2014年02月17日

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第6話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年2月号掲載)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第6話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<感想>

かなり伏線が配されていそうな第6話。
とはいえ、その伏線が見えて来ないから困る……。

とりあえず、6話によれば日置は亜弓が好きなことは分かった。
そして、ポルシェのくだりも重要そうな印象。
加えて、此処に来て清音に何故かスポットライトが浴びせられ出したか?
タイトル自体が「弦楽器」「打楽器」だし、「清い音」である「清音」にも何か意味があるのかも……。
「ゴング」こと「タムタム」にも意味がありそうだし……。

特に清音には注目すべきかもしれないなぁ……。

<ネタバレあらすじ>

・登場人物一覧
木更津:名探偵。香月との関係は……。
香月:今回も香月らしい活躍を……。

村雲:今回の依頼人。
朝霞:村雲の娘、福住とは恋人同士。福住殺害の有力容疑者とされている。
葛子:村雲の後妻で朝霞の継母。第2の被害者に……。
梅昭:村雲の弟。
磐人:村雲の長男。朝霞の兄。
珠代:村雲家の家政婦。

福住:第1の被害者、朝霞の恋人。普愛寮の寮生。
日置:福住の友人。普愛寮の寮生。
亜弓:福住、日置と同じく普愛寮の寮生。福住と交際していたことが判明。
清音:福住、日置と同じく普愛寮の寮生。福住と交際していたことが判明。

岡野:福住の手首を発見したコンビニ店員。
西町恵:岡野の憧れの同僚、コンビニ店員。

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

先輩・西町恵とコンビニのバイトをしていた岡野は切断された手首を発見する。
バラバラ殺人であった。

被害者は大学生・福住。
容疑者はその恋人・朝霞。

この事件に挑むのは木更津と香月。
だが、事件は木更津の頭脳を以てしても膠着状態に陥ってしまう。
果たして、依頼人・村雲の娘である朝霞の無実を証明することが出来るか?

矢先、朝霞の継母である葛子までもが謎の死を遂げてしまう……。

・前回のあらすじはこちら。
『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第5話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年11月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ゴング」こと「タムタム」の出処について拘りを見せる木更津。
其処へ「普愛寮」の寮生の1人・日置が現れる。

数少ない自身のファンである日置をすげなく出来ない香月は、何やら悩んでいるらしい彼の相談に乗ることとなった。
こうして、日置の部屋を訪れることに。

緊張する日置は本題に入る前に、香月の著者近影について話題にする。
香月は著者近影にてフェラーリを所有しているとしていた。
だが、そのフェラーリは近所に停車していた他人の所有であった。
著者近影では、遠近法を用いまるでフェラーリに手をついているように見せかけたのだ。

内心で焦りつつ、その点は誤魔化す香月。
そんな香月の様子をどう解釈したのか、日置は唐突に亜弓のことが好きだと告げる。
だが、亜弓は福住と男女の関係にあったらしい。
それどころか、朝霞が居ながら清音とも交際していたらしいのだ。
さらに、福住は葛子とも関係があったらしい。
福住はとんだプレイボーイであった。

香月は日置を慰めつつ、福住が居なくなった以上、自身の気持ちに正直に亜弓に告白するよう助言する。
日置はこれに従うことを約束するのであった。

その夜、香月は日置、亜弓、清音からもてなされていた。
全員が香月のファンであるだけに、香月に対する態度は恭しい。
香月はこれまでの半生を振り返り、これほどの厚遇は無かったと涙する。

そんな中、日置は亜弓と2人になる機会を得た。
香月と清音が気を利かせたのだ。
どうやら、清音も日置の本心に気付いており、応援していたようだ。

香月は思う。
もしも、日置と亜弓がカップルになれば、1人残された清音はどうなるのだろうか―――7話に続く。

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