2014年11月10日

「実は私は」第87話「腹を割って話そう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第87話「腹を割って話そう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・前回はこちら。
「実は私は」第86話「告白しよう!!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

互いの想いを確認した朝陽と葉子。
2人は晴れてカップルとなった。

その翌朝、朝陽は浮き立つ気持ちの一方で不安を抱えながら登校していた。
昨日のことは現実だったのだろうか……。
もし、現実だったとして葉子に会ったらどんな顔をすれば良いのか……。

と、当の葉子と出会ってしまった。
そして、2人が取った行動とは……。

互いに背中を向け合い逆走することであった。
こんなところまで息がピッタリだったのだ。

とはいえ、この状態では折角恋人になった意味が無い。
朝陽も葉子もそれを理解していた。
だからと言って、恋人とは何をするものなのか?
今までと何が違うのか?
深く悩み始めた2人だが……。

此処で事態が大きく動いた。
茜が介入したのだ。

茜は葉子を呼び出すと「恋人」の意味について語り出す。
曰く「肉体関係を持つことだ」と。
余りにも直接的な物言いに反発する葉子。
その様子に茜はニヤリと笑う。
「ならば……黒峰の本心を探ろうではないか!!」
まさに、悪魔の提案である。

一方、普段ならば茜を止める明里も今回ばかりは苦手な色恋沙汰だけに傍観者に徹していた。
いや、心の中では嫉妬のあまり血の涙を流していたのだろう。
それが数時間後には明らかに……。

数時間後、体育館では拘束された朝陽と葉子が居た。
その前には派手な仕掛けが広がっていた。

葉子と朝陽はボックスに入れられていた。
その目の前には緩やかなスロープが続き、最下には泥のプールが置かれていた。
まるでクイズ番組である。

まさか……嫌な予感に震える朝陽と葉子に茜が宣言する。
「あなたたちにはクイズをしてもらいます!!」と。

正解すれば現状維持。
外せばボックスが傾いて行き、最終的に泥に突っ込むのである。
それはどう見でも茜の余興であった。

そして出題者は……明里である。
ただし、今日の明里はいつもの彼女では無い。
その頭頂部には「嫉妬の羽根」が刺さっていた。
ということは……当然、華恋も関与しているのだ。
華恋はボックスの傾きを調整する役割を担っていたのである。
どうやら、この苦難を乗り越えることで朝陽と葉子の絆が深まると茜に吹き込まれたようだ。

明里(嫉妬の羽根装備)は茜に操られ、朝陽と葉子に直球の質問を繰り出して行く。
互いにどう思っているか問い。
これからどうしようか問う。

これに朝陽は不器用ながら「これまで通りだけど、少しずつ絆を深めて行きたい」と述べる。
そんな朝陽の言葉に大きく頷く葉子。
2人の絆は確かに深まっていた。
奇しくも華恋の狙い通りとなったのだ。

これを見ていた茜。
負けたよ……とばかりに両手を挙げる。
だが、まだ最終問題が残されていた。

その問題とは「明里にも恋人が出来るか」とのもの。

それまで2人の世界に浸っていた朝陽たちだが、これには絶句する。
「いや、先生なら良い人も現れるよ」
「スタイルも良いし」
慌てて、取り繕うようにフォローの言葉を続ける朝陽と葉子。
だが、明里は悉く「不正解」と却下する。

傾くボックス、その先には泥のプールと嫉妬の塊となった明里だ。
悲鳴を上げて泥へと沈む朝陽と葉子……。
茜は「あ〜〜〜面白かった」と快哉を叫ぶが。

ふと視線を感じ凍りついた。
何時の間にか背後には明里が立っていた。
だが、嫉妬の羽根が抜けている。
羽根は葉子の手に握り締められていた。

泥に落ちた際に隙を突き、明里の羽根を抜いたのだ。
平常心を取り戻した明里は全てを仕組んだ茜に怒り爆発。

朝陽と葉子が目を背ける中、茜の悲鳴が木霊したとさ―――88話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、9巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

その87話。

サブタイは「腹を割って話そう!」。
前回、告白したことにより腹を割った筈の朝陽と葉子ですが、まだまだ素直にはなれていなかった様子。
そんな2人に遊び半分ですが、茜が介入。
結果として2人の絆を深めることに貢献しました。

茜はなんやかやで2人の恋を応援しているようだから、これも狙ってのことなのかもしれない。
とはいえ、趣味と実益を兼ねた試みだったのでしょうが……。
その趣味により「マジカル☆あかりん」の粛清を受けることになるとは……。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス9巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋。
うむ、此処までは予想通り。
そして9巻は渚とみかんのコンビが登場。
表紙はヒロインとの法則は守られました。
しか〜〜〜し、そのうち朝陽と葉子の表紙も有り得るのだろうか……。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第80話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第81話「止めよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

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「実は私は」第85話「伝えよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第86話「告白しよう!!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

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