「神」を名乗る鈴木、彼の言葉はどんなに信じられないことでも事実である。
それゆえに振り回される周囲の人々……。
そして、其処から辿り着く奇想天外な結末。
まさにメルカトル鮎と並ぶ完全無欠な存在が登場するシリーズです。
そんな『神様ゲーム』は、エッセンスそのままにシリーズ化されました。
短編として発表されたのは『少年探偵団と神様』、『アリバイくずし』、『バレンタイン昔語り』、『比土との対決』、『さよなら、神様』の5編。
この短編シリーズは『さよなら、神様』にて一旦の結末を迎えており、この5編が収録された短編集が2014年秋に発売予定とのこともあって、完結したと思われていたのですが……。
【神様シリーズ】
・オール讀物増刊「オールスイリ」(文藝春秋社刊)を読んで(米澤穂信「軽い雨」&麻耶雄嵩「少年探偵団と神様」ネタバレ書評)
・『バレンタイン昔語り』ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
『オール・スイリ2012』(文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『さよなら、神様』(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊『オール読物』2013年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
なんと、鈴木の活躍(暗躍?)は未だに終わっていませんでした。
シリーズ最新作の登場です!!
それが『ダムからの遠い道』!!
『ダムからの遠い道』は電子書籍である文芸春秋社刊『つんどく vol.3』(発売中)に掲載。
あらすじは次の通り。
<あらすじ>
俺たちの担任が人殺し? 「神様」の託宣にうろたえる少年探偵団
(文藝春秋社公式HPより)
今回、鈴木が犯人と指摘したのは「美旗進」。
淳はこれを担任教師の美旗だと判断するが……。
お分かりの通り、内容的なところを見ると丸山の名を指摘した後の出来事のようなので、全くの新シリーズではなく『アリバイくずし』と『バレンタイン昔語り』の間のエピソードらしい。
当然、淳、市部、比土らも登場しているのでチェック!!
どうやら『ダムからの遠い道』を加えた6篇で連作短編集として一冊にまとめられそうですね。
注目すべし!!
◆関連過去記事
【メルカトル鮎シリーズ】
・「メルカトルかく語りき」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「メフィスト 2010 VOL.1」より「メルカトルかく語りき 第二篇 九州旅行」(講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「メフィスト 2010 VOL.3」より「メルカトルかく語りき 最終篇 収束」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『メルカトル鮎 悪人狩り「第1話 囁くもの(メフィスト2011 vol.3掲載)」』(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『氷山の一角』(麻耶雄嵩著、角川書店刊『赤に捧げる殺意』収録)ネタバレ書評(レビュー)
【木更津シリーズ】
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第1話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第2話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第3話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年4月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第4話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年9月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第5話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年11月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第6話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【おじさんシリーズ】
・『失くした御守』(麻耶雄嵩著、新潮社『Mystery Seller(ミステリーセラー)』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『転校性と放火魔』(麻耶雄嵩著、新潮社『小説新潮 2012年02月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『最後の海』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2013年02月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『旧友』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2013年09月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『あかずの扉』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【神様シリーズ】
・オール讀物増刊「オールスイリ」(文藝春秋社刊)を読んで(米澤穂信「軽い雨」&麻耶雄嵩「少年探偵団と神様」ネタバレ書評)
・『バレンタイン昔語り』ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
『オール・スイリ2012』(文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『さよなら、神様』(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊『オール読物』2013年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【化石少女シリーズ】
・『化石少女』最終話『赤と黒』(麻耶雄嵩著、徳間書店刊『読楽』2014年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【貴族探偵シリーズ】
・『貴族探偵』(集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『貴族探偵対女探偵』(麻耶雄嵩著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【その他】
・「隻眼の少女」(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・話題の新作「TRICK×LOGIC(トリックロジック)」収録シナリオが明らかに!!
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