2014年05月13日

『白銀ジャック』(東野圭吾著、実業之日本社刊)

『白銀ジャック』(東野圭吾著、実業之日本社刊)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

ゲレンデの下に爆弾が埋まっている――

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス!
(実業之日本社公式HPより)


<感想>

2014年夏に渡辺謙さん主演でテレビ朝日さんにてドラマ化される予定の作品です。
本作はジェットコースターのような展開が特徴で、結末も含めて何処か東野先生の初期作品を思い起こさせます。
とはいえ、東野先生によるサスペンスものならば個人的には『天空の蜂』の方が好み。
『天空の蜂』を映像化したら、物凄く良くなりそうだと思う。

『天空の蜂』(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

東野圭吾先生『白銀ジャック』(実業之日本社刊)がドラマ化されるとのこと!!

ちなみに同じ実業之日本社から刊行された『疾風ロンド』には根津が再登場しています。
『白銀ジャック』を読んだ方は『疾風ロンド』も読むべし!!

『疾風ロンド』(東野圭吾著、実業之日本社刊)ネタバレ書評(レビュー)

それと「ネタバレあらすじ」はかなり端折っているので注意!!
興味のある方は原作を読むべし!!

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
倉田:リゾート運営会社「広世観光株式会社」の社員。
筧:倉田の勤務する「広世観光株式会社」の経営者。
入江:1年程前に北月地区で発生した事故で妻を失った男。
根津:パトロール隊員。
桐林:新人パトロール隊員。
増淵:北月町長の息子。
日吉:リゾートに遊びに来た客。

倉田が勤務する「広世観光株式会社」に脅迫電話が入ったのは年の瀬の頃であった。
犯人は爆弾を新月高原スキー場に埋めたと主張し、大金を要求して来た。

これに「広世観光株式会社」の経営者である筧は頭を抱える。
困った筧は、倉田とパトロール隊の根津たちに事件解決を委ねる。

倉田と根津は犯人からスキー場を護ろうと奔走する。
そんな中、彼らの脳裏を過るのは1年前の忌まわしい事件であった。
あれが、今回の脅迫事件にも繋がっているのではないか……。

遡ること1年前、新月高原スキー場の北月地区では痛ましい事故が発生していた。
2人のスノーボーダーとの衝突により、入江という男性の妻が死亡したのだ。
犯人と思われるスノーボーダーは行方が分かっていなかった。
以来、北月地区は封鎖され出入り禁止となっている。

その当の入江が、今も新月高原スキー場に滞在しているのだ。
一方、宿泊客の日吉も何故か北月地区に興味を示していた。

新人パトロール隊員・桐林や北月町長の息子・増淵らの協力を得た根津たちは犯人に迫ろうとするのだが……。

そんな中、犯人から3度目の脅迫が為された。
しかし、何故か筧が一方的に交渉失敗を主張し打ち切ってしまう。

これに倉田は真相に気付いた。
そんな中、北月地区で爆発が発生する。
倉田は筧のもとへ―――。

数時間後、倉田は根津、入江、日吉、桐林、増淵らを集めると彼が突き止めた真相を語り出す。

そもそも、爆弾を仕掛けたのは筧だったのである。
目的は北月地区を吹き飛ばす為であった。
1年前の事故以来、北月地区には悪い噂が絶えなくなった。
そんな中、新月高原スキー場の売却計画が持ち上がった。
しかし、噂がある以上、北月地区を売ることには抵抗があった。
もしかすると、それが理由で売却自体が頓挫するかもしれない。
其処で、契約条項を逆手に取って爆弾で北月地区に人工的な雪崩を起こし、自然災害を装ってリゾートから切り離そうとしたのだ。
とりあえず、北月地区さえ除けば新月高原スキー場は売却可能との判断であった。

そんな筧を脅迫したのは桐林と増淵であった。
だが、彼らの目的は大金ではなく、封鎖された北月地区の開放にあった。
実は、入江の妻を事故死させたボーダーこそ、桐林と増淵だったのだ。
彼らは罪の意識から北月地区を護ろうとしていた。
筧の計画を知った2人はこれを利用し、北月地区を開放させようと考えた。
少なくとも、北月地区爆破は阻止出来る筈だったのだが……。

ところが、筧は上手であった。
交渉に失敗したように装い爆破することで、すべてを脅迫犯人の仕業に見せかけようと考えたのだ。
こうして、桐林と増淵はその意に反して利用されることに。

結局、爆弾は爆破したが被害はそれほどでもないらしい。
これでは北月地区は分断出来ない。
当然、新月高原スキー場が売却出来なければ「広世観光株式会社」は倒産してしまう。

さて、どうしようか……と倉田が頭を悩ませていたところに日吉が「大丈夫ですよ」と切り出す。
実は売却先である「星雲興産」の経営者こそ日吉だったのだ。
日吉はこっそり新月高原スキー場を調べていたらしい。
だが、実情を知って購入を決めたのだそうだ。
その為に、今回の事件は闇に葬られることとなった。

北月地区が護られたことで、桐林と増淵は1年前の事故について出頭することに―――エンド。

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東野圭吾先生「容疑者Xの献身」が上海で舞台化!!

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「エドガー賞 最優秀小説(作品)賞」受賞作発表、モー・ヘイダー『Gone(ゴーン)』に!!

東野圭吾先生原作の映画版『麒麟の翼』『夜明けの街で』『さまよう刃』が台湾にて2012年4月20日より公開!!

東野圭吾先生『容疑者Xの献身』がエドガー賞候補に!!気になる結果は2012年4月26日!!でも、何故2012年の今なのか、知りたいと思いませんか!?

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フジテレビ系列木曜劇場にて東野圭吾先生原作作品を続々ドラマ化!!その名も「東野圭吾ミステリーズ」!!

東野圭吾先生『○笑小説』シリーズから3本の短編が実写ドラマ化!!

シネマトゥデイさんが“東野圭吾”先生の秘密に迫りました!!

映画「秘密」に海外版があった!?その名は「秘密 THE SECRET」

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韓国版『容疑者Xの献身』こと『容疑者X 天才数学者のアリバイ』が2013年4月20日より日本公開とのこと!!

東野圭吾先生『さまよう刃』が韓国にて映画化!!

『ガリレオ』スピンオフドラマ制作決定!!その名は『タガーリン(仮)』!!

東野圭吾先生、加賀シリーズ最新作(第10弾)発売決定!!タイトルは『祈りの幕が下りる時』とのこと!!

『新参者』『赤い指』『麒麟の翼』に続くTBS版第4の「加賀シリーズ」実写ドラマ化判明!!2014年1月放送予定は『眠りの森』か!?

東野圭吾先生『白銀ジャック』(実業之日本社刊)がドラマ化されるとのこと!!

ドラマ化される「白銀ジャック (実業之日本社文庫)」です!!
白銀ジャック (実業之日本社文庫)





こちらは上記のコミカライズにして、そのキンドル版。
「東野圭吾ミステリー「白銀ジャック」」です!!
東野圭吾ミステリー「白銀ジャック」





「疾風ロンド (実業之日本社文庫)」です!!
疾風ロンド (実業之日本社文庫)





「天空の蜂 (講談社文庫)」です!!
天空の蜂 (講談社文庫)





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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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