2015年03月08日

土曜プレステージ「天才探偵ミタライ〜難解事件ファイル 傘を折る女〜 数多くの作家に多大な影響を与えたミステリー界の巨匠・島田荘司の最高傑作シリーズがついに初のドラマ化!玉木宏、堂本光一、クールな二人が難事件に挑む!」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜プレステージ「天才探偵ミタライ〜難解事件ファイル 傘を折る女〜 数多くの作家に多大な影響を与えたミステリー界の巨匠・島田荘司の最高傑作シリーズがついに初のドラマ化!玉木宏、堂本光一、クールな二人が難事件に挑む!」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

御手洗潔(玉木宏)は、天才的な頭脳を持つ、脳科学者にして名探偵。石岡和己(堂本光一)は御手洗の親友であり作家。
物語は、石岡がラジオで聞いた謎めいた話を御手洗に聞かせるところから始まる。それは、あるリスナーが目撃した話で、白いワンピースを着た髪の長い大人の女性が、土砂降りの雨の中、傘を閉じたという。女性は手に小さなビニール袋を提げ、交差点に立っていたが、信号が青に変わっても歩道を渡る気配がなく、信号が赤に変わりそうになったところで、畳んだ傘を車道に置いて塀の影に隠れた。車が傘をよけていくと、女性は傘を車道の中央に置き直し、ようやく車が傘をひくと、その女性は折れ曲がった傘を拾い、雨の中、立ち去ったという。

御手洗が好きそうな謎めいた話を披露できて満足な石岡だったが、御手洗は、瞬時に女性の謎の行動の原因を解明し、その女性が歩いていた場所の近くで大量の血が流れた殺人事件が起こったはずだと断言する。御手洗は自身の仮説を証明するために、深夜にも関わらず、警察に殺人事件が起こったはずと連絡をする。すると、翌朝、御手洗の仮説通りに、遺体の第一発見者から警察に通報が入る…。

警察と共に現場検証を行う御手洗と石岡。事件現場となったマンションの室内には、御手洗の仮説通り、部屋の住人である祖父江宣子の刺殺死体が横たわっていた。しかしながら、室内には御手洗の仮説を上回る状況が発生していた。マンション室内の別の部屋に、御手洗が犯人と目していた白いワンピースの女性の死体もあったのだ…。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

御手洗潔は天才的な頭脳を誇る脳科学者にして名探偵。
作家の石岡和己はそんな御手洗の親友であり良き理解者でもある。

ある晩、石岡は自身がラジオで耳にした奇妙な話を御手洗に聞かせる。
御手洗の無聊を慰めようとの配慮である。

その内容は「白いワンピース姿の女性が土砂降りの雨の中で自身はずぶ濡れになりながら、道路に傘を置き車に轢かせていた」とのものであった。

これを聞いた御手洗は「女性が誰かを殺害した」と断言する。

女性が傘を折った理由、それは服が濡れていても不審に思われない為であった。
何故、女性の服が濡れていたか。
それは彼女の服が洗濯されたばかりだからだ。
洗濯されたばかりの服を着込んで雨の中に飛び出したことから考えれば、彼女は何かに怯えていたに違いない。
それこそ誰かを殺してしまい、その返り血を洗い落としたかのように。

こうして「既に殺人事件が発生した」と推理した御手洗は旧知の高橋義彦刑事に連絡を入れ確認する。
すると、御手洗の仮説通りにとあるマンションにて殺人事件が発生していたのである。

被害者の名は祖父江宣子、此処までは推理通りだ。
ところが、1点だけ想定外のことがあった。
犯人と目していた白いワンピース姿の女性の死体も其処にはあったのである。

だが、御手洗はこの想定外の誤差をも推理に取り込むと次なる推理を組み立てる。
これに力を貸すのは石岡君と高橋義彦刑事、堅川みさと刑事である。
果たして如何なる結末が待つのか!?

この先についてはエピソードの順番やキャラ設定にアレンジが加えられていたものの、犯人とその動機は原作やコミック版と同様でした。
詳しくは原作『傘を折る女』ネタバレ書評(レビュー)やコミック版『傘を折る女』ネタバレ批評(レビュー)をご覧になられたし。

『UFO大通り』(島田荘司著、講談社刊 収録作『UFO大通り』『傘を折る女』)ネタバレ書評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 傘を折る女』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)まとめ

そして、ラストシーン。
雪子の罪を指摘しつつ、その動機に同情を示す御手洗。
そんな御手洗の前に今度は「空中に浮かぶ男の死体の謎(おそらく『山高帽のイカロス』のこと)」が立ち塞がる―――エンド。

『山高帽のイカロス』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔のダンス』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 山高帽のイカロス』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

<感想>

ドラマ原作は島田荘司先生「御手洗潔シリーズ」の1作『傘を折る女』(講談社刊『UFO大通り』収録)。
本『傘を折る女』は原点火先生によりコミカライズもされています。
原作、コミカライズ版共に過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。

『UFO大通り』(島田荘司著、講談社刊 収録作『UFO大通り』『傘を折る女』)ネタバレ書評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 傘を折る女』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)まとめ

では、ドラマ感想を。

とはいえ、今回は「土曜ワイド劇場 タクシードライバーの推理日誌37」をメインに視聴していたのでこちらはかなり飛び飛びになってます。
なのであくまで視聴した限りでの感想を。

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 東京〜浜松 ドライブレコーダーが録画した二重殺人の謎 お弁当レシピに隠された密閉死体の殺人トリック!?」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

かなり好感の持てるドラマ版になっていました。
原作と比較すると設定は同じですがアレンジされていた箇所が多かったように思いますね。
雪子の法家設定とかはその最たるものかな。
原作に比べると雪子の背景が強調された分だけ些かウェットになったかな。
関連して原作だと犯人判明までがメインなんだけど、ドラマ版はそれ以降のフォローまで描いていた印象。
例を挙げるとバスジャック事件の真相を世に知らしめた点などがコレですね。

そう言えば、40分過ぎの時点でこれまでのあらすじが入ったのも驚きました。
本作は入り組んだ筋こそが重要であるが故の配慮だったのだと思います。
此の点、良かったです。

そして、キャラの面ですが御手洗はある種ストイックでエキセントリックなイメージだったんだけど本作だとかなりクールでしたね。

反面、石岡君がこれ以上ないほど包容力のあるキャラになってた。
かなり「SHERLOCK/シャーロック」をイメージしているのかもしれないなぁ。
それにしても、トナカイの格好はかなり驚いた。

それと、御手洗とみさとの掛け合いやラストの辺りは「ガリレオ」のイメージが強かったかなぁ。
そもそも、みさと自体が「ガリレオ」の内海薫や岸谷美砂的ポジションだったような気がするし。

ちなみにラストで登場した「空中に浮かぶ男の死体」とは『山高帽のイカロス』のことですね。
あくまで未確認情報ながら、噂によると本シリーズは複数回のスペシャルドラマ化が予定されているそうなんだけど、次回は『山高帽のイカロス』になるのだろうか。
期待ですね!!

『山高帽のイカロス』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔のダンス』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 山高帽のイカロス』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

<キャスト>

玉木宏
堂本光一
勝村政信
坂井真紀
小西真奈美
山野海
宮澤美保
鷲尾昇
佐藤直子
秋元龍太朗 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


◆関連過去記事
【島田荘司先生作品】
『UFO大通り』(島田荘司著、講談社刊 収録作『UFO大通り』『傘を折る女』)ネタバレ書評(レビュー)

『山高帽のイカロス』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔のダンス』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『数字錠』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔の挨拶』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『IgE』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔のメロディ』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『疾走する死者』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔の挨拶』収録)ネタバレ書評(レビュー)

【ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録―】
『糸ノコとジグザグ』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』3号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 傘を折る女』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)まとめ

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 山高帽のイカロス』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 数字錠』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』3号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― IgE』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 疾走する死者』第1話(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』2号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 疾走する死者』最終話・第2話(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』2号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)

【ドラマ】
「探偵Xからの挑戦状!夏休み・島田荘司スペシャル『ゴーグル男の怪』(島田荘司著)真夏のミステリーSP夜霧の街に現れた恐怖の殺人鬼・犯人は誰か謎を解くのはあなた!!」本放送(8月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【その他】
島田荘司先生『異邦の騎士 改訂完全版』(講談社刊)が「神奈川本大賞」に決まる!!

【未確認情報につき注意!!】あの御手洗潔が『傘を折る女』にて実写ドラマ化との報がツイッター上で流れる!!『星籠の海』映画化と関連か!?

2012年2月12日、「第5回福山知っとる検定」実施!!1月25日まで受験者募集中!!

【新刊情報】『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録―』コミック1巻が2013年1月23日に発売予定!!

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録―』第3弾の内容判明!!コミカライズ作品は『山高帽のイカロス』(講談社刊『御手洗潔のダンス』収録)に!!

『傘を折る女』収録「UFO大通り (講談社文庫)」です!!
UFO大通り (講談社文庫)





こちらはキンドル版「UFO大通り 御手洗潔 (講談社文庫)」です!!
UFO大通り 御手洗潔 (講談社文庫)





コミック版『傘を折る女』が収録された「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1) (モーニングKC)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1) (モーニングKC)





こちらはキンドル版「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)





「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2) (モーニングKC)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2) (モーニングKC)





こちらはキンドル版「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2)





「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(3) (モーニングKC)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(3) (モーニングKC)





こちらはキンドル版「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(3)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(3)





「御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)」です!!
御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)





『IgE』収録「御手洗潔のメロディ (講談社文庫)」です!!
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「島田荘司 very best 10 Reader's Selection/Author's Selection (講談社BOX)」です!!
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『山高帽のイカロス』収録「御手洗潔のダンス (講談社文庫)」です!!
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『糸ノコとジグザグ』を収録した「毒を売る女 (光文社文庫)」です!!
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「マイ・ベスト・ミステリー〈3〉 (文春文庫)」です!!
マイ・ベスト・ミステリー〈3〉 (文春文庫)





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この記事へのコメント
いつも拝読しています。
先日は、ご丁寧な返信をありがとうございます。

自分が観た番組(読んだ本)だけでなく、見逃したものももちろんチェックさせていただいています。

簡潔で、感想も的を射ていて…
(どうして、こんなにも書けるのですか。凄いです)
ただ、ただ、感服しきりです。

お邪魔にならない程度にまた、コメントさせていただきます。

では、失礼いたします。


Posted by モモ at 2015年03月08日 06:35
Re:モモさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

コメント励みにさせて頂いております。
恥ずかしながらまだまだ至らぬ点が多い管理人ですが、お褒めの言葉を頂き本当に嬉しいです。
ありがとうございます(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2015年03月12日 00:30
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