2014年06月14日

金曜プレステージ「女医・倉石祥子3〜死の最終診断〜破天荒な女医×童顔看護師が難事件に挑む・乳がん手術で発生した医療ミス!女医の怪死・院内に渦巻く欲望!!伝説の名医の罪とは」(6月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「女医・倉石祥子3〜死の最終診断〜破天荒な女医×童顔看護師が難事件に挑む・乳がん手術で発生した医療ミス!女医の怪死・院内に渦巻く欲望!!伝説の名医の罪とは」(6月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

倉石祥子(片平なぎさ)が勤務する関東医科大学で、ある乳がんの手術が行われた。乳房の全摘手術を受けたのは、ベーカリーショップを営む宮崎小夜子(井上和香)。当初、乳腺外科教授・高垣昭五郎(国広富之)の診察では「乳腺症」との診断だったが、念のために受けた病理検査で乳がんと診断されての手術だった。蒲田駿(小池徹平)は、医学部の受験に失敗し看護師として再び祥子と働くことになる。しかし若くてイケメンの看護師・青山賢斗(井出卓也)と祥子がいいコンビになっていて、ちょっと以前とは勝手が違う感じだ。しかも、なんと准教授・赤井和義(大友康平)が祥子にプロポーズするという劇的な展開も起きていた。

そんなとき、祥子がプロポーズを受けたことを心から祝福してくれた同期の病理部准教授・寺内美子(大島さと子)が遺体で発見される。祥子が駆けつけると、美子の同僚で病理部助教授・川上実男(佐野瑞樹)がすでに到着していた。死因は「急性アルコール中毒」。路上で倒れているところを発見されたのである。美子は酒が飲めないことを知っていた祥子は死因に疑いを抱くが、川上は美子が最近何かに悩んでいて、出馬予定だった教授選も急に辞退したことを説明する。それでも信じられない祥子は美子の携帯の履歴から亡くなる前に電話していた番号を見つけ電話をかけるが、つながったのは乳房の全摘手術を受けた患者・宮崎小夜子のベーカリーだった。なぜ小夜子に電話したのか疑問を抱いた祥子がカルテを調べると、病理担当医の欄には、美子の名前があった…。
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

倉石祥子は関東医科大学に勤務する医者である。
最近の祥子は公私ともに充実している。

まず、プライベートだが准教授・赤井和義から遂にプロポーズを受け、これに応じていた。
もはや、結婚までは秒読み状態である。
この仲人を乳腺外科教授で「神の手」と呼ばれる高垣昭五郎が引き受けることに。
高垣が「神の手」と呼ばれるようになったのは、ある手術がきっかけである。
なんでも、泉秀子の手術中に触診で「乳癌」に気付き、その場で切除を行ったのだそうだ。

続いて仕事上では、若くてイケメンの看護師・青山賢斗が祥子の下に就いた。
さらに、医大受験の為に生活費用が必要になった蒲田駿が戻って来たのだ。
新旧相棒を得た祥子はまさに絶好調である。

同じ頃、高垣のもとを2人の患者が訪れていた。
1人目は宮崎小夜子―――高垣は「乳腺症」と診断するが病理検査にて「乳癌」と判定され、手術が行われた。
2人目は児玉妙子―――高垣は「乳癌」の疑いありと診断するが病理検査にて「良性腫瘍」と判定されていた。

この病理検査を担当したのが祥子の同期で旧友の病理部准教授・寺内美子。
美子は近く教授選に出馬する予定だそうである。
美子を訪ねた祥子、その目の前で美子が近くの研究員に檄を飛ばす。

「ほら、プレパラートを持つときはもう少し端を持つように!!」

檄を飛ばされたのは、美子の同僚で病理部助教授・川上実男。
川上は「はぁ」と気の抜けた返事を寄越す。

それから数ヶ月後、高垣のもとを児玉妙子の夫・児玉和也が訪れた。
和也は妙子が急死したことを告げ、高垣の診断ミスだと責め立てるのだが……。

一方、祥子と赤井の結婚は思わぬところで足踏み状態に。
祥子の仕事が忙しくなった為に中断してしまったのだ。

さらに、美子が急に教授選への出馬を取り止めてしまった。
理由が気になる祥子だったが、そんな祥子のもとに美子が死亡したとの報告が届く。
なんと、美子が「急性アルコール中毒」で急死したのだ。

美子は普段から酒を飲まない。
さらに、美子の腕には注射痕が残されていた。
もしかして、アルコールを動脈接種させられたのではないか……祥子は殺人を疑うことに。

調べ始めた祥子は美子の携帯履歴から「コロネット」なるパン屋の番号を発見する。
訪ねたところ、接客に現れたのは小夜子であった。
小夜子によれば、美子は此処数ヶ月前から急にご贔屓になった客らしい。
しかも、奇妙なことに小夜子を見て涙を流したことまであるそうだ。

近く結婚を控えていると聞き、祝福する祥子。
だが、小夜子が高垣の患者だったことを聞き、興味を抱く。
早速、カルテを調べたところ、不思議な事実が明らかになる。

なんと、術前の病理検査と術後の検査とで結果が異なっていたのだ。
術前は「乳癌」とされていたのだが、術後には「異常なし」とされていたのだ。
しかも、この病理担当医には美子の名前が。

何かあったのでは……と考えた祥子はプレパラート標本に直接当たる。
だが、標本自体も美子の病理検査結果を裏付けていた。
術前にあった症状が術後に消えることなど有り得るのだろうか……疑問を抱く祥子。

祥子は同日に児玉妙子の病理検査が行われていたことを知り「標本の取り違えがあったのでは」と推測するが……。
これを証明するべく、祥子は標本のDNA鑑定を行うことに。

ところが、その矢先に当のプレパラート標本が盗まれてしまう。
防犯カメラの映像を確認したところ、盗み出したのは高垣であった。

祥子は高垣が取り違いの事実を隠蔽すべく美子を口封じしたと考えるが……。
今度は当の高垣が何者かに殺害されてしまうのであった。

高垣に詰め寄っていた児玉和也に容疑が向かう中、赤井の協力で高垣の部屋から盗み出された標本を手に入れた祥子たち。
早速、DNA鑑定を行ったところ、祥子の推測が正しかったことが判明する。

やはり、取り違えが行われていたのだ。
小夜子が健康、妙子が病体だったのだ。

そんな中、小夜子が婚約者から捨てられる事態が発生。
どうやら、再発を恐れての事らしい。
これを聞いた蒲田は小夜子に真実を伝えるが、時既に遅しであった。

一方、高垣の部屋から手に入れた標本のうち1つが誰にも該当しないことが判明。
これこそが謎を解く鍵と考えた祥子は、高垣が「神の手」と呼ばれるようになった手術に注目する。

そう、泉秀子だ。
泉秀子の標本と比較したところ、祥子の推測が正しいことが判明。
だが、高垣は何故、神の手と呼ばれることになった手術の標本を持っていたのか……。
事情を調べた祥子は真相を突き止める。

一方、美子が消えたことにより、教授に選出された川上は上機嫌であった。
その目の前に祥子が現れる。

祥子は川上こそがすべての事件の犯人だと告発する。

事の発端は美子の教授選出馬発表前に遡る。
当時、教授選に勝ちたいと考えていた川上は工作を行うことにした。

高垣が神の手と呼ばれることになった泉秀子の標本を検査し、検査結果が「良性」だったと高垣に告げたのだ。
つまり、川上の言葉が事実ならば、高垣は不要な手術を行ったことになる。
これに高垣は震えた。

川上は高垣を脅迫したのだ。
すべては高垣が持つ票を手に入れ教授に就任する為である。
高垣はこれに屈することに。
だが、実は泉秀子の標本は高垣の見立て通りであった。
川上は嘘を吐いたのだ。

ところが、川上の予想を覆す事態が起こる。
なんと、急に美子が出馬したのである。
放置すれば美子が教授になるのは明らかであった。

其処で、川上は美子を陥れることにした。
小夜子と妙子のプレパラート標本を意図的に取り違えたのだ。
すべては教授選に出馬した美子を辞退に追い込む為である。
この狙いは図に当たり、美子は教授選出馬を取り下げた。
高垣も美子と自身のミスだと納得していたのだが……。

和也が高垣に詰め寄ったことで事態が急変する。
これを聞いた美子が川上を疑い、真相に辿り着いたのだ。
其処で川上は美子にアルコールを直接注射し殺害した。

ところが、川上の行動を疑った者がもう1人居た。
他ならぬ高垣だ。

美子の死や児玉和也の主張に疑問を抱いた高垣は泉秀子のプレパラート標本を入手し、密かに確認した。
そして、やはり自身が正しかったことに気付いた。
其処で川上を問い詰めたのだが……それゆえに殺害されたのであった。

川上の自宅から美子の毛髪と注射器が発見されたこと、さらに取り違えたとされるプレパラート標本から指紋が検出されたことで川上は罪を認めた。
プレパラートを持つときはもう少し端を持つように―――川上が普段から美子に注意されていたことが命取りとなったのだ。

川上は動機を告白する。
どうやら、高垣を恨んでいたようだ。
川上は外科医志望だったのだが、高垣から不向きと判定され病理医になっていた。
だからこそ、教授となり見返したかったのだそうだ。

これを聞いた祥子は川上の頬を張る。

美子が教授選に出馬したのも、将来的にその座を川上に譲る為であった。
高垣が川上を病理医にしたのも、嫌がらせではなく適性を判断した結果だったのだ。

こうして川上は逮捕され、関東医科大学は小夜子に対し補償を行うこととなった。
そして、思わぬ事件の為に赤井と祥子の結婚は今しばらくお預けになりそうである―――エンド。

<感想>

「女医・倉石祥子」シリーズ第2弾。
前作は2013年8月23日に放送されており、実に10ヶ月ぶりのシリーズ新作となりました。
第1弾、第2弾ともにネタバレ批評(レビュー)してますね。
興味のある方は過去記事リンクをどうぞ!!

原作は霧村悠康先生『死の最終診断』(アドレナライズ社刊)。
倉石祥子シリーズの1冊にして、最新作です。
ちなみに、アドレナライズ社は電子書籍専門の出版社。
当然、原作『死の最終診断』も電子書籍となっています。

そんな倉石祥子シリーズは二見書房から5冊、アドレナライズ社から1冊出版されています。
この6冊については次の通り。

『特効薬 疑惑の抗癌剤』
『死の点滴』
『黒い研究室』
『感染爆発 パンデミック』
『女医・倉石祥子 死人の病室』
『死の最終診断』(最新刊、2013年4月発売)

本記事下部にリンクを用意してありますので、興味のある方はどうぞ!!
著者・霧村悠康先生には、他にぶんか社で古閑志保梨シリーズも展開しており、こちらも医療サスペンスものです。

では、ドラマの感想を。
ちなみに、ネタバレあらすじはまとめ易いように些か改変しているので注意。

さて、今回はテーマ性よりもキャラ重視の回だった印象。
祥子の結婚騒動に始まり、蒲田君の医大受験と看護師復帰、新キャラ青山君の参加と劇中キャラの息吹が感じられる回でした。

そんな中、敢えてテーマを上げるとすれば「師の心、弟子知らず」でしょうか。
高垣も美子も川上の為を想い行動したことが相手に伝わらなかったことで行き違いを生みました。
これも、きちんと想いを相手に伝えていれば避けられたのかもしれませんね。
とはいえ、ラストの祥子のようにあからさまに家事を赤井に委ねることを伝えるのは困りものかもしれませんが……。

全体的に、シリアスとコメディのバランスが上手く取れた作品だったように思います。
原作にもストックがあるようなので、シリーズ続編も期待出来そうかな。

◆関連過去記事
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金曜プレステージ「女医・倉石祥子2〜死の研究室〜破天荒な女医×童顔看護師の最強タッグ!愛娘の死は医療ミス?疑惑の名医…急死の謎 消えたカルテと毒注射 隠された恐怖の医療」(8月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>

倉石祥子:片平なぎさ
蒲田駿:小池徹平
寺内美子:大島さと子
高垣昭五郎:国広富之
赤井和義:大友康平 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


キンドル版「死の最終診断」です!!
死の最終診断





「黒い研究室 (二見文庫 キ 6-4 ザ・ミステリ・コレクション)」です!!
黒い研究室 (二見文庫 キ 6-4 ザ・ミステリ・コレクション)





「死の点滴 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)」です!!
死の点滴 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)





シリーズ1作目「特効薬 疑惑の抗癌剤 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション キ 6-1 )」です!!
特効薬 疑惑の抗癌剤 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション キ 6-1 )





「感染爆発(パンデミック) 恐怖のワクチン (二見文庫 キ 6-5 ) (ザ・ミステリ・コレクション)」です!!
感染爆発(パンデミック) 恐怖のワクチン (二見文庫 キ 6-5 ) (ザ・ミステリ・コレクション)





「女医・倉石祥子 死人の病室 (二見文庫)」です!!
女医・倉石祥子 死人の病室 (二見文庫)





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