2014年02月23日

「思春鬼のふたり」第2話「殺し屋がふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第2話「殺し屋がふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
辻:WCO(世界お掃除機構)に所属する連続殺人鬼。
白雪:辻に恋焦れる少女。
担当さん:辻を担当するWCOの職員。
深海末姫:辻と白雪の前に現れた少女。「もう1人の殺し屋」を名乗る。
諏訪:深海のクラスメート。男子。

<ネタバレあらすじ>

高校の入学式の日、ツインテールの少女に銃を突き付けられた白雪。
これを目撃し、驚く辻を少女は呼び出す。

少女の名は深海末姫。
「もう1人の殺し屋」を名乗り、辻に共闘を申し出る。
なんでも、前回の通り魔殺人の現場を目撃し辻が仲間だと気付いたそうだ。
だが、辻はこれを拒否することに。

「馬鹿にして!!」
憤る深海は辻に銃を向ける。
横倒しに構えたその姿はまるで映画の1シーン。
だが、辻は動じることもなく、歩み去ってしまう。
苛立つ深海は空へと向けて銃を一発撃ち込むのであった。

以来、深海は特にアクションを起こすでもなく沈黙を守る。
それは何処か不気味な物であった。

一方、辻は淡々と学生業をこなす。
しかも、成績優秀、スポーツ万能と文武両道を地で行く活躍を見せる。
さらに、芸術性までもが備わっていた。
自然、辻の周囲には人の輪が出来る。

だが、深海の周囲にそれはない。
深海は何処か嫉妬を秘めた目で辻を見詰め続けた。

そんなある日、辻は白雪編集のビデオを目にすることに。
それは白雪が愛する辻をストーキングして撮影した物。
其処には深海の提案を蹴る辻の姿も映り込んでいた。
このシーンを目にした辻はあることに気付く。

その翌日、深海を見かけた白雪はこれに声をかける。
話題は辻へと向かう。
その日の辻はWCOの仕事に赴いていた。

これを聞いた深海は辻の後を追う。

その頃、辻は連続暴行犯を虫の息にまで追い詰めていた。
現れた深海は暴行犯に銃を向ける。
だが、引き金が引けない……見れば小刻みに震えていた。

「お前、人を殺したことが無いんだろ」
深海に呼びかける辻。

そう、銃は深海の物では無かった。
深海は道端に落ちていた銃を拾ったに過ぎなかったのだ。
当然、殺し屋でもない。

辻は深海の銃の握り方を見てこれに気が付いた。
横倒しは格好良く見えるが、照準が合わせづらくプロは用いないのだ。

これを認める深海。
深海はただ周囲の注目を惹ける特別な何かになりたかったのだ。

暴行犯を処刑した辻は、深海については見逃すことに。

命拾いした深海。
所詮、この世界は無理だったんだ……と銃を元の場所に戻すのだが。

その現場をクラスメートの諏訪に目撃されてしまう。

「あのぉ……これは……」
「ああ……あった、あった」
慌てる深海の目の前で、諏訪は悠々と銃を拾いながら呟く。

「あれ?弾が一発足りないなぁ……もしかして!?」
そして、深海に目を向けた。
銃口も一緒である。

「目撃者は消さないと」
まるで掃除でもするような気軽な口調の諏訪。
深海の表情が凍り付く。

そして、発射音。
辺りに血が飛び散った。
そう、諏訪こそが「もう1人の殺し屋」だったのだ―――3話に続く。

<感想>

「コミックフラッパー」にて「モコと歪んだ殺人鬼ども」を連載中の反転邪郎先生の新作が「週刊少年チャンピオン」で連載開始です。

その新作「思春鬼のふたり」はなかなかにぶっ飛んだ設定が印象的な作品。
思春期真っ盛りの主人公・辻は悪を滅する連続殺人鬼。
そんな辻の正体を知りつつ、彼を愛する少女・白雪。
果たして、2人はどうなるのか……的なストーリー。

見たところ、「未来日記」的な雰囲気を持った作品と呼ぶべきでしょうか。

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親から虐待を受けた白雪は由乃。
そんな白雪の恩人であり心の支えである辻は雪輝。
白雪から辻への愛は、由乃から雪輝への愛を髣髴とさせるし。
端末を用いるところは「未来日記」の携帯が該当して、担当さんはムルムルポジションか。
やはり、どことなく「未来日記」を思い起こすなぁ……。

となると、辻だけではなく白雪自身にも何か秘密がありそうだなぁ。
ボイスレコーダーにわざわざ事情を吹き込んでいて、それを辻に拾わせたのはどうにも作為的だし。
中盤で白雪無双状態になり、終盤になって自身の正義に悩む辻と対立することもあるかも。

そんな2話は急展開。
ある意味、月刊誌なみのペース配分と言ってもいいかも。

なんと、みねね似の少女=深海末姫が落命することに。
さらに、真の「もう1人の殺し屋」諏訪も登場。
諏訪は銃使い、ナイフ使いの辻とは対立するのか!?

本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」、「実は私は」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
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