2014年02月21日

「名探偵マーニー」第76話「シンキングワールド」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「名探偵マーニー」第76話「シンキングワールド」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第76話登場人物一覧:
マーニー:主人公にして名探偵。本名は真音(マリオン)。67話にてやぎ座と判明。
ロイド(パパ):ロイド探偵事務所所長にしてマーニーの保護者。元刑事らしい(3話)。
熊耳静:マーニーの母親で弁護士。シスターズの1人。50話、53話、66話、73話に登場。
エリオット:マーニーの愛猫。

毛利刑事:ロイドの後輩刑事。3話、18話、24話、29話、38話、39話、40話、46話、47話、49話、50話、52話、58話、60話、62話、68話、71話、74話、76話で登場。

鴻上有:幼児期のアリアの家庭教師をしていた。アリアの初恋の相手らしいが……。36話、73話、76話で登場。
島田:伝統芸能を受け継いだ男。妻に対しDVを繰り返している。76話に登場。
島田の妻:夫からDVを受けている。76話に登場。
間庭友子:間庭家の1人。76話に登場。
間庭葉子:間庭家の1人。76話に登場。
間庭家:メカニックに関係し、一族皆殺しにされたらしいが……。76話に登場。

メカニック:マーニーの宿敵。最凶最悪の愉快犯。29話、36話、46話、49話、52話、58話、66話、73話、76話に登場。
目羅邦夫:メカニック釈放に貢献した弁護士。現在は代議士に転身。46話、47話、52話、76話(名前だけ)に登場。
如月アリア:誰もが知る芸能界の超有名人。実はメカニックの支持者であった。36話、57話、58話、76話(名前だけ)で登場。
浮井和雄:マーニーと同じ学校の3年生。どんな理由か不登校になっている。49話、76話(名前だけ)に登場。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

外出するべく、マーニーに一声かけたロイドはソレに気付いた。
マーニーがロイドの話を全く聞いていないのだ。
それどころか、身体はその場にあるが心此処にあらずである。
「あちゃ〜〜〜また、アレか」
普段のマーニーのように頭をかきつつ暫し考えたロイドだが、やがて諦めたかのように肩を落とした。
「風邪引かないようにな」
心残りを憶えつつも、ロイドは空調を設定し外へと出かけるのであった。

そして、残されたマーニー。
だが、マーニーはただ何もない中空の一点を凝視しているのみだ。

賢明なる読者はお分かりであろう。
今、彼女は「シンキングワールド」に没入している。
そして、マーニーにとって今回の案件は誰にも譲れないものである。
それほどに彼女の注意を惹く案件……興味はないだろうか。

それは1つしかない。
そう、マーニーの宿敵メカニックについてであった。

マーニーはこれまでの自身とメカニックの関わりについて思い返す。

まず、若かりし日のメカニックは鴻上を名乗っていた。
これは、アリアからの依頼で入手した「メカニックの日記」により間違いないだろう(36話「アリア」)。
そして、少女時代にマーニーは鴻上を助けていた(73話「マーニーの思い出」)。
さらに、マーニーの運命を変えるあの大きな事件が起きた(29話「メカニック」)。
その後、メカニックは逮捕されたが目羅が解放する(46話「目羅」)。
メカニックの暗躍は止まず、遂には浮井和雄を唆し殺人を犯させた(49話「ひきこもり」)。
そして、先頃には遂にマーニーとメカニックは対峙している(58話「バスジャック」)。

これがマーニーの知るメカニックのすべてだ。
だが、マーニーは此処からさらに一歩を踏み出そうとしていた。
「メカニックの日記」と公的記録を突き合わせ、彼の行動を明らかにしようと考えたのだ。
そして今、マーニーは「シンキングワールド」に浸っている。

マーニーの思考は「メカニックの日記」を遡る。
過去、メカニックこと鴻上はその話術を活かし各界に出没していた。
多くの知己を得て実力を存分に発揮していたらしい。

その主な内容は、問題解決に費やされていた。
依頼者から依頼された事案を、時にはダーティーに、時にはクールに解決していたのだ。

例えば、ある伝統芸能を継いだことで有名な島田。
その妻からはこんな依頼があった。

ある日、パーティー会場で島田の妻に出会った鴻上。
浮かない顔の島田の妻に、鴻上は巧みな話術を以てその悩みを聞き出す。

島田の妻は夫からDVを受けていた。
これを止めさせたいらしい。

「メカニックにおまかせください」
どこかで聞いたような決め台詞を口にする鴻上。

数日後、ベロンベロンに酔った島田は武闘派で知られる暴走族のヘッドに絡み、ボコボコにされた。
最後には裸で土下座までさせられたのだ。

「これで少しは暴力を奮われる方の痛みも分かっただろう」
そんな島田の様子を陰から眺める鴻上。
そう……すべては彼が仕組んだことであった。

とはいえ、ヘッドを雇ったのではない。
当時、鴻上には仲間と呼べる存在が居なかった。
あくまで、状況がそうなるように仕組んだに過ぎない。

「直接手は下さない。このカードをどう使うかも奥さんに任せよう」
鴻上は嘯く。

その後も、鴻上は万事この調子で依頼を解決し続けた。
此の当時は特に残虐な行為には及んでいない。

そんなメカニックの名が一躍、轟く事件が起こった。
その名は「間庭家皆殺し事件」。
これは間庭一族がメカニックによって皆殺しにされた事件。
公的記録に記載があるが、日記では空白になっている出来事だ。
その代わりに、日記では事件について後述との形で振り返りが行われている。

この日記の後述と公的記録とを突き合わせた結果、意外な事実が判明した。
事情は次の通りだ。

間庭家の令嬢からの依頼を受けた鴻上。
依頼の内容は彼女の祖父が遺した遺産の在処を突き止めること。
令嬢とは顔見知りなこともあって、鴻上にとっては気安い仕事の筈であった。

鴻上は令嬢の期待に応えて遺産の在処を突き止めた。
報酬は見つけた遺産の3分の1である。
それだけでもかなりの高額に当たるのだが……。

これに令嬢以外の間庭家の者全員が反対した。
鴻上が居なくとも遺産は見つけられたと主張したのだ。
彼らは鴻上に襲い掛かった。
令嬢は鴻上を庇い、一族に命を奪われた。
2人は水雲山の中腹にある横穴に埋められた。

ところが、それから数日ほどたったある日。
間庭家に鴻上の幽霊が出没し始めたのだ。
それは日に日に存在感を増し、間庭一族を苦しめはじめた。

最初の被害者は間庭友子であった。
友子は鴻上の幽霊に怯え、自身の取分を貰うと早々に逃げ出した。
そして、轢き逃げ死体で発見されたのである。

次いで、叔父や親族たちが次々と殺害されて行く。
現場には「メカニック」を示す「歯車のマーク」が残されており、生き残っていた一族の者は警察に保護を求めた。
だが、この怪死事件は留まることを知らず、最後には間庭一族は全滅したのである。

この間、鴻上は水雲山に閉じ込められ一歩も動けない状態にあった。
だからこそ、日記を書けなかったのだ。
つまり、この「間庭家皆殺し事件」については鴻上の犯行ではない。
さらに、これ以降は世に知られる「メカニック」の残虐な犯行が多くなるのである。
それはこれまでの鴻上の印象にそぐわないモノであった。

マーニーはあの日のメカニックについて思い出す。
あのマーニーの運命を変えた事件、そのメカニックはマーニーの知る鴻上では無かった。
だとすれば、「メカニック」は2人居るのでは……。
マーニーは自身の推理に戦慄した―――エンド。

<感想>

「フランケン・ふらん」で知られる木々津克久先生が、2010年の「ヘレンesp」以来2年ぶりとなる「週刊少年チャンピオン」本誌への連載を開始されました!!
連載作品のタイトルは「名探偵マーニー」。
コミックス1巻、2巻、3巻、4巻、5巻、6巻に続き7巻も発売!!チェックせよ!!

今回はその第76話「シンキングワールド」です。
マーニーの思考方法の一端が覗けた回でしたね。

それにしても、日記からマーニーとメカニックに意外な共通点が多いことが判明。
例えば、「マーニーにおまかせを!!」と「メカニックにおまかせください」などの決め台詞。
例えば、同じように困った人からの依頼で事件解決に挑む姿勢。
これらについては、メカニックが先駆者でマーニーが後発なのは明らか。
だとすれば、マーニーはメカニックの思想的後継者……あるいはコピー的な存在なのだろうか。
このメカニック回に「シンキングワールド」とのサブタイが与えれていることも、マーニーがその世界に浸っていたこと以外にも意味があるのかも。

それにしても……メカニックが2人居ることが明らかに。
73話「マーニーの思い出」の感想で、仮説として上げた「メカニック複数人説」がこれで確認出来ました。

2人居るメカニック。
1人は鴻上として、もう1人は誰なのか?
どうやら、マーニーに選択を迫ったのは後者のようだ。
おそらく、マーニーの身近なところに居そうだが……。
ただ1つ言えることは、2人存在したことで29話「メカニック」でのロイドや毛利のアリバイも引っくり返ったか。
特に毛利はどうにも怪しい……。

そう言えば、メカニックを名乗る存在が鴻上から別の人物に途中で入替った可能性も考えられる。
こうなると、鴻上の安否が気遣われるところだが……36話「アリア」にてアリアと連絡を取っていた人物は、アリアの様子から彼女が知っているメカニック、つまり鴻上。
だとすれば、今も鴻上は健在となる。
もしかして、メカニックの名を巡り、鴻上と別の誰かが争っている可能性もあるのではないか。
あるいは、鴻上は別の誰かをマーニーに告発させようと仕向けているのではないか。

例えば後者ならば、マーニーの近くに残虐な行為を好むメカニックが存在しており、これを鴻上は許せない。
だが、ある事情で対抗出来ず、アリアを通じてマーニーを導き告発させようとしているとか。

もちろん、前者ならば次のようになる。
鴻上はメカニックの名跡をマーニーに譲りたい。
だからこそ、アリアを通じ導いているのだが、それをもう1人が邪魔している。
今回、「伝統芸能」というキーワードも出てるし「名跡を継ぐ」との言葉が連想されるのも自然。
今回のエピソード自体が伏線の可能性もあるのではないか。

他にもいろいろ考えられそうだ。

とりあえず、これまでのマーニーが関わったメカニック関連の事件について、いずれのメカニックの行動なのか考えてみよう。

まず、アリアと接触したメカニックは鴻上。
マーニーが助けたメカニックも鴻上。
マーニーの運命を変えるあの大きな事件のメカニックはもう1人の方らしい。
逮捕されたメカニックは……いずれか不明。
解放されたメカニックも……いずれか不明。
浮井和雄を唆し殺人を犯させたメカニックはもう1人の方だろう。
58話「バスジャック」にて、マーニーと対峙したメカニックはアリアの知人なんで鴻上か。

こんなところかな?

ただ、間庭家の皆殺しについてはメカニック関係無しで遺産を巡って身内同士で殺し合われた可能性も残るなぁ……。
これだと、鴻上1人でも犯行可能だけど……どうなんだろう。

そう言えば、間庭家の令嬢と鴻上は知り合いらしいけど、これも後に関わって来るのだろうか?
日記によれば鴻上を庇い死亡したらしいが……。

ちなみに、島田のエピソードですが完全に歌舞伎界のあの人がモチーフですよね。
絵柄もソックリだったし。
そうか、そうだったのか……奥様が真犯人だったとは(目から鱗……って、違う!!)。

などなど、いろいろ考えさせられる回でした。
まさに、読者が「シンキングワールド」の住人に。
マーニーはやっぱりイイ!!
次回も期待です!!

ちなみに、上にもある通りマーニーのコミックス1巻、2巻、3巻、4巻、5巻、6巻が発売中。
そして、7巻も発売とのことでめでたい!!チェックせよ!!
これでいつでもマーニーの活躍を読むことが出来ます。
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木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「名探偵マーニー」関連過去記事
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これまでの登場人物一覧:

【ロイド探偵社】
マーニー:主人公にして名探偵。本名は真音(マリオン)。67話にてやぎ座と判明。
ロイド(パパ):ロイド探偵事務所所長にしてマーニーの保護者。元刑事らしい(3話)。
エリオット:マーニーの愛猫。

【学校関係者・生徒】
・マーニーの友人たち
若島津ゆりか:マーニーの友人。4話、5話、9話、10話、14話、16話、23話、24話、25話、26話、28話、30話、31話、32話、38話、42話、43話、44話、45話、46話、47話、50話、51話、52話、54話、55話、60話、62話、63話、64話、65話、69話、70話、72話に登場。
前花:マーニーの友人。図書委員。オカルトに造詣が深いらしい。71話にて意外な趣味が判明。
舞城天:マーニーと同じ学校の生徒。27話にて趣味はロードレースと判明。17話、27話、28話、50話、55話、61話に登場。
マキちゃん:本名は真希田マキ、マーニーの級友。18話、72話に登場。
波峰りあ:マーニーとゆりかの同級生。巻野という名の幼馴染で年上の彼氏が居るらしいが……24、38、42、46、47、56、60、63、66、72話に登場。
浜沢志乃:マーニーの同級生、不動産を多数所持する。「幽霊マンション」もそのひとつ。25話に登場。

・セレブ
白鳥:マーニーの先輩、白鳥財閥の令嬢。1話、7話、13話、16話、19話、21話、41話、44話、45話、47話、49話、54話、56話、64話、67話、68話、69話、70話、72話で登場。
累:白鳥の友人で芸能人。1話、22話、36話、41話、57話にて登場。
中神麻里:白鳥と並ぶセレブトップ3の1人。64話、65話に登場。
小巻かえで:セレブグループの1人。68話に登場。

・アイアン
那智先輩:学校のヒーロー。2話、4話、16話、44話、47話、63話で登場。
猿頭晶子:チアリーディング部長。45話に登場。

・フラワーズ
立花薫流:「フラワーズ(ドラマ的な美男美女グループ)」の中心人物。44話、45話、55話、63話(45話と55話は名前だけ)に登場。
薬師沙織:「フラワーズ(ドラマ的な美男美女グループ)」であり「セレブ」に所属する女子生徒。44話、63話に登場。
道場:「フラワーズ(ドラマ的な美男美女グループ)」に所属する2年生。44話の依頼人。
仲居:チアリーディング部内に乱立する小グループのリーダー。反猿頭派。45話に登場。

・スティンガー
財津:スティンガーの1人。学校内では「悪魔」と呼ばれている。54話、56話、69話に登場。
姫神志士雄:スティンガーの3.財津とも関係が……。56話、67話、69話に登場。
尾藤:スティンガーの1人。3−C所属。バイクを運転中に事故に遭ったのだが……。69話に登場。
犬飼悠里:スティンガー2.ショートカットの美少女。72話に登場。

・その他
香坂:生徒会書記、2年生。7話、67話で登場。
鈴村蝶子:カーディガンズの1人。12話で登場。
黒屋明彦:雪彦の双子の兄、社交的。13話に登場。
黒屋雪彦:明彦の双子の弟、内向的。13話、20話、25話(25話は名前だけ)に登場。
露島:新聞部部長。自腹でニュースサイトを運営し多大な影響力を持つ。16話、63話に登場。
吉沢:新聞部員の1人。16話、63話に登場。
枯野忠明:目立とうとしない天才。マーニーも一目置く。26話、41話、61話に登場。
3人組:マーニーのファンたち。探偵団を結成しようとするが……。26話、41話、59話に登場。
三井勇紀:マーニーたちの学校に所属する2年生。怪談が趣味。43話、63話、67話、75話に登場。
甲賀:オタクグループに所属する男子生徒。44話に登場。
土方亜有美:占い好きの学生。67話に登場。
町坂:マーニーのクラスメイト。67話に登場。
比嘉大介:学園の生徒。元探偵キングの実績を持ちマーニーにライバル心を抱く。70話に登場。
村山:学園の生徒。比嘉の親友。70話に登場。
功円:今回の依頼人で学園の生徒。70話に登場。
今西良香:功円の友人の1人。70話に登場。
鈴原今日乃:セレブグループに憧れる一般生徒の少女。72話に登場。

【学校関係者・教師】
轟:マーニーたちの通う学校の校長。54話に登場。
万田:マーニーたちの通う学校の副校長。30話、54話に登場。
紅丸:マーニーたちの通う学校の教師。54話に登場。
宮島小百合:マーニーの学校に勤務する教師。10話、15話、21話、30話、54話、67話に登場。
松竹:イケメン教育実習生。67話に登場。

【警察&探偵】
毛利刑事:ロイドの後輩刑事。3話、18話、24話、29話、38話、39話、40話、46話、47話、49話、50話、52話、58話、60話、62話、68話、71話、74話、76話で登場。
武頼:ロイドの先輩。22話にて登場。
佐賀瀬清:元特捜班刑事。ロイド、毛利の先輩。29話、66話に登場。
助川:元警部でロイドの先輩。ロイドを探偵の道に誘う。66話に登場。
謎の男:マーニーと納屋を尾行する謎の男。正体は「ジェット・エージェンシー」の探偵であった。53話に登場。

【メカニックとその協力者】
メカニック:マーニーの宿敵。最凶最悪の愉快犯。29話、36話、46話、49話、52話、58話、66話、73話、76話に登場。
目羅邦夫:メカニック釈放に貢献した弁護士。現在は代議士に転身。46話、47話、52話、76話(名前だけ)に登場。
如月アリア:誰もが知る芸能界の超有名人。実はメカニックの支持者であった。36話、57話、58話、76話(名前だけ)で登場。
浮井和雄:マーニーと同じ学校の3年生。どんな理由か不登校になっている。49話、76話(名前だけ)に登場。

【熊耳弁護士事務所関係】
熊耳静:マーニーの母親で弁護士。シスターズの1人。50話、53話、66話、73話に登場。
恵利沙:静の親友。シスターズの1人。50話に登場。
メグ:静の親友。シスターズの1人。50話に登場。
映美:静の親友。シスターズの1人。50話に登場。
木田:静の秘書。マーニーたちのことも知っているらしい。50話に登場。
納屋慎一郎:熊耳弁護士事務所の調査員。53話に登場。

【再登場しそうなゲスト】
亜羽:ロイドの過去の依頼人。3話で登場(コミックス3巻おまけ漫画にて15話「NTR」の女性が彼女と判明)。
片岡:ある特異な趣味を持った大学生。ゆりかと交際中。4話、23話、24話、28話、31話、39話、50話、63話で登場。
村枝紗平:政財界のフィクサー。ロイドによれば「黒い噂」で知られる有名人らしい。8話で登場。
野宮真理:ニュース番組の人気キャスター。9話で登場。
雨畑:テレビ局プロデューサー。9話、32話、75話に登場。
舟木真治:宮島の初恋の相手、10話、21話(名前のみ)に登場。
光輪:往年のヒーロー「ブリット」を演じた俳優。病を患っていたが回復した様子。11、33話で登場。
鈴村都:蝶子の妹。12話で登場。
マックス鞠野:高名なマジシャン。効果を最大限に発揮するマジックがモットー。18話より登場。
真希田流:マキの姉。18話より登場。
玄武:大学生。日本有数のセレブで白鳥の知人。19話より登場。
宝蔵院はるか:大学生。玄武のフィアンセ。玄武同様にセレブ。19話より登場。
町会長:マーニーとロイドが暮らす地域の会長。20話、33話に登場。
阿刀孟:世界的に著名なアニメクリエーター。20話より登場。
瀬尾俊幸:阿刀のマネージメントを担当していたスタッフ。20話より登場。
ラッキー:白鳥が保護した「首なし鶏」。21話に登場。
君津和臣:化粧品メーカーの重役。今回の依頼人。22話にて登場。
日出有吉:木ノ崎順也の功績はこの人物の物であった。22話にて登場。
武藤遊助:片岡のいとこ。国公立トップである東都大学のエリート学生。23話で登場。
久儀良太郎:巷で噂の少年探偵。32話、34話、37話、51話に登場。
赤名日登美:女優。ある意外な秘密が。33話より登場。
町名葉香:良太郎の同級生。自称・良太郎の助手。34話、37話に登場。
前川広大:良太郎のクラスメートの1人。お寺の息子で良太郎を嫌っている。37話に登場。
河原崎:良太郎のクラスメートの1人。太めな少年。37話に登場。
近衛兄妹:良太郎のクラスメート。双子の兄妹。37話に登場。
紫崎:良太郎のクラスメート。大人しそうな女子生徒。37話に登場。
波峰愛理:りあの姉、大学1年生。呪いの影響か体調を崩している。38話に登場。
波峰三重:波峰姉妹の母親。38話に登場。
丸山儀奨:愛理の幼馴染。愛理とは別の工学系大学に通う大学生。38話に登場。
両儀征彦:大前新太郎の息子。41話に登場。
金城あつ子:マーニーとゆりかの中学時代の友人。通称“嘘吐きあっちゃん”。42話、47話に登場。
暗闇に包まれた少女:あつ子が「彼女に救われた」と語る少女。その正体はヘレンであった。42話、47話に登場。
記憶喪失の男:市長の娘を助けた謎の男性。本名は松田孝夫。48話に登場。
市長:マーニーとロイドが住む市の市長。
市長の娘:記憶喪失の男に助けられた女性。
松田孝夫:記憶喪失の男その人。実は……。48話に登場。
浮井の母:息子・和雄の引き籠りに悩んでいる。49話に登場。
成宮孝夫:久儀の同級生、ある事情で悩んでいる。51話に登場。
久米沢:成宮の父。現在は母と離婚している。51話に登場。
衣谷:半年前の通り魔その人。52話に登場。
乃木坂康栄:目羅の元同僚弁護士。やり手らしい。52話に登場。
倉田甲士郎:今回の依頼人。婚約者である矢田の身辺警護兼調査を依頼する。53話に登場。
矢田育恵:倉田の婚約者。最近ストーカーに悩まされているらしい。53話に登場。
トイレの友:マーニーが通う学校に現れる謎の人物!?その正体は轟校長であった。54話に登場。
ATTACK(アタック):人気アイドルグループ。彼らが活躍する番組「鉄腕ATTACK」は絶賛放送中。55話に登場。
連城三枝生:ドラマ「牙を折る」の主演俳優。彼の演技方法には秘密が……。57話、58話に登場。
連城の妻:今回の依頼人。57話に登場。
丸山次雄:連城を見出した監督。プロデューサーと対立している。57話に登場。
プロデューサー:「牙を折る」のプロデューサー。丸山と対立している。57話に登場。
神戸雪奈:轢き逃げに遭った被害者の少女。59話に登場。
天の伯父:風来坊なプログラマーらしい。61話に登場。
松田:松田製作所の社長。ある悩みを抱える。62話に登場。
野崎竜二:闇社会の人間。62話に登場。
函館優美:往年の大女優。62話に登場。
倉岩大悟:中神家の実家の島に住むセレブ一家の息子。海外留学を終え帰国した。65話に登場。
前島清吉:地元の漁師。65話に登場。
石動:かえでの執事。68話に登場。
謎の老女:ゆりかが目撃した謎の女性。69話に登場。
特殊メイク科の講師:「MAXデジタル専門学校」特殊メイク科の講師。71話、75話に登場。
敦子:マーニーの友人らしい。金城あつ子とは別人!?73話に登場。
郷田:霊能者の1人。実は霊の存在を信じていない。75話より登場。
松園:霊能者の1人。実は霊の存在を信じていない。75話より登場。
介屋:霊能者の1人。実は霊の存在を信じていない。75話より登場。
妃:霊能者の1人。霊の存在を信じている。75話より登場。
糸田:霊能者の1人。霊の存在を信じている。75話より登場。
島田:伝統芸能を受け継いだ男。妻に対しDVを繰り返している。76話に登場。
島田の妻:夫からDVを受けている。76話に登場。
間庭家:メカニックに関係し、一族皆殺しにされたらしいが……。76話に登場。

【その他ゲスト】
西郷:那智の親友。2話で登場。
徳吉すばる:亜羽の同僚。3話で登場。
望月楓:ラクロス部のイケメン。6話で登場。
謎の女性:望月の周辺に現れた謎の女性。6話で登場。
亀井:村枝の文通相手。8話で登場。
安崎良則:映画会社の社長。11、33話で登場。
安崎みどり:良則の娘。故人。11話で登場。
ゆりかの祖父:幽斉の中学時代の同級生、緊急入院してしまう。14話に登場。
河野幽斉:祖父の中学時代の同級生。同窓会の主催者。14話に登場。
幽斉の妻:幽斉とは犬猿の仲。14話に登場。
甲本:宮島の大学時代の同級生、宮島曰く「オタクっぽい人」。15話にて登場。
相葉:宮島の大学時代の後輩、宮島曰く「他人の恋人を寝盗る男」。15話にて登場。
甲本の元恋人:相葉に殺されかけたが……秘密が!?15話にて登場(コミックス3巻おまけ漫画にて3話の亜羽と判明)。
天の大伯父:年嵩の紳士然としたドイツ人。17話に登場。
はるかの母:はるかの母。健康志向であった筈だが……。19話より登場。
木ノ崎順也:『悪意の天国』で知られる往年の名監督。その正体は誰も知らない。
巻野大輝:波峰の彼氏とされる人物、誰も姿を見た者がいない。24話に登場。
古書泥棒:2人組、リーダー格は「LUCK」と指に刺青している。
大神:自転車のチューンナップを生業とする男性。27話に登場。
ゴーストレーサー:髑髏マスクに黒装束の怪人。その正体は……。27話に登場。
お腹の大きな猫:エリオットに連れられてやって来た猫。
高齢の女性:迷子になった息子を捜す老婦人。30話に登場。
本泉耕作:68歳男性。入院中。34話に登場。
葉香の祖母:68歳女性。34話に登場。
マリ子:葉香の母。34話に名前だけ登場。
瀬田:育恵の夫、入院中。35話に登場。
瀬田育恵:今回の依頼人、瀬田とは一回りほど年が違う。35話に登場。
郷里:瀬田が病床にて呼び続ける名前。友人らしいが……。35話に登場。
郷里利絵子:郷里の妻。故人。35話に登場。
鴻上有:幼児期のアリアの家庭教師をしていた。アリアの初恋の相手らしいが……。36話、73話、76話で登場。
牛男:牛の仮面を被った猟奇殺人鬼らしいが……。37話に登場。
墓場の君:霊園愛好家の中で話題になっている女性。39話に登場。
水原:サッカー選手。妻を亡くしていたが再婚話が持ち上がっているらしい。39話に登場。
宗谷美樹奈:水原の婚約者。ある秘密が……。39話に登場。
マイルス・ダヴィッド:往年のスーパースター。謎の死を遂げた為に生存説あり。40話で登場。
和久部清貴:音楽会社社長。何者かに殺害される。40話で登場。
日下香:マイルスファンクラブ日本支部の支部長。40話で登場。
真海陽一:鑑識課員。40話で登場。
大前新太郎:征彦の父、大物芸能人。41話に登場。
巧坂:病院の入院患者。90代で余命幾許も無かったにも関わらず何者かに殺害された。47話に登場。
丸神:巧坂、高寺の友人。巧坂、高寺と同年代で入院中。47話に登場。
高寺:巧坂、丸神の友人。巧坂、丸神と同年代で入院中。47話に登場。
武波魁夷:浮井の隣家に住む大御所画家。49話に登場。
木戸勇一:当時、アリアと並ぶほどであった人気子役。今は身を持ち崩している。58話に登場。
前野真治:雪奈轢き逃げ事件の加害者。59話に登場。
吉波志摩:連続暴行事件の被害者の1人。24歳。60話に登場。
中島茂:かえでが連絡を取り合っていた人物。68話に登場。
折井:脱走犯。74話に登場。
村上新一:村上夫妻の息子。彼が抱えるある秘密が……。74話に登場。
村上夫妻:バーバー村上を営む中年の夫婦。74話に登場。
間庭葉子:間庭家の1人。76話に登場。
間庭友子:間庭家の1人。76話に登場。

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