ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
欲望が犯罪を生み出す!
夫の遺産を狙う伊佐子のまわりには、欲望にとりつかれ蟻のようにうごめきまわる人々。男女入り乱れ愛欲が犯罪を生み出す異色の長篇!
脂ぎった中年の女、三十歳年上の夫の遺産を狙う沢田伊佐子のまわりには欲望にとりつかれた“蟻”たちがいる。男女入り乱れ、欲望が犯罪を生み出すスリラー長篇。(権田萬治)
(文藝春秋社公式HPより)
<感想>
まさに松本清張先生の真骨頂的な作品と言えるでしょう。
本作『強き蟻』は毒婦・伊佐子と彼女を取り巻く4人の男たちの物語です。
まずは、伊佐子。
伊佐子は女王蟻である。
彼女は自身の欲望に忠実で、それを叶える為ならば手段を選ばない。
彼女にとって、周囲の者は彼女に奉仕する蟻なのかもしれない。
4人の男の1人・沢田信弘。
彼は若い伊佐子に溺れ、手に入れる為に娘たちを捨てた。
だが、伊佐子にとって彼は夫ではなく大金の引換券に過ぎない。
4人の男の1人・塩月。
彼も伊佐子に溺れるが、伊佐子にとっては単に利用価値のある踏み台に過ぎない。
4人の男の1人・石井。
彼も伊佐子に溺れるが、伊佐子にとっては遊び相手に過ぎない。
4人の男の1人・佐伯。
彼も伊佐子に溺れるが、おそらく伊佐子にとっては利用価値のある相手に過ぎなかった。
4人とも伊佐子にとっては替えのきく相手に過ぎない。
こうして4人の男たちをまるでゲームマスターの如く支配しているかに見えた伊佐子。
しかし、そんな彼女さえも1人のプレイヤーに過ぎなかった。
そもそも利用される側にも意志があることを見落としていた伊佐子の傲慢さが招く結末。
利用される側が利用する側へ逆襲を図るアレは、まさに「因果応報」を知らしめます。
まずは読め!!
<ネタバレあらすじ>
・登場人物一覧
伊佐子:主人公、まさに悪女。
沢田信弘:伊佐子の30年上の夫。心臓病を患っている。
佐伯:弁護士。
塩月:代議士の甥で食品会社の重役。
石井:伊佐子の若い愛人の1人。乃理子の恋人。
福島乃理子:石井の恋人だったが……。
宮原素子:沢田の口述筆記を担当することになった速記者。
伊佐子はまさに悪女であった。
彼女には30歳年上で資産家の夫・沢田信弘が居る。
しかし、伊佐子は信弘を愛していなかった。
むしろ、早く遺産を寄越してくれれば良いのにと不満を抱いていたほどであった。
何しろ、伊佐子はその為に信弘と結婚したのである。
伊佐子は信弘と結婚する際に意図的に彼の2人の娘を排斥した。
今や、信弘の周囲には伊佐子しか居ない。
当然、信弘は伊佐子に遺産のすべてを遺す筈であった。
それが莫大な金額となる。
そして、信弘は伊佐子以外に持たないが、伊佐子は信弘以外に多くの男を持っていた。
伊佐子には複数の愛人が居たのである。
まずは、代議士で食品会社の重役を勤める塩月。
まさに、伊佐子のパトロン的存在である。
そして、最近お気に入りなのが粗野ながら精力的な若い男・石井。
伊佐子は石井と何度となく関係を結んでいた。
石井には乃理子という恋人がいるが、伊佐子には関係ない。
同様に、伊佐子にとって石井はいずれは捨てる相手に過ぎなかった。
もちろん、他にも複数の男たちが居るのである……。
そんなある日、伊佐子を驚愕させる出来事が起こる。
なんと、乃理子が死亡し、この殺害容疑が石井にかかったのだ。
石井によれば、乃理子が伊佐子との関係を嫉妬した末の自殺だそうだが……何処まで本当か怪しいものであった。
しかし、いずれにしろ石井が逮捕されたことで伊佐子は困った立場に追いやられた。
もしも、石井が伊佐子との関係を暴露してしまったら……流石に公的にマズイ。
其処で伊佐子は塩月に頼り、新進気鋭の弁護士を紹介して貰うことに。
これが佐伯との出会いであった。
佐伯は石井を無実にしてみせると請け負う。
自信満々な佐伯の様子に伊佐子は惹かれた。
こうして、伊佐子は佐伯とも関係を結んでしまう。
その頃、塩月に転機が訪れていた。
代議士の叔父が死亡したのだ。
これにより、彼の周囲の人間は一斉に掌を返した。
彼らは塩月ではなく、彼の叔父を目当てに交際していたのである。
もちろん、伊佐子も例外ではない。
塩月の周囲から人が消えた。
傷心を抱えた塩月は会社も追われることになり、いずこかへと流れて行った。
これにより、伊佐子の佐伯への依存度は高まって行った。
一方で、伊佐子は信弘をさらに疎んじ始めた。
いい加減、貞淑な妻を装うことに嫌気が差したのだ。
伊佐子は信弘の死を望み、信弘の心臓に持病があることを利用し負担をかけて行く。
ところが、そんな伊佐子の計画を知ってか知らずか信弘は呑気に自叙伝を出版すると主張。
口述筆記の為に速記者の宮原素子を連れて来る。
信弘は素子と2人きりの時間が多くなった。
伊佐子は自身を棚に上げ、これを警戒することに。
信弘に余計なことをされては堪らない。
その為には時間を与えるべきではない。
こうして、尚更、信弘を疎んじた伊佐子は直接的な行動をも辞さなくなる。
信弘の食事を栄養価の少ないモノに変えたのである。
此処までされながらも伊佐子の行動を許す信弘。
だが、その心身は追い込まれつつあった。
同じ頃、佐伯が耳寄りな情報を持ち込んで来た。
熱海に「紅旅荘」という掘り出し物の不動産物件が存在すると言うのだ。
2人で共同経営しないかと持ちかける佐伯に伊佐子は一も二も無く応じる。
ところが、この物件はとんだ金食い虫であった。
維持費や改修費に、次々と資産が消えて行く。
伊佐子は信弘の遺産を早急に必要とするまでになっていた。
そんな中、遂に石井の裁判が始まった。
流石に佐伯は大言壮語しただけのことはあった。
捜査の不首尾を突き、石井を無罪にすることに成功したのだ。
だが、佐伯は確信していた。
どうやら、伊佐子にのぼせ上った石井が乃理子を殺害したようであった。
だが、伊佐子にとってはそれはどうでも良かった。
困ったのは今後の石井への処遇である。
佐伯は無罪にしてやった恩義があるから大丈夫と語るが……。
その間にも「紅旅荘」の費用は嵩んで行く。
焦った伊佐子は強硬手段に出た。
佐伯との情事の様子をカセットレコーダーに録音し、これを信弘に聞かせることで心臓に負担を与え止めとしたのだ。
こうして、あえなく信弘は死亡してしまった。
しかし、此処から伊佐子にとって想定外の事態へと進むのである。
事の顛末は素子の証言と石井の供述に詳しい。
まずは素子の証言内容をまとめたものをご紹介しよう。
信弘の死から数日後、その遺書が公開された。
ところが、内容を耳にした伊佐子は血相を変える。
なんと、信弘は娘たちに遺産のすべてを譲るとしていたのだ。
実は信弘は素子に依頼し、新しく遺書を作成していたのである。
こうして、伊佐子のあては外れた。
これについて素子は「信弘の死自体が伊佐子の何らかの陰謀の結果なのだから仕方がない」と述べている。
それは信弘の伊佐子への復讐だったのかもしれない。
ちなみに素子は、どちらかと言えばこの見方に否定的である。
素子には生前の信弘が伊佐子の素行を知り尽くした上で、あえて許していたように感じたと言う。
そして復讐と言えば、素子が知る限りもっと適切な立場の人間が居た―――塩月だ。
実は信弘のもとに速記者として素子を送り込んだのは塩月であった。
そして、塩月こそが佐伯を通じて「紅旅荘」を売りつけた張本人であった。
もちろん、これらの事実は伊佐子も佐伯も知らない。
素子は思う。
塩月は復讐したのだ、と。
叔父が死亡し伊佐子に佐伯へと乗り換えられた塩月、その内心は忸怩たるものがあっただろう。
其処で自分の存在を伏せ、第3者を通じて「紅旅荘」を伊佐子と佐伯に掴ませたのだ。
ともあれ、素子は次の言葉でその証言を締め括っている。
まぁ、伊佐子さんと佐伯先生がああなったのも因果応報でしょう、と。
続いて、石井の供述を紹介しよう。
石井は彼が「あの犯行」に及んだ理由を次のように語っている。
石井は伊佐子に溺れていた。
彼もまた伊佐子無しでは生きられない身体になっていたのだ。
裁判を終え、無罪判決が下った石井は伊佐子との生活を夢見た。
ところが、伊佐子は石井を相手にしない。
石井の中に不満が溜まって行く。
そんなある日、石井は伊佐子と佐伯の関係に気付いた。
それは石井にとって裏切りであった。
其処で2人の密会現場を押さえ、問い詰めることにした。
先回りした石井はテーブルの上にカセットレコーダーを見た。
このとき、石井はムードを高める為の流行歌が録音されているのだろうと思い少し苛立ちを覚えたそうである。
其処へ伊佐子と佐伯が連れ立ってやって来た。
2人は部屋に居た石井を見て驚き、何やら必死に語り始めた。
しかし、石井に言い訳を聞くつもりは無くなっていた。
適当な言い訳を聞くくらいなら流行歌の方がマシだと石井はカセットレコーダーに手を伸ばした。
そして、再生ボタンを押した。
流れ出した音は石井の予想とは異なっていた。
途端、伊佐子が背中を見せて逃げ出した。
遅れて、佐伯も逃げ出した。
このとき、石井に殺意が芽生えた。
石井は2人を追いかけた……。
これが佐伯殺害、伊佐子傷害事件の犯人・石井の供述である―――エンド。
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