2014年08月20日

アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』が初の邦版翻案ドラマ化!!その名は「オリエント急行殺人事件」!!

この1月、映画版『オリエント急行殺人事件』がリドリー・スコット監督の手でリメイクされるらしいとのニュースがあったことをお伝えしたことは記憶に新しいかと思います。

映画「オリエント急行殺人事件」がリメイクとのこと!!

その後、「そして(敵が)誰もいなくなった」になりそうな映画「サボタージュ」の情報が入ることに。

シュワちゃんがアガサ・クリスティ原作映画に出演!?「そして(敵が)誰もいなくなった」な映画のタイトルは「サボタージュ(原題)」!!

さらに、世界が認めたポワロと言えばこの人、デビッド・スーシェ版「名探偵ポワロ」ファイナルシーズンが日本で初放送されることも決定し、意気上がったこともご存知でしょう。
まぁ、これに関しては「早く地上波で放送をお願いよ、モナ〜〜〜ミ!!」と願って止まないのですが……。

遂にデビッド・スーシェ版「名探偵ポワロ」が最終シーズンに突入!!最終話「カーテン」はNHKさんBSプレミアムにて2014年10月6日21時より放送予定!!

ゴホン、失礼!!
本題に入る前に、喜びのあまり調子に乗りました。

話を戻しますと、此の時点で「おや、2014年もアガサ・クリスティー作品は健在だなぁ」と思ったものですが……この流れが早くも2015年まで続きそうであることが2014年8月現在の時点で判明しました。
しかも、今回のムーブメントは海外からではなくこの日本発信です!!

果たして、その内容とは……と言っても記事タイトルでネタバレしていますが改めて。

な、なんと、『オリエント急行の殺人』が邦版ドラマ化されることが明らかになりました。
そうです『オリエント急行の殺人』が「オリエント急行殺人事件」のタイトルにてフジテレビさんで2015年新春に2夜連続ドラマ放送されることが明らかになったのです!!

原作『オリエント急行の殺人』のあらすじは次の通り。

『オリエント急行の殺人』(アガサ・クリスティー著・山本やよい訳 、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

<あらすじ>

真冬の欧州を走る豪華列車オリエント急行には、国籍も身分も様々な乗客が乗り込んでいた。奇妙な雰囲気に包まれたその車内で、いわくありげな老富豪が無残な刺殺体で発見される。偶然乗り合わせた名探偵ポアロが捜査に乗り出すが、すべての乗客には完璧なアリバイが……ミステリの魅力が詰まった永遠の名作の新訳版。(解説:有栖川有栖/期間限定カバー:谷口ジロー)
(早川書房公式HPより)


そうです、アリバイモノなのです。
と言うか……世間では「意外な犯人」モノとしての方が良く知られているかな。

さて、こうなると気になるのが邦版ドラマの詳細。

まず、脚本は「古畑任三郎」でお馴染みの三谷幸喜先生。
三谷先生と言えばNHKさんで人形劇「シャーロック・ホームズ」の脚本を手がけられています。
日本の「古畑」に続き、イギリスの「ホームズ」に「ポワロ」と世の名探偵をその筆で席巻することになりそうか。

「古畑任三郎」ブルーレイにて帰還す。「赤い洗面器の男」の正体が判明するとの噂も……。

そして、主役を演じるのは野村萬斎さんとのこと。

さて、此の時点で「おやっ?」と思われた方は鋭い。
そうです、何故管理人は「主役のポワロを演じるのは……」と書かなかったのでしょうか。

此処で本記事のタイトルに注目頂きたい。
良く見て下さい……「邦版翻案ドラマ化」とされていますね。
そうなんです、本「オリエント急行殺人事件」は翻案作品なんです。

同じポワロの翻案作品で例を挙げると2005年にNHKさんで放送された「名探偵 赤冨士鷹」が同様の作品に該当します。
「名探偵 赤冨士鷹」では『ABC殺人事件』と『ゴルフ場殺人事件』がドラマ化され、ポワロに当たる主人公・赤冨士鷹を伊東四朗さんが演じました。
つまり翻案では、ポワロオマージュ(ポワロポジション)のキャラクターは登場するが、そのモノズバリのキャラは登場しません。

そして、本「オリエント急行殺人事件」で野村萬斎さんが演じるポワロポジションのキャラの名とは!!
その名も「名探偵・勝呂武尊(すぐろたける)」!!
これに関連して時代設定は昭和初期の日本に、舞台となる「オリエント急行」も架空の豪華寝台列車「特急東洋」の名に変更。
さらにオリジナリティを加えるべく「第1夜は可能な限り原作に忠実。第2夜は犯人側の視点から描くオリジナル脚本」とのこと。

おおおおおおおおおおおっ、何だか凄いぞ!!
実力派のシナリオだけに期待のハードルがグイグイ上がって行くのを感じますね。
原作の内容が内容だけに「特急東洋」乗客たちのキャストも豪華だろうし。
そんな「オリエント急行殺人事件」は2015年新春二夜連続で放送予定!!

ただ、懸念材料が2つほどあるのが気にはかかるかも。

まず1つ目、主役である勝呂武尊のキャラがポワロと違って視聴者に認知されていないこと。
題材となる『オリエント急行の殺人』は確かに単独でも完成度は高い作品。
ただ、名探偵ポワロが読者(視聴者)に受け入れられ、ある程度のシリーズが続きパターンが繰り返された中で「アレ」だったからサプライズ足り得たワケで、それがいきなり新探偵で同じサプライズを与え得るのか。
言わば、前振りなしでいきなりになるワケだし。
まぁ、『カーテン』や『アクロイド殺し』よりは受け入れやすいと思うけど……。
もしかして、ドラマ版では犯人にアレンジを加えて『カーテン』や『アクロイド殺し』を加えたり……は無いよね。

そして、2つ目。
こちらが何より肝心。
そう、放送日が他のサスペンス系スペシャルドラマと重ならないかどうか。
重なると梯子することになっちゃうし、これは本腰を入れて視聴したいなぁ……。

というワケで、管理人の懸念が2つ共に杞憂に終わることを祈りつつ……本「オリエント急行殺人事件」に注目せよ!!

フジテレビ開局55周年特別企画「オリエント急行殺人事件 第1夜(前編) 原作アガサ・クリスティ 黒幕三谷幸喜 史上最も豪華な容疑者たち・世紀の話題作は今夜発進!」(1月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

フジテレビ開局55周年特別企画「オリエント急行殺人事件 第2夜(後編) 原作アガサクリスティ 黒幕三谷幸喜 犯人側から事件を描く世界が初めて目にする復讐劇・今夜完結!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

ちなみに……実は「2時間サスペンス」界では既に和製『オリエント急行の殺人』とでも言うべき作品が2014年4月に同じフジテレビ系列で放送されていたりします。
それがこの作品、興味のある方はチェック!!

金曜プレステージ「浅見光彦50回特別企画 内田康夫サスペンス 浅見光彦シリーズ50 貴賓室の怪人 超豪華大型客船で巻き起こる密室殺人!死体消失と仮面の怪人の謎を追え 山形〜ロシア股に掛け浅見史上最大の事件に挑む!」(4月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

◆「アガサ・クリスティー」関連過去記事
【映画化関連情報】
【速報】ミス・マープルものがディズニーで映画化されるとのこと!!

アガサ・クリスティ原作「ねじれた家(Crooked House)」が映画化!!

アガサ・クリスティー原作映画「ねじれた家」キャスト発表!!

【書評(レビュー)】
・「ホロー荘の殺人」ネタバレ書評(レビュー)
「ホロー荘の殺人」(アガサ・クリスティー著、中村能三訳、早川書房刊)

『オリエント急行の殺人』(アガサ・クリスティー著・山本やよい訳 、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

・ポアロシリーズ最終作「カーテン」ネタバレ書評(レビュー)はこちらから。
「カーテン」(アガサ・クリスティー著・中村能三訳 、ハヤカワ書房刊)

「ねじれた家」(アガサ・クリスティ著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

【イベントその他】
アガサ・クリスティー生誕120年展覧会開催中!!

金沢にてアガサ・クリスティー原作「検察側の証人」舞台上演決定!!

舞台「検察側の証人」東京公演決定!!

「名探偵ポワロ」ニュー・シーズン DVD-BOX3は2010年12月3日発売開始!!

アガサ・クリスティ「ポアロにうんざり」発言にファン「え〜〜〜っ!!」と叫ぶ

「ザ・リッツ・カールトン大阪」にて「アガサ・クリスティー ナイト」開催!!

【注目】「アガサ・クリスティ大事典」が話題に

「名探偵ポワロ DVDコレクション」刊行中!!

映画「オリエント急行殺人事件」がリメイクとのこと!!

シュワちゃんがアガサ・クリスティ原作映画に出演!?「そして(敵が)誰もいなくなった」な映画のタイトルは「サボタージュ(原題)」!!

遂にデビッド・スーシェ版「名探偵ポワロ」が最終シーズンに突入!!最終話「カーテン」はNHKさんBSプレミアムにて2014年10月6日21時より放送予定!!

「オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)」です!!
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)





こちらは上記のキンドル版「オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫)」です!!
オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫)





映画版「オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]」です!!
オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]





こちらは人形劇「シャーロック・ホームズ (1) [DVD]」です!!
シャーロック・ホームズ (1) [DVD]





アガサ・クリスティを語るには下記の3作は必須!!
是非、この機会に一読を!!
もちろん、これに『ABC殺人事件』を加えても良し!!

「そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)」です!!
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)





「アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)」です!!
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)





「オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)」です!!
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)





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posted by 俺 at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人“俺”様
ご無沙汰しています。プンゾウです♪

久々に、こちらを拝見しに来たら待望の『ポワロ』情報があって、テンションMAXです!!
我が家にはBSがあるので、お先に視聴させていただきますm(_ _)m

もちろん、「カーテン」も楽しみですが、シリーズに先駆けて放送されるさよならスペシャルが本当に楽しみです。初めてポワロをNHKで見てから約20年(?)…すっかり子供から大人に変貌しましたが、ポワロ好きは日に日に増しているような気がします!さよならスペシャルはは涙無くしては見れません!!(笑)


さて、フジテレビでの邦版ポワロ…
一部では、報道記事の内容でオリエント急行〜の『ネタバレ(犯人の事)』の記載があり、「放送前に何事だ!!」的なコメントもありましたが、そもそもオリエント急行〜は犯人を誰しもが知るところだと思うので、作品の良し悪しには関係ないような気が個人的にはしているのですが…


そして、邦版ポワロのキャスティング…


萬斎さんはイイ声だし好きですが、何てったってスーシェ版ポワロで育った私的にはイマイチ…
もちろん、役名もポワロではないですし、オリエント急行〜の流れだけを汲んだ作品であるならば良いのかもしれませんが、「忠実に仕上げる」とおっしゃっているのならば、キャスティングは原作をモデルとして組んで欲しかったかなと…
個人的には古田新太さん辺りが体系的にも良い感じがするんですよね〜
萬斎さんはどちらかというとカンバーバッチ版シャーロックのイメージが強いです。


つい最近までは、シャーロックホームズ祭り的な印象がありましたが、ここの所CS放送でも「ポワロ祭り」と銘打って1日中放送されていたり、秋の最終シリーズの放送、今回の邦版ポワロの制作と、急に変わってきたような気がします。
どちらにせよ、ありがたいことではありますが♪(笑)


長文、失礼いたしました。
Posted by プンゾウ at 2014年08月20日 12:54
Re:プンゾウさん

こちらこそ、ご無沙汰してます!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

管理人もこの朗報に同じ気持ちなのですが、いつものことながらBSの視聴環境が無いことが辛い……。
でも、でも……いつか地上波でも放送される筈なんだ、そう、そうなのさ……(頬を流れる一筋の涙)。
こうなれば、いつまででも待つの精神で挑む他ありますまい(^O^)/!!
ちなみに、もし良ければ視聴した感想を頂ければ……物凄く嬉しかったりします。

そして、『オリエント急行の殺人』はエポックメイキングな作品故にあまりにも知られ過ぎているところもありますからね。
半ば、あのサプライズについても常識的となっているところもあるのかもしれません。
そうなると、それも踏まえてのストーリーが望まれることになるのかも。

そして、野村萬斎さんのシャーロック。
確かに分かります!!
すべてを見通すような涼やかな目と、「陰陽師」での安倍清明役のイメージもどことなく重なりますし。

古田新太さんのポワロも分かりますね!!
癖のある感じが重なる印象ですし、それも見て見たい気がします。

そして、確かに2014年後半からポワロに注目が集まっているような印象はありますね。
おそらく「シャーロック シーズン4」がまだ先になりそうな感じだからかもしれません。
とはいえ仰る通り、ミステリファンにとってはホームズもポワロも「愛されるべき名探偵」。
もっと、も〜〜〜っと、特集やドラマなどを放送して欲しい(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2014年08月22日 01:18
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