ネタバレあります、注意!!
第71話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・前回のあらすじはこちら。
「実は私は」第70話「答えを出そう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
観覧車にて朝陽とキスをしてしまった葉子。
今日はその件で茜から校長室でツッコミを受けていた。
しかし、今回の葉子はいつぞやと違い「ぽへ〜〜〜状態」ではない。
そう、あれは事故ではない。
葉子が自らの意志で行ったことなのだ。
葉子は自身の行動が恥ずるものではなかったと告げると校長室を後にする。
普段の葉子らしからぬ毅然とした態度に驚きながらも喜ぶ茜。
とはいえ、その影に隠れていた人物にとっては事態は複雑であった。
その人物こそ、委員長こと渚である。
渚は茜から情報を聞き、スイーツを報酬に葉子の胸中を確認して貰ったのである。
間違いない、葉子も朝陽を好きなのだ。
2人が両想いなのはとうの昔に知っていた。
だからこそ、両想いが叶った以上は身を退くべきなのだが……。
これに茜は「恋愛とは戦争だ」と渚をけしかける。
この言葉は渚にとって効果覿面であった。
戦いならば全力を尽くさなければ相手に失礼だ!!
渚は葉子と全力で戦うことを決意する。
さて、教室に戻った葉子。
葉子には1つだけ気がかりがあった。
他でもない渚のことである。
と、教室の窓に渚の宇宙船が登場する。
此処に渚は葉子に宣戦布告することに。
黒峰朝陽が好きだ!!と告白する渚。
それに応じるように葉子も心の内を吐露する。
私も昔から黒峰君のことが好きだった!!と―――72話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、7巻も発売予定。ちなみに表紙は明里さんですよ!!
そして、本作かなり面白い!!
さらにさらに、増田先生の初期作品「透明人間の作り方」も発売とのこと。
こちらも注目!!
その71話。
今回は巻頭カラーに人気投票までと本作の人気が分かる回でしたね。
そして、人気投票に手崎の名が……これで手崎が上位になってたらどうしよう。
そして内容。
光学迷彩があるとはいえ、宇宙船を用いての告白合戦とは!!
なんとも大胆な展開です。
こうして、互いの本心を打ち明け合った葉子と渚。
共に互いを思いやる気持ちを持つ2人だけにどうなるのか予測がつかない。
もちろん、最終的には葉子と朝陽が結ばれるのだろうけど。
それにしても、葉子が強くなりましたね。
恋は人を臆病にし、また強くもする……か。
茜もこれを見越して仕掛けている節があるからなぁ……ああ見えて伊達で校長はやっていない。
朝陽、葉子、渚の恋愛模様はどうなる!?
でもって、次回は「告白済みのあの人」が参戦して来るらしい。
うむ、みかんだなぁ。
「オレンジ」とか「外道クイーン」と呼ばれていた頃が懐かしいくらいの甲斐甲斐しさを発揮する彼女。
当然、此処で引き下がりはしない筈。
葉子、渚、みかんにより朝陽を巡る「恋の三国志」が開幕か。
後漢の献帝を擁したのは魏の曹操であったが、朝陽の心を擁することが出来るのは果たして誰だ!?
そして、この攻防を制する「名軍師・孔明」は何処に居るのか!?
ちなみに、各人の勢力分布を見てみると……。
葉子は「朝陽と両想い」、しかも「銀華恋」の後押しあり。
怒涛の大本命でまさに魏である。
みかんには「幼馴染ポジション」と「フクちゃん」、「黄龍院凛」、「黒峰鳴」が居る。
手堅い印象で呉のポジション?
渚には……涼が……居る……のか?
ああ、スコップがあった……けど大丈夫か?
いろいろ不安で、放浪中の劉備を髣髴とさせるから蜀かな。
だとすると、渚とみかんによる大逆転劇「赤壁の戦い」もありうるのか!?
さらに「三国志」の最期の勝利者は魏呉蜀いずれでもなく晋だからなぁ。
思わぬ勢力の台頭があるのか。
晋があるとすれば、魏の中に既に居ることに……まさかの獅穂か!!
ただ、やっぱり「天の時、地の利、人の和」はすべて葉子が制している印象だなぁ。
残るは心と時間の問題な気がする。
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス6巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛に続き明里さん。
うむ、此処までは予想通り。
こうなると、8巻が華恋かな。
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第70話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
【関連する記事】
- 『スーサイド・パラベラム』第9話(道満晴明作、講談社刊『メフィスト 2016vo..
- 「実は私は」第1話から第160話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオ..
- 「ダジャレ禁止令」(志水アキ画、講談社刊「週刊少年マガジン」掲載)ネタバレ批評(..
- 「実は私は」第160話「藍澤渚と藍澤渚E」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」最終話(第35話)「事件の先に」..
- 「実は私は」第159話「藍澤渚と藍澤渚D」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第107話「いつかの文学全集」(加藤元浩作..
- 「黒霊ホテル殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連..
- 「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チ..
- 「実は私は」第158話「藍澤渚と藍澤渚C」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第34話「真犯人」(作画・星野泰..
- 「実は私は」第157話「藍澤渚と藍澤渚B」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第106話「動く岩」(加藤元浩作、講談社刊..
- 「実は私は」第156話「藍澤渚と藍澤渚A」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第33話「真相」(作画・星野泰視..
- 「実は私は」第155話「藍澤渚と藍澤渚@」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「実は私は」第154話「勘違いしよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 【エピソード最終話】「黒霊ホテル殺人事件」最終話、第6話(「金田一少年の事件簿R..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第32話「二重人格」(作画・星野..
- 「ビーストコンプレックス」最終話(第4話)「カンガルーとクロヒョウ」(板垣巴留作..