その続編が発売されることが明らかになりました。
気になるシリーズ第2弾のタイトルは『天久鷹央の推理カルテ2 ファントムの病棟』とのこと。
2015年2月28日発売予定だそうです。
前作『天久鷹央の推理カルテ』のあらすじは次の通り。
<あらすじ>
お前の病気(ナゾ)、私が診断してやろう。
統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた……? 頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。
(新潮社公式HPより)
優秀ながらも「天上天下唯我独尊」な統括診断部のボス・天久鷹央をホームズ役に、そんな鷹央に見込まれた小鳥こと小鳥遊優をワトソン役に物語は展開します。
前作の収録作は『泡』『人魂の原料』『不可視の胎児』『オーダーメイドの毒薬』の4篇。
このうち『泡』については雑誌掲載時にネタバレ書評(レビュー)してますね。
・『泡 統括診断部の事件カルテ』(知念実希人著、新潮社刊『小説新潮 2013年6月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
そして、雑誌に掲載されながらも未だ収録されていない作品が2篇。
この『甘い毒』と『閃光の中へ』も遂に収録か!?
・『閃光の中へ 統括診断部の事件カルテ』(知念実希人著、新潮社刊『小説新潮 2014年6月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
そんな『天久鷹央の推理カルテ2 ファントムの病棟』のあらすじはこちら。
<あらすじ>
その病気(ナゾ)、命にかかわるぞ?
炭酸飲料に毒が混入された、と訴えるトラック運転手。夜な夜な吸血鬼が現れる、と泣きつく看護師。病室に天使がいる、と語る少年。問題患者の巣窟たる統括診断部には、今日も今日とて不思議な症例が舞い込んでくる。だが、荒唐無稽な事件の裏側、その“真犯人”は思いもよらぬ病気で……。破天荒な天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が“診断”で解決する新感覚メディカル・ミステリー第2弾。
(新潮社公式HPより)
おおおおおっ、「夜な夜な現れる吸血鬼の謎」に「病室に降臨する天使の謎」とは!!
第1弾に続き今回も「天久鷹央による快刀乱麻の推理」が楽しめそうです。
そして、知念実希人先生と言えば『天久鷹央の推理カルテ』の他にも長編『優しい死神の飼い方』(光文社刊)の続編『黒猫の夜想曲』が『ジャーロ』に掲載されています。
こちらの前作『優しい死神の飼い方』のあらすじはこちら。
<あらすじ>
ツンデレわんこの死神が大奔走!
古い洋館を改装したホスピス「丘の上病院」。ゴールデンレトリバーの姿となって「我が主様」から地上に派遣された「死神」の私は、看護師の菜穂に保護され、「レオ」という名で丘の上病院に住むことに。そこには死神だけにわかる、この世への未練が放つ4人分の「腐臭」が漂っていた。
この洋館では7年前に謎の“吸血鬼家族”殺人事件が起きたという。事件は未解決、裏庭には地縛する3つの「魂」――。「言霊」を操り、相手の「魂」を浄化し、無事に「我が主様」の元に導くことを仕事とするレオ。洋館を調べまわるうちに隠された地下室を発見し、事態は思わぬ方向へ――!!
「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」出身の期待の新鋭が魅せる、ハートフルミステリー
(光文社公式HPより)
ただ『黒猫の夜想曲』は続編ではあるものの、レオではなく別の動物が主人公。
意外な結末です。
こちらもお見逃しなく!!
◆関連過去記事
・『誰がための刃 レゾンデートル』(知念実希人著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブラッドライン』(知念実希人著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『泡 統括診断部の事件カルテ』(知念実希人著、新潮社刊『小説新潮 2013年6月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『閃光の中へ 統括診断部の事件カルテ』(知念実希人著、新潮社刊『小説新潮 2014年6月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『彼女が瞳を閉じる理由』(知念実希人著、角川書店刊『小説野性時代 2014年2月号 vol.123』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・知念実希人先生、新作刊行予定を明かす。タイトルは『50/50ダンス(仮)』とのこと。
・知念実希人先生、新作長編はタイトル『ブラッドライン』!!2013年7月発売予定とのこと!!
・知念実希人先生、受賞後第一作は短編『泡 -統括診断部の事件カルテ-』に!!『小説新潮 2013年6月号』に掲載予定とのこと!!
・第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」受賞作決まる!!
・知念実希人先生長編第3弾のタイトル判明!!その名は『優しい死神の飼い方』2013年11月発売予定とのこと!!
・知念実希人先生『統括診断部の事件カルテ』が書籍化とのこと、その名は『天久鷹央の推理カルテ』(新潮社刊)に!!
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