2014年06月06日

「思春鬼のふたり」第16話「信念あるふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「思春鬼のふたり」第16話「信念あるふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
辻:WCO(世界お掃除機構)に所属する掃除人(連続殺人鬼)。
白雪:辻に恋焦れる少女。
担当さん:辻を担当するWCOの職員。
深海末姫:辻と白雪の前に現れた少女。「もう1人の掃除人」を名乗る。
諏訪:深海のクラスメート。実はWCOの掃除人。6話で小鹿に処刑される。
小鹿陸:眼帯を着けた謎の少女。演劇部所属。実はWCOのお仕置き人であった。
黒金:辻たちが通う学校の教師。女性。
若丸:黒金が招いた病院の医師。男性。
星野銀華:元WCOのお掃除人。だが、WCOを離脱する。
園長:辻と白雪が遊びに出かけた動物園の園長。
高倉さとみ:星野銀華に大きな影響を与えた人物。
木田雷:夜刃音珠(ヨハネス)のリーダー。
大雁江美:雷に狙われた一家の一人娘。

<あらすじ>

15話にて、大雁一家を助けた辻たち。
助けられた大雁一家の姿は病院にあり、大雁家の一人娘・江美は負傷した父を献身的に看護していた。

一方、そのロビーでは星野と辻が会談を設けていた。
江美に笑顔が戻ったことから、悪人を殺すだけが正義ではないと主張する星野。
そんな星野に辻は「夜刃音珠」の雷があれで終わったとは思えないと不安を伝える。
これを「杞憂だ」と笑い飛ばす星野。

そんな2人の様子を窺う小鹿……と、白雪。
白雪はと言えば、真剣な表情の辻を盗撮し大喜びしている。

その頃、辻の不安は現実のものとなっていた。
雷の父は代議士であった。
その権力により、リーダーであるにも関わらず雷のみ早期に釈放されてしまったのだ。
雷は星野と辻へ復讐を目論む。
しかし、雷は辻と星野の居場所を知らない。
其処で、江美を人質に誘き出すことに。

数時間後、辻の前で終始笑顔であった星野。
その笑顔が一通のメールで崩れた。
星野は慌ててその場を後にする。

残された辻は星野の態度に不穏な物を感じ取る。
これに隠れていた白雪が声をかけた。
なんと、盗撮した写真の中に患者に紛れて来院する雷が映り込んで居たのだ……。

同じ頃、星野の前には雷が立っていた。
星野の手には、江美が人質にされた写真が添付されたメールが……これにより誘き出されたのだ。
江美を解放するよう迫る星野。

しかし、雷は余裕の態度を崩さない。
其処へ辻が駆け付ける。

雷は辻を見るや、自身の傍らに江美を立たせ2人に殺し合いをするよう迫る。
さらに、タイムリミット云々を告げようとして……。

一息にその懐に飛び込んだ星野に殴り飛ばされていた。
星野の動きは雷の予測を大きく上回ったのだ。

気絶した雷の所持品から拳銃を発見する星野。
これこそが余裕の源かと納得する星野だが……。

そのとき、辻が緊張した声を上げた。
江美が倒れたのだ。
その背中にはナイフが突き刺さっていた。
急所を外しているが、放置すれば死に至りかねない。
どうやら、雷が口にしかけたタイムリミットとはこのことのようだ。

怒りに震える辻は雷の殺害を宣言する。
これを聞く星野もまた、雷の非道ぶりに身体を震わせていて―――17話に続く。

非道なり、夜刃音珠・木田雷!!
揺らぐ星野の信念は……。
「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「コミックフラッパー」にて「モコと歪んだ殺人鬼ども」を連載中の反転邪郎先生の新作が「週刊少年チャンピオン」で連載開始です。

その新作「思春鬼のふたり」はなかなかにぶっ飛んだ設定が印象的な作品。
思春期真っ盛りの主人公・辻は悪を滅する掃除人こと連続殺人鬼。
そんな辻の正体を知りつつ、彼を愛する少女・白雪。
果たして、2人はどうなるのか……的なストーリー。

そんな「思春鬼のふたり」コミックス1巻が発売決定とのこと、見逃せません。
しかも「モコと歪んだ殺人鬼ども」4巻も発売が控えているそうです。
ちなみに「思春鬼のふたり(1巻)」と「モコと歪んだ殺人鬼ども(4巻)」にコラボ企画があるとのこと。
両方購入すると、描き下ろしのコラボ特典を貰えるそうです。注目!!

さらに、「ダ・ヴィンチ 2014年6月号」の「相棒」特集に反転邪郎先生が参加されています。
先生による美麗なイラストつきで、好きな相棒回が掲載。
その回とは「シーズン4」19話!!
詳しくは……「ダ・ヴィンチ 2014年6月号」を読むべし!

まさに破竹の勢いの本作。
さて、その16話ですが……。

良い意味で予想を裏切られました。
この展開、熱いです!!

「悪人を狩っても正義は行われない」としていた星野ですが「狩らないこと」により、江美を危険に曝してしまいました。
まさに、星野の信念を揺るがすこの事態。
果たして、星野はどう動くのか!?

お掃除機構の行動を認め、辻のお掃除を見逃すのか。
それとも、敢えて信念に殉ずるのか。

いずれにしても、やっぱり星野は此処で落命しそう。

仮に、辻の正義を認めお掃除を黙認しても、それで星野のWCO脱退の罪が消えるワケでは無い。
辻と和解したとしてもWCOには戻れず、結局はWCO(小鹿)に裁かれることになるだろうし。

あるいは、辻を認めつつ自身の信念に殉ずる展開もあるか。
自身の誤りを認めつつも敢えて辻の前に立ち塞がり、清算の為にわざと討たれるとか。

それとも、誤りを認められず辻を妨害し、意識を回復した雷に隙を突かれて射殺されるとか。
それでなければ、辻と攻防中、同じく意識を回復した雷の凶弾から辻を庇い死亡とか。

駄目だ……どのパターンでも星野が落命してしまう。
星野には生きて、辻のイデオロギーと対立するライバルキャラになって欲しいんだけどなぁ。

果たして、本編は如何なる展開を迎えるのか……注目です!!

本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」、「実は私は」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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