ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・前回はこちら。
「実は私は」第89話「自分を磨こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
4月1日、渚に涼経由で母星への帰還命令が届いた。
任務を全う出来ない帰投はお尻ぺんぺんの罰則が待っている。
渚は獅穂に美尻の極意を教えて貰おうとするが……。
一方、当の獅穂は渚の帰還を朝陽と葉子に秘密裏に教えていた。
今、葉子は別れも告げず去ろうとする渚のもとへ駆け付ける!!
その夜、渚は人知れず地球を飛び立とうとしていた。
猫型宇宙船を駆る渚、思い出すのは朝陽と葉子のことばかり。
……と、大気圏外へ飛び出そうとした宇宙船に何かが衝突する。
その正体を見極めようとした渚は絶句することに。
其処には宇宙船にしがみつく葉子が居たのだ。
どうやら、羽根を用いて飛んで来たらしい。
この状態では葉子が死亡してしまう!!
慌てて渚は地球に戻ることに。
改めて「なんて危険なことを!!」と葉子を叱責するが……。
当の葉子は顔面を涙でぐしゃぐしゃに濡らしながら「別れも言わせないなんて」と怒る。
さらに、朝陽への告白騒動の為に疎遠になりつつあった渚にお礼と謝罪を伝える。
そんな葉子に胸を打たれる渚。
其処に朝陽までもが現れる。
朝陽も結果として渚を振ってしまったことについて謝罪する。
これを聞いた渚が微笑む。
まだ諦めたワケではないと口にする渚。
たとえ遠く離れた星からでも隙あらば朝陽を奪いに来る!!と宣言まで行う。
こうして、朝陽、葉子、渚は3人で泣きながら別れを惜しむのだが……。
その物陰では冷や汗を滝のように流し続ける涼の姿があった。
手には「ドッキリ大成功!!」との看板が握られている。
此処で作中の日付を思い出して欲しい。
4月1日―――そう、エイプリルフールだったのである。
今更どうすれば……狼狽する涼の隣には茜が居た。
無情にも茜は涼を飢えた狼の群れに突き出した。
暫しその場が静かになり、夜の冷えた空気に涼の弁明が流れた。
それが終わるや否や、悲鳴が響き渡りこれが二晩に及んだと言う。
こうして無事に渚も進級したのであった―――91話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、9巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!
その90話。
サブタイは「お別れしよう!」。
前回の予想通りの展開でしたね。
とはいえ、朝陽、葉子、渚のくだりが良かったのでグッと来ました。
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス9巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋。
うむ、此処までは予想通り。
そして9巻は渚とみかんのコンビが登場。
表紙はヒロインとの法則は守られました。
しか〜〜〜し、そのうち朝陽と葉子の表紙も有り得るのだろうか……。
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第80話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
・「実は私は」第81話「止めよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第82話「白状させよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第83話「誤解を解こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第84話「励まそう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第85話「伝えよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第86話「告白しよう!!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第87話「腹を割って話そう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第88話「生徒会長の仕事に密着しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第89話「自分を磨こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
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