ネタバレあります、注意!!
第74話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝陽への想いに前向きに生きることに決めた渚。
「これからはもっと攻めなければ……まずは告白から」と思っていた矢先、ある光景を目撃する。
な、なんと、みかんが朝陽に「結婚して!!」と交際を通り越してプロポーズをしていたのである。
これに眩暈を覚える渚。
まさか、2人は既に付き合っていたのか―――と激しく動揺する。
もちろん、そんなことは無いのだが。
一方、交際していないにも関わらず一足飛びのプロポーズを目撃されたみかんも精神的なダメージを受けることに。
2人は当事者である朝陽をよそに、密かに互いの気持ちを確認し合う。
共に朝陽に好意があることを知った2人は互いをライバル視するが……。
なかなか素直になれない渚に対し、みかんは先手必勝とばかりに朝陽へと大胆アプローチを行う。
いきなり腕を組んで、仲の良さをアピールしたのだ。
これに刺激を受けた渚も朝陽と腕を組もうとして……ハタと大胆な自身の行いに気付いた。
其処で照れ隠しから、咄嗟に朝陽の腕をあらぬ方向に曲げてしまうことに。
あんぎゃぁ〜〜〜。
悲鳴を上げ悶絶する朝陽。
そんな朝陽を心配しつつ駆け寄るみかんは一言。
「両親も弟も留守だけど介抱の為に家来る!?」と朝陽を誘惑する。
「何と破廉恥な」とみかんの行動を批判しつつ、これに刺激を受ける渚。
自分ならば両親が留守では無く在宅の折に紹介するぞ……と思っていると。
急にふわりと朝陽が浮いた。
なんと、頭上には何時の間にやら渚のUFOが浮かんでいた。
其処から牽引ビームが朝陽に向けて照射されていたのである。
渚の無意識が起こした行動であった。
機密が、機密が!!と慌てる渚。
しかし、みかんはUFOと渚の関連性には気付いていないようだ。
ほっと胸を撫で下ろす渚だが、みかんは次の攻めに出る。
なんと、介抱に見せかけ朝陽にキスを迫ったのだ。
もはや、捨て置けぬ。
衝動に駆られた渚は朝陽へと駆け寄り、その顔に自身の顔を近付けて……。
ハタと自身の行動の意味に気付く。
此処で華麗に渚のヘッドバットが朝陽にクリーンヒット。
またもや、朝陽が悶絶し転げまわることに。
これを見ていたみかんは「これ以上、朝陽を傷付けることは許せん」と憤慨。
それに対し、渚は「そんな気は無かった」と対抗する。
こうして2人の舌戦が開始された。
みかんは「1度振っておきながら、今度は求愛ですか。ほぉ〜〜〜」と渚の急所を突く。
これに渚は「幼馴染でありながら、今の今まで関係を進展させられなかった癖に!!」と応戦する。
互いに精神的な弱味を攻撃し合う展開だ。
一方、痛みに悶え苦しむ朝陽は蚊帳の里である。
その間も応酬を続けるみかんと渚。
遂には修学旅行で決着をつけようと誓い合うことに。
その背景に浮かぶのは龍と虎。
これこそが、仁義なき戦いの始まりであった。
その頃、クールビューティーを自称する真ヒロインは……そんなこととは露知らず大きく1つクシャミをしていた―――75話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、7巻も発売予定。ちなみに表紙は明里さんですよ!!
そして、本作かなり面白い!!
ちなみに、秋田書店公式HPのオンラインショップではとっても可愛い「実は私はタンプラー」が2014年8月20日まで予約受付中。
このタンプラー、小さい葉子や渚たちがグルグルと可愛く走り回ります。
お値段は1944円なり、欲しいィィィィィィィィ。
その74話。
前回から打って変わって、再び「恋愛三国志」に突入。
今回は互いに関わることが少なかった渚とみかんが遂に直接対決することに。
当ブログでは葉子、みかん、渚を「三国」それぞれで表現してます。
まず、圧倒的大本命にして「天の時(朝陽の心)」を得てひた走る「魏」の葉子。
幼馴染ポジションとしての「地の利」を活かした「呉」のみかん。
これに「人の和」こと「スイーツの礼」で迎えた「愛の天才軍師・茜」の助力を得た「蜀」の渚。
今回は「呉」と「蜀」が争ったということで「荊州争奪戦」か「夷陵の戦い」になるのか!?
正直、それよりも今は連合してでも「魏」の葉子を止めるべき時期だろうになぁ……。
「恋の赤壁大戦」とは至らないか。
とはいえ、みかんと渚が本気を見せている点は侮れない。
当事者そっちのけなのがどうにも……な所ではあるが。
さらに、置いてけぼりのクールビューティーにも注目だ。
そして、渚がデレる度に生傷が絶えない朝陽。
彼は報われている筈なのだが、報われないなぁ……。
そう言えば数話前から「修学旅行」がキーワードとなりつつあるようです。
これは「修学旅行」である程度の決着がつくこともあり得るか。
此の点も気になりますね。
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス7巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛に続き明里さん。
うむ、此処までは予想通り。
こうなると、8巻が華恋かな。
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第70話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
・「実は私は」第71話「答えを出そう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第72話「励まそう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第73話「メイド喫茶に行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
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