2014年02月12日

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第153話「堅牢」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第153話「堅牢」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<第153話あらすじ>

〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜

沖縄にて尋ね人・響子を捜し当てた大和と未来。
だが、泰成の義父・鈴木の介入などがあり、響子は真玉橋に逮捕されてしまう。
当の鈴木も命を落とし、3億円は泰成の手に落ちた。

既に死亡していた望月竜。
爆死したと思われていたが、実は生きていた川崎雄大。
横溝保の息子であったことが判明した泰成。
そして、活動を再開した手負いの虎・関口。

矢先、関口の罠により水原が海へと消えた……。

一方、雄大、欽一、泰成は関口家にて対決。
此処では欽一と泰成が盟約を結ぶも、雄大の前に一敗地に塗れる。

同じ頃、大和たちは北海道へ。
其処で武雄と葉子の救出に成功する。
だが、その過程で大和と未来は決別することとなった。

さまざまな思惑が入り乱れる事件の結末は―――。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大和、泰成、欽一、沢田が一室にて対峙していたのと同じ頃、沖縄では亀井が1人ニヤついていた。
以前から響子ギブソンについて何かあれば教えて欲しいと沢田に頼まれていた亀井。
今回、真玉橋から得た情報を沢田に教えたことにより、沢田に恩を売ることが出来たのである。
これで自身の出世にも良い影響があるだろう……後は、真玉橋が3億円事件を解決すれば万々歳だ。
呑気にそう考えていたのだ。

と、其処へ必死の形相の真玉橋が飛び込んで来る。
真玉橋は亀井から事情を聞き、絶句した。
なんたることだ……選りにも選って真玉橋が密かに追っていた沢田に情報を流すなんて!!

これを聞かされた亀井は自身が大変な失敗をしでかしたことに初めて気付いた……。

その頃、東京。
欽一が取り出した旧500円札を目にしながら、沢田は余裕の笑みを浮かべていた。
沢田の手には1枚のFDが握られている。
まさに、絶妙のタイミングで手に入れたFDにより沢田は旧500円札を無効化したのだ。

意味が分からないと困惑の表情を浮かべる欽一と泰成。
1人、中身を知る大和だけはそのFDの意味に気付いた。

旧500円札に対しFDにどんな効力があるのか……語って聞かせる沢田。

まずは旧500円札。
それには3億円事件直後、雄大、竜、須黒、沢田にて会談した際に起こった騒動の余波から付着した沢田自身の血液が残っている。
DNA鑑定で、これが沢田の血液であると証明されれば3億円事件に沢田が関与したことが明らかとなってしまうのだ。

だが、FDのデータがこれを無効化する。
データを残したのは、2004年に二郎により殺害された東海林刑事。
FDの中身は、沢田発案の「ローラー作戦について」の具申書とその承認についての署名。
署名は当時の最高責任者の直筆となっており、これが画像ファイルで保存されていた。
東海林は何処からか入手していたらしい。
FDは長く沢田が追っていた物だが見つかっておらず、最近になってようやく手に入れた物だそうだ。
もちろん、大和を経由して響子の手に渡ったが亀井の情報により奪われた物だ。

当時の承認者は現在も健在で、隠然たる影響力も依然として保持している。
旧500円札により沢田の罪が認められれば、承認者も同様に罪を問われることとなる。
黙っていても、承認者が沢田の無実を証明してくれるのだ……たとえ、それが偽りの物であったとしても。

「そんなの聞いていない……」
切り札をあっさりと否定され、言葉を失う欽一。
「お前に全幅の信頼を置いているとでも思ったか……2004年からお前を信用などしていない」
吐き捨てるように告げる沢田に、欽一がどんどん青褪めて行く。

そんな欽一を尻目に、父・雄大の居所を尋ねる大和。
あくまで大和にとっての目的は雄大に過ぎないのだ。

これに微妙な表情を浮かべる沢田。
大和は沢田に口を割らせるべく、切り札を持ち出す。

欽一にとっての切り札が旧500円札、沢田にとっての切り札がFDだったように、大和にとっての切り札は隠し持った銃である。
銃を突き付け、問い詰めるつもりなのだ。

ところが、銃を抜いた瞬間に隙が出来た。
この隙を見逃さない人物が居たのである。
復讐に燃えながら、大和と異なり部外者扱いされた泰成であった。

泰成は大和から銃を奪うと、問答無用で沢田に撃ち込む。

「ま、待てっ……」
状況が変わった欽一は泰成の行動を制止するが、もはや遅い。

鈍い衝撃音を共に、沢田の胸部や腹部に数発が被弾した。
奇妙な表情を浮かべ、倒れ込む沢田。
果たして、怪物・沢田の安否は―――154話に続く。

<感想>


沢田、撃たれる!!


新章「東京編」第6回です。
サブタイトルは「堅牢」。
文字通り、沢田の守りは「堅」かった。
泰成は部外者扱いで門前払い、大和は子供ゆえに眼中に無しか、欽一に至ってはFDで封殺と圧勝。
そんな中、尋常な方法では勝てないと判断した大和が銃を抜くことに。
これに復讐出来ないと思い詰めた泰成が便乗する形で、大和から銃を奪い発射。
結果、沢田が被弾。

ただ、血痕らしきものが確認出来ないことから「防弾チョッキ」を着用していたと思われる。
「事前の準備は当然だよ、君ぃ!!」とか言いながら立ち上がりそうだなぁ……。
それと泰成が頭部を狙撃しなかったことを「やっぱり、私には運がある」とか言いそうだ。
仮に防弾チョッキ未着用だった場合でも、致命傷には至らず「やっぱり、私には運がある」とか言いそうだし、沢田がこれで退場とはどうにも思えない。
これまた「堅牢」ゆえか。

一方、沢田に発砲した泰成はただでは済まなさそう。
大和に心中を明かすし、沢田に部外者扱いされたこともあり、此処で役割を終え命を落とすか!?

さらに欽一にも泰成同様のフラグが。
どうやら、欽一は沢田の座を奪う為に彼から権力の正式委譲を受ける必要がある様子。
つまり、何が何でも沢田が消えれば良いというものでもないらしい。
あくまで正式に後継者指名を受けた後でなければ意味が無い。
となれば、欽一の謀叛はFDを沢田から奪うか破棄しない限り失敗。
どさくさ紛れに奪取あるいは破棄に走るか……あるいは沢田の軍門に再度降るか。
あるいは、沢田により命を絶たれるか。
FDというメディア自体が珍しく、対応端末があまり無い以上、昨日の今日で容易にバックアップが取れるとは思えない(作中でもいまどき珍しいメディアである旨が語られていた)。
奪取あるいは破棄さえすれば光明がある筈なのだが……それでも絶対にFDのバックアップが無いとも限らないし、奪取や処分も確実な方法とは言い切れないか!?
仮に欽一が沢田の手にかかれば、情に芽生えつつある二郎が復讐に走りそうな気もする。

そして、沢田の部下による証拠品持ち出しが真玉橋の罠では無いことが判明。
亀井の気軽な行動が大きな波紋を呼びそうか。
少なくとも、真玉橋には生き証人・響子以外に打つ手は無さそうだ。

でもって、今回、沢田により多くの謎が明らかになりました。

まず、旧500円札の効果。
これは以前から予想されていた通り、沢田のDNAだった様子。

FDは東海林の遺した物で確定。
その本当の意味は「ローラー作戦」の承認者への脅迫道具としてだった模様。
しかも、「ローラー作戦」自体も承認して貰う為の方便だったらしい。
だとすると、不穏分子への対処を名目とした須黒の権限強化が狙いであることはもちろんのこと、沢田の狙いは承認者にサインさせこれをネタに言いなりにすることだったのか。

さらに、2004年から欽一を信用していないとの台詞も飛び出した。
つまり、二郎による東海林殺害及び鉄也殺害未遂事件により、その叛意を察していたとなるのか。
だとすれば、沢田と雄大の関係は限りなく「友好」に近そうだが。

何より、今回気になるのは「東海林は誰からFDを手に入れたのか?」。
どうにも、雄大のような気がする。
沢田への牽制の為だったとすると、沢田と雄大の関係は「友好」でありながら「牽制」し合っていたことになるのか?
今後の推移が気になるだけに、次回以降の展開も見逃すことは出来ないようだ。

気になると言えば、水原が命を賭して遺した「65」の数字。
作中でも示されている通り、ダイイングメッセージでしょう。
此処で注目すべきなのは、ペンダントの元の持ち主が雄大であること。
つまり、「65」は雄大に関連する何かと思われる。

此処で思い起こされるのが87話。
「65」という数字が此処にも登場しています。
それが「軍艦島65号棟」こと「報国寮」の存在。
大和と水原がそれぞれ響子と「四季荘」の女将から譲り受けた石の出所がソレでした。

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第87話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「軍艦島」と言えば、3億円が隠されていた土地であり、沢田と雄大にとって因縁の地。
彼の地で何かがあったことは既に何度となく描写されているところであり、これも気になるところ。
果たして、大和にこの水原からのメッセージは届くのか。

それにしても、ペンダントそれ自体が残されていればダイイングメッセージは不要だったような気がするのですが……。
或いは、それでも尚ダイイングメッセージの形を取らなければならない何かが隠されていたものか。
此処も気になるポイントです。

前回に続き、今回も「雄大=鉄也」が補強されました。
取り敢えず現状にて判明している事実をまとめると、次のようになる。

<現状までのまとめ>

雄大と沢田は幼い頃に、軍艦島で凄惨な体験をした。
この体験が雄大と沢田の行動理念になっていると思われる。
後に関口兄弟もこの事情を知らされている?

雄大、沢田がそれぞれ上京。
沢田は刑事に。
雄大は竜、響子と出会う。

和子と交際し、一子(男の子・武雄?)を設ける。
直後に、和子が交通事故死。

和子を亡くし雄大がショックを受けていたところ、沢田に誘われ3億円事件に竜と共に参加。
この際、雄大が沢田と須黒の真意(ローラー作戦)を知らされていたかどうかは不明。

ところが、須黒により雄大と竜の命が狙われ(口封じか?)竜が瀕死の重傷を負う。
この際、沢田が雄大たちを逃がした可能性あり。

その後、雄大は策で封じ込めようとするものの、竜が須黒を殺害する。
雄大は沢田と何らかの形で手打ち?
雄大は鉄也になる?

沢田が関口兄弟を部下にする。
一方で、雄大と和子の忘れ形見・武雄と実娘・葉子を支援。
雄大は鉄也として武雄に接近(つまり、沢田も雄大の行動を許していた?)。

雄大が響子を見守る。竜の遺骨を地蔵に弔う。
響子の安全が確保されていることを確認した雄大は沖縄を去る。

空白期間があり、誰かとの間に大和を設ける。
この時点で武雄と葉子は結婚、既に未来が生まれている。
鳴海家と小田切家交流続く。

だが、何らかの事情で雄大に戻る必要が出来、死亡した振りをすることに。
その後、何者か(沢田?)と暗闘を繰り広げていた?

(まとめ終わり)


こうなると、次のポイントは「雄大と沢田との関係性」か。
これが「敵対」なのか「牽制」なのか「友好」なのかで大きく異なって来る。
例えば、沢田にとって武雄が本当に預かり者だったのか、人質だったのかでも変わって来るし。

ただ、<まとめ>にもある通り、須黒から雄大たちを逃がしたような描写もあるし、武雄と葉子の結婚も許している。
当然、雄大が鉄也だったことも知っていた可能性が高い。
現に二郎は雄大が鉄也であることを知っていた(「今度はその顔」発言)。
軍艦島の経験が雄大と沢田の絆にもなっているようだし、雄大と沢田は友好関係にあるように見える。

だが一方で、雄大が響子の安全を確認する必要に迫られても居る。
これは沢田が仲間ならば必要のない筈の出来事だ。
また、二郎が小田切家を監視しても居た。
この理由が旧500円札らしいことは明らかであり、つまり、雄大は沢田相手に保険を取っていたことになる。
これまた雄大と沢田が友好関係にあれば本来必要のない措置だ。

此の点で、もし雄大と沢田が友好関係にあるとすれば、第3の敵が存在していた可能性が高い。
つまり、欽一と二郎のように沢田派内も一枚岩ではなく沢田の部下が暴走していたのかもしれない。
だが、雄大と沢田が暗闘を続けていた可能性も依然として残る。
今後は此の点がキーになりそうだ。

果たして、対立軸は「沢田派(関口兄弟含む)」対「雄大」なのか。
それとも、「沢田&雄大」対「関口兄弟」なのか。
あるいは、「沢田」対「関口兄弟」対「雄大」なのか。

また、これに関連して次の2点も気に留めておきたい。

1.何故、鉄也の死を偽装してまで雄大に戻らなければならなかったのか?
2.大和の母は誰か?

おそらく、1については何者かに命を狙われ返り討ちにし、その相手を鉄也の死体として偽装し姿を隠したものと思われるが……。
こうなると、誰かに狙われたことになるんだよねぇ。

そして2なんだけど、同じ雄大の息子と思われる武雄と比しても大和は雄大に瓜二つ。
母親が正体不明な点も含めて気にかかる……。

さて、以前から映像化が予告されていた「三億円事件奇譚モンタージュ」ですが、その詳細が少し明らかになりました。

【朗報】渡辺潤先生「三億円事件奇譚 モンタージュ」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)遂に映像化!!

フジテレビ系列にてドラマ化だそうです。
放送時期や、単発のSPドラマか連続ドラマなのかまでは不明。
とはいえ、本作の内容的に単発でのドラマ化は不可能、連続ドラマが予想されます。
また、2014年2月時点で放送時期が明かされていないところを見ると、早くとも2014年秋以降からの放送が予測されますが、果たして……。
いずれにしろ、楽しみです!!

変わって、現在の勢力図はこんな感じ!?

@大和&泰成
A沢田一派
B雄大一派(単独?)
C真玉橋&島袋
D未来たち
E関口兄弟(ただし、何処まで連携出来ているかは不明)

実にそれぞれの思惑が乱立。
さらに、欽一と二郎間にもいろいろありそうだが……。

以上のように争いは3つ巴から6つ巴に。
更なる激化は間違いないか?

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
154話に期待です!!

ちなみに「三億円事件奇譚 モンタージュ」最新第14巻も発売予定。
購入希望者は本記事下部のアマゾンさんリンクから是非!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「三億円事件奇譚 モンタージュ」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)第1話から第150話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第151話「同志」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第152話「天佑」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

◆登場人物一覧

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
小田切武雄:未来の父、突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。
小田切葉子:未来の母、突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……。104話にて横溝保の息子と判明。
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。146話にて死亡が確認される。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

響子:現代編の響子。沖縄にてバーを経営していた。80話より登場。
キャサリン:響子が経営するバーの女給。81話より登場。

ハリー・スタンレー:元海兵の幹部。現在ではヘリコプター会社を営む。95話より登場。
ケニー:現役の海兵。キャサリンに想いを寄せる。

関口二郎:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う。
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。88話にて関口の双子の兄・欽一と判明。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……。
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)。88話にて関口の双子の兄・欽一と判明。

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。64話で関口に殺害される。

小柳翔太:61話で登場、負傷した大和と水原を助けた。以後、大和と行動を共にする。
茜:61話で名前のみ登場、翔太の彼女で社会人らしい。69話で大和たちを匿う。

真玉橋:ホスト風の男性だが実は警部だった。フェリーにて大和たちと乗り合わせる。
鈴木:泰成の義父。どうにも行動が腹黒い男。105話で死亡する。
関口弘美:沢田と親しいらしい関口兄弟の養母。過去編で沢田が出入りしていた風俗店の店員か?
島袋:沖縄編で登場した刑事。真玉橋の部下。
亀井:県警本部長、沢田と通じていた。149話に登場。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。
高野:65話で登場。関口に協力し証拠を隠滅した。69話で関口に殺害される。
高田:128話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組のリーダー格。
シゲキ:129話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組の1人。ロンゲ。
トシオ:129話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組の1人。メカ担当。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

健:真理のヒモ、関口兄弟を虐待する。後に関口兄弟に殺害される。89話より登場。
真理:関口兄弟を拾った人物、健の恋人。健同様、関口兄弟に殺害される。89話より登場。

須黒:当時の公安課刑事。強引ながらもかなりのやり手。108話より登場。

ジョージ・スタンレー:ハリーの父。裏社会と繋がり暗躍していたらしい。107話より登場。
ハリー・スタンレー:若かりし日のハリー。当時から響子を知っていた。

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