2014年06月01日

土曜ワイド劇場「司法教官・穂高美子 死亡時刻が二転三転!?遺産30億強奪トリックを“スイーツ姉妹”の空飛ぶバウムクーヘンが解く!!(死亡時刻が二転三転!?謎の“スイーツ姉妹”)」(5月31日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「司法教官・穂高美子 死亡時刻が二転三転!?遺産30億強奪トリックを“スイーツ姉妹”の空飛ぶバウムクーヘンが解く!!(死亡時刻が二転三転!?謎の“スイーツ姉妹”)」(5月31日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

司法試験に合格した修習生たちが、裁判官や検事、弁護士を目指して共に学ぶ“司法研修所”。その検察教官を務める穂高美子(水野真紀)は、東京地検から異動してきた優秀な検事で、講義の厳しさから修習生たちからは“タカビー”とあだ名をつけられていた。
群馬・前橋地検に派遣された修習生のひとり、白鳥歩美(三倉茉奈)が交通事故に遭ったという知らせが入る。軽トラックの荷台から液体入りのドラム缶が落下し、歩美の乗る車がスリップ、壁に激突したのだ。運転していたのは、歩美の父であり、前橋を拠点に全国展開しているショッピングモール“クイーンズ白鳥”の社長・太一(加納竜)で、会長で祖父の健蔵(野村昇史)も同乗していた。歩美だけは奇跡的に軽傷ですんだが、太一も健蔵も死亡。歩美によれば、祖父は頭部を強く打って即死だったものの、父は事故直後まだ息があり、懸命に心臓マッサージを行ったものの、救うことはできなかったという。軽トラックの運転手・下山信行(松澤一之)は積荷の固定を怠ったことを全面的に認め、おそらく業務上過失致死で送検となると思われた。
美子は民事担当教官の弁護士・小宮譲(筧利夫)と共に見舞いに駆けつけるが、クイーンズ白鳥の顧問弁護士・大林公子(野村真美)が、なんと姉2人、真知子(遊井亮子)とゆり(雛形あきこ)が、妹の歩美を訴えるつもりだと伝えに来た。真知子とゆりは“クイーンズ白鳥”ブランドのスイーツを開発して大ヒットさせ、世間から“スイーツ姉妹”とよばれて注目を集めていたが、かねてから対立していた。社長と会長を失った今、会社の経営権と30億円もの遺産をめぐって早くもいがみ合っているようで、2人は歩美の救命処置がなければ父親は助かったと考えているという。どうやら歩美に遺産が渡るのも気に食わないらしい。
そんな中、美子は歩美の様子をさぐるストーカー・飯島誠(池内万作)を見かける。そして、6年前まで看護師として働いていた歩美が弁護士を目指すきっかけとなった悲しい過去を知るのだが…!?ところがその矢先、下山が新たな供述をはじめ、なんと歩美に殺人容疑がふりかかる事件まで起きて…!?
(あらすじ・写真共に公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

穂高美子は司法研修所にて検察教官を務めている検事である。
修習生たちからは「タカビー」と呼ばれ、畏れられている。

そんな美子が担当した修習生の1人、白鳥歩美が交通事故に遭ってしまった。
何でも、歩美が乗る車が道に停まっていた軽トラックの荷台から転がり落ちた液体入りドラム缶によりスリップ、近くの壁に激突したらしい。
歩美本人は無事だが、同乗していた歩美の父と祖父は死亡してしまったと言う。

歩美の父・白鳥太一は、前橋を拠点に全国展開するショッピングモール「クィーンズ白鳥」の社長。
祖父の健蔵は同じく会長であった。
つまり、この事故で「クィーンズ白鳥」の会長と社長が死亡してしまったのだ。

当然、資産30億と「クィーンズ白鳥」の経営を巡り熾烈な相続争いが行われることに。
歩美には母・弥生と姉が2人居た。
「スイーツ姉妹」として知られる長女・真知子と次女・ゆりである。

真知子とゆりは、その場に歩美が居ながら太一たちを助けられなかったことを批判。
「クィーンズ白鳥」の部長・田所静夫や顧問弁護士・大林公子と共に歩美を告発すると主張する。
どうやら、歩美に遺産が渡ることを良しとしないらしい。

この遺産相続が歩美の証言から意外な展開を見せることとなった。
歩美によれば健蔵は即死、太一はその時点でまだ生きていたと言う。
だとすれば、健三の遺産30億は太一に一旦相続された後に再配分される。
当然、太一の配偶者である弥生に半分の15億が与えられ、残り15億を三姉妹で等分することになる。
結果、真知子、ゆり、歩美が5億円ずつ相続することになるのだ。

ところが、この証言を覆す者が現れた。
事故の原因となった軽トラック運転手の下山信行である。
下山は事故発生時点では健蔵は生きていたと主張。
これにより、健三と太一の死亡順が不明になったのだ。

もしも、下山の供述が正しければ「同時死亡の推定」が行われることになり、健三と太一は同時に死亡したことになる。
こうなると、30億を三姉妹で直接等分することとなり、真知子、ゆり、歩美が10億円ずつ相続することとなる。

そんな中、歩美の過去が判明。
歩美は6年前まで看護師だったのである。
ところが、道に倒れていた女性・千恵を救おうと救護処置を施したことが彼女の人生を狂わせた。
歩美の救命行為の甲斐も無く千恵は死亡してしまう。
すると、千恵の婚約者である飯島誠が歩美の行為が千恵を殺したと訴えたのである。
結果、歩美は看護師を退職せざるを得なくなってしまった。
ところが、飯島の恨みは深く、以降も現在に至るまで嫌がらせ紛いのストーカー行為を続けているのだそうだ。
歩美は自身の身を守れるようになろうと弁護士を目指したのである。

美子は元看護士であった歩美が健蔵の生死を見誤る筈がないと判断。
また、事故現場を再現し下山の位置からは確認が不可能であると結論付ける。
どうやら、下山は偽証したようである。
こうなると、下山に偽証させた者の存在がクローズアップされるが……。

矢先、当の下山がビル街に立ち並ぶ雑居ビルの1つから転落死を遂げる。
現場には歩美も居た。
当日も歩美をストーカーしていた飯島によれば、歩美が下山を突き落としたらしい。
だが、歩美は目の前で下山が飛び降りたと語る。

歩美の心根を知る美子はその犯行を信じることが出来ない。
其処で飯島を問い詰めたところ、飯島は「突き落とすところまでは見ていないが、地上に下山が倒れており、ビルの屋上からは歩美が呆然と地上を見下ろしていた」との供述を得る。
これに美子は何らかのトリックがあったと判断する。

直後、下山の自宅からゆりの指紋が付着した封筒に入った大金が発見される。
これにより、ゆりが下山を買収し事故を起こしたとの疑惑が浮上。
ゆりは拘束されることに。
一方、歩美も下山殺害で拘束される。

残されたのは真知子だが、当の真知子が此処で隙を突き「クィーンズ白鳥」の社長に就任してしまう。
遺産30億についてもゆりと歩美が逮捕されれば、真知子が相続することになるだろう。
利益を得たのは真知子だったのだ。

美子はこれまでの推移から真知子の周辺に彼女を操る者が居るのではないかと疑い始め、調査を開始する。
すると、真知子が出入りするスポーツジムのインストラクター・北森が浮かぶ。
真知子と北森は交際しているようである。
だが、北森には別の恋人も居た。

北森の不誠実な態度に怒る美子だが、同様に真知子にも真の恋人が別に存在していたのだ。
その本命の恋人こそ、田所であった。
どうやら、真知子は田所と結婚するつもりらしい。

美子は田所こそが黒幕であると判断。
下山殺害時のアリバイを調べるが、その時間の田所には公子と会議室で口論していたとのアリバイがあった。
これでは犯行は不可能だ。

だが、美子は諦めきれない。
今度は「クィーンズ白鳥」の急成長ぶりに恨みを抱く者が居る筈と調べ始める。
すると、「クィーンズ白鳥」に吸収合併された為に自殺した宇野夫妻の存在が明らかに。

宇野夫妻には子供が2人居たらしい。
姉と弟だったそうだが……。

ふと、下山殺害のトリックに思い至った美子は真相に辿り着く。

関係者全員を呼び集めた美子。
下山殺害のトリックは次のようなものであった。

犯人は事前にビルから下山を転落死させた。
その上で、下山に変装し歩美の前で屋上から飛び降りたのだ。
但し、この際に飛び降りたのは少し低い隣のビルの屋上であった。
歩美は目の前で人が飛び降りたことに動転し、地上の下山の死体に疑いを持つことが出来なかったのだ。

この犯行を実行した人物こそ、公子であった。
田所は公子と口論していたとしてアリバイを作っていたのだ。

そして、公子こそ田所と共に宇野夫妻の子供であった。
公子と田所は姉弟だったのである。
彼女たちは奪われた両親の店を取り戻すべく、白鳥一族に復讐しようとしたのだ。

その為に、下山を使い事故を演出した。
其処で生き残った歩美に下山殺害の罪を着せた。
そして、ゆりの指紋を付着させた封筒を利用し、ゆりを事故の首謀者に仕立て上げ排除しようとしたのである。
最終的には田所が真知子と結婚し、隙を見て失脚させ全財産を奪うつもりだったらしい。

公子は下山殺害時の移動に利用したタクシーを特定されことで罪を認めた。
1人抵抗する田所だが「復讐は何も生まない」と諭されるとこれ以上ないくらい素直に罪を認めた。
こうして事件は解決した。

美子は歩美に問いかける。
「あの事故の際、太一さんも即死だったのではないか」と。
歩美は事故に何者かの作為を感じ、これを妨害する為に太一が生きていたと嘘を吐いていたのだ。

今回の事件を通じ、歩美、ゆり、真知子は和解。
何時の間にやら飯島も歩美と和解する。
そして、真知子とゆりは歩美も加えたスイーツ三姉妹として再出発を遂げることとなった―――エンド。

<感想>

「司法教官・穂高美子」シリーズ第3弾。
原作なしのオリジナルドラマです。

前作は2012年9月1日に放送されており、実にちょうど1年半ぶりのシリーズ新作となりました。
前作については過去記事にネタバレ批評(レビュー)ありますね、興味のある方はどうぞ!!
ちなみに、第1弾は「し〜ら〜き〜」のインパクトが絶大だったアレです。

では、ドラマの感想を。

田所と公子の当初の計画は「歩美も事故で死亡→偽証拠からゆりが事故の首謀者として逮捕→真知子が社長就任→田所が真知子と結婚→隙を見て真知子を失脚させ田所が乗っ取る」だったんだろうなぁ……。
「田所が真知子と結婚→真知子を失脚させ田所が乗っ取る」あたりが曖昧だが、なかなかに遠大な計画だ。

とりあえず、それは置いといて。
まずはツッコミから。

いやいやいや、この下山殺害トリックがいろいろな意味でヤバい。
完全に飯島に目撃させることが大前提(でなければ、歩美を罪に落とせない)な割には、タイミングも計ってないし。
ところが、まさにあのタイミング以外無いタイミングでの犯行。
もしも、飯島が歩美を追ってビル内に入ってたら通用しない。
それなりに距離を取ってた場合は、歩美が屋上に現れる前に飯島が先に目撃現場に到達し下山の死体を発見してしまいかねない。
逆に距離を取ってたら、公子が飛ぶ姿を目撃されてしまう。
ある意味、あのタイミングで犯行に及べたことが怖い。
と言うか、何故、あのタイミングで回り込んだ飯島よ!!

そもそも、公子1人では不可能だろ!!
下山を突き落とすまでは可能としても、突き落とした時点で死体がビルの真下に残るワケだし、ビルに入って来る歩美に死体を目撃される可能性が高いような……現に歩美を尾行した飯島に目撃されているのだし。
仮に歩美がビルに入ったことを確認し下山を突き落としても、下山の悲鳴を聞かれることは避けられないだろうし。

下山を事前に殺害し、歩美がビルに入ったことを確認したら死体を移動させるくらいでないと。
だとすると、公子以外のもう1人が必要。
でも田所は会社でアリバイを作っていたので無理。
そもそも、この方法でも下山の死体を動かした痕跡が残るし……。

なかなかに不可能犯罪の様相を呈して来た。
この謎こそが本作最大のトリックと言えるかもしれない。

ちなみにそれ以外はネタっぽい点が多くて楽しめました。
特にミニドラマパートでの髭男爵のシーンも面白かったし、スープ泥棒のキャッツアイぶりには腹を抱えて笑いました。
此の点が本作最大の特徴か、次回にも期待ですね!!

◆関連過去記事
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<キャスト>

穂高美子:水野真紀
小宮 譲:筧 利夫
山根浩平:勝野 洋
白鳥歩美:三倉茉奈
白鳥ゆり:雛形あきこ
白鳥真知子:遊井亮子
大林公子:野村真美
田所静夫:河相我聞
北森隼人:岡田浩暉
飯島 誠:池内万作 ほか
(公式HPより、敬称略)


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この記事へのコメント
御無沙汰しています。あくまでも、個人の見解ですが、土曜ワイド劇場の中で、1・2を争う、好きなシリーズ、タカピー(穂高)、今作も期待を裏切っていなくてよかったです。

(感想)
 1、管理人さんも書かれている、1作目の「しーーらーーきーー」といい、2作目での、ユルオ(小宮)のゼッケンをビリッと剥がす、といったインパクトのある事をやるのが、このシリーズの特徴でもありますが、3作目では、謎解きの時、死体役でまさかの山根所長の登場には驚きました。それと同時に、この作品での重し役としての山根所長の存在は大きなと実感しました。勝野さんの演技に、ただただ、感服するばかりです。

 2、今作は、ラストの一ひねりが良かったですね。「同時死亡の推定」を作品の中で十二分に生かしきった気がしました。まさか、「同時死亡の推定」が成立していたとは…。歩美、なかなかやるなと!歩美が、元看護士であり司法修習生であるという設定がなければ、成立しなかったですし。キャラクターの設定もナイスでした!

 3、1作目での「危難失踪宣告を悪用した保険金詐欺」、2作目での「緊急避難」、3作目での「同時死亡の推定」、法律の仕組みをストーリーに組み込みのが3作ともうまくいっていますね。エンドクレジットを見たら、法律の監修者の方のお名前が載っていたので、合点がいきましたが、監修がしっかりしているなという印象を受けました。

 4、もう一つの驚きは、ユルオが、恐妻家だったという事。この点は、笑わずには居られませんでした。

 5、あと、管理人さんも指摘されているミニドラマ、ネタ要素としても面白いですし、司法修習生同士の意見の食い違いも面白かったです。

 このシリーズ、個人的には、3作とも外れではない、というよりも、良くできているなという印象が強いので、どんどん作品を作っていってほしいなと思っています!
Posted by J-PETER at 2014年06月01日 01:20
昨日この作品を見て僕も一つツッコミを入れたいと思いました。

水野さん演じる穂高美子は「高飛車で指導が厳しい司法教官」という設定なはず。

その割に「この人のどこが高飛車なのか・・・?」というのが正直な感想です。

むしろ、「教え子にとても親身な司法のエキスパート」という印象のほうが強いです。

Posted by Me at 2014年06月01日 08:32
管理人様 こんにちは。

今回、居眠り状態で観たため、副題の「空飛ぶバウムクーヘン」が良くわかりませんでした。

金粉のかかった新作のチラシが出てきたとき、これが大切とは思ったのですがその後ウトウト…。いつ空を飛んだのでしょう?

犯人の動機やアリバイトリックは読ませていただいてよくわかったのですが、バウムクーヘンだけよかったら教えてください。
Posted by あおによし at 2014年06月01日 09:43
これを見て思ったのは、田所と公子の目的は、「歩美に罪を擦り付ける」ことではなく、「下山の死は『他殺』ではなく『自殺』である」ということを強く印象付けることにあったのではないでしょうか?

少なくとも、自殺であるとわかれば、田所も公子も下山の死について疑いをかけられることはないわけです。しかも歩美が「下山さんが自分の目の前で突然飛び降りた」と証言すればなおさらです。

仮にここで歩美に殺人の汚名を着せることができなかったとしても、いわゆる「Bプラン(代替案)」を用意していた可能性は容易に想像できます。

たとえば、「真知子と結婚した後、真知子を自殺に見せかけて殺し、その罪を歩美に擦り付け、遺産を手に入れる」とか、こういうプランを練っている可能性は十分考えられます。

つまり、飯島があの現場にいたことは、田所たちにとっては「思いもかけなかった、そしてうれしい誤算」だったと思えるのです。

しかし、それがかえって自分たちの首を絞める結果になり、逮捕につながったといえるかもしれません。


ちなみにアリバイトリックにはICレコーダーが使用されていました。
Posted by Me at 2014年06月01日 12:28
補足ですが・・・

ただ、この方法であってもかなり危険なやり口であったことは間違いありません。

歩美でも飯島でもない、別の誰かが見ていた可能性があるからです。

悲鳴を聞いていた人がいたら、それこそどうするつもりだったのでしょう?

このトリックは、どちらにしてもやや無理があるように思われ、そのために重要な部分に大きな穴が開いているような気も否めません。


読んで気分を害される方がいるかもしれませんが、私見としてはそう思えるのです。
Posted by Me at 2014年06月01日 12:34
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

Re:J-PETERさん

1.下山殺害トリックの再現シーンですね。
確かに良かった。

小宮が飛んだ→地面には人が倒れている→でも、小宮は隣のビルに!?→地面の人影が立ち上がると山根所長!!

あのシーン、サプライズでした。

2.ラスト、歩美の秘密もサプライズでしたね。

3.専門知識をストーリーに組み込んでいる点、此処も本作の特徴ですね。
まさに、職業ドラマと言えるかもしれません。

4.小宮の恐妻家ぶりも見所でしたね。
それが事件解決のヒントに繋がるのも良し。

5.ある意味、本編よりも面白いミニドラマ。本作には欠かせないポイントです。

本シリーズ、これらのエッセンスを大事にしつつ続いて欲しいです。

Re:Meさん

「タカビー」こと穂高美子。
名前と性格が由縁ということで、第1弾の美子はあだ名に近い性格だったように思います。シリーズを幾つか経て丸くなったのかもしれませんね。

そして、下山殺害トリック。
なるほど、確かに歩美に対しては別の方法も織り込み済みだった可能性はありますね。

Re:あおによしさん

「空飛ぶバウムクーヘン」についてですね。
実は、あらすじだと省略してしまった部分にあたります。

田所たちは真知子を社長にするべく残る姉妹を排除する必要があり、下山の黒幕がゆりであるかのように偽装する必要がありました。

其処でゆりの指紋付封筒を利用したのですが、それとは別に、ゆりと下山の関係性を強調するべく、ゆりが新作として販売しようとしていた「金粉入りバウムクーヘン」を殺害直前の下山に食べさせていました。
こうして、司法解剖の結果、金粉入りバウムクーヘンが検出され封筒と併せてゆりに疑惑が向かうこととなりました。

此処からは推測になりますが、これを胃に収めた状態の下山が転落死(空を飛ぶ)したので「空飛ぶバウムクーヘン」に繋がったものと思われます。

ただ、此の「バウムクーヘンを以て下山とゆりの関係を示す」点を正直蛇足というか牽強付会に感じたのであらすじでは省略してしまったのです。
Posted by 俺 at 2014年06月02日 23:05
管理人様

どうも有難うございました。バウムクーヘンは副題に書くほど重要ではなかったのですね。
よくわかりました。

皆さん書かれているように、私もこのシリーズ好きです。ミニドラマも法律的に興味深くて面白いです。

タカビーさんが高飛車でないのもまた愛嬌があっていいですよ。

P.S.別のコメントですが、「強い蟻」ですか、松本清張のドラマ教えていただいてうれしいです。楽しみに見たいと思います。

Posted by あおによし at 2014年06月04日 20:55
Re:あおによしさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

「司法教官・穂高美子シリーズ」はエッセンスを重要視しつつ続いて欲しい作品ですね!!

そして『強い蟻』はかなり期待出来る原作。
ドラマ版はその分だけハードルが上がりそうですが、楽しみです(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2014年06月06日 22:07
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