<あらすじ>
ある日、警視庁第二機動捜査隊に所属する警部補の沢村舞子(沢口靖子)が相棒の金子(赤井英和)と共にいつものように受け持ち管内へとパトロールに就くと、管内にある城西銀行渋谷西支店で凶器を所持した男による人質事件が発生したとの無線連絡が入り、2人は現場へ急行する。現場ではナイフを所持する男・荒井良樹(植田靖比呂)が、客で妊婦の望月富美子(高樹マリア)を人質に立てこもっていた。
だが、そんな荒井に果敢に説得を試みた警備員の大林(斉藤暁)の行動がきっかけになり、舞子たちは荒井を取り押さえることに成功。その後の取調べで、荒井が振り込め詐欺グループの一味に現金を引き出す役目の“出し子”にさせられていたことが判明する。荒井の身柄はすぐに所轄の担当部署に引き渡され、再び管内のパトロールに戻る舞子たち。すると今度は管内のマンションの室内確認要請の無線が入る。現場のマンションに急行すると、先ほど人質立てこもり騒ぎのあった城西銀行渋谷西支店の行員がいた。支店長の早瀬(国枝量平)が朝から連絡がなく無断欠勤しているためマンションを訪れたというのだ。中へ入ると、早瀬はリビングで刺殺体となっていた。城西銀行渋谷西支店で起こった人質事件と支店長殺害事件。果たして二つの事件は偶発的なものなのか・・・。事件の繋がりを気にしつつも捜査一課に捜査を引き継ぎ、再びパトロールに戻る舞子たち。すると今度は城西銀行人質事件で“出し子”の荒井を銀行に残して立ち去ったと思われる不審車両を発見。追跡した舞子たちは振り込め詐欺グループのアジトを突き止める。詐欺グループの数名を現行犯逮捕するが幹部の桑野(兼松若人)だけ捕り逃してしまう・・・。
そんな中、舞子は人質事件の際に銀行に偶然居合わせたという東洋テレビの報道ディレクター・菊池綾子(小沢真珠)からインタビューさせて欲しいと声をかけられる。舞子は綾子の申し出を頑なに固辞するが、綾子は執拗に舞子を取材しようとする。
一方、同じ頃、捜査一課では支店長殺しの容疑者として渋谷西支店で派遣社員として働いている井原愛美(三倉茉奈)が浮上し取調べを行うが・・・。
(月曜ゴールデン公式HPより)
では、続きから……(一部、重複あり)。
警部補・沢村舞子は元捜査一課、現警視庁第二機動捜査隊―――略称「機捜」に所属する刑事である。
舞子には7年前にトラウマとなる事件があった。
7年前、舞子の目の前で暴漢が包丁を振り回していた。
舞子は銃を突き付け、制止するように促した。
発砲すべきかどうか戸惑ったのだ。
しかし、暴漢は近くに居た母娘を強襲。
結果、母親が刺殺され娘1人が残された。
この事件は新聞記者の土居健作らの手でセンセーショナルに報じられ、舞子は捜査一課を追われたのだ。
だから、舞子は土居に今でも何処か苦手意識を抱いている。
とはいえ、7年経った今、舞子は新たな場で新しい仲間たちと絆を結び活躍している―――。
そんなある日、城西銀行渋谷西支店でナイフを所持した男による人質立て籠もり事件が発生。
舞子たちは途中、暴走車と擦れ違いつつ現場に駆け付ける。
現場では若い男・荒井良樹が、客で来ていた妊婦・望月富美子にナイフを突き付け、周囲を牽制していた。
どうやら、振り込め詐欺の出し子として来ていた荒井が警備員に見咎められ錯乱したようだ。
突入のタイミングを計る舞子。
その目の前では、荒井に対し警備員の大林源太郎が捨て身の説得を試みていた。
まるで刺されることを躊躇しないかのように、堂々と身を曝しつつ近付いて行ったのだ。
荒井は動揺のあまりナイフを振り回し、大林に手傷を負わせてしまう。
同時に大林の懐から何かが床に転がった……。
これに動揺した荒井の隙を突き、舞子たちが突入。
荒井は取り押さえられた。
大林の傷は深くなく、病院で治療を受けることに。
さらに、人質とされた富美子は心労から早産の危機を迎え緊急搬送される。
一方、逮捕された荒井には仲間が居たことが判明。
どうやら、舞子たちが擦れ違った暴走車の運転手がそうだったらしい。
其処に次なる事件発生の報が。
なんでもマンション内で死体が発見されたらしい。
この死体は、先程立て籠もり事件が発生した城西銀行渋谷西支店の支店長・早瀬秀雄であった。
どうやら、何者かに刺殺されたらしい。
凶器は持ち出され、現場が施錠されていたことから顔見知りの犯行と思われたが……。
引き継ぎを終え、現場を立ち去ろうとする舞子の目に見知った顔が飛び込んで来る。
それは土居であった。
土居はいつもの彼らしく誰かに取材を行っている様子。
だが、その相手である人材派遣会社「ハートフル」社長・鯉沼洋一は土居を相手にせず足早に去ってしまう。
土居によれば「ハートフル」はその名に反し、登録社員から搾取を繰り返し使い捨てする悪名高い企業らしい。
土居の行動を気に掛けつつも、パトロールに戻った舞子たち。
すると、例の擦れ違った暴走車を見かける。
すなわち、荒井の仲間である。
尾行した舞子は振り込め詐欺グループのアジトを発見。
これを強襲しグループの殆どを逮捕するが、幹部(番頭)の桑野(鼻ピアスが特徴)に逃げられてしまう。
さらに、このグループのアジトから、城西銀行の顧客リストが押収された。
どうやら、内部から洩れたらしい。
どうも、城西銀行を舞台に何かが起こっている様子だが。
その頃、大林は負傷した腕に顔を歪めつつ、幼い少女の写真を静かに眺めていた……。
矢先、舞子は東洋テレビの報道ディレクター・菊池綾子からインタビューの申し込みを受ける。
綾子は舞子の7年前の事件を持ち出し「救うべき人を救えなかった傷心の刑事」として報道するつもりらしい。
舞子はインタビューを拒否するが、綾子は「諦めない」と叫ぶ。
同じ頃、早瀬殺害の捜査本部では城西銀行渋谷支店で派遣社員として働いている井原愛美を容疑者として調べていた。
愛美の指紋が早瀬宅に残されていたのだ。
さらに、愛美宅からは凶器のナイフが発見されていた。
そんな中、舞子は土居から鯉沼と愛美の共通点について教えられる。
なんと、愛美もまた「ハートフル」の派遣社員だったのだ。
しかも、鯉沼も愛美も共に身寄りが無く、掛川にある「青空こども園」の出身者だったのだ。
さらに、土居は鯉沼が2年前に「ハートフル」を立ち上げた際の資本金3000万円の出処を調べていた。
しかし、どうしても掴めないらしい。
その頃、逃亡中の桑原は鯉沼に何度となく電話を入れていたが無視されていた。
「西さん、居るんでしょ!!西さん」
必死に呼びかける桑原だが電話口からは返事もない。
そもそも、桑原は鯉沼の本名すら知らされていない。
鯉沼は、最初から何かあれば桑原を切り捨てるつもりだったのだ。
そう、鯉沼こそ振り込め詐欺グループの黒幕(金主)であった。
鯉沼ももとは振り込め詐欺グループの一員。
土居の調べで「ハートフル」の立ち上げ資金が不明なのも、それが詐欺で稼いだ金だったからである。
鯉沼は同じ施設出身者であった愛美を介して、顧客リストを入手したのだ。
鯉沼に切り捨てられたと悟った桑原だが、何故か冷静に「切り札がある」と嘯くのだが……。
その夜、愛美が桑原に誘拐されてしまう。
これを目撃した者が居り通報。
こうして、愛美を救出すべく舞子たちが出動する。
同時刻、桑原は鯉沼に「愛美を誘拐した」と告げ、素性を明かすように迫る。
桑原の切り札とは愛美のことであった。
どうやら、鯉沼と愛美が連れ立って歩いているところを目撃していたらしい。
だが、鯉沼は全く相手にしない。
愛美は共に苦境を乗り越えた鯉沼に捨てられたと察する。
その頃、舞子たちは愛美誘拐犯を桑原と断定。
立ち回り先を調べた結果、遂に居所を突き止め、愛美救出に成功する。
ところが、救出された愛美は早瀬殺害を自身の犯行と認め逮捕されてしまう。
その様子に不信感を抱いた舞子。
ふと、荒井逮捕時に大林の懐から転がり出た物の正体が気にかかった舞子は綾子に接触する。
綾子は転がり落ちた物を拾っていた。
それは1本の鉛筆であった。
その鉛筆の先を眺めた舞子はハタと何かに気付く。
舞子は大林を追うことに。
そんな舞子のただならぬ様子に気付いた綾子もこれを密かに追う。
その頃、当の大林は病院に居た。
富美子の容態を心配していたのだ。
此処に駆け付けた舞子は愛美が早瀬殺害を認めたとぶつける。
これを聞いた大林は「そんなことはあり得ない」と叫ぶことに。
何故なら、早瀬殺害は大林の犯行だったからである。
綾子が拾得していた鉛筆はナイフで削り上げられたものであった。
つまり、大林は削る為のナイフを所持していたことになる。
これこそが早瀬殺害の凶器だったのだ。
大林は派遣の警備員であった。
だが、城西銀行の行員は冷たく、挨拶を交わしてくれるのは愛美だけであった。
実は大林は20年前に幼い娘を亡くしていた。
挨拶を交わして行くうちに親しくなったこともあって、愛美は大林にとって実の娘のような存在となって行く。
そんな愛美が不安そうな表情を浮かべることがある。
早瀬に呼び出された後は大概そうだ。
大林は愛美を気にかけ、それとなく早瀬を監視することに。
そして、早瀬が愛美に愛人関係を迫っていたことを知った。
思い切った大林は自宅を訪ね早瀬に「愛美から手を引くよう」訴えた。
ところが、早瀬は「(愛美が)顧客名簿を横流ししていたことを黙認する代わりに関係を持った」と主張。
さらに「そしたら、派遣延長を求めてきやがった。もともと、あいつが誘惑して来たんだ。そんな奴なんだ」と蔑んだのだ。
しかも、早瀬は大林に「お前、誰だ?なんで、そんなこと知ってる?」と心底不思議そうに尋ねた。
警備員である大林の顔すら覚えていなかったのである。
これに大林は逆上した。
気付けば、早瀬は死んでいた。
大林は取り繕う暇も無く慌てて逃げ出した。
翌日には出頭するつもりだったのだが、例の事件が起き、富美子の容態が気にかかり出頭を躊躇っていたのだと言う。
こうして大林は逮捕された。
その一部始終をカメラに収める綾子。
これに気付いた舞子が近付く。
しかし、綾子は悪びれない。
綾子は大林の逮捕すらスクープにしようとしたのだ。
そんな綾子に舞子は「7年前の事件のことを私は一度たりとも忘れていない」と告げる。
これに何故か強く感銘を受けた綾子はスクープを諦めることに。
連行される大林。
そんな大林の前に愛美の姿があった。
愛美の指紋が現場に残されていたのは、大林の様子に不審を憶えた愛美が早瀬宅に確認に赴いた為であった。
愛美が凶器を所持していたのはその際に持ち去ったからであった。
愛美は早瀬から合鍵を渡されていた。
早瀬の部屋が施錠されたのも愛美が合鍵を用いて施錠したからである。
「私の為にゴメンナサイ」
愛美は大林に謝罪する。
そして同日、桑原や愛美を切り捨てた鯉沼が路上を歩いていたところいきなり刺されてしまう。
鯉沼は搬送された病院で息を引き取ることに。
鯉沼を刺殺したのは「ハートフル」の元派遣社員であった。
派遣先で怪我をしたことを理由に契約破棄されており、これを恨みに思っての犯行らしい。
何でも切り捨てることで保身を図って来た鯉沼。
だが、しかし最後の最後で切り捨てた者により身を滅ぼしたのである。
富美子は無事に出産を終えた。
元気な女児だったそうである。
そして、今日も舞子は現場を駆け巡る―――エンド。
<感想>
「警視庁機動捜査隊216」シリーズ第4弾です。
前作は2012年12月24日に放送されているので、実に1年9ヶ月ぶりのシリーズ続編となります。
シリーズ前作については過去記事でネタバレ批評(レビュー)ありますね。
興味のある方は下記記事リンクをどうぞ!!
ちなみに本シリーズは「捜査指揮官 水城さや」シリーズと世界観を共有しています。
過去には「捜査指揮官 水城さや」に富田と佐藤が登場していたりもするので、興味のある方はこちらもチェックしてみると良いかも。
・月曜ゴールデン「捜査指揮官 水城さや〜全ての責任は、私が取ります!疑惑の死を遂げた潜入捜査員と消えた20億…裏切りか罠か!?悪徳商法の闇に女性管理官が挑む!」(1月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)
では、ドラマ版感想を。
割とシンプルな作りながら、なかなか良かったのではないでしょうか。
テーマもはっきりしてましたし。
本作のテーマは「労使間格差」、言い換えれば「派遣の悲哀」でしょう。
荒井自身が派遣切りされて出し子に手を出したようですし。
愛美は派遣延長を餌に早瀬に関係を迫られた。
そもそも、リストを流したのも鯉沼の幼馴染以外に不安定な職に疲れたからもあったのではないでしょうか。
大林は派遣社員として早瀬に顔を覚えられていなかった。
鯉沼を刺殺した犯人も、彼に切り捨てられた派遣社員でした。
此のテーマの為に、分かり易く悪の黒幕は派遣会社「ハートフル」の社長・鯉沼が設定されたものと思われます。
それ以外に城西銀行支店長の早瀬も同様。
そして、テーマの演出に「振り込め詐欺」が用いられたものか。
とはいえ、最近はこれを良く見かける気がする……。
例えば次の2作品も「振り込め詐欺」が扱われていました。
・月曜ゴールデン「駅弁刑事・神保徳之助8 箱根湯本人情編〜振り込め詐欺で実行犯が次々と殺される…!容疑者は最愛の息子?破られた約束に母は涙 徳之助が説く人の道」(5月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・金曜プレステージ「所轄刑事9 玄関先で殺された…正体不明の郵便配達人!疑惑の夫婦は嘘をつき続ける…事件のカギは隣人シェフの梅パスタ!?にわか雨が導く殺意…南紀白浜・断崖絶壁の涙」(8月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)
これに批評(レビュー)はしてないけど、金プレで振り込め詐欺の実態をドキュメンタリーテイストで描いた「独占初告白!250億騙し取った男たち」とのドラマもありましたね。
それだけ社会問題として認識されていることの証左でしょう。
ちなみに、本作はストーリーも割と素直な印象。
早期に大林の娘写真が出て来たので、てっきり大林と愛美が実の父娘で生き別れた娘の為に早瀬を殺したものだと思っていましたが、此の点が違っていたものの他はほぼ予想通りでした。
あっ、予想外と言えばもう1つ。
上記に関連して、鼻ピアスこと桑原は愛美を助けに現れた大林に殺されると思ってたけど、生き残ったねぇ。
これはサプライズでした。
では、此処からはつらつらと思ったことを。
沢口靖子さんと斉藤暁さんが遣り取りしているシーンを視てて「科捜研」を思い出した。
ちなみに、大林は早瀬殺害後に出勤してたけど出頭する気は本当にあったのだろうか……。
あれ、そうこうしている内に事件発覚して愛美の介入が無ければ凶器から逮捕されてただろうなぁ。
そして、鯉沼の唐突な死。
幾ら、因果応報を示す為とは言えあれはちとやり過ぎかなぁ……。
そして、社名こそ「ハートフル」だけど実際は「ハートレス」だったんだなぁ。
そう言えば、鯉沼にとっては愛美をいろいろな銀行に派遣した方がリストを手に入れ易いから固定しないように短期派遣にするだろうな。
愛美にとってはそれが不安定に繋がるワケだけど。
それにしても本作における最大の謎は綾子か。
終盤での綾子の心変わりが凄過ぎて……。
それまでがあまりに執拗だったのに、まさかの改心。
あのシーンでは「え〜〜〜あれで説得されたぁ〜〜〜」と叫んでしまいました。
あれだけ強硬だった綾子を説得する要素があの台詞にあったっけ!?
他はそれなりに良かっただけに、このシーンかなり浮いてた。
とはいえ、全体としては次回に期待しても良いかな。
◆関連過去記事
・月曜ゴールデン 警視庁機動捜査隊216〜長い夜「眠らない街で交差する二つの殺人…エリート女性がなぜ売春を?大都会に潜む心の闇に機捜が迫る!リミットは24時間!?」(7月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・月曜ゴールデン「警視庁機動捜査隊216U 危険な女たち タクシー強盗…白昼の爆破事件…転落事故…運命が交錯する大都会で点と点がつながる時衝撃の事実が!タイムリミットは24時間!」(10月31日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・月曜ゴールデン「警視庁機動捜査隊216V 命の値段 知らされなかった誘拐事件が生んだ最悪の偶然!?命か金か?選択を迫られた家族の運命と犯人を繋ぐ社会の暗闇!」(12月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・月曜ゴールデン「捜査指揮官 水城さや〜全ての責任は、私が取ります!疑惑の死を遂げた潜入捜査員と消えた20億…裏切りか罠か!?悪徳商法の闇に女性管理官が挑む!」(1月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・月曜ゴールデン「捜査指揮官 水城さや2 全ての責任は、私が取ります!〜獄中死した男の怨念!?赤い傘の女を狙う連続殺人再び…隠ぺいされた警察の闇に女性管理官が挑む」(1月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)
<キャスト>
沢村舞子(警視庁第二機動捜査隊/警部補):沢口靖子
○
金子洋平(警視庁第二機動捜査隊/巡査部長):赤井英和
○
伊原愛美(城西銀行渋谷西支店/派遣社員):三倉茉奈
鯉沼洋一(人材派遣会社「ハートフル」社長):渡辺 大
○
富田康介(警視庁第二機動捜査隊/巡査部長):松尾 諭
佐藤 守(警視庁第二機動捜査隊/巡査長):斉藤祥太
○
望月光男(城西銀行人質事件の被害者の夫):小林 健
熊谷 修(警視庁捜査一課/管理官):春田純一
○
桑野将太(振り込め詐欺グループ/幹部):兼松若人
荒井良樹(振り込め詐欺グループ/出し子):植田靖比呂
早瀬秀雄(城西銀行渋谷西支店/支店長):国枝量平
川崎(警視庁捜査一課/警部):佐久間哲
本田(警視庁捜査一課/刑事):草野康太
望月富美子(城西銀行人質事件の被害者の妊婦):高樹マリア
○
矢島 進(警視庁第二機動捜査隊/警部):モト冬樹
○
菊池綾子(東洋テレビ/報道ディレクター):小沢真珠
○
大林源太郎(城西銀行西渋谷支店/警備員):斉藤 暁
○
土居健作(東亜新聞/社会部記者):西村雅彦 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)
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逃げた後すぐに殺されるであろうと思っていた桑野が
終盤まで生き残るサプライズもあり、
望月夫妻も含む全ての脇役に終盤まで出番がある。
最近の二時間サスペンスはミスリードの為だけに役を増やしたり、
中盤までは出ていたのに真犯人が判明したら
用済みとばかりにエンディングが終わるまで
その後二度と出てこない脇役が出る事もある脚本が多い中、
この脚本と役の配置は素晴らしいです。
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
あっ、なるほど。
確かに、登場人物が丁寧に配されていましたね。
そして、きちんと設定が回収されている。
言われて気付いたのですが、此の点が非常に優れていたように思います。
登場人物を活かしたシナリオに関して強く頷ける出来だと言えそうです。