<あらすじ>
はじめ(山田涼介)たちが訪れたキングドラゴンホテルで発生した、ホテルオーナー誘拐事件と殺人事件。これらの事件には、12年前の忌まわしい出来事が関わっていた。
剣持警部(山口智充)をナイフで刺した疑いをかけられ警察に追われることになってしまったはじめは、ホテルのボーイ・龍(高橋楓翔)とともに真相を突き止めようとする。
はじめと龍は、殺された文香(伊藤裕子)の仲間・松岡(KRAVA)から、12年前の事件について聞かされる。12年前、松岡たちは考古学の教授・狩谷(半海一晃)の教え子だった。狩谷とその息子、松岡ら数人の教え子は、ある洞窟で大量の金塊を発見した。狩谷と松岡たちは金塊を奪い合い、狩谷親子は松岡たちによって洞窟に閉じ込められた。以来、洞窟には誰も近寄らず、狩谷は死亡。息子は奇跡的に生き延び、“巌窟王”と名乗って松岡たちに復讐していたのだ。“巌窟王”の背後では、天才犯罪プロデューサー・高遠遙一(成宮寛貴)が暗躍していた。
松岡の隠れ家で、はじめと龍は、剣持死亡のニュースを聞く。殺人犯として指名手配され、ますます窮地に立たされるはじめ。その時、何かに気付いた松岡が突然、隠れ家から走り出していく。松岡を追いかけるが見失ってしまったはじめは、銃声が響きわたるのを耳にする。はじめが銃声がした場所へ向かうと、松岡が撃たれて死んでいた。そこへ畠山(宮下純一)、友利(佐藤二朗)ら刑事たちが駆け付ける。龍の機転の甲斐もあり、何とか追跡の手を逃れたはじめは、龍のアパートへ。疲れ切ったはじめは、高熱を出して寝込んでしまう。
一方、美雪(川口春奈)と佐木(有岡大貴)は、はじめの無実を信じ、はじめを探していた。龍のアパートにたどり着いた美雪と佐木は、はじめと再会。はじめのことを思いやる美雪と佐木の姿に胸をうたれる龍。はじめは、「ある人に会いに行く」と言い、警察が待ち受けるキングドラゴンホテルへ向かうことに…。
12年間も洞窟に閉じ込められ、復讐に燃える犯人・巌窟王の正体とは?
そして、巌窟王を操る高遠の魔の手から、はじめは逃れることができるのか!?
(公式HPより)
では、続きから(一部、重複アリ)……
・前編はこちら。
「金田一少年の事件簿N」第5話「俺が刺した?願望催眠ではじめが逃走!(金田一少年の決死行 前編)」(8月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)
金田一たちが訪れたキングドラゴンホテルで次々と事件が発生。
まずは、近頃ホテルオーナーとなった王子弘一郎誘拐事件。
続いて、赤い服の女こと文香殺害。
さらに剣持が刺されてしまい、この容疑が金田一に向かうことに。
自身の無実を証明しようとする金田一は、ホテルに勤務する10代前半の外見を誇るボーイ・龍の手を借り逃亡。
そんな金田一の目前で、四之宮まで殺害されてしまった。
ホテルの宿泊客の1人・松岡によれば、どうやら「岩窟王」を名乗る狩谷純が12年もの長きに渡り防空壕に幽閉された復讐を果たしているらしい。
その復讐対象は松岡、文香、四之宮、神谷の4人。
神谷は既に殺害されており、残るは松岡のみだそうである。
この復讐に、金田一とも因縁浅からぬ高遠が力を貸しているらしく、其処で剣持も狙われた上に、金田一までもが巻き込まれているのだ。
12年前当時、狩谷純は12、3歳。
だとすれば、今は24、5歳になっている筈である。
真犯人「岩窟王」を捕まえることを決意する金田一。
矢先、金田一たちは剣持死亡のニュースを目にする。
その報を伝えるアナウンサーの背後では「地検も来ている」とのスケッチブックを掲げた真壁の姿が。
どうやら、金田一へのメッセージのようだ。
こうして、剣持殺害容疑で指名手配された金田一。
すると、龍を見ていた松岡が「馬鹿な、ありえない」と叫ぶや、その場を逃げ出してしまう。
松岡を追いかける金田一だったが見失ってしまう。
直後、響き渡る銃声。
現場に駆け付けると、松岡が射殺されていた……。
そこへ計ったようなタイミングで畠山と友利たちが駆け付ける。
畠山は右目で照準を計りながら銃を構え金田一を威圧する。
金田一、ピンチである。
しかし、隠れていた龍が近くの配管を狙い撃った。
噴き出した蒸気で畠山たちは混乱。
その隙を突き、金田一は再び逃亡する。
だが、混乱の中を逸早く畠山が抜け出した。
執拗に追い縋る畠山は左目で照準を計り発砲のタイミングを窺う。
もはや、其処に「躊躇」の2文字は無い。
辛うじて銃口から逃れた金田一は必死に逃げ続け、遂に振り切ることに成功する。
こうして、金田一は龍のアパートに匿われることに。
しかし、疲れから高熱を出して寝込んでしまう。
意識が朦朧とする中、金田一は枕元に置かれた写真をぼんやりと眺める。
それは龍の物で、写真の中では何処かで見たような通りを中心に龍が同じ年頃の少女と笑っていた。
2年前に撮影した写真と語る龍、その少女とは片思いに終わったらしい。
直後、龍宅を美雪と佐木が訪問。
どうやら、キングドラゴンホテル前の通りで龍をみかけて尾行したらしい。
こうして、金田一と美雪たちは合流する。
これに勇気づけられた金田一は「ある人に会いに行く」とキングドラゴンホテルに向かう。
其処に居たのは……真壁と死んだ筈の剣持であった。
「地検も来ている」は「ちけんもきている」。
これを並び替えると「けんもちいきてる」、すなわち「剣持生きてる」となるのだ。
剣持は自身の生存を隠し、真壁を通じて金田一に連絡を取っていたのである。
生きていた剣持との再会を喜ぶ金田一だが、畠山と友利が現れる。
畠山は金田一を引き渡すよう剣持に迫る。
これに「時間をくれ」と懇願する剣持。
結果、友利が間に立ち一晩待つことに。
残された時間は9時間、その間に金田一がトリックを解き明かさなければ逮捕されてしまうのだ。
此処から、金田一少年の逆襲が始まる!!
まずは剣持殺人未遂事件の顛末だ。
佐木が撮影していたビデオを確認する金田一。
映像の内容は次のようなものである。
窓越しに金田一と剣持が現れる。
ふらふらと歩く金田一、その先には剣持が椅子に座っている。
どうやら、剣持は眠らされているようだ。
そんな剣持に近付いて行く金田一……その姿が2人の間に横たわる壁に隠れた。
次いで、壁の先からニョッと突き出される手。
その手にはナイフが握り締められている。
全員が息を飲む中、ナイフは剣持の身体に突き刺さる……。
「な、何を!!」
叫ぶ友利は走り出すや窓の向こうへと回り込む。
すると、其処には呆然と立ち尽くす金田一の姿が。
足元には血塗られたナイフが落ちている。
さらに奥の部屋には刺された剣持が倒れていた。
この映像を確認した金田一は「あれを使えば……」と呟く。
そのポイントは1つ。
映像上では剣持の左胸が刺されていたが、実際の剣持は右胸を刺されていたことにある。
続いて、文香殺害だ。
王子誘拐犯から「5分後にホテル3階エレベーターホールにいる赤い服の女に身代金を渡せ」との指示を受けた剣持たちはエレベーターホールへ。
すると、龍が乗るエレベーターが目に入った。
龍の背後には赤い服の後ろ姿らしきものが見える。
まさか、あれが犯人なのか!?
剣持らがエレベーターに迫る中、無情にも目の前でエレベーターが動き出してしまう。
下りて行くエレベーターを追う剣持たち。
だが、エレベーターは2階を過ぎ1階へ。
再びこれを追う剣持たちは1階でエレベーターを降りる龍に出会う。
龍によれば「赤い服の女性は2階で降りた」とのこと。
慌てて駆け戻った剣持たち、周囲の部屋を隈なく探すことになるのだが……。
すると、赤い服の女性が死体で発見される。
それは刺殺された文香であった。
しかも、その傍には凶器の包丁を持って金田一が呆然と立っていたのだ。
以上が文香殺害の顛末である。
これを聞いた金田一は「やはり」と洩らす。
金田一は「岩窟王」が幽閉されていた防空壕へ。
周囲を見回した金田一は「残っていなければならないものがない」と叫ぶ。
どうやら、犯人に確信を抱いたようだ。
だが、その仮説はあまりに突飛過ぎて具体的な証拠がない。
残り時間は2時間を切った。
美雪、真壁、佐木らも必死に協力するが成果は上がらない。
そして、タイムリミットがやって来た……。
このままでは……焦りを抱えながらキングドラゴンホテル前の通りを抜けようとした金田一。
その光景を目にし「謎はすべて解けた」と呟く。
剣持、畠山、友利、麗子、龍ら関係者を集めた金田一は「岩窟王」が此の中に居ると宣言。
さらに、「岩窟王」を操っている人物は高遠だと明かす。
まずは、剣持殺人未遂トリックだ。
事件のとき、友利が見た剣持が刺されたのは左胸であった。
しかし、実際に剣持が刺されたのは右胸であった。
この矛盾が生じた理由について、金田一は「鏡だ」と主張する。
次いで模型を用意した金田一。
それはあの日のあの場所を再現したものだ。
その模型は手前から3つの部屋に区切られている。
最前列が友利や美雪たちが窓越しに中を見た廊下。
その奥が金田一が立っていた部屋。
その最奥が剣持が倒れていた部屋である。
金田一は奥と最奥の部屋の間の窓に配された鏡が像をリレーすることで2部屋の距離を視覚上で奪ったと説明。
つまり、剣持が刺されたのは最奥の部屋で、そのとき金田一は奥の部屋に居たのだ。
犯人は最奥の部屋でタイミングを見計らい犯行に踏み切ったのである。
これは鏡を用いた3人2役だったのである。
続いて、文香殺害トリック。
龍が乗っていたエレベーターに同乗していた赤い服の人影。
剣持たちはその赤い服の人影こそが文香だと思っていた。
だからこそ、1階で彼女が忽然と消えた為に2階で降りたと思い込んだ。
結果、これにより文香は剣持たちが3階から1階へと降りたときに殺害されたとされていた。
しかし、そもそも本当に文香は龍と同じエレベーターに乗っていたのか?
金田一は同様の状況を美雪の協力で再現していた。
箱の中には美雪が立っており、その斜め後ろには赤い服の女性の背中が見える。
しかし、その正体は……背中だけを赤く染めた服を着用した美雪を鏡に映したものであった。
これまた鏡を用いた1人2役だったのである。
文香のときも、同乗していた人物により同様のトリックが行われたのだ。
そして、このトリックが可能なのはエレベーターに同乗していた龍しか居ない。
金田一は龍こそが「岩窟王」だと告発する。
この金田一の告発に、龍は「狩谷の息子が岩窟王ならば年齢が合わない」と反論する。
しかし、金田一は首を横に振る。
「岩窟王」の幽閉先には、本来あるべき物が無かったのだ。
それは靴であった。
幽閉先から脱出した「岩窟王」は何故か、靴も持ち去っていた。
身体が成長すれば、足のサイズが大きくなり靴を変える必要になる筈だ。
本来、靴を履いて外に出ることは無い。
つまり、狩谷の息子・純は12年も同じ靴を履き続けていたことになる。
すなわち、狩谷純は12年間成長していないのだ。
松岡はこの事実に気付き、怯えて逃げ出したが為に殺害されてしまったのである。
一方、四之宮はこれに気付かず殺害された。
「そんな馬鹿な」と一笑に付す龍に、金田一は証拠となる写真を取り出す。
それは龍が枕元に飾っていた写真であった。
其処には龍が語る通り2年前の写真ならば映ってなければならないものがない。
金田一は今朝方、キングドラゴンホテル前の通りを歩いて、写真が同じ場所で撮影された物と気付いた。
そして、その写真の奇妙な点にも。
キングドラゴンホテルが建設されたのは2003年、狩谷親子が幽閉された翌年である。
つまり、龍が所持していた写真は少なくとも11年以上前に撮影されたことになるのだ。
さらに、それは龍が11年前から同じ姿であったことも意味する。
この写真を目にした麗子は絶句する。
なんと、龍と一緒に撮影されていた片思いの少女こそ12年前の麗子だったのだ。
さらに、金田一は麗子にホテルの権利を委譲しようとするオーナー・王子弘一郎の正体も龍こと狩谷純だと断言。
誘拐もまた最初から復讐の舞台を整える為の狂言だったのだ。
ホテルの購入資金は松岡たちが運び出せなかった金塊から賄ったのだろう。
この指摘を受けた龍……いや、狩谷純は全てを告白し始めた。
埋蔵金を発見し発掘作業を開始するその前日、純は麗子と出会った。
それは純にとって心躍る出来事であった。
ところが、次の日には絶望的な状況が待っていた。
松岡たち4人により、父ともども防空壕に幽閉されてしまったのだ。
出口も見つからず、助けも無い日々、純は麗子への想いを糧に生き抜いた。
そして、その中で閉じ込めた4人への復讐を誓っていたのだ。
そんなある日、高遠が神谷を連れてやって来た。
純は憎き仇・神谷を殺害すると高遠に刃を向ける。
そんな純に高遠は「僕は君の味方だ」と告げ、「岩窟王」の名を与えたのだ。
後は、高遠のプランに従うだけだったらしい。
龍が金田一の逃亡を手助けしたのは犯人役が逮捕されることを怖れてであった。
しかし、金田一の逃亡を助けるうちに金田一に対し友情が芽生えていた。
さらに、いつしか復讐では無く普通の生活を望んでいたのだそうだ。
逮捕される龍。
だが、金田一はもう1人逮捕されるべき人物が居ると言う。
それこそ、高遠であった。
金田一が高遠として名指ししたのは畠山刑事であった。
金田一を追ううちに、本物と入替ったらしい。
その根拠として、銃の照準を視る利き目が変わっていたことを上げる金田一。
最初は右目であったが、2度目は左目だったのだ。
意外なところに潜んでいた高遠の逮捕に意気込む友利。
しかし、高遠から余裕は消えない。
高遠には切り札があった。
袖口からナイフを取り出した高遠はこれを龍に向け投擲する。
金田一が咄嗟にこれを庇い、ナイフは龍を逸れたのだが。
壁に刺さったナイフからは奇妙な機械音が漏れ聞こえる。
高遠は高らかに宣言する「それはクラスター爆弾搭載の小型ナイフだ」と。
ナイフの柄にはセンサーが搭載されており、動けば半径3メートル以内を吹き飛ばすらしい。
何時の間にか、高遠の対角線上に集められていた金田一たちは全員が動けない。
その間に高遠は悠々と去って行くのであった。
数時間後、連行されキングドラゴンホテルを去る龍の姿が。
去り際、振り返った龍は金田一を友と呼び、これに金田一も友と応じる。
決死行を通じ、いつしか2人の間には友情が育まれていたのである。
金田一は龍に「何時でも待っている」と告げるのであった。
さて、それから数日の間であるがミステリー研究会では「あること」が議論の的となる。
すなわち「結局、金田一は本当に催眠術にかかったのかどうか……」である。
しかし、その真実は金田一しか知らないのだ。
いや、本人すら気付いていないのかもしれない―――エンド。
<感想>
ドラマ原作は『金田一少年の事件簿 金田一少年の決死行』。
原作シリーズでは第一部完的な位置づけとなっており、豪華な作品です。
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今回は「金田一少年の決死行 後編」でした。
「ジッチャン」こと「金田一耕助」の筆記者・横溝正史ではなく、どちらかと言えば『白髪鬼』に代表される江戸川乱歩的なカラーの強かった本作、なかなかでしたね。
例えば「幽閉生活のあまり成長が止まる」や「変装」に「怪人」の登場と、まさに乱歩好きには堪らない作品となったのではないでしょうか。
さて、そんな本作のドラマ版。
鏡を使ったトリックに関しては原作通りでしたね。
そして、剣持生存とそれに関連するアナグラム良かった。
関連して真壁も活躍、これも良し。
何より、龍役の高橋楓翔君の演技が良かった。
ご覧の通り、本作のポイントはまさに龍そのものだっただけに、この困難な役柄を見事に演じ切ったことは大きい。
素晴らしかった!!
ちなみに、ドラマ版の伏線回収順序の意味は次の通り。
鏡トリックの件で、それが唯一実行可能な龍を疑う。
靴の件で龍が「岩窟王」であることを確信。
しかし、超自然現象の為に物証がない。
其処で写真により、龍が12年間成長していないことを証明したとの流れでした。
これを原作と比較すると、靴と写真は原作も使用。
ただ、写真はキングドラゴンホテルではなく国旗がポイントになっていました。
それと、原作で使用された「オムライスのケチャップが付着したハンカチ」は使用されませんでした。
原作だと「写真」は証拠の1つで、とどめは「ハンカチ」の方になってます。
これと関連して、鏡トリック時に金田一と明智(ドラマ版は剣持)を部屋に運び入れる為に用いたカートも大きくは触れられませんでしたね。
そう言えば、狩谷親子の循環器系が左右逆であることも登場せずか。
原作だとこれに絡んで、幽閉されたことにより知識に偏りがあったことを示しており、純がどれだけの被害に遭っていたかが反映されたエピソード。
それだけに、出来れば此の点も加えて欲しかったかも。
あと、ドラマ版のアレンジ箇所で気になった点が2つ。
まず、あのクラスター爆弾どうやって解除したんだろうか……。
物凄く気になる。
それと、ドラマ版の金田一の眩暈の原因は何だったんだろう。
原作だと睡眠薬だった筈だけど、同じかな。
ちなみに、原作とドラマ版の差異を簡単にまとめると次の通り。
まず、大きく異なるのは舞台設定。
そもそも原作は海外での出来事になってます。
証拠の件については前述した通り。
そして、原作だと刺されるのは剣持警部ではなく明智警視。
明智が無事を伝えた方法は「アナグラム」ではなく「新聞記事に潜ませたモールス信号」でした。
さらに、高遠が変装していたのは畠山ではなく剣持警部。
しかも、この際にトリックを用い狩谷純を死亡寸前にまで追い込みます。
最終的には、金田一と明智によりトリックを看破された高遠は窓から飛び降りるのですが……。
この後に更なる逆転劇が待つ……というのが原作でした。
いや、あれはまさにグランドフィナーレに相応しい展開でしたね。
ドラマ版では省略されていましたが、レギュラーキャラがほぼ総登場していた点も良かった。
此の点、ドラマ版は「金田一少年の決死行」の4分の3くらいをドラマ化したと言えるのかな。
なので、未読の方は是非、原作もご覧頂きたい。
そして、7話は「雪影村殺人事件」。
これは「フーダニット(犯人)」よりは「ホワイダニット(動機)」に重きが置かれた作品。
ファンの間ではシリーズ屈指の切なさを感じる作品と称されています。
それが意味するところは……ご自身の目で確認されたし。
注目です!!
◆「狐火流し殺人事件」関連過去記事
・「狐火流し殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「狐火流し殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「狐火流し殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「狐火流し殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「狐火流し殺人事件」第5話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿R」より「亡霊校舎の殺人」のまとめはこちら。
「亡霊校舎の殺人」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ
・「金田一少年の事件簿R」より「雪鬼伝説殺人事件」のまとめはこちら。
「雪鬼伝説殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「薔薇十字館殺人事件」のまとめはこちら。
「薔薇十字館殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「香港九龍財宝殺人事件」のまとめはこちら。
「香港九龍財宝殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「暗黒城殺人事件」のまとめはこちら。
「暗黒城殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「人喰い研究所殺人事件」のまとめはこちら。
「人喰い研究所殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ
・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら。
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)
【ドラマ版】
・ドラマ版「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件・アジア北米同日放送〜美雪誘拐!破滅の街の悲劇…死体出現密室トリックの謎はすべて解けた!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)
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・「金田一少年の事件簿N」第1話「銀幕の殺人鬼・2つの密室を行き来する鍵!?犬が重大ヒント 驚愕トリックを完全再現&本格推理にあなたも参加…キャラ爆発!笑って泣けるニューヒーロー誕生」(7月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「金田一少年の事件簿N」第2話「ゲームの館殺人事件 最凶の脱出クイズ!」(7月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)
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「(TVアニメ化10周年記念) アニメ「金田一少年の事件簿」DVD コレクターズBOX (初回限定生産)」です!!
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◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。
◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。
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巌窟王あの子どもとは思ってましたが 成長していないというのは意外でした・・・・
他に子供がいたみたいな展開かなと・・・・
畠山刑事多分殉職?ですね・・・・
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
まさに江戸川乱歩の『白髪鬼』的な展開でした。
それだけに、狩谷純の12年間の恐怖と苦労が窺われるサプライズでしたね。
畠山刑事については、公式HPの7話相関図に登場しているのでおそらく健在……な筈です。
たぶん、6話では高遠に気絶させられていたものと思われます。
ただ、まだ未確認なので油断は出来ませんね。
畠山刑事なにごともなかったように
次回登場ですか
高遠もやさしいですね
スーツは奪われてるかもですね(笑)
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
あれからも調べていたのですが、7話での畠山刑事の登場は難しいかもしれませんね。
発表されている写真やキャストに畠山刑事が見受けられません。
どうも7話の相関図にこそ掲載されているのですが、7話自体には登場しない可能性がありそうです。
畠山刑事の安否について、7話本編で触れられていると良いのですが。
確かにおしゃられてるように 登場なさそうですね・・・・・
安否すら触れられないかもですよね・・・・・
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
とりあえず、確認の為にも7話待ちですね。
畠山刑事 登場なかったですね・・・・
殺されてるのかもですね・・・・
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
未だに詳細不明ですね。
公式の相関図では8話でも健在なのですが……。
もう少し様子見するしかないようです。