2014年08月05日

「棺探偵D&W」8話(光永康則作、少年画報社刊「月刊ヤングキング アワーズ ジーエイチ」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「棺探偵D&W」8話(光永康則作、少年画報社刊「月刊ヤングキング アワーズ ジーエイチ」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

講談社刊『月刊シリウス』にて連載していた『怪物王女』も見事な完結を迎えた光永康則先生。
そんな光永先生が『月刊ヤングキング アワーズ ジーエイチ』誌上にて不定期連載されている本作。
2014年9月号に8話が掲載されていたので、こちらをネタバレ批評(レビュー)です。

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
ヒサト:不死にして英明なる頭脳を誇る吸血鬼。十郎を親友だと思っている。
青樹十郎:事件を嗅ぎ付ける嗅覚と驚異的な身体能力を誇る狼男。ヒサトについては胡散臭い奴だとの認識。
樫尾柊子:十郎の叔母。ある事情によりヒサト付きのメイドに。
樫尾初生:柊子の娘で小学生。柊子と共にヒサトに仕える。
怪しい上級生:初生の学校の上級生。本名は首藤孝也であった。
成美:奈美と瑠璃の母。
奈美:成美の娘で瑠璃の姉。故人。
首藤孝也:怪しい上級生の正体。
瑠璃(るり):初生の同級生。飼育係。
血塗れ兎:???
通り魔:初生の学校付近で発生している連続通り魔事件の犯人。

・前回(7話)はこちら。
「棺探偵D&W」7話(光永康則作、少年画報社刊「月刊ヤングキング アワーズ ジーエイチ」連載)ネタバレ批評(レビュー)

十郎と初生から目撃した情報を聞いていたヒサト。
聞き終えるなり「簡単な事だ」と嘯く。
そして、ヒサトが続けたのは「これから除草剤による殺人事件が発生する」との預言であった。
そして、ヒサトが明かした事件の真相とは―――。

その翌日、十郎の姿が初生が通う小学校にあった。
十郎はヒサトの言葉を思い起こす。

まず、除草剤を倉庫から盗み出すことが可能だった人物は誰か。
其処は兎小屋の飼育係により常に人目に曝されていた。
だからこそ、不審な上級生の行動も目撃されていたのだ。

しかし、目撃されない人物が居る。
当の兎小屋の飼育係だ。
つまり、初生と友達の瑠璃だ。

この中で初生は十郎に相談を持ちかけたから除外。
残るは瑠璃のみである。
瑠璃ならばこれまでに幾らでも持ち出せる機会があった。
それが今このときとなった理由は何故か!?

すなわち、瑠璃以外にもう1人の人物が盗難に関与しているのだ。
ヒサトはそれを瑠璃の母・成美だと断言する。

成美は給食センターで働いており、学校に給食を運び込む仕事をこなしている。
あの日、成美は瑠璃を迎えに行く前に倉庫から除草剤を盗み出したのだ。
そして、兎小屋の兎でその効果を試した。

では、成美の動機は何か。
実は瑠璃には奈美という姉が居た。
成美の長女である。
この奈美はクラスでイジメに遭い自殺していたのだ。
成美は奈美の復讐の為に、クラスで食べる給食に除草剤を混入しようとしているらしい。

十郎はこれを阻止しようとしていたのである。
目の前には成美により運び込まれようとするカレーの寸胴鍋があった。
十郎はイチかバチかこれをぶちまけることに。
すると、自身の行動を見抜かれていたと察したのか成美は逃げ出してしまう。
十郎はヒサトの預言が当たっていたことに驚愕すると共に、大量殺人を事前に阻止出来たことに胸を撫で下ろす。

その夜、兎小屋を覗き込む小さな人影があった。

「待ってたよ、首藤孝也君」
人影に声をかけたのは……ヒサトである。
背後に現れた得体のしれない男性に、孝也は震える。
そんな孝也にヒサトは推理を語り始める。
それは近隣で発生している「通り魔事件」についてであった。

そう、ヒサトの本命は孝也が関与する「通り魔事件」だったのだ―――9話に続く。

<感想>

1巻も発売された「棺探偵D&W」その8話です。
シリーズ初の前後編……と思いきや、まさかの前中後編となりました。
その中編です。

まず、8話により今回の事件が「兎毒殺事件」と「通り魔事件」の2つであることが判明。

「兎毒殺事件」の犯人は成美。
動機はその後に起こそうとしていた「大量毒殺事件」の実験の為。
そして、「大量毒殺事件」の動機は娘・奈美の復讐でした。

一方、「通り魔事件」。
7話で路傍に供えられていた花束がこれを指していた様子。
そして、この犯人こそが「血塗れ兎」なのでしょう。
その正体は孝也の家族だと思われる。
その人物こそがヒサトに裁かれるだろう。
だが、少なくとも孝也自身では無い。
どちらかと言えば、孝也は「血塗れ兎」を止めようとしている立場なのだと思われるが……。

それにしても、8話は急展開でした。
事前情報無しで成美と奈美が投入されるとは……かなり後出しのような気もするなぁ。
そもそも首藤孝也の名も今回初出だし。
個人的には8話の推理はかなり恣意的な印象がした。
此の傾向が続くとなると、9話がどうなるかは予測出来ない状況だ。

果たしてどうなる!?
9話も見逃すなかれ!!

そんな9話は10月号での掲載予定とのこと。
要チェック!!

◆関連過去記事
「棺探偵D&W」(光永康則著、少年画報社刊)第1話(月刊ヤングキング2012年1月号掲載)ネタバレ批評(レビュー)

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