2014年09月24日

やがて来るであろう第二部に向けて……「東京喰種」を考察してみる

2014年9月18日―――その日は『週刊ヤングジャンプ』(集英社刊)読者にとって驚くべき日となりました。
なんと、石田スイ先生の人気連載「東京喰種(東京グール)」が突然の完結を迎えたのです。

この急な完結にファンは困惑の呻き声と悲鳴を上げることに。
まさに「青天の霹靂」となったワケですが、かくいう管理人もその1人。
「な、なんだとぉぉぉぉぉぉ」と本誌を手に放心してしまったほどだったのですが……。

しかし、この完結。
どうも、現実的な第二部を控えて一旦整理する為のものの様子。
つまり、厳密にはこれで完結ではないようです。
例え「東京喰種」とのタイトルに変更があったとしても、物語自体は続くことになりそう。
其処で、やがて来るであろう第二部を控えて、これまでのまとめと考察をしておこうと記事にした次第。

そんな本作の魅力は多数のキャラが登場するにも関わらず、そのすべてがきちんと活かされていること。
また、キャラ同様に膨大な伏線が登場すること。
この2つが車の両輪のように物語を押し進める大きな原動力となり、読者を魅了しています。

ちなみに「東京喰種」をご存じない方に説明すると。

「東京喰種」は「喰種(グール)」と呼ばれる「人を食べる種」が跳梁跋扈する並行世界―――その日本の東京を舞台にした作品。
人々は「喰種」の恐怖に怯えつつも、対喰種組織「CCG」により彼らを圧倒し比較的平和に暮らしていた。
今や「喰種」による被害は人による殺人事件と同程度にまで落ち着いていたのである。
まさに「喰種」にとって逆境の時代。
だが、「喰種」は外見上、ほぼ人と同じである為に人の間に潜み、生活を送っていた。

そんな中、20区に住む人間の青年・カネキは図書館で知り合った美女・リゼとの初デートに浮かれていた。
これから起こる悲劇も知らずに―――。

そう、リゼこそは「大食い」と呼ばれる凶暴な「喰種」だったのだ。
リゼにより食糧にされかけたカネキであったが、突如、頭上から鉄骨が落下。
この事故(?)により、カネキはリゼの内臓を移植され一命を取り留めることに。

だが、リゼは喰種である。
リゼの内臓を移植されたカネキは半人半喰種として生きて行かざるを得なくなる。
それは苦難の道であった―――的なストーリー。

ちなみに、これが物語のプロローグ部分にあたる。
この後、様々な人々との出会いと別れ、CCGやアオギリとの対立を経て、ようやく落ち着いたかに見えたカネキ。
その矢先、CCGのエース・有馬に完敗することとなります。
この際、カネキの生死は不明。
其処で「完」となってしまったのです。

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、物凄く先が気になるじゃぁぁぁぁぁん。
これじゃぁ、生殺しだよぅぅぅぅぅぅぅ。
と、読者が悲鳴を上げるのも当然と言えば当然でしょう。

とはいえ、二部はある。
いや、ある筈。
今はそれを待つべき……ということで心を落ち着けつつ待ちましょう。

ちなみに、第一部のラストバトルとなった「あんていく決戦」ですが、店長(梟)、黒狗、魔猿のメンバーから鳥、犬、猿で「桃太郎」なんですよね。
でもって、店長を救出しようとしたカネキが遅れて来た「桃太郎」自身。
ところが、クインケという金棒を持った鬼たち―――中でも最強の有馬によって排除されたと言えそうです。

さて、膨大な伏線が魅力の本作ですが、まずは最終話前に判明した事実を簡単に羅列。

・現在、作中で存在している組織はCCG、V、アオギリ、ピエロの4つ。
これにトーカやヨモら「元・あんていくメンバー」とヒナミ、万丈らが並ぶ。
・店長こと芳村の娘=アオギリのエト=高槻泉。
・芳村はアオギリに監禁、嘉納の実験材料に(以前のリゼの立場)。
・リゼの鉄骨事故を起こしたのはピエロの宗太であった。
・ピエロメンバーで判明しているのはウタ、イトリ、ロマ、ニコ、宗太の5人。

では、これらの事実を踏まえて此処から考察を。
まずは謎を挙げ、それに対応する形式で仮説を述べてみる。
ちなみに、管理人による妄想に近いので信頼度は50パーセントほどでヨロシク。

Q.あんていく壊滅時にヨモは何故、トーカだけを助けた?
作中では芳村の要請に応じてだが、おそらくヨモの姉がトーカの母の可能性大。
ちなみにリゼはヨモが管理しているので、再開直後はトーカ、ヨモ、リゼのグループとなるのか?

Q.クロナとナシロはどうなった?
ナシロはジューゾーにより死亡したと思われる。
だが、クロナのナシロへの想いを見ると、クロナがナシロを捕食し彼女の嚇包を獲た可能性大。
これにより、クロナもムカデカネキ並の半嚇者化している?
いずれにしろ、嘉納やジューゾーとの因縁を晴らそうとする筈。

Q.エトであった高槻がCCGを訪れた際にゲートに引っかからなかったのは何故か?
・初期のカネキ同様に半人間故にゲートにかからない?
・あるいは、ゲート自体に仕掛けがある?

Q.「アオギリの王」は誰?
描写的にエトの可能性が高いと思われるが……。

Q.捜査官を襲っていた「黒兎」の正体は?
最終話の描写によればアヤトだと思われるが……トーカとアヤトの母(おそらくヨモの姉)の存在も気になる。

Q.ロマはシャチやナキと共にコクリアから脱走したとされるSS喰種なのか?
・時期合致、イトリの証言からほぼ確定。

Q.ノロは何故、頭部を落とされても死ななかったのか?
・エトが自身の身体の数倍の体積を持つ梟と化していたように本体は小さいのかも……。
・あれは本体では無く遠隔操作された嚇子に過ぎないのかも……。
・エトが嚇包を自動操作しているもの。だから、シンプルな指示にしか従えない(時計のベルなどで指示している)。

Q.あんていく攻防戦の折、梟(エト)がCCGの包囲を抜けた状態で現れることが出来たのは何故か?
・CCG内部にアオギリの協力者が居た可能性(退路を事前に確保していたことから全てを知っていた?)。
・空を飛べば包囲を抜けられた。

Q.協力者が居たとしてそれは誰か?
・梟(エト)が有馬との攻防後に「容赦がない」と発言→共謀のしるし。
すなわち、有馬が内通している可能性大。
エト自身が退路を事前に確保していたことも含めて、情報はほぼすべて筒抜け。
当然、エトとの攻防は八百長か。

有馬は24区の担当。
24区が有馬の力を以てしても未だ詳細不明なのは、彼自身が内通しているからではないか。
だとすると、24区こそがアオギリの本拠地である可能性も……。

Q.エトの狙いは?
現状の打破と思われる。
おそらく、芳村や嘉納の台詞から喰種はCCGかソレに繋がる組織が人工的に作りだした存在。
その目的は彼らを敵に仕立て上げ、それに対抗する立場に自身を据えることで地位の向上を果たす為か。

だとすれば、エトの目的はこの「檻」を破ること。
嘉納を招いたことから分かるように「喰種」や「人」に進化を促そうとしている?
こうなると、ハイブリッドであるヒナミこそエトの目的に近い!?
ちなみに、有馬の活躍ぶりから考えて彼もまた人間ではない可能性が……。

Q.何故、有馬はあれほど強いのか?
白髪や雰囲気など何処となくカネキに似ている有馬。
彼もまた半喰種である可能性も……。

Q.カネキは死亡した?
・おそらく生きている可能性大。
ヒデが述べた「もう1度、全力で戦って云々」は有馬戦のこと。
だとすれば、この結末はヒデの予想のうちでカネキは生きていると思われる。
ただし、その状態は不明。

Q.カネキが生存しているとして、その状態は?
・有馬にズタボロにされており、クインケ用にコクリア以外に隔離された可能性。
・有馬に傷をつけたことで高く評価され白鳩側にスカウトされている可能性。
最終話の台詞から、少なくともコクリアには居ない。

Q.ヒデの安否は?
カネキの状態からして、回復に肉が必要であったことは想像に難くない。
だが、これまでの活躍ぶりを見るにヒデもまたキーキャラ。
生きていると見るべき。

Q.では、アモンは?
・最終話からアオギリに多くの捜査官が拘束されている様子。
タタラと遭遇したアモンも捕まっていると思われる。
だとすれば、加納の実験により梟の嚇包を移植された人造喰種となっている可能性が高い。
なお、アモンにはアキラが居ることから、元ネタ的に「デビルマン」が思い浮かぶ。
あれはアモンとアキラが合体するが、人造喰種にアモンが化しているとするとアキラとの子は隻眼になる可能性が……これが狙い?
なお、移植されるとすれば芳村の嚇包だろうから、作中最強レベルのキャラになるかも。

Q.第二部の主人公は誰か?
・順当に考えればトーカの立場からカネキを追う物語だと思われる(その中で真実が明らかになる)。
だが、新キャラ、立場を変えたカネキ、あるいはアモンの可能性もある。
要は不明。

それにしても、気になるのはやはりカネキとアモンの安否。
アモンが芳村(梟)の嚇胞を移植されたとしたら、それはエトをも上回る強力な存在になりそうだが果たして。
さらに、高槻を頼ったと思われるヒナミたちも気になる。

ああああああああああああ、気になる、気になる、気になるぅぅぅぅぅぅぅぅ。
というワケで、主人公が誰であれ、おそらくカネキとアモンそれぞれの立場を入替えての第二部かと思われますが、早く再開プリーズ!!

ちなみに、もしも白鳩化した金木主人公だったら第二部はタイトルも変更で「東京捜査官(トウキョウハト)」で決まりだな。
略すと「東ハト」になって……キャラメルコーンが匂い立つタイトルとなりそうだが。

ああ、もうタイトルから続きまで、何から何まで気になるじゃないか!!
そんな「東京喰種」、ご存じない方は今のうちにチェックをば!!

2014年12月1日追記

「東京喰種」第2部こと「東京喰種:re」が連載開始されています。
早速、7話「昧人」までにて考察をまとめてみました。
意外な展開です。

【考察】「東京喰種:re」について「7話:昧人」までで考察する!!

2015年1月26日追記

考察第2弾として13話「ああ、降ろう血」までで考察してみました。

【考察第2回】「東京喰種:re」について「13話:ああ、降ろう血」までで考察する!!

追記終わり


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posted by 俺 at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「東京喰種」の考察、現在までの「東京喰種:re」の状況と比較しても面白かったです。

自分も1件だけ、ふと思いついたのは、
有馬とカネキ(佐々木)は実は腹違いの兄弟なんじゃないかと…

上で書かれているように「白髪や雰囲気など何処となくカネキに似ている有馬」で二人とも読書好き。

二人の間に独特の雰囲気が流れているような気がするのです。
Posted by ぐーるぐる at 2014年12月16日 12:36
Re:ぐーるぐるさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

確かに有馬とカネキには共通点が多いですね。
「東京喰種:re」8話にて有馬がカネキに向ける視線はかなり意味深長です。
意外な関係……確かにあるかも。

そして本誌では10話が掲載。
遂に佐々木とトーカが出会うことに……。
次回が物凄く気になるっ!!
Posted by 俺 at 2014年12月19日 23:32
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