2014年11月03日

「実は私は」第86話「告白しよう!!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第86話「告白しよう!!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・前回はこちら。
「実は私は」第85話「伝えよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「ずっとあなたが好きでした!!」
遂に葉子への告白を果たした朝陽。

これを聞いた葉子は……あまりの衝撃にぽへ〜〜〜っとなっていた。

もしかして、フラれるのだろうか。
不安に思う朝陽の前で、葉子は背中を向けると走り出す。

そう、この期に及んで逃げ出したのだ。

今度は葉子に代わって呆然となる朝陽。
だが、ハタと気付くと慌てて後を追い、その腕を捕まえる。

それでも逃げようとする葉子は前へと転倒。
つられて朝陽も前のめりに転倒する。

むっくりと起き上がった2人。
顔を向け合えば互いに鼻血を流していた。

改めて真剣な表情で葉子を見詰める朝陽。
そんな朝陽に葉子は「夢じゃないよね」と洩らす。

これに力強く頷く朝陽。
朝陽の想いを受けて、葉子もまた告白の意味を考え出す。
大事なのは誰かではなくて、自分の想い。
だとすれば―――。

葉子は朝陽に返すように頷くと、自分もまた「友達ではなく男の子としての朝陽が好きだ」と告げる。

硬直する朝陽だが、やがて自然に顔が綻んで行く。
こうして、2人は互いの想いを確認し相思相愛となった。

そんな2人の第一声は―――「「宜しくお願い致します」」であった。

晴れて恋人同士となった朝陽と葉子。
朝陽は葉子に「秘密を守るから一緒に卒業しよう!!」と宣言する。
葉子も「恋人同士に秘密は不要」と宣言。
おそるおそる「実は……」と自分がクールビューティーではなかったことを切り出す。
これに朝陽は「自覚があったんだ……」と本音を洩らし、葉子は早々に機嫌を損ねてしまうことに。

そんな2人を遠くから腹を抱えて笑いつつ見守る茜と桐子―――87話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、8巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

その86話。

サブタイは「告白しよう!!!」ということで「!」が3つも並ぶことに。
それだけ重要なエピソードと言えます。

そして、今回で遂に朝陽と葉子が互いの想いを確認し合いました。
これで晴れてカップル成立です。

いやぁ、良かった。
とはいえ、葉子のことだけにまだまだ波乱がありそうですが。

何しろ、まずは源二郎が居るだろうし、今回も強調されていた「卒業まで秘密が守れるか」との難題も控えている。
源二郎自身が果たせていないだけに、この「卒業」こそが次の大きなターニングポイントになりそうか。
だとすると「何かの拍子に葉子の秘密が露見する可能性が高い」かも……。
それを渚やみかんら面々が支えることになるのか!?

まぁ、でも、直近は源二郎の反応だろうなぁ。
茜と桐子が2人の交際に気付いているし。
他の面々の反応も気になる。
要注目です!!

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス9巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋。
うむ、此処までは予想通り。
こうなると9巻は、9巻は……誰だ!?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第80話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第81話「止めよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第82話「白状させよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第83話「誤解を解こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第84話「励まそう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第85話「伝えよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

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