2015年03月01日

「実は私は」第101話「デートしよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第101話「デートしよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・前回のあらすじはこちら。
「実は私は」第100話「デートしよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)


交際開始後初のデートを楽しむこととなった朝陽と葉子。
向かった先は「水族館」、お魚たちを眺めつつ良い気分に……と思っていたところ、観察されていたのは当の朝陽と葉子であった。
実は茜、桐子、源二郎たちが先回りし様子を窺っていたのである。
結局、彼らの介入で楽しいデートはご破算に。
と思いきや、朝陽は葉子からデートの続きを提案される。

こうして、ドッキドキのデート第二部が開始されることに。

向かった先は水族館の外の公園である。
ベンチに腰掛け、そっと葉子が差し出した先には彼女手製の弁当が。
そう、これぞかの有名な「彼女のお弁当」である。

目にした途端、朝陽は喜びのあまり眩暈を感じるほどであった。
とはいえ、問題は中身である。
中身は無事だろうか……ふと不安を覚える朝陽。
だが、慌てて頭を振る。
葉子の弁当ならば寧ろロシアンシュークラスでも構わないとの覚悟である。

しかし、朝陽は失念していた。
葉子は意外と料理のポテンシャルが高いことに。
みかんや渚同様に想定外の要素が絡んで来なければ実力を発揮出来るタイプなのだ。

蓋を開けた中に広がっていたのは普通のお弁当であった。
一点だけ他と異なる箇所があるとすれば、ご飯の上に愛を囁く言葉が述べられていたことだろうか。
葉子によれば「デート前夜の妙なテンションでやっちゃった」らしい。

これを聞いた朝陽は感激の涙を流す。
どう考えても、それは朝陽にとって嬉しい要素だったからだ。

朝陽が葉子手製の弁当を味わい始める。
う、上手い……喜びに身を奮わせつつ彼女手製弁当を頬張る朝陽。
その隣ではもう1つ用意されていた同じ内容の弁当を葉子が口にし始めた。

と、葉子が朝陽の弁当に収められていた卵焼きに目を留める。
「それ、ちょ〜〜〜だい」
言うや、可愛い顔を朝陽へと向けて無造作に口を開く葉子。

あれ、なんで?だって、そっちも同じメニューなのに……。
疑問を抱いた朝陽だが、ハタと気付いた。
これは「あ〜〜〜ん」の体勢なのだ。

朝陽は次々に続く恋人イベントを満喫すべく、箸で卵焼きを掴み上げると葉子の口に運び込む。
その様子を見ていた朝陽は「今度は自分の番」とばかりに、自身も同じ行動を取る。
これに葉子の顔が上気した。

立ち上がり「ちょっ、ちょっ」と慌てる葉子。
そんな素振りすら朝陽には可愛い。

(やっぱり、可愛い……)
感極まった朝陽は少し照れたように顔を逸らす。

何時しか時は夜となり、空には月が浮かんでいた。
葉子の眼下には朝陽の美味しそうな首筋が……。
葉子の目が無意識に吸血鬼のソレに変化する。

だが、朝陽はそんな葉子の様子に気付かない。
葉子は少しずつ朝陽の首筋に顔を近付けようとして……。

「ぐ〜〜〜っ」
お腹が大きくなった。
これに自身を取り戻した葉子は先程の衝動に気付かず笑う。
そんな葉子に笑顔で応じる朝陽。

恋人の時間を楽しむ2人。
だが、彼らは何が起こっていたかに気付いていない―――102話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、10巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

ちなみに遂に「実は私は」がアニメ化されるとのこと。
詳細は「週刊少年チャンピオン」の続報を待つべし!!

【朗報】あの「実は私は」が2015年にアニメ化予定とのこと!!

その101話。
サブタイは「デートしよう!!」。

100話「デートしよう!」の続編です。
これは本作の特徴なのですが、前後編の場合はエクステンションマークの数で表現されています。
「!」が「1」、「!!」が「2」との意味合いですね。
なので、101話は100話の後編となっています。

100話にて思わぬ妨害でデートがご破算となった朝陽と葉子。
と思いきや、葉子の好意で第二部が開始されることに。
其処では相次ぐ恋人イベントを満喫する2人の姿があった……。

何処までも順調を思われた朝陽と葉子。
ところが、此処に来て不穏な影が立ち込める。
立ちはだかるのは種族間の壁か、なんと葉子が朝陽に吸血衝動を抱くことに。

本作はイチャラブとシリアスの匙加減が絶妙に上手い。
イチャラブの最中のコレに度胆を抜かれた読者も多いのではないでしょうか。
果たして、葉子はコレを乗り越えられるのか。
いや、朝陽はコレを受け入れられるのか。

葉子によれば吸血はキスと同じとのことですが、源二郎が妙に朝陽たちの行く末を危惧しているあたり、それだけではないのか?
何か他の重大な意味があるのかもしれません。

とはいえ、本作のことだから「吸血」=「キス」=「結婚の誓い」の意味で源二郎が朝陽に対し危惧を抱いている怖れも無きにしも非ず。
これがどう描かれるかも今後のポイントになりそうです。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス10巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ。
そして10巻は―――1周回って葉子が単独で表紙に!!
うむむ、11巻は誰になるのか……まさか、緑苑坂弓ではなかろうな。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第100話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
忍者少女:92話から登場、詳細不明。

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