2014年10月03日

第13回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『女王はかえらない』に輝く!!

第13回「このミステリーがすごい!」大賞が決定しました!!
各賞の受賞作は次の通り。

◆大賞(1作品)
降田天先生『女王はかえらない』

◆優秀賞(2作品)
辻堂ゆめ先生『夢のトビラは泉の中に』&神家正成先生『深山の桜』


受賞おめでとうございます!!


大賞受賞者である降田天先生は萩野瑛先生と鮎川颯先生による女性2人のユニット名。
お2人は早稲田大学の同級生で共に30代の方、プロットを萩野先生が、執筆を鮎川先生が担当されているそうです。

ユニットによるミステリ作家と言えば、海外ではエラリー・クイーンやバーナビー・ロス、日本では岡島二人先生が思い浮かびます。
果たして先達に並ぶことが出来るか!?

そして優秀賞を受賞した辻堂ゆめ先生は東大法学部在学中の21歳、神家正成先生は元陸上自衛隊員で44歳の方だそうです。

各作品のあらすじについてはこちら。

『女王はかえらない』(降田天著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

<『女王はかえらない』あらすじ>

片田舎の小学校の一クラス。
子供たちの繰り広げるパワーゲーム。
その意外な結末は……?
(このミス大賞公式HPより)


・『夢のトビラは泉の中に』は改題され『いなくなった私へ』とのタイトルにて刊行されました。
『いなくなった私へ』(辻堂ゆめ著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

<『夢のトビラは泉の中に』あらすじ>

目を覚ました梨乃が見たのは、自らの訃報。
生きている梨乃の姿も、人々の目には見知らぬ女性として映る。
たった二人の例外をのぞいては……。
(このミス大賞公式HPより)


<『深山の桜』あらすじ>

南スーダンの自衛隊宿営地で頻発する変事を
定年間近の准尉と若い士長のコンビが追う!
正統派自衛隊ミステリー
(このミス大賞公式HPより)


あらすじを見た限り、3作ともなかなかに特徴的な作品の様子。

此の中では個人的に『夢のトビラは泉の中に』が気になりますね。
どうやら特殊状況下で展開する物語……果たしてその結末は!?

そして『女王はかえらない』はイヤミス系なのかな?
さらに『深山の桜』は王道っぽい。

3作共に早期の刊行が期待されますね!!
もちろん、隠し玉にも注目です!!

先頃では「このミステリーがすごい!」大賞を経験された方の飛躍が凄いですね。
例えば、第3回では深町秋生先生『果てしなき渇き』が映画化。
第4回では海堂尊先生が名を轟かせ。
第7回では柚月裕子先生が山本周五郎賞を受賞。
第8回では中山七里先生と七尾与史先生が大活躍、書店でその名を見ないことはありません。
第10回では岡崎琢磨先生『タレーランの事件簿』が大ヒットに。
もちろん、他の受賞者の先生方も活躍中です。
第13回受賞組もこれに続くことが出来るか!!

第13回「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作決定までの推移はこちら。

応募作品総数は427作品(第12回から30作減)。
1次選考にて24作品通過(第12回から3作増)。
2次選考にて6作品通過(第12回から1作減)。
この6作品から大賞1作品、優秀賞2作品が選出されました。

さて、「このミステリーがすごい!」大賞では既に第14回の告知がされています。
応募締切は2015年5月末日までとのこと。
興味のある方は下記外部リンクよりどうぞ!!

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・「このミステリーがすごい!」大賞公式HP
http://konomys.jp/

◆「このミステリーがすごい!」関連過去記事
【第13回】
『女王はかえらない』(降田天著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『いなくなった私へ』(辻堂ゆめ著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第11回】
『生存者ゼロ』(安生正著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第10回】
『弁護士探偵物語 天使の分け前』(法坂一広著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『僕はお父さんを訴えます』(友井羊著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』(矢樹純著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『保健室の先生は迷探偵!?』(篠原昌裕著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(岡崎琢磨著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『公開処刑人 森のくまさん』(堀内公太郎著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【まとめ】第10回「このミステリーがすごい!」大賞について総括

【第9回】
「完全なる首長竜の日」(乾緑郎著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「ラブ・ケミストリー」(喜多喜久著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「ある少女にまつわる殺人の告白」(佐藤青南著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第8回】
「さよならドビュッシー」(中山七里著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第7回】
「臨床真理」(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第3回】
深町秋生先生『果てしなき渇き』(宝島社刊)が「渇き。」として映画化!!

【その他】
第12回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官(仮)』と『一千兆円の身代金(仮)』の2作に!!

第11回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『生存者ゼロ(仮)』に!!

第10回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は「懲戒弁護士」に

第9回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は「完全なる首長竜の日」に

2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

「Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)





「保健室の先生は迷探偵!? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
保健室の先生は迷探偵!? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)





「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)





「公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)





◆「このミステリーがすごい!」関連書籍はこちら。
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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説賞関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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