ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宇宙刑事であるバニー・ラビットは凶悪犯リコスを追って地球に飛来。
あと一息というところまで追いつめるが、現地の少女・さゆりにリコスともどものされてしまう。
こうして、さゆりの家に保護(囚われた)されることに。
仲間に救助を依頼するが助けは未だにやって来ない。
さゆりを通じ、何時の間にやら凶悪犯のリコスが善良になりつつあるなど、想定外な要素を抱え過ぎた彼女の明日はどっちだ(嘘)!?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バニー、リコス、ハオと3人が立て続けに課長の前に敗れた。
これを目にし、激怒したさゆりは課長に挑むことに。
当の課長はさゆりのパワーに驚愕していた。
到底、手加減出来るレベルではないのだ。
もはや全力で当たるしかないと判断した課長。
ところが、さゆりは其処から更にパワーを溜め始めた。
慌てた課長は先手必勝とばかりに襲い掛かる。
しかし、さゆりのチャージの方が早かった。
一撃に吹き飛ぶ課長。
とはいえ其処は課長、数メートルで体勢を立て直す。
どうやら、全力を防御に回したことで事無きを得ていたようだ。
だが、このダメージが課長の考え方を改めさせた。
さゆりの排除は不可能と結論付けたのだ。
そんな課長の前に、手傷を負いつつもバニー、リコスが立ち塞がる。
2人は「さゆりに手は出させない」と主張。
これを見ていた課長。
薄く笑うとさゆりを宇宙警察にスカウトすることに。
排除不可能と見るや、仲間に加えることにしたのだ。
状況が分からない様子のさゆり。
重ねて課長は「バニーやリコスとずっと一緒に居たくないか」と提案。
これにさゆりは大きく頷く。
こうして、さゆりは成り行きから宇宙警察のメンバーとなることに。
課長はさゆりを部下にしたことで、これまでの行動を不問とする。
同時に、それはリコスの罪も不問となったことを意味していた。
もちろん、課長自身が非公式の地球来訪である。
この決定は正式なものというよりは「仕方がないから黙認する」との意味合いが強いに違いない。
とりあえず解決したとばかりに、ほっとした表情を浮かべた課長は豪田家を後にする。
残されたのは、戦闘の末に半ば廃墟となった豪田家であった―――次回(最終回)に続く。
コマ割りと展開が魅力の作品です。
本作を真に楽しむ為に「週刊少年チャンピオン」本誌にて確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて短期集中連載された福田やすひろ先生の作品「最強少女さゆり」。
そんな本作が正式な連載として帰って来ました!!
ファン大歓喜だぜ、ヒャッホウ(^O^)/!!
ちなみに連載になったことで本作のアプローチも多少変わった様子。
短期集中連載時は「さゆりを中心とし、人並み外れた怪力がありながら周囲の人々に保護される4歳児を描くハートフルコメディ」でしたが「人並み外れた怪力を有する少女と、これを温かく見守る周囲の人々を描いたハートフルコメディ」へと変わった印象あり。
つまり、何処が変わったかと言うと、短期集中連載時は「さゆりが中心だった」のに対し連載では「さゆりとその他の人々」にまで焦点の対象が広がったかな。
そんな仕切り直しの42話(通算47話)。
サブタイトルは「全ての決着」。
まさにサブタイ通り、全てに決着が。
課長の裁量で「まるごと不問」に。
そして、苦戦するかと思いきや圧勝したさゆり。
割と急展開!?と驚いたのですが、それもその筈で次回が最終話とのこと。
これに伴い、リコスの立場も課長権限でクリア。
バニーとリコスの獣化問題も宇宙警察と連絡が取れたことでクリア。
これまで問題になりそうだった点も解消されることに。
おそらく、バニーとリコスはさゆりと共に地球に滞在し続けることになりそうです。
本作が完結を迎えるのが残念とはいえ、明るい最終話になりそう。
さて、此処で幾ら言葉を尽くしたところで本作の面白さは伝えられない。
やっぱり本作は理屈じゃないな。
実際に読んで感じるべし。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「実は私は」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
【短期集中連載版】
・「最強少女さゆり」第1話「さゆりと宇宙人」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「最強少女さゆり」第2話「さゆりとチャンバラ」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「最強少女さゆり」第3話「さゆりとアルバムと私」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「最強少女さゆり」第4話「さゆりと峠とお見舞い」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「最強少女さゆり」最終話(第5話)「さゆりとサヨナラの日」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
【連載版】
・「最強少女さゆり」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話(6話)から40話(45話)までネタバレ批評(レビュー)まとめ
・「最強少女さゆり」第41話(46話)「課長」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
さゆり(彩百合):謎の少女。4歳ながらとてつもない怪力を誇る。
豪田:さゆりの祖父。普通の人。
バニー・ラビット:宇宙警察の刑事。
リコス:バニーが追う逃亡犯。
源さん:さゆりの体当たりを受け止めることが出来る地球人。愛の力は偉大だ。
駐在さん:最近赴任してきたばかりの若い警官。集中連載1話でさゆりの三輪車に撥ねられトラウマに。
ヨシさん:隣町の住人。さゆりを侮ったが為に……。
恭也:さゆりが出会った年上の少年。さゆりに自身を「師匠」と呼ばせる命知らず。
メタボ:ヤスの兄貴分。
ヤス:メタボの弟分。出っ歯が特徴。心は折れても出っ歯は折れない。
オヤッサン:バッティングセンターの元経営者。
タマちゃん:オヤッサンが作った自律制御AI搭載型ボールタイプロボット(たぶん)。
デービス親子:グリーンスライダー大会に参加した親子。
課長:宇宙警察でのバニーの上司。花魁姿をしている。
シヤ:バニーの妹。
豪田彩花:さゆりの母、元祖・最強少女。
森:彩花が入院していた杏森病院の担当医師。
インリン・マールィ:レガード(遺産調査団)所属の宇宙人。
雑草マン:さゆりたちがこよなく愛するアニメの主人公。
グータラ大魔王:雑草マンの宿敵。
柏木さん:駐在さんにやっと出来た後輩の婦警さん。たぶん、拳銃ラブな人。
さゆり父:25話時点で名前は不明。どうやら社会的地位の高い人物のようだが。
ハオ・プトロレ:インリンの後輩。27話より登場。31話から本格参戦。
小堺さん:豪田家の隣人にして彩花の女友達。別名・手だけの人。結婚指輪をしているので人妻のようだ。
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