「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来た!!
記念すべき第1弾「雪鬼伝説殺人事件」も遂に最終話。
果たして如何なる結末か!?
さらに「金田一少年の事件簿R」のタイトルにて、再アニメ化も決定し期待大!!
【「雪鬼伝説殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。
相馬真紀:金田一と美雪を誘った張本人だが、現地には居ない……筈。
影平文芽:イメージガール候補の1人。
月見里光:有名ネット掲示板「うぇぶすれっど」CEO。イケメン。
黒木守:月見里の秘書。地元出身らしい。雪鬼にも詳しい。
松島田学:月見里が用意したシェフ。
鯖木海人:ゲストモニターの1人。
雲沢夏樹:ゲストモニターの1人。2号コテージに滞在。
椿原紅湖:ゲストモニターの1人。スキー部所属。
鷹山翼:ゲストモニターの1人。プロスキーヤー。
斧寺空美:ゲストモニターの1人。
柊森一郎:ゲストモニターの1人。スキー部所属。
雪原さやか:自殺したとされるアイドル。
<最終話・11話あらすじ>
・前回のあらすじはこちら。
「雪鬼伝説殺人事件」第10話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
雪鬼の正体は「スノーゴブリンリゾート」の主催者であり「うぇぶすれっど」のCEO月見里であった。
月見里は動機について語り続ける。
「うぇぶすれっど」も完全に軌道に乗り、順風満帆な当時の月見里。
さやかも雲沢や椿原からいじめられつつも、モデルになる夢に邁進していた。
そして遂に、さやかを大々的に売り出すときが来た。
月見里は「スノーゴブリンリゾート」のキャンペーンにさやかを起用することを発表。
並行して、さやかにはドラマの主役などが舞い込むことになっていた。
もはや、成功は約束されていたのだ……いや、筈だった。
ところが、思いも寄らぬことが起こった。
月見里が海外出張に出かけたある日。
さやかが一斉にバッシングを受け始めたのだ。
皮肉にも彼が生み出した「うぇぶすれっど」が火付け役となった。
そして、火元はさやかがいじめられていた時代の写真である。
これが匿名でアップされた。
後に分かることだが、これを提供したのは雲沢と椿原であった。
おそらく見下していたさやかが成功することが許せなかったのだろう。
続いて、もともとはさやかのファンだった筈の鯖木がこれを延焼させた。
鯖木の拡散力は凄まじく、月見里もこれに対抗したが出先では太刀打ち出来なかった。
火はどんどんと燃え広がり、さやかの居場所を奪って行った。
やがて、月見里が気付いたときにはさやかは死亡していた。
雪山での遭難である。
状況からバッシングを苦にしての自殺と思われた。
月見里は雲沢、椿原、鯖木を憎み、これへの復讐計画を実行に移したのである。
それが「雪鬼伝説殺人事件」の全貌であった。
壮絶な月見里の動機に圧倒される面々。
その隙を突き、月見里は椿原を抱え込むと手にしたスイッチを見せつける。
どうやら、スイッチを押せば爆弾が爆発し雪崩がリゾート自体を呑み込むように設定されているらしい。
全員を道連れにするつもりなのだ。
まさに復讐鬼と化した月見里。
そんな月見里に、金田一はさやかの真意を告げる。
当時、鯖木の誘導により大騒動を迎えていた「うぇぶすれっど」。
その中でただ1つ、月見里に向けて書き込まれたログがあった。
「気分転換してやり直す」と書かれたソレこそ、さやかから月見里へのメッセージであった。
さやかの死は自殺ではなく事故死だったのだ。
これを知った月見里は椿原を解放。
ロッジに逃げ込めば雪崩から逃れられることを教え、自身はスイッチを押す。
全員が教えられたロッジへと逃げる中、月見里は押し寄せる雪崩に呑み込まれて行くが……。
数日後、月見里の姿は病院のベッドの上にあった。
月見里は雪崩に呑まれたが一命を取り留めたのだ。
不思議に思う月見里に、付き添っていた金田一が理由を伝える。
それはさやかのスキー板が月見里の居場所を教えたからであった。
消えていたスキー板が雪崩に流され、月見里の近くに届いたらしい。
それが目印となったことで救出できたのだ。
金田一はそれこそさやかの意志だと告げる。
これを聞いた月見里はさやかを想い泣き崩れながらも、再起を誓うのであった。
そんな月見里を眺めつつ微笑む金田一、美雪、剣持の3人―――「雪鬼伝説殺人事件」了。
<感想&推理>
「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
記念すべき第1弾は雪の山荘での殺人事件です!!
さらに、2014年4月5日17時30分よりアニメ放送が明らかに。
さらにさらに、「金田一少年の事件簿R」のコミックスも発売決定とのこと。
こちらも注目です!!
・名作は戻って来る!!2014年4月5日(土)17時30分より「金田一少年の事件簿」再アニメ化とのこと!!土曜夕方はミステリアニメパラダイスか!?
遂に「雪鬼伝説殺人事件」が決着!!
さて、最終話(第11話)ネタバレ批評(レビュー)。
同時に、解決篇の第4話でもあります。
今回はさやかの死の真相が明かされました。
そして、月見里の切り札発動と怒涛の展開に。
だが、さやかの愛が月見里を救う。
でもって、ラストには一命を取り留めた月見里が再起を誓うことで前向きなモノに。
ちなみに、剣持がラストのコマにのみこっそり参加していたのも印象的でした。
全体的になかなか良かったです。
次の作品も3週間後に控えているとのことで、こちらも期待です!!
◆「雪鬼伝説殺人事件」関連過去記事
・「雪鬼伝説殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「雪鬼伝説殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「雪鬼伝説殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「雪鬼伝説殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・【容疑者は2人に】「雪鬼伝説殺人事件」第5話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・【雪鬼はこの人!?】「雪鬼伝説殺人事件」第6話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「雪鬼伝説殺人事件」第7話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「雪鬼伝説殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「雪鬼伝説殺人事件」第9話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「雪鬼伝説殺人事件」第10話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿」より「薔薇十字館殺人事件」のまとめはこちら。
「薔薇十字館殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「香港九龍財宝殺人事件」のまとめはこちら。
「香港九龍財宝殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「暗黒城殺人事件」のまとめはこちら。
「暗黒城殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「人喰い研究所殺人事件」のまとめはこちら。
「人喰い研究所殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら。
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)
【ドラマ版】
・ドラマ版「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件・アジア北米同日放送〜美雪誘拐!破滅の街の悲劇…死体出現密室トリックの謎はすべて解けた!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 マレーシアのジャングルで合宿中の生徒達が次々と消えた…太陽と月が交わる時暴かれる驚愕のトリック!謎はすべて解けた!」(1月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)
「(TVアニメ化10周年記念) アニメ「金田一少年の事件簿」DVD コレクターズBOX (初回限定生産)」です!!
(TVアニメ化10周年記念) アニメ「金田一少年の事件簿」DVD コレクターズBOX (初回限定生産)
(TVアニメ化10周年記念) アニメ「金田一少年の事件簿」DVD コレクターズBOX (初回限定生産)
◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。
◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。
【関連する記事】
- 『スーサイド・パラベラム』第9話(道満晴明作、講談社刊『メフィスト 2016vo..
- 「実は私は」第1話から第160話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオ..
- 「ダジャレ禁止令」(志水アキ画、講談社刊「週刊少年マガジン」掲載)ネタバレ批評(..
- 「実は私は」第160話「藍澤渚と藍澤渚E」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」最終話(第35話)「事件の先に」..
- 「実は私は」第159話「藍澤渚と藍澤渚D」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第107話「いつかの文学全集」(加藤元浩作..
- 「黒霊ホテル殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連..
- 「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チ..
- 「実は私は」第158話「藍澤渚と藍澤渚C」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第34話「真犯人」(作画・星野泰..
- 「実は私は」第157話「藍澤渚と藍澤渚B」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第106話「動く岩」(加藤元浩作、講談社刊..
- 「実は私は」第156話「藍澤渚と藍澤渚A」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第33話「真相」(作画・星野泰視..
- 「実は私は」第155話「藍澤渚と藍澤渚@」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「実は私は」第154話「勘違いしよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 【エピソード最終話】「黒霊ホテル殺人事件」最終話、第6話(「金田一少年の事件簿R..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第32話「二重人格」(作画・星野..
- 「ビーストコンプレックス」最終話(第4話)「カンガルーとクロヒョウ」(板垣巴留作..