2014年07月07日

「最強少女さゆり」第19話(24話)「逃げない!!!」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第19話(24話)「逃げない!!!」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
さゆり(彩百合):謎の少女。4歳ながらとてつもない怪力を誇る。
豪田:さゆりの祖父。普通の人。
バニー・ラビット:宇宙警察の刑事。
リコス:バニーが追う逃亡犯。
源さん:さゆりの体当たりを受け止めることが出来る地球人。愛の力は偉大だ。
駐在さん:最近赴任してきたばかりの若い警官。集中連載1話でさゆりの三輪車に撥ねられトラウマに。
ヨシさん:隣町の住人。さゆりを侮ったが為に……。
恭也:さゆりが出会った年上の少年。さゆりに自身を「師匠」と呼ばせる命知らず。
メタボ:ヤスの兄貴分。
ヤス:メタボの弟分。出っ歯が特徴。心は折れても出っ歯は折れない。
オヤッサン:バッティングセンターの経営者。
タマちゃん:オヤッサンが作った自律制御AI搭載型ボールタイプロボット(たぶん)。
デービス親子:グリーンスライダー大会に参加した親子。
課長:宇宙警察でのバニーの上司。花魁姿をしている。
シヤ:バニーの妹。
豪田彩花:さゆりの母、元祖・最強少女。
森:彩花が入院していた杏森病院の担当医師。
少女:バニーやリコス同様に地球在住の宇宙人。

<あらすじ>

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

宇宙刑事であるバニー・ラビットは凶悪犯リコスを追って地球に飛来。
あと一息というところまで追いつめるが、現地の少女・さゆりにリコスともどものされてしまう。
こうして、さゆりの家に保護(囚われた)されることに。
仲間に救助を依頼するが助けは未だにやって来ない。
さゆりを通じ、何時の間にやら凶悪犯のリコスが善良になりつつあるなど、想定外な要素を抱え過ぎた彼女の明日はどっちだ(嘘)!?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

秋田緑地公園では激闘が続いていた。
倒れ伏すリコスとバニー、これに止めを刺そうとするタマちゃん。
もはや、タマちゃんにはオヤッサンの手加減の声も届いていないようだ。

暴走するタマちゃんにより傷付くバニーたち。
この様子を震えながら見守るさゆり。

さゆりはバニーの言葉を思い出す。
「嫌なことから逃げるな!!」と。

嫌なことから逃げない―――タマちゃんへの苦手意識を払拭しようとするさゆり。
そして、遂にタマちゃんの前に立った。

タマちゃんは「ようやく本命のお出ましかい」と余裕綽々で血祭に上げようと襲い掛かるが……。

正直、さゆりを舐めすぎた。
さゆりは怯えつつもタマちゃんを優に上回る力の持ち主なのだから。

震えながら奮ったさゆりの拳にも、タマちゃんはあっさりと吹き飛ばされてしまう。
動けないタマちゃん、そんな彼をオヤッサンの球愛が優しく包み込む。
オヤッサンはタマちゃんの暴走も、反抗期に過ぎないと心得ているようだ。
そんなオヤッサンにタマちゃんは非礼を詫びるのであった。

一方、トラウマを乗り越えタマちゃんを撃退したさゆり。
家族を守った、嫌なことから逃げなかったと年齢相応にバニーに甘えるのであった。

しかし、この様子を陰から撮影している人物が居た。
あの15話に登場した宇宙人だ。
彼女はさゆりを見るや「あの力……あの子のモノに違いない」と呟く―――次回に続く。

コマ割りと展開が魅力の作品です。
本作を真に楽しむ為に「週刊少年チャンピオン」本誌にて確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて短期集中連載された福田やすひろ先生の作品「最強少女さゆり」。
そんな本作が正式な連載として帰って来ました!!
ファン大歓喜だぜ、ヒャッホウ(^O^)/!!

しかも、コミックス1巻が2014年8月上旬に発売予定とのこと。
こちらも注目!!

ちなみに連載になったことで本作のアプローチも多少変わった様子。
短期集中連載時は「さゆりを中心とし、人並み外れた怪力がありながら周囲の人々に保護される4歳児を描くハートフルコメディ」でしたが「人並み外れた怪力を有する少女と、これを温かく見守る周囲の人々を描いたハートフルコメディ」へと変わった印象あり。

つまり、何処が変わったかと言うと、短期集中連載時は「さゆりが中心だった」のに対し連載では「さゆりとその他の人々」にまで焦点の対象が広がったかな。
これは新キャラである恭也の登場にも顕著。
それに伴い源さんの「さゆりラブ」キャラに拍車がかかってます。
これにより、さゆり抜きでサブキャラたちのみ描かれる回も有り得ますね。
正直、個人的には短期連載時の「さゆり中心」のノリが好きだけど、連載が長期化することを見据えれば物語の幅を広げる意味で正しい判断だと思われます。
ただ、出来るなら主人公・さゆりの正体はもちろんのこと、リコスとバニーの掘り下げをもっとして欲しいかも。

そんな仕切り直しの19話(通算24話)。
さゆりがトラウマを乗り越え、タマちゃんを撃退しました。
そして、その様子を15話に登場した宇宙人が録画するとの展開に。
此処までは、ほぼ予想通りですね。

さて、此処で気にかかるのは宇宙人の女性が呟いた「あの子の力」とは何か。
おそらく、さゆりの母・豪田彩花のことでしょう。
だとすれば、やはり彩花も宇宙人と考えるべきか。

どうも彩花は有名人のようだけど。
ただ、リコスとバニーが揃ってそれを知らないとも思えないしなぁ……。
もしかして、上層部の機密事項に該当する人物とか。
だとしたら、亡国の姫の可能性もあるか。

次回以降の展開を予想すると。
15話の宇宙人からさゆりの存在を知った宇宙警察の課長たち。
課長たちはバニーに引き渡しを要求。
しかし、さゆりを家族と思うバニーはリコスと共にこれを拒否。
其処で、リコス、バニーはもちろん源さんやタマちゃんらと共にさゆり捕縛部隊を相手に戦うシリアス展開に突入したりして!?
とはいえ、急ぐ必要は無い筈なので、いつかある展開だと妄想してたりします。
この妄想、果たして的中するでしょうか!?

さて、此処で幾ら言葉を尽くしたところで本作の面白さは伝えられない。
やっぱり本作は理屈じゃないな。
実際に読んで感じるべし。

彩百合の両親が謎ですね。
山中の病院で1ヶ月に1度のお見舞い……「となりのトトロ」を思い出しました。
さゆりの母は静養中(「さゆりと峠とお見舞い」参照)なのでしょうか。
そう言えば、リコスはトトロっぽいと言えなくもないか。
入院中とのことですが、何か理由があるのでしょうか。
このあたりも謎だし、連載になった以上はいずれ明かして欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や「実は私は」など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
【短期集中連載版】
「最強少女さゆり」第1話「さゆりと宇宙人」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第2話「さゆりとチャンバラ」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第3話「さゆりとアルバムと私」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第4話「さゆりと峠とお見舞い」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」最終話(第5話)「さゆりとサヨナラの日」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【連載版】
「最強少女さゆり」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話(6話)から10話(15話)までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「最強少女さゆり」第11話(16話)「リコスとタマちゃん」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第12話(17話)「バニーのほろ酔い授業」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第13話(18話)「宇宙警察 バニー・ラビット」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第14話(19話)「さゆりの隠しゴト」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第15話(20話)「さゆりのお母さん」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第16話(21話)「豪田彩花」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第17話(22話)「三度目のタマちゃん」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第18話(23話)「リコス×バニー」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり(1) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
最強少女さゆり(1) (少年チャンピオン・コミックス)





「平賀源内の研究 大坂篇―源内と上方学界」です!!
平賀源内の研究 大坂篇―源内と上方学界





「江戸文学 第38号 特集:中国小説と江戸文芸」です!!
江戸文学 第38号 特集:中国小説と江戸文芸






【関連する記事】
posted by 俺 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。