2014年03月22日

「実は私は」第56話「看病しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第56話「看病しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第56話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「オレンジ」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。

<あらすじ(途中まで)>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、さらに幼馴染のみかんも加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんとかスキーリゾートより生還した朝陽。
だが、体調を崩してしまい今は自宅で静養していた。

さて、この機会をチャンス……いや、失礼……ゴホン、朝陽の為に看病しなければと思う人物が居た。
彼女は自身が雪合戦で早々に脱落したことが朝陽が体調を崩す原因になったと責任を感じていたのだ。
もちろん、葉子に悪いと思う気持ちもある。
だが、これは純粋な看病なのである―――仕方ないではないか!!
彼女は自身へと言い聞かせると黒峰家の前に立った。
そう……藍澤渚が朝陽の看病に足を運んだのである!!

こうして、お見舞いに感謝しつつ突然の渚の訪問を迎え入れた朝陽。
渚は来て良かったと胸を撫で下ろすのだが……。

しか〜〜〜し、朝陽と渚が揃えば渚がパニックに陥るのはもはや定番である。
朝陽から両親は仕事で外出、妹・鳴もパジャマパーティーで外泊していることを告げられた渚は早速パニックに!!
つまり、朝陽と渚は1つ屋根の下2人きりなのだ。

あらぬシチュエーションを想像し上せる渚。
朝陽はそのテンションに些か怯えつつも、夕食の買い出しに出かけようとする。

そんな朝陽を押し留める渚。
負傷兵が動いてはいけないとの主張である。

代わりに取り出して来たのは、何処から出したものか飯盒セットであった。
室内で炊き出しを始める渚に驚く朝陽。

渚はと言えば、やはり私が来て良かったと思いつつ、葉子に対して胸の痛みを覚える。
もしかして、もしかして、私はこうして好感度を上げようとしているだけなのでは……。
悩める渚だが、朝陽が発した言葉に再び我を失ってしまう。

なんと、今晩は朝陽の両親共に帰宅しないのだそうである。
つまり、朝まで2人きりも可能なのだ!!

慌てた渚は火力を間違え、ご飯を台無しにしてしまう。
こんなことも出来ないのか……と意気消沈する渚。
これを見た朝陽は焦げたご飯を口にして「これはこれで上手いよ」と笑う。
渚の胸が高鳴り、お泊りも視野に……。

果たして、朝陽と渚はどうなってしまうのか!!
続きは「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、5巻も発売。ちなみに表紙はフクちゃんとみかんですよ!!
そして、本作かなり面白い!!

その56話。
朝陽と葉子との板挟みに悩める乙女・渚の活躍回。
あらすじの後も、外部ユニットの電源切れなど、胸がキュンキュンするイベント満載でした。

とはいえ、56話最大のキュンキュン度を誇ったイベントはあらすじ中にもある「焦げたご飯を美味しい」と食べる朝陽。
朝陽は男子力高いなぁ……。

ところが、其処からラストのアレ。
朝陽でなくともツッコミを入れざるを得ないでしょう。
哀れ朝陽……何処までも受身な主人公だ。
もっとも、渚があの行動を取ったのは朝陽を異性として見ているからなワケだけど。

うん、1話中でのこのギャップが面白かったな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス5巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂に続き、フクちゃんとみかん。
なるほど、フクちゃんが加わったからこそみかんの秘密(朝陽が好き)が暴かれたからか。
だから、フクちゃん登場までは表紙に出来なかったワケなのかな。
こうなると、6巻が凛、7巻が明里かな。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第50話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

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