ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧:
・レギュラーキャラ
辻:WCO(世界お掃除機構)に所属する掃除人(必殺仕事人)。私立揺籃高等学校の生徒。
白雪:辻に恋焦れる少女。私立揺籃高等学校の生徒。
担当さん:辻を担当するWCOの職員。
小鹿陸:眼帯を着けた謎の少女。演劇部所属。実はWCOのお仕置き人であった。都立確立高等学校の生徒。
・夏祭り編(25話終盤から)
紡木茨:9歳にして大量殺人を行い逃亡した人物。WCOからは「最重要お掃除対象」とされている。
深森臥美:茨の大量殺人事件の発端となった人物。
紡木荊:茨の弟にして本人を殺害し茨に成り代わっている人物。
飯田華夜:白雪の友人。私立揺籃高等学校の生徒。
筒川:辻の友人。華夜のことが好き。私立揺籃高等学校の生徒。
坂田:辻の友人。私立揺籃高等学校の生徒。
<ネタバレあらすじ>
【前回までのあらすじ】
辻への恋心を確認した白雪。
白雪の友人である華夜はそんな白雪と辻を結ぶ付けるべく、夏祭りに2人を誘う。
華夜のセッティングで2人きりの祭りを楽しむことになった辻と白雪だが……。
その頃、WCOが「最重要お掃除対象」と指定している紡木茨を追っていた陸。
だが、茨と思われる刺青のミイラ死体が発見。
陸は茨を騙って犯行を続けている者が居ると結論付ける。
そして、この茨らしき人物が夏祭りに居たのである。
その正体は茨の双子の弟・荊であった。
辻は荊を狙うことに。
白雪は華夜のもとへ戻るのだが、折悪く荊と接触。
彼のターゲットにされてしまう。
これを救うべく駆け付けた陸と辻。
陸が荊と交戦する中、辻は荊に父・卓麿の仇の姿を見る。
荊に復讐しようとする辻。
だが、それはWCOの規約に違反すること―――すなわち、辻自身の死を意味していた。
これを止めた白雪であったが、その隙を突かれ辻が荊に刺されてしまう。
【今回あらすじ】
白雪の想いに応え復讐を思い留まった辻。
だが、その隙を突かれ荊に刺されてしまう。
「私のせいだ」倒れ伏す辻に縋りつき泣き叫ぶ白雪。
その隣で荊の行動に戸惑う臥美は「何てことを……」と非難の声を洩らす。
これに「仕方が無かったんだ」と返す荊。
しかし、臥美は納得しない。
臥美の視線に耐え兼ねた荊は「これまでもこうして臥美を守って来たんだ」と口走る。
さらに「そう言えばあのときだって……」と卓麿殺害について言及する。
これを聞いた臥美の表情が一変。
そのとき、茨は施設に拘束されていたのだ。
犯行可能な筈がない。
「あなたは誰!?」
目の前の荊に疑問を抱いた臥美は恐慌状態に。
そんな臥美を目にした荊は呆然自失する。
その場に存在するのは4人。
全身から血を流し俯せに倒れ込んだ辻。
そんな辻に駆け寄り泣き叫ぶ白雪。
荊が信じられず頭を抱えて錯乱する臥美。
そんな臥美の前でオロオロする荊。
さながらパニック状態で、誰1人としてこの混沌を回復する術を持たないかに見えた。
直後、こんな状況に終止符を打つ者が駆け付ける―――陸だ。
武器を手にした陸は状況を把握すると、真っ先に荊へと振り下ろす。
「あっ!?」
臥美に気を取られていた荊は無防備であった。
あっさりと首を狩られてしまった。
数時間後、病院に搬送された辻は緊急手術を受けることで一命を取り留めた。
しかし、その傍らに白雪の姿は無い。
「私が声をかけたから……」
辻の負傷に責任を感じた白雪は姿を消してしまったのだ。
意識を取り戻した辻は、この経緯を陸から聞かされショックを受ける。
むしろ逆なのだ。
白雪のおかげで辻は大切な物を失くさずに済んだのだ。
そして、辻にとって白雪もまた大切な人になっていた。
そんな白雪を失うワケにはいかない。
また、出来れば白雪の大切な人になりたい。
辻は気力で病床から立ち上がると白雪を探し求める。
これに陸は白雪宅の地図を手渡すのであった。
2人の互いを思いやる心が報われることを信じつつ―――33話に続く。
新章・夏祭り編に突入!!
今回の敵は「最重要お掃除対象」!?
気になる展開は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!
<感想>
「コミックフラッパー」にて「モコと歪んだ殺人鬼ども」を連載中の反転邪郎先生の新作が「週刊少年チャンピオン」で連載中です。
その新作「思春鬼のふたり」はなかなかにぶっ飛んだ設定が印象的な作品。
思春期真っ盛りの主人公・辻は悪を滅する掃除人こと必殺仕事人。
そんな辻の正体を知りつつ、彼を愛するストーカー少女・白雪。
果たして、2人はどうなるのか……的なストーリー。
そんな「思春鬼のふたり」コミックスが1巻、2巻に続き3巻も発売とのことヒャッホウ(^O^)/!!
しかも「モコと歪んだ殺人鬼ども」4巻も発売。
まさに破竹の勢いの本作。
さて、その32話ですが……。
サブタイトルは「大切なふたり」。
薄々感じてはいたけど、一息に最終章的な展開になってきた印象。
これが気の所為だと良いのだけど……もしかして、もしかする?
とりあえず、その旨のアナウンスが出ていないので「続く筈」と信じたいけど……。
気にはかかるけど、本編の感想。
擦れ違うこととなった辻と白雪。
ただし、これは互いを想うが故のこと。
この状況ならば、再会さえすれば上手く行く筈。
まさか、再会して想いを確認し合った途端に新たな敵が登場……みたいな流れは流石に無いだろうし。
次回は遂に愛を口にして互いの想いを確認か!!
そして、今回は陸が大活躍。
流石はお仕置き人さんの風格を見せました。
でもって、臥美はどうなったんだろうなぁ……。
茨が別人であることには気付いたようだけど、それと目の前で荊が首を撥ねられる光景を直視するのとは別だろうし……相当なショックだろうね。
そう言えば、陸はお掃除の現場を臥美に見られても良かったのだろうか……。
まさか、臥美も口封じされているのでは……。
あくまで、白雪は特例だしねぇ。
この疑問については明かされない気がするなぁ。
おおおおおおっ、いろいろと気になる!!
果たして、次回は如何なる展開を迎えるのか……注目です!!
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「実は私は」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「思春鬼のふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)1話から30話までネタバレ批評(レビュー)まとめ
・「思春鬼のふたり」第31話「あるべきふたり」(反転邪郎作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
・レギュラーキャラ
辻:WCO(世界お掃除機構)に所属する掃除人(連続殺人鬼)。私立揺籃高等学校の生徒。
白雪:辻に恋焦れる少女。私立揺籃高等学校の生徒。
担当さん:辻を担当するWCOの職員。
小鹿陸:眼帯を着けた謎の少女。演劇部所属。実はWCOのお仕置き人であった。都立確立高等学校の生徒。
・もう1人の掃除人篇(1話から5話まで)
深海末姫:辻と白雪の前に現れた少女。「もう1人の掃除人」を名乗る。
諏訪:深海のクラスメート。実はWCOの掃除人。6話で小鹿に処刑される。
・辻の過去篇(6話)
辻卓麿:辻の父、何者かにより惨殺される。30話にて紡木荊の犯行と判明。
辻の母:卓麿の死にショックを受け自殺。
・解体魔篇(7話から10話まで)
黒金:辻たちが通う学校の教師。女性。
若丸:黒金が招いた病院の医師。男性。
・星野銀華篇(11話から17話まで)
星野銀華:元WCOのお掃除人。だが、WCOを離脱する。
園長:辻と白雪が遊びに出かけた動物園の園長。
高倉さとみ:星野銀華に大きな影響を与えた人物。
木田雷:夜刃音珠(ヨハネス)のリーダー。
大雁江美:雷に狙われた一家の一人娘。
・黎盟高等学校演劇部篇(18話から25話まで)
神条くん:都立確立高等学校の演劇部員。
砂織零子:黎盟高等学校演劇部の部長。
灰猫硝:黎盟高等学校演劇部の部員の1人。大臣の息子・レアティーズ役。
赤川真人:黎盟高等学校演劇部の部員の1人。王弟・クローディアス役。
折葉メイ:黎盟高等学校演劇部の部員の1人。王妃・ガートルード役。
廻部連:黎盟高等学校演劇部の部員の1人。大臣の娘・オフィーリア役。
安土礼雄:黎盟高等学校演劇部の部員の1人。大臣・ポローニアス役。
・夏祭り編(25話終盤から)
紡木茨:9歳にして大量殺人を行い逃亡した人物。WCOからは「最重要お掃除対象」とされている。
深森臥美:茨の大量殺人事件の発端となった人物。
紡木荊:茨の弟にして本人を殺害し茨に成り代わっている人物。
飯田華夜:白雪の友人。私立揺籃高等学校の生徒。
筒川:辻の友人。華夜のことが好き。私立揺籃高等学校の生徒。
坂田:辻の友人。私立揺籃高等学校の生徒。
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臥美ちゃんですが、お仕置き時には陸の一撃で気絶してたので、お仕置き現場は見ていなかったと思います。
なので、目撃者として殺される事は無い……と思いたいですね
こちらこそ初めまして!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
「この事件で大きな精神的ショックを抱えた上で口封じまでされたら……臥美があまりに切な過ぎる」と思っていただけに「臥美は見ていなかった」と聞いて少し胸のつかえが取れた思いです。
最終話での辻と白雪を見る限り、この辺りは公正な判断が下されたと信じたいですね。