2014年04月19日

「実は私は」第60話「悪魔にもてあそばれよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第60話「悪魔にもてあそばれよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第60話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「オレンジ」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ。58話から登場。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、さらに幼馴染のみかんも加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

初詣の帰路、朝陽と葉子の前に立ち塞がったのは第2の悪魔こと銀華恋。
華恋は多数の烏を使い魔として従え、不気味な雰囲気を醸し出し朝陽たちに詰め寄る。

華恋の狙いはただ1つ。
葉子の正体が周囲にバレていれば、葉子を源二郎のもとに連れ戻すこと。

これを聞かされた朝陽は葉子の手を引きその場を逃げ出そうとするが……。

華恋の放った「怠惰の羽(黒い羽)」に足を貫かれ、苦痛に顔を歪め倒れ伏す。
万事休すか……それでも葉子を逃がそうとする朝陽。
そんな朝陽を庇おうとする葉子。

2人の姿を目の当たりにした華恋は……何故か号泣し始める。

「そっかぁ、源二郎と桐子と同じような苦労をしているんだねぇ」
鼻を啜り上げながら、同情の涙を流す華恋。

事態の急変ぶりに、我を忘れた朝陽は必死に足に刺さった羽を抜こうとする。
すると、華恋が慌て出す。

「あっ、駄目。無理に抜こうとすると大変なことになる。横にして抜くと楽に抜けるから」
朝陽が華恋の助言に従うと……あっさり抜けた。

先程までの圧迫感は何処へやら、情の深い様子を見せ泣き続ける華恋。
毒気を抜かれた朝陽と葉子は華恋を警戒しつつ、ヒソヒソ話を始める。

「あの人、本当に茜ちゃんと同じ悪魔なんやろか」
疑問を呈する葉子、朝陽も同様である。
確かめるべく、此処で葉子は秘策を実行に移す。

取り出したのは飴である。

ポカンとする朝陽と華恋。
朝陽は「いやいや、そんなので」とツッコミを入れるのだが……。

特に反応を示さない華恋の背後、其処に茜がひょっこり現れた。

(召喚出来ちゃったよ〜〜〜)
驚く朝陽。

当の茜はスタスタと華恋に近付くと、その背後から葉子の持つ飴に興味深い視線を投げかけている。
だが、華恋は茜に気付かない。

「本当に悪魔なんですか?」
朝陽は思い切って華恋に問うことに。

これに華恋が過剰に反応した。
使い魔を従えているのが証拠だと、周囲の烏を指差す華恋。
しかし、先程までと違い良く見れば、烏たちは華恋に忠実では無いことが分かる。
何故なら、華恋をその嘴で突いているのだ。

「おい、コラ!!10時から20時までの契約してるだろうが」
華恋は必死に嘴から逃れつつ、抗議する。
どうやら雇用契約を結んでいるらしいことを知った朝陽は内心でツッコミを止められない。

そんな朝陽の視線に耐え切れず華恋は角を指差す。
「これこそが悪魔の証……」
言いかけたところで、角が取り外されてしまった。
茜の所業である。
さらに、茜は華恋の使い魔にその角を託すと遥か彼方へと送り出した。

「ああああああああああああああっ」
華恋から怒り交りの悲痛な叫びが上がる。

「こぉのっ、茜ぇっ!!」
茜を呼び捨てする華恋だが、茜は「誰?」と相手にしない。
既に興味を失ったのか、葉子の飴をニヤニヤと眺めている。
欲しいのだろうか。

「忘れたとは言わせない」
華恋は自身が源二郎と桐子の同級生であると明かす。
しかも、茜が校長であるように華恋は生徒会長であるらしい。

知らなかったと洩らす朝陽。
しかし、茜の態度は変わらない。

茜に相手にされないことに痺れを切らした華恋は遂に出自を明かす。
なんと、その背中から飛び出したのは純白の羽!?

そう、華恋は元天使。
茜に弄ばれ堕天した堕天使だったのだ―――61話に続く。

銀華恋の意外な出自が明らかに。
「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、6巻も発売。ちなみに表紙は凛ちゃんですよ!!
そして、本作かなり面白い!!

さらにさらに、増田先生の初期作品「透明人間の作り方」も発売とのこと。
こちらも注目!!

その60話。
何と言ってもサブタイが秀逸。

このサブタイが「悪魔にもてあそばれよう!」。
読者に中盤までは「悪魔(華恋)に(朝陽と葉子が)弄ばれる」と思わせておいて、実際は「悪魔(茜)に(華恋が)弄ばれる」との構図。
これが分かったときのニヤニヤと来たら、これこそが「実は私は」の醍醐味だな。

そして、情に厚い悪魔・華恋。
それもその筈、華恋の正体は元天使。
本人の申告によれば、源二郎と桐子の同級生とのことで、現在の生徒会長でもあるそうな。
だから、あの服装だったのか!!
ちなみに、七不思議が1つ増えた気がするのだが気の所為だろうか。

でもって、本人の言葉通りなら源二郎と桐子の同級生当時は天使だったワケか。
だからこそ、源二郎とも面識があったんだなぁ。
それが茜に弄ばれてしまい悪魔になったと。
嗚呼、茜の犠牲者が此処にも……。
こうして改めてみると、その茜と血縁とは言え、真っ向から戦えてる明里は凄いなぁ。
流石、百度参りの異名は伊達じゃない!!

次回は華恋と茜の過去が明かされるのか。
期待!!

総評として、今回も楽しめた!!
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス6巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかんに続き、凛。
うむ、此処までは予想通り。
こうなると、7巻が明里、8巻が華恋かな。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

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「実は私は(1) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
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