2014年03月16日

「思春鬼のふたり」第5話「意志あるふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第5話「意志あるふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
辻:WCO(世界お掃除機構)に所属する連続殺人鬼。
白雪:辻に恋焦れる少女。
担当さん:辻を担当するWCOの職員。
深海末姫:辻と白雪の前に現れた少女。「もう1人の殺し屋」を名乗る。
諏訪:深海のクラスメート。実はWCOの殺し屋。
仕置人:眼帯を着けた謎の少女。WCOの職員?

<あらすじ(途中まで)>

白雪の口封じを目論む諏訪。
辻はそんな諏訪の目の前で白雪をナイフで貫く。

倒れ込む白雪。
諏訪はこれを解体しようとするが、辻の顔色が変わって―――。

続きは「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「コミックフラッパー」にて「モコと歪んだ殺人鬼ども」を連載中の反転邪郎先生の新作が「週刊少年チャンピオン」で連載開始です。

その新作「思春鬼のふたり」はなかなかにぶっ飛んだ設定が印象的な作品。
思春期真っ盛りの主人公・辻は悪を滅する連続殺人鬼。
そんな辻の正体を知りつつ、彼を愛する少女・白雪。
果たして、2人はどうなるのか……的なストーリー。

さて、その5話ですが……。

早くも諏訪が粛清されました。
思ったより早い印象ですが、2話に登場し5話で退場なので4話は出ていたことになるのか。
そして、ラストにて仕置人さんの登場と急展開。
どうやら、仕置人さんはWCOの規則に反する人物を処刑する役目の人物のよう。

WCOは、運営を頂点に各処刑人、これを監視する各担当、これが規約に反した際に処刑する仕置人で構成されているのかな……。
となると、割と組織としてしっかりしている印象だなぁ。
仕置人さんも複数居ることになるのかなぁ……。

それにしても、今回登場した仕置人さんがなかなかに特徴的。
よもやの眼帯少女かぁ……。

ただ、連載が生き急ぎ過ぎてる気がしないでもない。
あまりに急展開かなぁ。
このペースは月刊誌の連載向けのような印象があるが……。

例えば、5話で起こった出来事だけでも。

・辻による白雪殺害の芝居。
・諏訪がこれの解体を申し出て辻反発、芝居がバレる。
・逆上した諏訪が辻を攻撃。
・辻が反撃し、あっさり勝利を収める。
・処刑人同士の戦いにWCOが介入。辻の正当防衛が認められ諏訪が処刑される。

これ、それぞれで1話ずつ成立させても問題ないほどの内容だと思う。
つまり、5話内だけで5話分もの内容が描かれた計算に。
濃い目に描いても3話で描くべき量だと思うけどなぁ……。

此の展開の速さがどう出るかが気になるところ。
それこそが本作の売り(強み)でもあるとは思うのだが……その分、各キャラが軽く感じられてしまうのは功罪相半ばと言ったところか。
ただ、管理人の嗜好とは異なる方向に展開中かな。

本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」、「実は私は」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「思春鬼のふたり」第1話「出逢ったふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第2話「殺し屋がふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第3話「真逆のふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第4話「対峙するふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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