2014年03月10日

「思春鬼のふたり」第4話「対峙するふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第4話「対峙するふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
辻:WCO(世界お掃除機構)に所属する連続殺人鬼。
白雪:辻に恋焦れる少女。
担当さん:辻を担当するWCOの職員。
深海末姫:辻と白雪の前に現れた少女。「もう1人の殺し屋」を名乗る。
諏訪:深海のクラスメート。実はWCOの殺し屋。

<感想>

「コミックフラッパー」にて「モコと歪んだ殺人鬼ども」を連載中の反転邪郎先生の新作が「週刊少年チャンピオン」で連載開始です。

その新作「思春鬼のふたり」はなかなかにぶっ飛んだ設定が印象的な作品。
思春期真っ盛りの主人公・辻は悪を滅する連続殺人鬼。
そんな辻の正体を知りつつ、彼を愛する少女・白雪。
果たして、2人はどうなるのか……的なストーリー。

1話を見たところ、「未来日記」的な雰囲気を持った作品と呼ぶべきでしょうか。

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親から虐待を受けた白雪は由乃。
そんな白雪の恩人であり心の支えである辻は雪輝。
白雪から辻への愛は、由乃から雪輝への愛を髣髴とさせるし。
端末を用いるところは「未来日記」の携帯が該当して、担当さんはムルムルポジションか。
やはり、どことなく「未来日記」を思い起こすなぁ……。

となると、辻だけではなく白雪自身にも何か秘密がありそうだなぁ。
ボイスレコーダーにわざわざ事情を吹き込んでいて、それを辻に拾わせたのはどうにも作為的だし。
中盤で白雪無双状態になり、終盤になって自身の正義に悩む辻と対立することもあるかも。

そんな4話は3話から引き続き、VS諏訪。
白雪を狙う諏訪と、白雪を庇う辻が対峙することに。

とはいえ、辻と諏訪共に互いを害する気はない様子。
この状況下で如何に決着をつけるのか。
白雪が「辻になら殺されてもよい」と語っているところから、諏訪の前で辻の手にかかったような芝居をするのかな?

ちなみに、諏訪が口にしていた数字247はこれまでに殺害して来た被害者の数だったんですね。
驚いた。

さて、そんな本作は諏訪をどう扱うのか(辻と対決させ生死含めて決着をつけるのか、あるいは生存させライバルキャラとするのか)によって、方向性がかなり変わって来そうな予感。
個人的には、1話がかなり印象的だったけど、それに比較すると2話、3話、4話が思ってたのとかなり違ってて、管理人の嗜好と異なる方向に向かっている感じ。
でも、これこそが良いと言う人も居そうかな。

本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」、「実は私は」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「思春鬼のふたり」第1話「出逢ったふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第2話「殺し屋がふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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