2014年08月04日

「第11回ミステリーズ!新人賞」受賞作発表!!栄冠は浅ノ宮遼先生『消えた脳病変』に!!

「第11回ミステリーズ!新人賞」最終選考の結果が東京創元社さんより発表されました!!

新人賞受賞の栄冠に輝いたのは次の作品。

浅ノ宮遼先生『消えた脳病変』
(東京創元社公式HPより)


浅ノ宮先生、受賞おめでとうございます!!

浅ノ宮遼先生のプロフィールはこちら。

1978年生まれ。新潟大学医学部卒、現在は医師。
(東京創元社公式HPより)


浅ノ宮遼先生、36歳の方ですね。
これは第10回受賞者である櫻田智也先生と同じ年齢での受賞となりました(櫻田先生は1977年生まれ、受賞時は36歳)。
ちなみに、調べてみたところ浅ノ宮先生は「第10回ミステリーズ!新人賞」を『歪みのしらべ』にて一次選考通過されており、2度目のチャレンジにて受賞されたようです。
これからが楽しみな方と言えるでしょう。

「第10回ミステリーズ!新人賞」第一次選考結果が発表!!通過作品は101編に!!

そして、医師にしてミステリ作家と言えば、古くはシャーロック・ホームズの生みの親であるコナン・ドイルがそうですし、最近では『誰がための刃 レゾンデートル』(講談社刊)にて「第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞された知念実希人先生の名も浮かびます。
そう言えば、知念先生も1978年生まれの方です。
これは……1978年生まれのミステリ作家による黄金期がやって来るのかも。

『誰がための刃 レゾンデートル』(知念実希人著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

それにしても『消えた脳病変』とのタイトルが気になりますね。
医療知識を用いた作品となるのでしょうか―――注目です!!

『消えた脳病変』(浅ノ宮遼著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.67 OCTOBER 2014』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

ちなみに「第11回ミステリーズ!新人賞」の応募総数は592編。
2014年5月26日におこなわれた第一次選考の結果、83編が通過。
2014年6月20日に行われた第二次選考の結果、49編が通過。
2014年7月3日に行われた第三次選考の結果、7編が通過。
2014年8月1日に行われた最終選考の結果、1編が選ばれました。

新人賞受賞作は592分の1の激戦を潜り抜けた末の受賞となりました。
本当に凄いです!!

一方、「第12回ミステリーズ!新人賞」も募集中。
新たなる波に対しベテラン勢が意地を見せるか、それとも、さらなる新世代が台頭するのか?
それを決めるのは、応募するあなたかもしれません!!

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・ミステリーズ!新人賞公式HP(東京創元社公式HP内)
http://www.tsogen.co.jp/tanpensho/index.html

◆関連過去記事
【「第10回ミステリーズ!新人賞」受賞作関連記事】
「第10回ミステリーズ!新人賞」受賞作発表!!第11回も募集中!!

『サーチライトと誘蛾灯』(櫻田智也著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.61 OCTOBER 2013』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【「第9回ミステリーズ!新人賞」受賞作関連記事】
「第9回ミステリーズ!新人賞」受賞作発表!!第10回も募集中!!

『かんがえるひとになりかけ』(近田鳶迩著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.55 2012年10月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『清然和尚と仏の領解』(天野暁月著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.56 2012年12月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『○の一途な追いかけかた』(中村みしん著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.56 2012年12月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【「第8回ミステリーズ!新人賞」関連記事】
「第8回ミステリーズ!新人賞」最終選考結果が発表、意外な結末に……一方、第9回の募集も開始される

【「第7回ミステリーズ!新人賞」受賞作品ネタバレ書評(レビュー)】
「オーブランの少女」(深緑野分著、東京創元社刊「ミステリーズ vol.44」掲載)ネタバレ書評(レビュー)

「商人の空誓文」(明神しじま著、東京創元社刊「ミステリーズ vol.44」掲載)ネタバレ書評(レビュー)

「強欲な羊」(美輪和音著、東京創元社刊)

【第7回以前のものはこちら】
「第7回 ミステリーズ!新人賞」締切まで3ヶ月!!&「砂漠を渡る船の道」ネタバレ批評(レビュー)

・2008年度受賞作「砂漠を走る船の道」を収録した「叫びと祈り」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「叫びと祈り」(梓崎優著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「叫びと祈り (創元推理文庫)」です!!
叫びと祈り (創元推理文庫)



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posted by 俺 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説賞関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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