2014年05月22日

【1982年の意味とは!?】「亡霊校舎の殺人」第7話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「亡霊校舎の殺人」第7話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

「金田一少年の事件簿R」第2弾は「亡霊校舎の殺人」!!
舞台は「黄金島」。
今回、「1982年以降の改修」なるキーワードが浮上。
これについて、いろいろ可能性が浮上。
コレがアレを指すのならば3話で推理したトリックが復活出来るか!?


【「亡霊校舎の殺人」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

赤熊猛:フリーのツアコン。
巴荘十郎:ベテランのトレジャーハンター。
首木友郎:どうにも怪しい雰囲気の持ち主だが……。
矢森雪雄:廃墟探索部のメンバー。目つきが悪い男性。
鬼城歩夢:廃墟探索部のメンバー。目つきが悪い女性。
花泉響也:廃墟探索部のメンバー。イケメン。
鶴野冬華:廃墟探索部のメンバー。ロングヘアの勝ち気そうな美女。
遠間もえぎ:廃墟探索部のメンバー。ショートヘアの元気少女。
室ノ井蘭:廃墟探索部のメンバー。おっとり系の美女。

高遠:ご存知「地獄の傀儡師」。今回も暗躍する!?
幽城玄将:亡霊教頭の正体とされる人物だが……。
亡霊教頭:今回の犯人だそうだが……。

蝶田:不動高校の教諭。某レスラーに似ている。
マスター:カフェふくろうのマスター。
ホー之介:マスターが飼ったふくろう。

<あらすじ>

・前話はこちら。
「亡霊校舎の殺人」第6話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

矢森が見取り図に記されていた筈の危険地域に踏み入り、転落死を遂げてしまった。
その遺体の傍には「教頭」による犯行声明が!!

これを目にした首木は嬉々として「亡霊教頭」の犯行を叫ぶ。
だが、明智は「犯行声明がパソコンとプリンタで作成されている」ことを指摘。
生きている誰かによる犯行と断言する。

明智と剣持は生き残ったメンバーを監視することに。
明智から真相解明を託された金田一は美雪と共に校舎内を調べ始める。

まずは歩夢殺害の現場となった音楽室。
金田一は音楽準備室付近の穴と音楽室の奥にある壁の穴に注目する。

「いや、まさか……此処は2階だし」
思い浮かんだトリックの正体に驚愕する金田一。

其処へ明智から連絡が入る。
明智は「避難口の誘導灯」を発見していた。
これにより「旧黄金中学校が1982年以降に改修されていること」が伝えられた。
これが事実ならば、金田一の考えたトリックも可能なものとなる!!
続いて、金田一は犯人について見定め始めた……。

果たして、金田一が看破したトリックとは!?
その手掛かりは今週号の『週刊少年マガジン』にある、読むべし!!―――8話に続く。

<感想&推理>

「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
その第2弾はクローズドサークルの王道「孤島での殺人事件」です!!

今回は7話。
金田一により、歩夢殺害が検討されました。

ポイントは次の2つ。

1.音楽室と音楽準備室の穴。
2.校舎は1982年以降に改修された。

音楽室と音楽準備室の穴については「既にピアノ線を利用したトリックに必要であろう」旨を指摘しています。
となると、重要なのは「2.1982年以降に改修」された事実。

「1982年」で「建物」と言えば「建築基準法施行令の改正された年」であること。
この年に改正されたのは「新耐震基準」で「必要壁量」などが変更されています。
すなわち「地震に耐えうるよう壁面積の基準が採用された」のです。

ただ、これだとどうトリックに繋がるのかが分からない。
其処で明智が発見した「避難口の誘導灯」に注目。
明智はアレを見て「校舎が1982年以降に改修された」と判断していました。
何故、アレから判断出来るのか。

明智が見ていたのは「人型が出口らしき空白から外へ飛び出す様子が描かれたもの」。
すなわち「ピクトグラム」。
実は、これが導入されたのが1982年4月からでした。
それまでは「非常口」とのみ大書されるタイプのものが殆どだったのです。

この「誘導灯」が含まれるのは「消防法」に定められた「消防設備」。
だとすれば、金田一が重視したものも「消防設備」の中にあるのではないか。

候補に上がりそうなのは―――「避難ハッチ」、「スプリンクラー」、「排煙設備」、「緊急エレベーター」など。

「避難ハッチ」と「緊急エレベーター」はそのものズバリ、1階と2階を繋ぐ隠し通路の存在を示唆か?
「排煙設備」ならば、空洞を通じて1階と2階が繋がっておりピアノ線を使用したことの傍証になる?
「スプリンクラー」ならば、3話で予想した「水流利用の自動遠隔トリック」の大きな証左となりそうか?

しかし、いずれが金田一の推理を裏付けるモノであるかとは言い切れない。
ただ、少なくとも「隠し通路」系は避けて欲しいところだ。

さて、本来ならばこれまで挙げた中に「1982年の意味」がありそうですが、敢えて別の可能性を模索してみたい。
それが3話で述べた「水流を利用した自動遠隔殺害」。

【犯人推定!?】「亡霊校舎の殺人」第3話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

これを活かす「1982年」を探してみた。
すると、次の2つが浮上して来た。

まずは1つ目、1982年は昭和57年のこと。
この年には「昭和57年建設省告示第1674号」として「貯水槽の設置義務」が規定された。
つまり、2階から1階にかけて水が流れる。
すなわち、水流を利用したトリックも可能である。

続いて2つ目、ポイントは「1982年以降の改修」とされている点。
つまり、「1983年」もこれには含まれている。

実は「1983年」に「建物」に関連する重要な法が制定されています。
それが「浄化槽法」。
すなわち、1983年から建物には「浄化槽」を設置することが義務付けられたのです。
浄化槽と言えば「トイレ」、そして「雑排水」。
すなわち「下水」が整備されていた可能性が高い。

そう……「黄金中学校」は地下に流れる水流だけではなく「浄化槽設備」も備えられていたのではないでしょうか。
だとすれば、管理人が3話感想で「歩夢殺害」のトリックとして述べた「水流を利用した自動遠隔殺害」が現実味を帯びて来たと言えるのではないでしょうか?

詳しくは3話ネタバレ批評(レビュー)をご覧頂きたいのですが、そのトリックは次の通り。
以下、3話ネタバレ批評(レビュー)から抜粋。

<此処から抜粋部分>

犯人の「遠隔殺人トリック」の肝は歩夢の首を絞めるピアノ線を別の場所から引っ張ることにより、背後に固定したナイフに歩夢の身体(首)を近付け、遂に貫かさせたものだと考えている。
ナイフが歩夢の首筋を貫通した際に首に巻かれたピアノ線を断ち切り、ピアノ線は回収されたのではないか。

しかし、歩夢をピアノ線を用いて引っ張る力は尋常ではない。
それは何処から出たのか?

此処で2話で明かされた水流を用いる。
さらに、3話ではトイレが1つしかないことが説明されていた。
そして、水飲み場ならば水を扱える。
トイレを利用したのは2人―――美雪、もえぎだ。
そして、水飲み場を利用したのは蘭である。
この際、当然、水を流すだろう。
この流した水こそがピアノ線を引いたのではないか。

例えば、音楽室から這わせたピアノ線の先にバケツを仕掛け、1階トイレや水回りを利用した際の水の流れをバケツが受けるように仕掛けられていたとしたら。
トイレの利用者と水飲み場の利用者合計が3人を数えたところで既定の水量を超過し、歩夢の首を絞めるピアノ線を強く絞める。
歩夢がその場に留まれば絞殺される。
耐え切れず後に下がればナイフで刺殺される。
仮に絞殺の場合でも、死体となった歩夢は後方のナイフに突き刺さりピアノ線は切れる寸法だ。
切れたピアノ線はバケツに引きずられ別の部屋に消える。
このときにピアノ線をピアノに通しておくことにより、あのピアノの奇妙な音も奏でることが出来る。

<抜粋部分終わり>

果たして、金田一が重要視した「1982年」の意味とは何か!?
注目です!!

ちなみに、現状のところ最有力容疑者はもえぎ。
ただし、上記「水流トリック」如何によっては赤熊も容疑者になり得る。
これもまた注目です!!

とりあえず、もえぎ犯行説をまとめておきます。

もえぎは、わざわざ矢森から見取り図を借りている。
それをお湯を注いだ熱々のカップ麺に乗せて、携帯付属のカメラで撮影した。

明らかに工作の匂いがプンプンです。
此処から導き出されるトリックは1つ。

お湯を注いだカップ麺は熱い。
この熱を利用し、熱で消えるインクを利用したのではないか。

つまり、矢森の見取り図に熱を加えることで、事前に工作して置いた通行不能部分のインクを消した。
矢森は見取り図通りに行動し、通行不能箇所に気付かず足を踏み入れた。
そして、転落死を遂げた。

これならばアリバイの有無は関係なくなる。
おそらく、もえぎの携帯に残った見取り図の撮影データが動かぬ証拠となるのではないだろうか。
ちなみに、此処までしなくても一度矢森の見取り図を手にしたのだから撮影するふりをしつつ摩り替えたでも良いくらいだ。

同時にこの犯行が可能なのはもえぎのみなので、犯人はもえぎとなる。

とすれば、歩夢と響也殺害については次のようになる。

まず、歩夢殺害。
自動遠隔殺害トリックを採用しない場合は次のようになる。

歩夢が呼び出しに応じ音楽室へ。
もえぎがトイレへ。
トイレは音楽室の真下である。
トイレから準備室で奇妙な音を出す。
歩夢は開いていた穴から中を覗き込む。
すると、中にはピアノ線が輪っか状に張られていた。
これで首を絞められ拘束。
この時点で、歩夢は穴に拘束され地面に跪く体勢に。
其処に天井から吊るされていたナイフが落下。
首を貫かれ即死する。
ピアノ線は切れ、巻き取られる。
その途中で、ピアノの中をピアノ線が通過し音を立てた。

続いて、花泉殺害。
ホールで花泉を殺害後、呼び出し状を摩り替える。
その後、自室へ籠り剣持を呼ぶ。以上。

ただ、もえぎ犯行説には幾つか謎も残る。

・「山分け」の手紙はいつ配ったのか?
・赤熊の協力なしに部屋割りや見取り図に工作可能なモノだろうか?
・何度か部屋へと移動している筈の矢森が、今更見取り図を頼り命を落とすだろうか?

この3つの壁を如何に超えるのかにも注目ですね。
第8話に期待!!

一方、山田涼介さん版「金田一少年の事件簿」が2014年7月から連続ドラマ化されることも明らかに。
その第1話は「銀幕の殺人鬼」とのこと。
こちらも注目!!

山田涼介さん版「金田一少年の事件簿」連続ドラマ化!!その名は「金田一少年の事件簿N(ネオ)」!!

さらに、2014年4月5日17時30分よりアニメ版「金田一少年の事件簿R」が放送中。
現在のエピソードは「錬金術殺人事件」。
アニメ版で、玲香のスカーフの謎が明らかになることはあるのかも注目!!

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

◆「亡霊校舎の殺人」関連過去記事
「亡霊校舎の殺人」第1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「亡霊校舎の殺人」第2話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【犯人推定!?】「亡霊校舎の殺人」第3話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【歩夢殺害トリック解明!?】「亡霊校舎の殺人」第4話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「亡霊校舎の殺人」第5話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「亡霊校舎の殺人」第6話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿R」より「雪鬼伝説殺人事件」のまとめはこちら。
「雪鬼伝説殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「薔薇十字館殺人事件」のまとめはこちら。
「薔薇十字館殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「香港九龍財宝殺人事件」のまとめはこちら。
「香港九龍財宝殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「暗黒城殺人事件」のまとめはこちら。
「暗黒城殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「人喰い研究所殺人事件」のまとめはこちら。
「人喰い研究所殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら。
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

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