2015年01月31日

赤と黒のゲキジョー「おばさん弁護士 町田珠子 社会が震撼した少女誘拐事件…被告は名門医大生!優等生は何故凶行に走ったか?54歳新米弁護士が暴く一家の闇!事件の鍵は母の秘密と父の自殺(蟹江敬三さん最後の出演作品が登場!社会を震撼させた女児誘拐事件…犯人はエリート医大生!弁護を引き受ける54歳新米弁護士の珠子が見た哀しい一家の闇とは?)」(1月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

赤と黒のゲキジョー「おばさん弁護士 町田珠子 社会が震撼した少女誘拐事件…被告は名門医大生!優等生は何故凶行に走ったか?54歳新米弁護士が暴く一家の闇!事件の鍵は母の秘密と父の自殺(蟹江敬三さん最後の出演作品が登場!社会を震撼させた女児誘拐事件…犯人はエリート医大生!弁護を引き受ける54歳新米弁護士の珠子が見た哀しい一家の闇とは?)」(1月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

東京拘置所の目の前にある喫茶「夢の木」で働くのは町田珠子(岸本加世子)と店長の石橋大介(蟹江敬三)。この喫茶店に訪れる客は拘置所に来た面会人、老夫婦、金融業者などさまざま。この店の奥に目を向けると手作り感満載の看板がぶら下がっていた。そこには「町田珠子法律事務所」の文字が。町田珠子はれっきとした新人おばさん弁護士だった。しかし珠子への弁護依頼は全く来ず…。弁護士になったことを後悔する珠子。

しかし、そんな珠子にも笑顔が戻ることに。弁護依頼がきたのだ。依頼人は清川涼子(美保純)。息子の清川夏彦(泉澤祐希)が女児誘拐で現行犯逮捕されたというのだ。しかもこの事件はマスコミを大きく騒がせた「葵ちゃん誘拐事件」。名門の東都医大生の夏彦が自分の通う学校の理事長の娘を誘拐した事件。信じられない珠子は即答で引き受けると、早速料理学校で教師をしている息子の泰史(山口翔悟)と嫁で検事の春香(美波)に弁護依頼がきたことを報告する。春香は新人弁護士に世間を騒がせた大きな事件の弁護依頼が来るなんて何か裏があるのではと怪しむ。

珠子は早速事件の調査を進めるために担当刑事のもとへ。そこで説明を受けた珠子は、きょとんとする。何と夏彦が誘拐したのは結城葵(松本来夢)ではなくペットの愛犬・茜ちゃんだというのだ。さらには葵の母・結城佳苗(星ようこ)に身代金を受け取る際にナイフでけがを負わせ、殺人未遂で起訴された。珠子は夏彦に話を聞きに拘置所へ。

そこで夏彦は「全ては裁判で明らかにする」と真相を語ろうとしない…。夏彦の非協力的な態度が何人もの弁護士がさじを投げた理由だった。

戸惑う珠子に春香から連絡が入る。何と検察側が殺人未遂の疑いを取り下げたため夏彦が罪に問われなくなったのだ。ふに落ちない珠子は葵のもとへと向かったのだが。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

喫茶「夢の木」は東京拘置所前にある。
其処には店長の石橋大介と姪の町田珠子が働いている。

とはいえ、「夢の木」は単なる喫茶店ではない。
実は珠子が営む「町田珠子法律事務所」が併設されているのだ!!
だが、「町田珠子法律事務所」が繁盛している様子はない。
何故なら、珠子はこれまでに一件も依頼をこなしたことの無い新人弁護士だったのである。

矢先、遂に珠子に依頼が!!
依頼人の名は清川涼子、ある事件の被疑者となっている息子の清川夏彦を助けて欲しいと言う。

内容を聞いた珠子は狂喜乱舞する。
その事件の名は「葵ちゃん誘拐事件」。
世間を騒がせた大事件だったからである。

夏彦は名門東都医大に通う1年生。
ある日、東都医大の理事長・結城茂の娘である葵を誘拐し身代金を請求したとされていた。
さらに、受け渡しの際に結城の妻・佳苗にナイフで怪我を負わせ殺人未遂の罪にも問われていた。

この事件を解決すれば、一躍有名弁護士の仲間入りだ!!
野望に燃える珠子は一も二も無く引き受けてしまう。

喜ぶ珠子は料理学校で教師をしている1人息子・泰史と、その妻で検事の春香に報告。
これを聞いた春香は「何の伝手もない新人にそんな大事件が舞い込む筈がない」と調べ始める。

すると、意外な事実が判明する。

なんと、夏彦が誘拐したのは人間の葵ではなく、結城家に暮らすペットのプードル・茜ちゃんだったと言うのだ。
つまり、誘拐事件は成立していない。
実際に夏彦が罪に問われているのは佳苗への殺人未遂らしい。

これにモチベーションを削がれた珠子は依頼を断ろうとするのだが……。
涼子が母子家庭であると聞き退くに退けなくなってしまう。
珠子もまた泰史と母1人子1人の家庭だったのだ。

引き受けたからには仕方がない。
夏彦に事情を聞くべく拘置所へ。

夏彦は事前の予想に反し礼儀正しい少年だった。
怒鳴るワケでもなく、冷静に珠子に対する。

ところが、珠子が事件に触れた途端に態度が硬化。
黙秘を貫き「全ては裁判で明らかにする」と主張する。
どうやら、この態度が他の弁護士を退けた理由のようだ。

次の手を模索する珠子。
直後、夏彦が控訴取り下げに。
なんでも、佳苗が上申書を提出した為に控訴取り下げとなったらしい。

殺人未遂事件について、夏彦が佳苗を襲ったワケではなかったことも大きいらしい。
ナイフを所持していたのは佳苗。
つまり、佳苗が夏彦にナイフで襲い掛かっていたのだ。

戦わずして勝ちを収めた珠子。
だが、「全ては裁判で明らかにする」との夏彦の顔に何かが隠されていると背景を調べ始める。

結城が「不正経理」を行っていると聞き付けた珠子は「これだ!!」と結城家に押しかけるが拒否されてしまう。

その夜、涼子に誘われた珠子はストレスもあって赤ワインで強かに酔っ払ってしまう。
涼子は夏彦を東都医大と親交のある海外の学校に留学させると口にする。

翌朝、ベロンベロンとなった珠子の姿がネットに流出し批判を受ける。
涼子によれば結城家の差金ではないか……とのことだが。

しかも、結城茂が殺害され容疑者として夏彦が逮捕されてしまうことに。
これに涼子は珠子ではなく実力派の有名弁護士を起用する。

すっかり蚊帳の外に置かれた珠子。
公園で溜息を吐いていたところ、茜を連れた葵に出会う。
なんでも、家出して来たと言う。

葵は珠子が夏彦の元弁護人と知ると「夏彦を助けて欲しい」と依頼する。
例の誘拐事件も葵が夏彦に頼み込んだらしい。

佳苗が葵ではなく茜を可愛がってばかりいたからである。
実は葵には茜という姉が居た。
ところが3年前に茜は病死。
佳苗は葵を顧みることなく、プードルに茜と名付け葵よりも可愛がっていた。
其処で、葵が夏彦に依頼したのだ。

当初、夏彦は佳苗が葵を選ぶものと思っていた。
しかし、佳苗は茜を選び大金を用意した上に茜を取り戻そうと夏彦を殺そうとさえしたのだ。

結城はこの事実に気付き、控訴を取り下げさせたのであった。

ちなみに、葵が夏彦に頼んだ理由は涼子と結城が裏で繋がっていた為らしい。
葵によれば、涼子が結城を不正経理の件で脅迫し夏彦を東都医大へ裏口入学させていたと言う。

珠子は葵を預かることにした。
一方で、涼子が結城を脅迫していたことが信じられず調べ始める。

すると、涼子が教育熱心であったことを知る。
夏彦を東都医大に入学させる為には手段を選ばないらしい。
思わぬ涼子の顔に戦慄する珠子。

さらに遡ると、涼子の夫・清川にDVの疑いがあったことが判明。
他に10年前に清川が自殺していたとの情報を得た。
清川は左利き、死亡時の状況から左利きでなければ不可能と結論付けられた為に自殺と判断されたらしい。
清川は医療機器販売会社に勤務していたとのことだが……。

その夜、珠子はある仮説を立てる。
もし、涼子が結城を脅していたとすれば留学の件それ自体も脅迫の結果なのではないか。
それを結城に断られた為に涼子がこれを殺したのではないか。
だが、よくよく考えれば、その当日に涼子と飲んでいたのは当の珠子なのだ。
涼子には鉄壁のアリバイがある。

矢先、佳苗が結城殺害の犯人として逮捕された。
佳苗は結城が不正経理を告白しようとした為に、葵の将来を慮って殺害したと供述していた。
逮捕の決め手は左手だったそうである。

現場の状況から結城を殺害した犯人は左利きとされたのだ。
夏彦は右利き、佳苗は左利きである。
これにより、夏彦は釈放された。

左手が決め手と聞いた珠子は10年前の清川の自殺を思い返す。
まさか、あれも……。

思い返した珠子はネットに提供されたベロンベロン写真を確認。
其処には「赤ワインを飲んで」と書かれていた。
何故、「赤ワイン」だと分かるのか、それが分かるのは珠子と一緒だった人間しかいない。

翌日、珠子は清川家を訪れた。
夏彦に対し「それでいいの?」と問いかける珠子。

夏彦が「全て裁判で明らかにする」と語っていた内容。
それこそ、涼子が結城を脅迫していた事実であった。

夏彦は「もうたくさんだ!!」と涼子に叫ぶ。
これに珠子は10年前の清川の死の真相を明かす。

10年前、清川は夏彦に暴力を奮っていた。
そして、清川は謎の自殺を遂げた。

清川の死は左利きだった為に自殺とされていた。
だが、裏を返せば他にも左利きが居れば犯行可能なのだ。
そして、左利きがもう1人居たのである。
それが涼子であった。

涼子は夏彦を守る為に夫を手にかけたのだ。
ネットで騒動を起こしたのも、珠子のこれ以上の追及を止める為だ。

それだけ涼子は夏彦の為に生きていたのである。
珠子は10年前の真相は誰にも打ち明けないと宣言。
涼子と夏彦に結論を一任するのであった。

数日後、春香が珠子をもてなしていた。
普段、そのようなことをしない春香に怯える珠子。

そんな珠子に春香は涼子からの伝言を告げる。
なんと、涼子が清川殺害と結城への脅迫を認め出頭したらしい。
全て珠子のおかげだと語っていたと言う。

珠子に感謝の意を伝える春香。
珠子はやっと嫁姑になれたと安心するのだが……。

春香の作ったカレーを口にするや噴き出してしまう。
それは尋常ではない味であった。

しかし、これこそ嫁の味。
珠子は姑として味を調えフォローする。
こうして出来上がった町田家の味に笑顔が戻る珠子たちであった―――エンド。

<感想>

原作なし、オリジナル作品です。
本来は2014年11月28日の放送予定でしたが、高倉健さん追悼番組「南極物語」の放送で2014年11月21日放送予定であった「前科ありの女たち」が同月28日にずれ込み、結果として放送延期となっていた作品。
そんな本作が2015年1月30日に放送されました。

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また、本作は「世直し公務員 ザ・公証人11」に続き、故・蟹江敬三さん最後の出演作となっています。

月曜ゴールデン「追悼…蟹江敬三さんを偲ぶ 世直し公務員 ザ・公証人11 生前贈与を巡り長女殺害!?父親の隠し子発覚で崩壊する家族…失踪したプードルが真相を知る!!」(4月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では、ドラマの感想を。

まず取り上げておきたいのは、水曜ミステリー9に「おばさん検事」なるタイトルの番組があること。
奇しくもこれに対し、赤と黒のゲキジョーでは「おばさん弁護士」に。
なんとも対照的です。

水曜ミステリー9「特命おばさん検事!花村絢乃の事件ファイル3 示談金20万円が悪魔の1億円に変わった!?“主婦の財布”が暴く疑惑の交通事故!子連れ検事が巨悪を斬る」(9月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

さて、これを踏まえて本作。
本作の優れている点は「キャラ設定」ですね。
珠子の立場上、検事と異なり組織だった情報を得ることが出来ない。
其処で、情報源に嫁の春香を充てたのは評価すべきだと思う。

他にも弁護士の先輩を配したことで一般的な弁護士視点も用意され、珠子の親身になり易い点を強調することにもなっていました。

ただ、シナリオが妙に分かりづらいところがあったかな。
一応まとめておくと次のような感じです。

まず、発生した事件は次の通り。

・葵ちゃん誘拐事件(茜ちゃん誘拐事件)
・結城殺害事件
・10年前の清川自殺(実は他殺)

それぞれ犯人は……。

・葵ちゃん誘拐事件は狂言(茜ちゃん誘拐に対して葵と夏彦の共謀)
・結城殺害事件は佳苗の犯行
・清川自殺(実は他殺)は涼子の犯行

でした。
この辺りがイマイチはっきりしなかったかな。
特に「左利き繋がり」と「珠子が涼子の犯行を疑っていた」為に「結城殺害」も「涼子の犯行でアリバイトリックに挑む展開」だと終盤まで信じていたぐらいだし。

確かに振り返れば「結城殺害は佳苗の犯行」と明言しているんだけど、その前の夏彦の犯行が否定されていたことで「コレも否定されるんだろうなぁ」とミスリードさせられた点は否めません。
これが狙っての効果ならば問題ないのですが、狙ってでは無い場合は劇中でもっとはっきり明示しても良かったかもしれません。

それと、涼子が結城を脅迫しているなら珠子を雇う必要が無かったような気もします。
何しろ、取り下げさせることが出来るので。
これは結果が示している筈。

それにしても、キャストが豪華。
蟹江さん、劇中ではかなりお元気そうに見受けましたが……。
シリーズが続けばレギュラーとして登場された筈だけに残念です。

とはいえ、次回にも期待出来るシリーズではあると思います。

<キャスト>

岸本加代子
六角精児
美波
山口翔悟
美保純
蟹江敬三 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


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