっとしてみかんが上着を脱いだ時も……。

そして、朝陽の妹・鳴が本格的に登場。
これは黒峰家の面々もストーリーに絡み出す予兆なのか。
こちらも要注目だ!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス5巻が発売予定。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂に続き、フクちゃんとみかんのようです。
なるほど、フクちゃんが加わったからこそみかんの秘密(朝陽が好き)が暴かれたからか。
だから、フクちゃん登場までは表紙に出来なかったワケなのかな。
こうなると、6巻が凛、7巻が明里かな。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

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