2014年04月16日

水曜ミステリー9「鑑識特捜班・九条礼子3〜骨の叫びを聞く女〜 殺害現場に残された“甘い微粒子”が暴く巨悪の闇!3つの殺人連鎖とナゾの復讐劇」(4月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「鑑識特捜班・九条礼子3〜骨の叫びを聞く女〜 殺害現場に残された“甘い微粒子”が暴く巨悪の闇!3つの殺人連鎖とナゾの復讐劇」(4月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

鑑識特捜班とは鑑識活動によって得た証拠を迅速かつ機能的に捜査へ反映させるため、警視庁内に新設された捜査チーム。医師免許を持つ九条礼子(渡辺えり)を班長に、FBI留学経験のある霧島まどか(安達祐実)、大学病院から出向している医師・韮沢晃一(石原良純)で活動している。

ある日、礼子とまどかは白骨遺体が発見された河川敷へ向かった。骨の形状などから性別は男性で、死後1年以上が経過していると見られた。また肋骨に刃物による傷跡があり刺殺体と思われた。

時を同じくして消費者金融・ライフマネーの店舗で爆弾強盗事件が発生。体に爆弾を巻きつけた犯人が金を要求していた。ところがパトカーのサイレンを聞いた犯人が外に飛び出そうとした瞬間、爆弾が爆発し犯人は死亡してしまう。現場に駆けつけたまどかは、状況から誤爆を疑う。爆弾は無線で操られており、犯人は実は被害者で何者かに無理矢理、強盗をやらされたのではないかという。
そんな中、礼子は過去の事件で関わった若松組に狙われていた。心配した副総監の和泉義仁(蛭子能収)は、組織犯罪対策部の有働公平(村田雄浩)と重盛祐介(萩野崇)を礼子の護衛につけ、鑑識特捜班のスタッフとしても働くことを命じる。

やがて、河川敷で発見された白骨遺体の身元がインク工場経営者の笹川実(藤田宗久)と判明。礼子は有働と共に笹川の妻・美奈子(仁科亜季子)のもとへ向かう。礼子は美奈子に、遺体はご主人のもので殺害されていたことを告げる。美奈子は、夫は誰かに恨まれるような人ではなく、工場の従業員たちを家族同然に可愛がっていたと語る。美奈子に接した礼子は、美奈子が何かを隠している事を察知するが、一方で心の底から夫の死を悲しんでいたとも感じる。

その頃、鑑識特捜班の分析室では爆弾強盗犯の身元が明らかになっていた。爆弾強盗犯は若松組の殺し屋・菊田(加藤マサキ)だった。その後の調べで、菊田の靴に付着していた微粒子が笹川実の靴に付着していた成分と一致。しかも菊田の着衣には笹川インキの製品と同じ成分のインクが付着していたことも判明した。

一方、礼子と有働の聞き込みで笹川インキは、ライフマネーで借金をしていたことが判明する。別々の事件が徐々に繋がりを見せ始めるが…。
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

鑑識特捜班とは鑑識活動によって得た証拠を迅速かつ機能的に捜査へ反映させるため、警視庁内に新設された捜査チーム。
医師免許を持つ班長・九条礼子、FBI留学経験のある霧島まどか、大学病院から出向している医師・韮沢晃一の3人が所属している。

そんなある日、礼子たちのもとに新たな事件の報が飛び込んで来た。
河川敷で白骨遺体が発見されたのだ。
どうやら、殺害されてから1年以上経過しているらしい。

同じ頃、消費者金融・ライフマネーの店舗で爆弾強盗事件が発生していた。
犯人は菊田という男性。
菊田は身体に爆弾を巻きつけ金を要求。
ところが、金を入手したにも関わらず、何故か奥の部屋へと入り込もうとして爆死してしまう。

菊田の爆弾は無線による遠隔操作タイプであった。
礼子たちは菊田が何者かに爆弾で脅迫されていたのではないかと推測。
さらに、菊田の爆死が盗撮犯の無線カメラの電波と混線した為であったことも判明する。

一方、組織犯罪対策部の有働公平と重盛祐介が礼子の警護に就くこととなった。
礼子はシリーズ第2弾の事件(下記リンクのもの)を解決したことで、死体処理場を失った若松組に狙われていたのだ。

水曜ミステリー9「鑑識特捜班・九条礼子(2)〜骨の叫びを聞く女〜 死体なき連続殺人!疑惑の看護師の遺骨が暴く巨悪の闇!特捜の鬼と老父が迫る真実(〜骨を知る女〜 凶器消滅!遺骨なき連続殺人 巨大病院の深い暗闇…4件の完全犯罪に絡むミスターXのありえない正体!)」(10月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

こうして有働と重盛を加え、河川敷事件と菊田事件の捜査が行われることとなった。

直後に河川敷で発見された白骨遺体の身元がインク工場経営者の笹川実と判明。
礼子と有働は笹川の妻・美奈子のもとへ足を運ぶ。
美奈子によれば、笹川は工場経営に苦しみライフマネーに借金していたらしい。
工員の1人・内田は礼子に鋭い視線を向けるが……。

その後、菊田が若松組の殺し屋だったことが判明。
しかも、菊田の靴に付着していた微粒子が笹川実の靴に付着していた成分と一致したことで、笹川殺害が菊田の犯行と明らかになる。

さらに菊田が絡んだ犯行の1つとして、雑誌記者・真嶋明日香轢き逃げ事件が浮上。
礼子と有働は明日香の母・里子を訪問。
里子は礼子にコーヒーとミルクを、有働にコーヒーをブラックで差出しもてなす。
里子によれば夫が居らず、母1人娘1人で生活していたらしい。
さらに、明日香はライフマネーを調べていて殺害されたらしいが……。

またもライフマネーである。
しかも、菊田が動いていたとなれば若松組も関わっているのだ。

そんな中、礼子が若松組の殺し屋に狙われてしまう。
手傷を負った礼子は有働に助けられることに。
礼子はお礼に自家製ラスクを有働にプレゼントするのであった。

韮沢がライフマネーの客に成り済まし潜入した結果、意外な事実が判明。
なんと、ライフマネーと若松組は経営コンサルタントの西岡を通じて繋がっていたのだ。
どうやら、ライフマネーの客に西岡が口を利き、若松組系列の金融屋から高利で金を貸すシステムになっていたらしい。
当然、客は返済に行き詰る。
其処で、身包みを剥いでいたのだ。
笹川もこの被害者だったのである。

此処に礼子たちはライフマネーの門倉社長、経営コンサルタントの西岡への取調を開始。
ところが、門倉は捕まえられたが西岡に逃げられてしまう。
事前に情報が洩れていたようである。
裏切り者の存在を察知する礼子。

一方、門倉により事の全貌が明らかに。
西岡たちの被害に遭った笹川が訴えると主張した為に、菊田に殺害されたのだ。
明日香も門倉たちの関係を突き止めた為に口封じされていた。
しかも、菊田が強盗に現れた当日には若松も来店していたのだそうだ。
奥の部屋に隠れていたらしい。
だとしたら……犯人の狙いは若松の命だったのでは!?

其処へ礼子にあてて美奈子から電話が入る。
内田が美奈子に代わり笹川の仇を討とうとしているのだそうだ。
内田は笹川夫妻に可愛がられており、恩義を感じていたのだ。

これを受けて若松のもとへ向かう礼子たち。
すると爆弾を身に着けた内田が若松と揉み合っていた。
まどかの開発した無線無効装置により、爆弾が無力化され内田はその場で取り押さえられた。
若松は逃げ出したのだが、何者かに殺害されてしまう……。
現場には何やパンくずのような物が転がっていたが……。

矢先、美奈子が遺書を残し自殺する。
すべてを自身の犯行だと告白する美奈子だが、礼子はそれが嘘だと確信していた。
裏にもう1人、門倉たちに内部情報を流していた人物が居るからである。

ある人物に目星を付けた礼子は調査を開始。
そして、遂にその人物の犯行だと確信する。

翌日、屋上に呼び出された有働と重盛。
礼子は有働こそが犯人であると指摘する。

里子と有働には面識があった。
ヒントは里子がもてなしたコーヒーだ。
礼子のコーヒーにはミルクがあった。
ところが、有働のコーヒーはブラックであった。
これは有働の嗜好を知らなければ出来ないことだ。

実は有働こそが明日香の父だったのである。
里子の父には犯歴があり、有働の将来を考え里子が身を退いていたのだ。
ところが、明日香が菊田に殺されてしまった。
有働は菊田が若松の命令で動いていたことを突き止め、復讐を計画することに。
若松に近付くべく有働は情報を漏洩し信頼を勝ち取った。
一方で、明日香と同様に笹川が被害者となったことを知り、美奈子を仲間に引き入れる。

そして、遂に復讐の日がやって来た。
有働たちは菊田に爆弾を背負い込ませ、店内へと追い立てた。
歯向かえば起爆させると脅しつつ、店内の奥に居る若松のもとへ向かわせることに。
若松にさえ辿り着けば、菊田ごと爆殺する予定だったのだが……無線が混線し誤爆し失敗してしまう。

この捜査に礼子たちが乗り出した。
其処で情報を得る為に警護の名目で接近したのである。
そうして情報を若松に流しつつ、次の機会を伺った。
遂には隙を突き、若松を殺害したのである。

美奈子は有働に同情し庇ったのであった。

あくまで証拠が無いと言い張る有働。
しかし、礼子は証拠を提示する。

それは若松殺害現場に落ちていたパンくず。
正体は礼子自家製のラスクだったのだ。
礼子がラスクを配った相手は有働しか居ない。

有働は罪を認めることに。

後に、逃走した西岡も逮捕されることになった。
こうして、事件は解決したのである―――エンド。

<感想>

「鑑識特捜班・九条礼子」の第3弾です。
原作はなく、オリジナルとなります。
前回のネタバレ批評(レビュー)ありますね。
興味のある方は過去記事リンクからどうぞ!!

なかなか面白かったですね。
複数の事件が複雑に絡み合って行く点は面白かった。
何よりシリーズらしさを活かし、第2弾の事件と絡めたのは良かった。
とはいえ、第3弾単体でも十分に楽しめましたね。

そう言えば、重盛をミスリード要員にしていましたがキャスト一覧に重盛の名が無い時点で犯人ではないことは明白でしたね。
必然的に情報漏洩のくだりで有働しか残らなかったから、其処から明日香父に結び付けるのは難しくは無かったかな。
ただ、自家製ラスクは想定外でした。
してやられた感じ。

そして、相変わらず作中内での死者数は2時間で5人と多目な印象。
笹川、明日香、菊田、若松、美奈子か。
まぁ、前回よりは少ないかな。
これもまた本シリーズの特徴なのかもしれません。

さて、1つだけ惜しい点が。
有働の為に必要があったとはいえ、礼子とまどかコンビのシーンが少なかったこと。
ラストのような掛け合いをもっと見たかったかな。
次回は其処に期待!!

◆関連過去記事
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水曜ミステリー9「鑑識特捜班・九条礼子(2)〜骨の叫びを聞く女〜 死体なき連続殺人!疑惑の看護師の遺骨が暴く巨悪の闇!特捜の鬼と老父が迫る真実(〜骨を知る女〜 凶器消滅!遺骨なき連続殺人 巨大病院の深い暗闇…4件の完全犯罪に絡むミスターXのありえない正体!)」(10月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>

九条礼子:渡辺えり
霧島まどか:安達祐実
韮沢晃一:石原良純
有働公平:村田雄浩
笹川美奈子:仁科亜季子
溝口次郎:松澤一之
和泉義仁:蛭子能収
真嶋里子:山下容莉枝
若松登司三:倉石功
西岡隆行:佐藤一平 ほか
(公式HPより転載、順不同、敬称略)


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体験王 鑑識捜査編





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