2014年04月11日

「思春鬼のふたり」第9話「相愛のふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第9話「相愛のふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
辻:WCO(世界お掃除機構)に所属する掃除人(連続殺人鬼)。
白雪:辻に恋焦れる少女。
担当さん:辻を担当するWCOの職員。
深海末姫:辻と白雪の前に現れた少女。「もう1人の掃除人」を名乗る。
諏訪:深海のクラスメート。実はWCOの掃除人。6話で小鹿に処刑される。
小鹿陸:眼帯を着けた謎の少女。演劇部所属。実はWCOのお仕置き人であった。
黒金:辻たちが通う学校の教師。女性。
若丸:黒金が招いた病院の医師。男性。

<あらすじ(途中まで)>

辻の次なるターゲットは教師の黒金。
黒金は人を生きたまま解剖することに暗い欲望を抱いていた。
これ以上、被害者を出してはならない……辻は黒金殺害を決意する。

だが、黒金は辻が認めるほどの善人・若丸の婚約者であった。
もしも、辻が黒金を殺してしまえば若丸は悲しむこととなるだろう。
こうして、辻は決意を鈍らせることに。

辻は逡巡を吹っ切るべく、若丸と話し合おうと決める。
こうして若丸宅を訪問したのだが、黒金までもがやって来てしまう。

黒金は自身と若丸の馴れ初めを語り出す。
入院した黒金の手術を担当したのが若丸だったのだ。
若丸に身体の中まで見られたと膨れる黒金。

黒金に振る舞われた紅茶を口にする辻と若丸。
すると、途端に眠気が……睡眠薬が盛られていたのだ。
黒金は「私が見せたのだから、今度はあなたの番よ」と寝入った若丸に笑いかける。

しまった……後悔する辻だがもう遅い。
そんな辻に黒金は「あなたは罪を背負って貰うわ」と告げるのであった。
辻、大ピンチである!!

しかし、この光景を外から眺める人影があった。
白雪である。
白雪は愛する辻の危機を救うべく、行動を起こそうとして―――。

辻はこのピンチを切り抜けられるのか!?
続きは「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「コミックフラッパー」にて「モコと歪んだ殺人鬼ども」を連載中の反転邪郎先生の新作が「週刊少年チャンピオン」で連載開始です。

その新作「思春鬼のふたり」はなかなかにぶっ飛んだ設定が印象的な作品。
思春期真っ盛りの主人公・辻は悪を滅する掃除人こと連続殺人鬼。
そんな辻の正体を知りつつ、彼を愛する少女・白雪。
果たして、2人はどうなるのか……的なストーリー。

さて、その9話ですが……。

黒金の動機はなかなかでしたね。
「自分の身体の中を見られたから、あなたの身体の中も見たい」が動機とは……。
それを上手くこなす為だけに、練習と称してこれまでの被害者を襲っていたとは!!

とはいえ、動機こそ意外性があって良かったのですが、以前から懸念していたことも現実になりました。
黒金殺害を悩む辻でしたが若丸を守る為に黒金を殺害せざるを得なくなり、おそらく本エピソードのテーマであった「良心に苦悩する辻」との構図は早々に畳まれることに。
これからもテーマにし続けることは出来ると思うのですが、折角だったので此処で一様の結論は出して欲しかった。
作品に深みが出る絶好の機会だと思われただけに勿体ない。
あくまで悩みに結論を出して黒金を掃除するから意味があるのであり、黒金を掃除後に若丸に認められても意味がないような気がするし。

そして、辻の危機に動く白雪。
まさか、あそこで監視しているとは驚いた。
とはいえ、白雪に出来ることは少ない。
黒金の気を惹き辻の行動をフォローするか、小鹿を呼ぶかぐらいか。
此処が見せ場だけに活躍して欲しいところ。

本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」、「実は私は」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「思春鬼のふたり」第1話「出逢ったふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第2話「殺し屋がふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第3話「真逆のふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第4話「対峙するふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第5話「意志あるふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第6話「雨の中のふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第7話「善悪のふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第8話「幸せなふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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