月曜ゴールデン「家庭教師が解く！2 天才スケート少女を狙う黒い影と連続殺人 母のオリンピックへの異常な夢？出生の秘密 貧乏家庭教師が暴く謎と悲しい過去…」（11月10日放送）ネタバレ批評（レビュー）

月曜ゴールデン「家庭教師が解く！2　天才スケート少女を狙う黒い影と連続殺人　母のオリンピックへの異常な夢？出生の秘密　貧乏家庭教師が暴く謎と悲しい過去…」（11月10日放送）ネタバレ批評（レビュー）です！！

＜あらすじ＞

貧乏家庭教師・香坂夏美（菊川怜）は、元警察キャリアという異色の経歴を持つ佐伯雫（小泉孝太郎）が経営するチューターズ東京に家庭教師として登録している。ある日、夏美は佐伯から小学校4年生の女子の家庭教師を３倍の時給で任される。夏美は去年、同じく3倍の時給で引き受けた家庭教師先で殺人事件に巻き込まれたことを思い出すのだった…。
今回の生徒は成績優秀なうえ小学4年生にしてフィギッアスケートのオリンピック強化選手候補の三沢愛梨（本田望結）。条件はお屋敷に住み込みで勉強と海外でのマナーを教えることだった。愛梨の父・三沢信一郎（冨家規政）は三沢総合病院の院長をしており、訪れた家の大きさに夏美は驚く。愛梨の母・瑠璃子（大河内奈々子）に部屋の案内を受けた夏美は、瑠璃子のオリンピック対する強いこだわりに早速この家に違和感を覚える。
住み込みを始めた初日。帽子とマスクで顔を隠している男が、足音を忍ばせて夏美が眠っているベッドに近づいてくる。その男は、そっと「愛梨」と声をかけながら夏美の肩に手を伸ばす。その瞬間、夏美が悲鳴を上げた。男は弾かれたように窓から逃げてしまう。夏美の住み込みを始めた部屋は、前にも同じことがあった愛梨の部屋だったことを知り、夏美は貞操の危機だと怒り、この家庭教師を降りると言い出す。困った佐伯はボディーガード料込みで時給5倍を夏美に提示すると夏美は小さく頷く。
早速、夏美と愛梨が乗った車をバイクが尾行してくる。バイクに乗っていた男は、愛梨に付き纏っていたフリージャーナリストの多田一平（坂田聡）。そんなある夜、公園で多田が左胸を刺され殺されてしまう。規制線が張り巡らされ、騒然とする公園に現れた柿沼警部（宅麻伸）が鑑識課員から遺留品を受け取った時、若い女が現れ、捜査に加わってきた。柿沼は若い女を追い払おうとするのだが、その女が本件捜査の指揮を執る警視庁管理官の篠崎春香（神田沙也加）と知り、慌てて敬礼をし遺留品を渡す。遺留品のデジタルカメラから登校する愛梨、氷上を舞う愛梨、車に乗る愛梨など愛梨の私生活を盗撮した写真が次々と現れる。春香は、柿沼に被害者と三沢愛梨の関係を徹底的に捜査するよう命じるのだった。
三沢家を訪れた柿沼は、去年の事件ですっかり顔馴染みになった夏美と顔を合わせて驚く。柿沼はその場に現れた瑠璃子に愛梨と会って話を聞かせて欲しいと要請をするのだが追い返されてしまう。柿沼もまた三沢家に違和感を感じる。
ある日、三沢家を覗き込んでいる男と佐伯が、偶然遭遇する。逃げ出した男を追い、捕まえた佐伯が男の帽子を取り身元を問い質すと、その男は愛梨の実の父・鈴木恭介（窪塚俊介）だという。その頃、警察では多田のノートパソコンにある書きかけの記事を確認していた。そこには三沢愛梨は、三沢信一郎と瑠璃子の実子ではなく、養子縁組にも金が動いた形跡が記載されていた。夏美は、多田の事件は愛梨の父・恭介が行ったのではと一度は考えるのだが…

（公式ＨＰより）

では、続きから……（一部、重複アリ）。

香坂夏美は家庭教師派遣会社「チューターズ東京」に所属する家庭教師である。
経営者である佐伯雫は元警察キャリアとの異色の経歴を誇る人物で、いつも夏美に意外な仕事を持ち込んで来る。
それは今回も有効であった。

今回、夏美が佐伯から紹介された派遣先は三沢家。
教える対象は成績優秀な小学4年生の三沢愛梨。
愛梨はフィギュアスケートのオリンピック強化選手候補であった。

愛梨は三沢総合病院院長・三沢信一郎と瑠璃子に引き取られた養女。
信一郎たちは過去にエリカなる娘を事故で失っていた。
エリカと愛梨は共にスケートで頭角を顕しており、瑠璃子は亡きエリカの想いを継がせる為に愛梨を引き取ったのだ。
夏美はそんな瑠璃子の愛梨への接し方に歪さを感じ取る。

夏美は三沢家に住み込むことに。
その初日、三沢家の敷地に不審な男が忍び込んで来た。
男は夏美の部屋へ向かうと「愛梨」と声をかける。
これに夏美は恐怖から悲鳴を上げることに。

どうやら、愛梨は何者かに狙われているらしい。
だからこそ、佐伯は三沢家の担当を夏美にしたのだ。
結局、時給5倍の甘い誘惑に敗れ夏美は家庭教師を続行することに。

三沢家からスケート場までの送迎も担当することとなった夏美。
コーチの山崎知世の愛梨に対する厳し過ぎる教え方に反感を覚える。

だが、スケート場の職員である今村勇樹によれば悪意があってのことではないそうだ。
知世もまた愛梨のようにオリンピック出場を嘱望された選手だったのだが、怪我を克服する手術により選手生命を絶たれたらしい。
この手術を行ったのが三沢であった。

知世について詳し過ぎる今村に疑問を覚える夏美。
これに今村は照れながら事情を説明する。
なんでも今村は知世のアイスダンスのペアだったらしい。
だからこそ、知世について詳しいのだ。
それだけに知世の引退を決定付けた三沢には複雑な感情を抱いているようだ。

矢先、愛梨を黒づくめの男が追って来る。
男の正体は自称フリージャーナリストの多田一平。
しかし、その実態は強請屋らしい。

多田こそが三沢家の侵入者なのか！？
だが、それにしては愛梨も含めどうにも様子がおかしいが……。

直後、当の多田が何者かに殺害されてしまう。
多田が三沢家の秘密を探り金にしようと考えていたことが明らかに。
なんと、愛梨は実父・鈴木恭介から3000万円もの大金と引き換えに三沢家に養女に出されていたのだ。
つまり、鈴木に売られたのだ。
どうも、多田はこの事実を利用し脅迫を企んでいたらしい。

さらに、三沢家に侵入した男の正体こそは……鈴木だったのだ。
どうやら、鈴木は愛梨の実父である立場を利用しさらに金を得ようとしているようだ。

その頃、三沢家でも揉め事が起こっていた。
信一郎に浮気疑惑が持ち上がっていたのだ。
相手はコーチの知世であった。

さらに、愛梨にも意外な事態が。
愛梨は年齢に見合わぬしっかり者であった。
しかし、それはあくまで実の両親の想い出を支えにしたものであった。
その支えこそが「うさ丸」なる兎の人形だったのだ。
ところが、この「うさ丸」を瑠璃子が捨ててしまったのだ。
愛梨は狼狽し大騒動に発展。
夏美と佐伯が奔走し「うさ丸」を回収することとなった。
この騒動により、愛梨の真意を知った瑠璃子は本当の親子になろうと努力することに。

その矢先、鈴木が謎の溺死を遂げてしまう。
多田を殺害した為に自殺したものと思われたが……。

夏美と佐伯はこれを他殺と見ていた。
これに信一郎が容疑者として拘束されてしまう。

三沢家を守るべく夏美たちは真犯人を追う。
その中で、信一郎と知世の浮気は事実ではないことが判明。
ただし、知世は信一郎に恋心を抱いていた。
だが、信一郎は瑠璃子や愛梨を理由にこれを断っていたのだ。

さらに、スケートリンク場を調べた夏美は其処こそが鈴木殺害現場であることに気付く。
犯人は製氷作業を行い、その氷で鈴木を溺死させたのだ。
それに気付いた夏美を犯人が襲う。

犯人は―――今村であった。
今村は知世を愛しており、知世が夢を託した愛梨を守ろうとしていた。
其処で脅迫しようとしていた多田と鈴木を殺害したのである。

そして、今まさに夏美も命の危機に！！
ところが、此処に佐伯が駆け付ける。
逃げ出した今村は今度は愛梨を人質にするが……。

今村はこうなったのも三沢信一郎が悪いと主張。
何もかも終わらせると叫ぶ。

「あなたから愛梨ちゃんにツイズルを教えて欲しかった」
やって来た知世の言葉を聞いた今村は愛梨を解放し逮捕されることに。
こうして事件は解決したのである―――エンド。

＜感想＞

「家庭教師が解く！〜殺人方程式の推理ドリル〜」シリーズ2作目。
早速、感想を！！

印象的だった第1弾に比べると、少し弱いかなぁ……。
ともあれ、こうして第2弾が出来たからには第3弾も期待したいところ。

とりあえず今回で気になったところは……。

公式のあらすじで「フィギュアスケート」が「フィギッアスケート」になってますね。
2014年11月11日0時時点では未だ訂正されていない様子。
管理人も誤字はよくやるので気になります。
これ、なかなか気付けないんだよなぁ。

それと劇中で登場した途中の方程式、驚くほど殆ど関係ないなぁ……。
ある意味、キャラ付けか。

鈴木の死因だけど鑑識が肺を調べたらどこの水かはすぐに分かるだろうから殺害場所も特定出来そう。
少なくとも、低温火傷とかで水じゃなくて氷による殺害は気付かれそうなものだけどなぁ……。

ちなみに、ラストで知世が口にしたツイズルとはフィギュアスケートの滑り方の1つ。
つまり、知世は今村に技術を愛梨に継承してくれるよう頼むつもりだったことになるのかな。
だったら、もっと早く伝えておいてやれよと思わなくもないが。

音楽も独特でしたね。
うん、そのシーンでその音楽を使うのか！！みたいなシーンが多発していました。
個人的にはあの音楽には違和感ありかなぁ……。

◆関連過去記事
・月曜ゴールデン「家庭教師が解く！〜殺人方程式の推理ドリル〜金欠教師＆元警視の必勝請負人コンビ登場！！中学受験も密室トリックも難しい…！？ママ殺しは誰だ！？」（5月20日放送）ネタバレ批評（レビュー）

＜キャスト＞

香坂夏美：菊川 怜
佐伯 雫：小泉孝太郎
三沢愛梨：本田望結
三沢信一郎：冨家規政
三沢瑠璃子：大河内奈々子
山崎知世：濱田万葉
今村勇樹：湯江健幸
篠崎春香：神田沙也加
柿沼 準：宅麻 伸　ほか

（公式ＨＰより、敬称略）

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