登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<東京篇のあらすじ>
北海道編終盤にて未来と異なる道を選んだ大和。
1人東京へ向かい、欽一、泰成と共に沢田と対峙することに。
だが、軽く一蹴されてしまう。
傷心の泰成はいずこかへと姿を消す。
一方、沢田の権力を諦めきれない欽一は葉子を利用しようと目論む。
大和はと言えば、そんな欽一の行動を知り、未来たちを守るべく邪魔者全員を排除しようと決意する。
そんな中、未来は水原の死を知り東京へ。
真玉橋もまた真実を追うべく東京へ。
一方、雄大は都内の病院で病床に伏す―――。
物語を彩る主要人物たちが物語の発端となった東京に集まる。
いよいよ、最終章!!
さまざまな思惑が入り乱れる事件の結末は―――。
<170話あらすじ>
欽一を落とし穴に嵌め戦闘力を奪った大和。
しかし、直後に二郎が来襲し慌てて背中を見せることに。
そんな大和に対し二郎はこれこそが自身の本領とばかりに手にした銃を乱射する。
銃弾が螺旋を描き、大和のすぐ傍を掠めて行く。
大和は射線から逃れることに必死である。
しかし、大和に策が残されていないワケでは無かった。
まだ手段は残されているのだ。
大和の手にも1丁の銃が握られていた。
ただし、残弾は3発。
外すことはもはや許されない。
あの場所へ、あの場所へさえ辿り着けさえすれば―――その一念で大和は足掻くように走る。
二郎の目の前の大和は慌てふためきつつも必死に逃げていた。
二郎は手にしたオートマチックの弾丸を撃ち尽くすと、残された1本の腕で器用にマガジンを交換する。
銃を咥え弾倉を排出し、新たな弾倉を挿し込むのだ……その動きに無駄は無い。
そして、すぐさま構え直すと大和へ向けて発砲する。
圧倒的な余裕を誇示しつつ、銃を手に歩みを続ける二郎の姿はまさにプロそのものであった。
そんな二郎の目にまるで最近になって掘りかえされたような周囲と色の異なる地面が映る。
二郎の脳裏に浮かぶのは欽一が落ちた落とし穴。
これを迂回するように回り込む……が。
同じ頃、逃げ惑う大和の手には何時の間にか紐が握られていた。
この紐はこの場所に事前に隠されていた物。
もちろん、大和が用意していた物だ。
そして、紐は二郎の頭上の死角に固定されたブロックと土砂袋に繋がっている。
落とし穴を回避すれば、自然とブロックの真下を通るように仕掛けが施されていたのだ。
大和はタイミングを計ると思い切りそれを引いた。
途端、二郎の頭上から大量のブロックと土砂が雪崩のように降り注いだ。
「うおっ!!」
想定外の方向からの襲撃に二郎が呻く。
降りかかるブロックと土砂は容赦なく二郎の身体を叩きつけて行く。
耐え切れない二郎は銃を構える腕を頭部の守りに回さざるを得ない。
その目の前に大和が飛び出す。
「片腕では対処し切れまい」
大和は叫び声を上げながら、残る3発を身動きの取れない二郎に向けて叩き込む。
二郎の目が大きく見開かれた……。
その頃、倒れ込む欽一に桜井が駆け寄り助け出そうとしていた。
「沢田先生にお世話になった者です」
桜井の突然の登場に戸惑う欽一に、緊張をほぐすべく笑いかけながら言葉を紡ぐ桜井。
一度はほっとする欽一。
しかし、次の一言が欽一の精神を大きく揺さぶった。
「沢田先生から、欽一さんを監視するように頼まれていました。でも、お役に立てて良かった」
(監視だと……)
これを耳にした欽一の中で闇が膨らみ……弾けた。
一方、大和VS二郎。
ブロックと土砂の雪崩が晴れた其処には―――二郎が直立不動で立っていた。
反面、大和は正対した位置で腰が砕けたように仰向けに座り込んでいる。
2人の距離はほんの少し、腕を伸ばせば十分に届く。
「経験の差が物を言ったな」
二郎が笑いながら、銃口を大和に向ける。
大和渾身の3発は二郎の身体を貫いた……しかし、それは致命にまでは至らなかったのだ。
いずれも、二郎の肩を抜けたに留まったのである。
肝心要で大和の身体は心を裏切った。
精神的な不安が指先に伝わり、僅かに方向を反らしたのだ。
勝利を確信した二郎は銃を大和に突き付ける。
もはや、逃げ場はない。
青褪めて行く大和、二郎は引き金にかけた指に力を込める……。
そして、響き渡る甲高い銃声―――171話に続く。
<感想>
二郎、貫録の勝利!!も欽一の抱える闇が……
新章「東京編」第23回です。
サブタイトルは「経験」。
大和VS二郎は人を殺した「経験」の差により、二郎の勝利に。
大和の「知恵」も二郎の「経験」には僅かに及ばなかったか……。
何しろ、如何に大和が知恵者だとしても最終的には心ではなく身体で止めを刺す必要が生じる。
これに身体が拒否反応を示し悲鳴を上げたのだろう。
では、大和は二郎に止めを刺されてしまうのか……。
いや、これは絶対にない。
つまり、此処から大和が二郎に逆転することになる必要が生じる。
逆転するとなると、どういった状況が考えられるか。
例えば……大和の策がもう一段階残されていて「二段構えの策」だった可能性はどうだろうか。
そう、二郎をあの場所に足止めすることで何かの仕掛けが発動する……たとえばブロック雪崩発生から数十秒後に発動するトラップなどがあったとしたら。
しかし、管理人はおそらくこれはないと考える。
あの大和の青褪めた表情は芝居ではないだろうからだ。
つまり、大和はすべての策を投じた状態……すなわち打つ手がない状況だと思われる。
となると、この段階から逆転するには第3者の力が必要となる。
其処で注目したいのが170話ラストにて響いた銃声。
あれは二郎が大和を撃ったものではないだろう、何か別の意味がある筈である。
まず、真っ先に気にかかるのは欽一の変調だ。
桜井に救助されかけた欽一。
しかし、桜井が沢田から監視依頼を受けていたことを知るや心の闇を爆発させていた。
あれはおそらく、欽一の「怒り」を示すのだろう。
沢田を出し抜く筈が逆に掌の上で踊らされていたことを知った屈辱。
そして、未だに沢田の助けが必要となる自身の弱さ。
さらに、沢田から監視を着けられていた事実。
これらすべてが欽一のプライドをズタズタに引き裂いたのだ。
それだけではない。
その監視に年端もいかない子供(大和のことだ)に良いようにしてやられたことを目撃された。
しかも、無様にも弟・二郎に助けを求めた。
その上で、これに無視されたことも目撃されている。
欽一にこれが耐えられるだろうか。
そもそも欽一は野心家で自尊心の塊のような人物に描かれている。
ある意味で正統派エリートである。
そんな彼が今此処で挫折を味わったのだ。
これもまた欽一にとって初めての「経験」なのかもしれない。
だとすれば、その後の行動は明らかであろう。
彼はその怒りと不満を周囲にぶつける筈である。
これまでそうしてきたように、自身の望むあるべきだった姿へと事態を変えようと足掻くのだ。
少なくとも、この場での失態を沢田に報告されないように関係者全員の口封じを目論むことぐらいはやりかねない。
その第一の被害者となるのは……憐れ、当の欽一を助け出そうとしている桜井である。
桜井は登場時、関口兄弟の死命を制するキャラになるだろうと予測したが、まさかこの形でとは思わなかった。
欽一は真っ先に目の前の桜井を手にかけるだろう。
桜井は思いも寄らぬことに不意を突かれて絶命するだろう。
170話ラストの銃声はこれではなかったか。
すなわち、欽一が桜井を射殺した音なのではないか。
あるいは、既に桜井は殺害されており、失態を無かったことにするべく二郎をも手にかけようと欽一が二郎に向けて発砲したものか。
少なくとも、これまでも予想し続けた関口兄弟の同士討ちの構図が明らかにされつつあるように思う。
その道は欽一の錯乱から始まるようである。
―――と書いておいて、実はあれは大和を守るべく夏美が二郎に向けて発砲した可能性もあったりするんだけどね……。
この辺りは、やっぱり次回を待つべきかなぁ。
個人的には欽一錯乱説を推したいけど、どうなんだろ。
ちなみに、二郎の銃は桜井から奪った物ではないことが判明。
どうやら、新たに買い求めた物の様子。
となると、169話で桜井を背後から昏倒させたのは邪魔されないようにとの意味合いか。
でもって、気丈にも昏倒から回復した桜井なんだけど欽一の手にかかりそうだなぁ。
さて、此処で登場人物たちの現状をまとめておきましょう。
沢田:雄大との間は決着。身を処すべく最後の仕事へ……と思いきや入院療養中。
雄大:沢田との間は決着。軍艦島へ!?むしろ、こちらが瀕死の状態。
大和:欽一、二郎相手に策を実行中。欽一に勝つも二郎に敗れる。最終的には関口兄弟の抹殺を目論む。
欽一:大和と対決するも完敗。二郎の介入により放置されるが……錯乱!?
二郎:決戦の場へ到着。大和を追い込む。瀕死の状態も心は安らか。
夏美:決戦の場へ到着。二郎を見守る。
未来:テレビ局から事件の真実を訴えようとするも、放送事故として処理され倒れてしまう。真玉橋と合流。
真玉橋:東海林の行動を追い、雄大のもとへ迫る……が先に未来と合流。
武雄&葉子:島袋に保護され、沖縄へ?
泰成:復讐が無為だったと諭され、傷心中。3億円は彼が保管している。
でもって、此処でこれまでの事実に基づく雄大についての仮説を。
但し、相当妄想が入っているので怪しいことをご了承頂きたい。
特に「?」がある箇所は、完全に未確認なので注意。
<<管理人が考える仮説(2014年3月24日時点)>>
過去、軍艦島に生活していた雄大と沢田。
2人は故郷である島を愛しており、其処で一生を終えるつもりであった。
しかし、何か事件が勃発(時の政府主導で閉山とそれに伴う住民の強制的な追い出しが行われた?この際、雄大や沢田の家族に死人が出た?)。
雄大と沢田は、離島前に65号棟にて想い出の写真を撮影。
彼らにとって、この経験は復讐すべき記憶となり決して忘れないと誓う?
数年後、雄大が長崎から上京し竜と出会う。
同じ頃、沢田とも再会。
沢田は復讐の為に須黒を利用していた。
当然、同志として雄大にも声をかける。
しかし、当時の雄大は和子と幸せな家庭を築こうとしており復讐心を忘れつつあった。
ところが、和子が事故死。
またも、愛する者が奪われたことで、1人残された赤子(武雄)を胸に雄大は復讐心を思い起こす(復讐対象は理不尽を強いた当時の世間!?)。
3億円事件決行。
その目的は、これを承認した関係者の弱味を握り沢田に権力を与えること?
最終的には沢田を最高権力者とすることで、自分たちのような悲劇が2度と起こらないような社会作りを目的としていた(だからこそ、当の3億円それ自体は持ち出されず軍艦島に秘蔵されていた)?
しかし、此処で利用されていた筈の須黒が暴走―――雄大と竜に牙を剥く。
竜瀕死の重傷、雄大は沢田に助けられる。
その後、雄大が対須黒の行動を起こすが、竜が先に報復を果たしてしまう。
竜、須黒死亡。
雄大は権力の座に足をかけた沢田を見届け、自身は身を退く。
竜を巻き込んだことを悔い、鉄也となって響子を見守る。
誰かとの間に、大和を作る?
しかし、此処で沢田が雄大の理想を裏切り、単に権力のみを追求し始めた。
一方で、沢田配下の関口兄弟が暗躍。
背景を知る横溝保が口封じに殺害される?
これにより東海林が再捜査に動き出した。
関口兄弟は東海林はもちろん雄大の命をも狙い始める。
これを察した雄大は偽装死を演出。
大和を巻き込まない為に、身代わりを使って死を偽装する。
鉄也(実は別人)の死体が発見される。
一方、東海林は真相へ。
ところが、二郎に口封じされる(1話での出来事)。
<<仮説終わり>>
こんな感じだろうか?
ただ、問題は此処からだ。
この仮説には謎が幾つか残る。
大きなものだと「鉄也は自身の死を偽装し、雄大に戻ってから何をしていたのか」とか。
沢田と良好な関係ならば「何故、旧紙幣を隠し持っていたのか」とか。
そもそも「雄大と沢田の関係はどうなっているのか」とか。
特に「雄大と沢田の関係」がポイントだ。
おそらく2人自身は「友好関係にあった」のだが、周囲がそれを許さなかったのか。
例えば、沢田が須黒から雄大たちを逃がしたような描写もあるし、武雄と葉子の結婚も許している。
軍艦島の経験が雄大と沢田の絆にもなっているようだし、雄大と沢田は友好関係にあるように見える。
だが一方で、雄大が響子の安全を確認する必要に迫られても居る。
これは沢田が仲間ならば必要のない筈の出来事だ。
また、二郎が小田切家を監視していた。
監視自体は関口兄弟の一存であるが、この理由が旧500円札らしいことは明らかであり、つまり、雄大は沢田相手に保険を取っていたことになる。
これまた雄大と沢田が友好関係にあれば本来必要のない措置なのだが……。
さらにもう1つのポイントが、どうやら東海林に再捜査を行わさせた契機である横溝の死か。
泰成を復讐鬼に変えたこの事件、154話だと沢田は関知していないと語っていましたが何やら裏がある!?
沢田の台詞が正しければ横溝殺害に第3者の影がちらつく。
個人的には沢田が関知していないだけで暴走した関口兄弟が口封じしたと思うが……もしかすると別の人物の関与も有り得るのか?
うむむ、謎が謎を呼ぶ展開だ……。
また、これに関連して次の点も気に留めておきたい。
むしろ、これこそが本作最大の謎となるかもしれない。
そう……大和の母は誰か?
同じ雄大の息子と思われる武雄と比しても大和は雄大に瓜二つ。
癖や思考法までほぼ同じだし、母親が正体不明な点も含めて気にかかる……。
さて、以前から映像化が予告されていた「三億円事件奇譚モンタージュ」ですが、その詳細が少し明らかになりました。
・【朗報】渡辺潤先生「三億円事件奇譚 モンタージュ」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)遂に映像化!!
フジテレビ系列にてドラマ化だそうです。
放送時期や、単発のSPドラマか連続ドラマなのかまでは不明。
とはいえ、本作の内容的に単発でのドラマ化は不可能、連続ドラマが予想されます。
また、2014年3月時点で放送時期が明かされていないところを見ると、早くとも2014年秋以降からの放送が予測されますが、果たして……。
いずれにしろ、楽しみです!!
変わって、現在の勢力図はこんな感じ!?
@大和
A泰成
B沢田一派
C雄大
D未来、真玉橋、島袋、響子、ハリー、武雄、葉子たち
E関口兄弟(ただし、何処まで連携出来ているかは不明)
実にそれぞれの思惑が乱立。
欽一と二郎間にもいろいろありそうだが……。
以上のように争いは3つ巴から6つ巴に。
更なる激化は間違いないか?
とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
171話に期待です!!
ちなみに「三億円事件奇譚 モンタージュ」最新第16巻も発売。
購入希望者は本記事下部のアマゾンさんリンクから是非!!
◆関連過去記事
・「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)第1話から第160話までネタバレ批評(レビュー)まとめ
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第161話「岐路」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第162話「対面」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第163話「原罪」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第164話「鉄也」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第165話「隠滅」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第166話「盟約」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第167話「親心」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第168話「対峙」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「三億円事件奇譚 モンタージュ」第169話「殺意」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
◆登場人物一覧
【現代】
鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中
鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
小田切武雄:未来の父、突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。
小田切葉子:未来の母、突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。
鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……。104話にて横溝保の息子と判明。
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。146話にて死亡が確認される。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。
土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。
響子:現代編の響子。沖縄にてバーを経営していた。80話より登場。
キャサリン:響子が経営するバーの女給。81話より登場。
ハリー・スタンレー:元海兵の幹部。現在ではヘリコプター会社を営む。95話より登場。
ケニー:現役の海兵。キャサリンに想いを寄せる。
関口二郎:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う。
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。88話にて関口の双子の兄・欽一と判明。
沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……。
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)。88話にて関口の双子の兄・欽一と判明。
桜井:沢田の部下で黒子の多さが特徴的な男。167話より登場。
松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。
朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。64話で関口に殺害される。
小柳翔太:61話で登場、負傷した大和と水原を助けた。以後、大和と行動を共にする。
茜:61話で名前のみ登場、翔太の彼女で社会人らしい。69話で大和たちを匿う。
真玉橋:ホスト風の男性だが実は警部だった。フェリーにて大和たちと乗り合わせる。
鈴木:泰成の義父。どうにも行動が腹黒い男。105話で死亡する。
関口弘美:沢田と親しいらしい関口兄弟の養母。過去編で沢田が出入りしていた風俗店の店員か?
島袋:沖縄編で登場した刑事。真玉橋の部下。
亀井:県警本部長、それと知らず沢田に情報を提供した。149話に登場。
森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。
高野:65話で登場。関口に協力し証拠を隠滅した。69話で関口に殺害される。
高田:128話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組のリーダー格。
シゲキ:129話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組の1人。ロンゲ。
トシオ:129話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組の1人。メカ担当。
石井:162話で登場。テレビ局のプロデューサー。
【三億円事件当時】
川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?
健:真理のヒモ、関口兄弟を虐待する。後に関口兄弟に殺害される。89話より登場。
真理:関口兄弟を拾った人物、健の恋人。健同様、関口兄弟に殺害される。89話より登場。
須黒:当時の公安課刑事。強引ながらもかなりのやり手。108話より登場。
ジョージ・スタンレー:ハリーの父。裏社会と繋がり暗躍していたらしい。107話より登場。
ハリー・スタンレー:若かりし日のハリー。当時から響子を知っていた。
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