ネタバレあります!!注意!!
<あらすじ>
「百舌シリーズ」新連載!巨悪を追う、迫真のサスペンス。
(集英社公式HPより)
<感想>
「百舌シリーズ」2014年時点での最新作が『小説すばる』にて連載開始されました。
「百舌シリーズ」は次の6作が既刊。
『裏切りの日々』、『百舌が叫ぶ夜』、『幻の翼』、『砕かれた鍵』、『よみがえる百舌』、『鵟の巣』。
そして、これに新たに加わるのが意外な導入から始まったシリーズ最新作『墓標なき街』(2014年11月時点)。
今回はその第5話ネタバレ批評(レビュー)です。
キーマンになりそうな石島への追跡行を背景に、大杉とめぐみ親子の不器用な交流が描かれました。
さらに、どうも村瀬はめぐみに好感を抱いている様子。
思わぬカップル誕生なるか!?
とはいえ、謎の新キャラ・為永の登場も気になる。
彼が本作で果たす役割とは……。
一方、事態は2つの事柄を軸に進行中。
1つ目は「武器輸出事件」。
2つ目は「田丸による百舌についての記事掲載」。
どうも、この2つは密接に関わっている様子。
となれば、田丸は落命しそうな気が……。
さらに、密接に関わっているとすれば「百舌事件」を再燃させることで「武器輸出事件」にどんな影響が及ぶのかがポイントになるのかも。
これは『小説すばる』掲載の第5話をチェックすべし。
<ネタバレあらすじ>
【前回までのあらすじ】
初代・百舌との戦いから長い月日が過ぎ、大杉は警察を退職し探偵業を営んでいた。
娘・めぐみは警察官になり、倉木を失った美希とは大人の男女として関係を続けている。
そんな大杉のもとに旧知の残間から田丸が「百舌について」記事にしようとしていることを聞かされる。
今更のことに、意外に思う大杉。
また一方で、不正な「武器輸出」が行われているとの情報を入手する。
その告発者は三京鋼材の石島であった。
さらに、千枚通しを用いる殺し屋が新たに登場し美希が狙われてしまう。
これは大杉により事無きを得たのだが……。
その翌日、石島を監視していた大杉と村瀬であったが、めぐみとその同僚・車田聖士郎に見咎められてしまう。
・前回はこちら。
『墓標なき街』第4話(逢坂剛著、集英社刊『小説すばる』連載)ネタバレ書評(レビュー)
【今回のあらすじ】
石島を監視していた大杉と村瀬。
ところが、その様子を同じく石島を監視していた車田聖士郎とめぐみに気付かれてしまう。
めぐみは車田の手前、大杉を父と明かさずに不審人物として叱責。
これに大杉は意気消沈する。
しかし、互いに狙いが重なることを確信し、石島への監視を強める。
そんな中、石島が動き出し、めぐみがこれを追跡することに。
大杉からめぐみが娘であることを知らされた村瀬もこれを追跡。
途中、石島が為永と接触する現場を目撃するが、めぐみに尾行が露見し途中で断念することに。
とはいえ、村瀬はめぐみに仄かな好意を抱く。
一方、めぐみは石島の監視を続行しつつ車田と連絡を取り合っていた。
失敗したかに思われた村瀬。
だが、めぐみの裏をかき為永の存在と車のナンバーを大杉に伝えることに成功していた―――6話に続く。
◆関連過去記事
・『墓標なき街』第1話(逢坂剛著、集英社刊『小説すばる』連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『墓標なき街』第2話(逢坂剛著、集英社刊『小説すばる』連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『墓標なき街』第3話(逢坂剛著、集英社刊『小説すばる』連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『墓標なき街』第4話(逢坂剛著、集英社刊『小説すばる』連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『百舌シリーズ(百舌の叫ぶ夜、幻の翼)』(逢坂剛著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
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