2014年11月12日

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第91話「ホリデー(前編)」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年12月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第91話「ホリデー(前編)」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年12月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
森羅:主人公。C.M.B.の指輪の主。多大な影響力を持つ。
七瀬立樹:森羅のパートナー。身体を動かすことが得意。

ジル・サイモン:ジャンガ側の凄腕交渉人。

<91話あらすじ>

軍事独裁政権が樹立しているサーダンと、その隣国・ジャンガの間では扮装が続いていた。
それは深刻化し、日常的に市民生活を脅かす事態に発展していた。

ジャンガ側は長きに渡る紛争を終わらせる手段として国連に調停を依頼することに。
だが、実際に調停が実行に移されるかどうかは別である。
まずは調停の決議を引き出す必要があった。

其処で、理事国を説得し決議を引き出す交渉人が求められた。
このジャンガ側交渉人を傑物と呼ばれるジル・サイモンが引き受けることに。

今回、森羅はこのサイモンに交渉の協力を要請されていた。
サイモンにはある秘策があると言うが……。

その秘策がジャンガ内に眠る壁画であった。
壁画を目にした森羅は「これは危険な賭けだ」と叫ぶ。

サイモンと合流した森羅。
彼によれば常任理事国の説得が全てを決めると言う。

対象となるのは5ヶ国。
アメリカ、フランス、イギリス、ロシア、中国だ。
サイモンはこれを必ず説得せねばと宣言する。

サイモンの調略は巧妙であった。
まずは、文化に造詣の深いフランス。
これは例の壁画の保護を理由に口説き落とした。

次いで、フランスの様子を見ていたアメリカとイギリスが動いた。
フランスが保護に乗り出した背景に何か理由があると探り出したのだ。

そして、ソレに気付いた。
これこそ、森羅が「危険な賭けだ」と叫んだ理由。
壁画には付近にプラチナが眠っていることが示されていたのである。

プラチナは希少金属である。
一歩間違えば利権の為に争いが深刻化しかねない。
だが、サイモンはこれを利用した。

遅れてはならぬとばかりにアメリカとイギリスも調停に賛意を示すことに。
残るはロシアと中国である。

しかし、此処でサーダン側も事態に気付いた。
座視は死を意味するとサイモンの妨害に乗り出すことに。
こうして、ジャンガの平和に向けて壮絶な交渉戦が開始されたのだ―――後編に続く。

<感想>

「月刊少年マガジン」2014年12月号掲載「91話 ホリデー(前編)」です。

国際世界を舞台に壮絶な調略戦が繰り広げられることに。
まさに血沸き肉躍る前編です。

今回、物凄く面白かった。
ある意味、小説を読んでいるような感覚に囚われたほど展開が良い。
此のクオリティが後編も続けば、シリーズ屈指のエピソードになり得るのではないか。

正直、あらすじでは良さを伝え切れてない。
後編に向けて本作自体を読むべし!!

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