ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
・前回までのあらすじはこちら。
「サイレーン」第73話「記念碑」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)
「カラを名乗る女性」の逃亡を聞き絶句した猪熊と里見。
其処に車が迫って来る。
慌てて避ける里見の目の前で「カラを名乗る女性」は走行中の車から猪熊を連れ去ってしまう。
里見は本部に連絡、「カラを名乗る女性」を追うことに。
一方、猪熊を連れた「カラを名乗る女性」が辿り着いたのはホテルの一室であった。
猪熊に自身の存在について理解を求める「カラを名乗る女性」。
「カラを名乗る女性」にとって殺人はもはや生態の1つらしい。
だが、猪熊はこれを否定し、彼女を本名・サチと呼ぶや罪を償うように求める。
衝撃を受けた「カラを名乗る女性(サチ)」は窓から転落しそうになるが、猪熊と突入して来た里見たちに救われる。
こうして「カラを名乗る女性(サチ)」は再び獄に繋がれることとなった。
猪熊は思う。
彼女はこれからもその衝動と戦い続けることになるのだろう、と―――「サイレーン」完。
遂に物語も完結……今週号の「週刊モーニング」で確認せよ!!
<感想>
「週刊モーニング」では『レンアイ漫画家』や『シマシマ』、『はるか17』などで知られる山崎紗也夏先生の新連載です。
『レンアイ漫画家』は設定と展開が面白くて読みました。
その最終話。
サブタイトルは「また、会って…」。
「また、会って…」とは「カラを名乗る女性(サチ)」から猪熊へのメッセージでした。
本作は猪熊と里見の物語と思いきや「カラを名乗る女性(サチ)」の物語だったことが良く分かるラストでしたね。
なかなかに衝撃的な結末でした。
本作「サイレーン」は2013年4月にスタート、実に1年半の連載になりますね。
毎週、次の展開にドキドキしながら読み続けた1年半、楽しかった!!
山崎紗也夏先生、お疲れ様でした。
次の連載も心待ちにしてます。
ちなみに「サイレーン」はコミックス1巻が2013年9月20日、2巻も2013年12月20日に発売。
さらに3巻、4巻、5巻に続き6巻も発売とのこと、こちらも注目!!
興味のある方はアマゾンさんのリンクよりどうぞ!!
ちなみに、山崎先生と言えば『七瀬ふたたび』のコミカライズでも知られる方です。
・「七瀬ふたたび」(筒井康隆著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
◆関連過去記事
・「サイレーン」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)第1話から第70話までネタバレ批評(レビュー)まとめ
・「サイレーン」第71話「会って、話を…」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「サイレーン」第72話「淋しき殺人鬼」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「サイレーン」第73話「記念碑」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
里見偲:男性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の猪熊と恋人同士。31歳。
猪熊夕貴:女性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の里見と恋人同士。
橘カラ:女性マネージャー急性アルコール中毒死(実は他殺)の犯人。猪熊に興味を持つ。
渡:猪熊の寮の向かいに住む。カラを家に置くこととなった。
月本:美容整形外科医。実は高級売春クラブ「フルムーン」のオーナー。カラに正義執行される。
乃花:カラの元同僚。不倫の恋に生きていたがカラに殺害される。
千歳:生活安全課所属。
レナ:里見が潜入捜査を行った先の関係者。
アイ:里見が潜入捜査を行った先の関係者。
盛元:テレビ局有名アナウンサー。
田沢麻弥:月本のもとへ出入りしていた少女。カラの犯行を目撃し襲われるも一命を取り留めた。
倉本:入院した田沢麻弥の担当女医。
三河くん:月本の部下。
高槻とおる:5年前に発生した薬局店息子殺人事件の被害者。
時田:捜査一課未解決事件係の刑事。猪熊の先輩。
舞川:5年前からのカラの常連客。
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